『新築の家をプロパンガスにしたい』
『引越し先がプロパンガスの物件』
となると、プロパンガスの契約を申し込まなければならないですよね。
というのはその通りです。
でも、契約や申し込みには、
- ガス開通時(開栓)の立ち合い
- 使用開始までにかかる期間
など、注意しなければならないこともあります。
そこで今回は、プロパンガスが開通(開栓)までの契約について、
契約の手順や注意事項から、どうやってガス会社を選ぶか
までを、お伝えします。
ぜひ読んでくださいね!
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プロパンガスの契約申し込みから開栓、使用開始まで
プロパンガスの申し込みから使用開始までの流れは
- これから利用するプロパンガス会社に、契約申し込みの連絡をする
- プロパンガス会社の人が、開栓作業と点火確認に来るので立会う
- 利用開始
となっています。
では、契約を申し込むところから使用開始まで、順を追って詳しく説明しましょう。
プロパンガスの契約申し込みをする
利用するプロパンガス会社が決まったら、契約を申し込みましょう。
まず、ガス会社に伝える情報は、
ガス会社に伝える情報
- 利用者の氏名(連絡する人と契約名義の人が違う場合は、契約名義の人の氏名も)
- ガスを利用する場所の住所
- 連絡が取れる電話番号
- 引越しの場合は、引越しの予定日
- ガスの利用開始日
- ガスを利用する建物の形態(戸建て、マンション、アパートなど)
- 開栓のための訪問の希望日時
- 希望する料金の支払い方法
といったことです。
あらかじめまとめておくと、話をスムーズに進められます。
そしてガス会社と相談して、
開栓作業の日時
を決めてください。
ちなみに、契約の申込み連絡は、ガス会社によって異なります。
インターネットでできる会社もあれば、電話のみで受け付けているガス会社
もあります。
ただ、インターネットで受け付けているガス会社でも
- 引越しではない、一時的なガスの利用
- ガス漏れ警報器、ガスコンロや湯沸かし器などのガス関連器具の取り付けや取り外し作業も一緒に依頼
- 申し込みから開栓までの日数が少ない
という場合には電話での申し込みのみ、というガス会社もあります。
ネットで申し込めるかどうか調べるのが手間だ、という場合は、初めから電話にすると楽ですよ。
もちろん、契約する時には、
- 料金
- 契約書の内容
などを、必ずよく確認してくださいね。
ガスの開栓に立ち会う
ガスの開栓作業には、立会いが必要です。
これは、『ガスの開栓作業』は、単にガスの栓を開くだけではなく、
『ガス器具が正常に使えるかどうかの確認』
もしなければならないからです。
屋外の給湯器はもちろん、屋内のガスコンロやガスストーブなども確認します。
なので、
開栓の予定は、必ずあなたが立会える日時
を指定してください。
また、開栓の時には
- 電気と水道の開通が終わっていること
- 実際に使うガス器具が用意されていること
が必要です。
ガスの開栓前に、電気と水道が使える状態になるように、電力会社や水道局にも連絡しておいてくださいね。
そして、
ガスの種類に合ったガス器具
も、用意しておいてください。
その他に用意するものは
- 認印
- クレジットカード、もしくは口座引き落としなら金融機関の通帳と銀行印
です。
ガス会社によっては、他に用意しておくものがある場合もあるので、
「開栓の時、用意するものはありますか?」
と聞いておいてください。
ガス開栓の立会いは、30分から1時間くらいかかります。
開栓をして、ガス器具が使えることを確認したら、ガスを利用するにあたっての注意事項や支払い方法の説明をしてもらいます。
この時に、ガス漏れなどの緊急の場合の連絡先も、確認しておきましょう。
これで開栓は完了です。
申し込みから開栓までの期間
ガスの契約を申し込んでから、開栓して使えるようになるまでの最短の期間は、
短くても1週間はかかる
と思っておいてください。
実際の期間はガス会社によって違います。
中には、
『3営業日以上あれば申し込める』
というところも。
でも、引越しの多い季節などは開栓の予約が増え、間近の申し込みだと、希望日に開栓できないこともあります。
また、引越しが多くなくても、たまたま予約でいっぱいということもあるでしょう。
だから、どんなに間近でも1週間以上必要と考えたほうが良いのです。
そして、確実に希望日にガスを使えるようにしたいなら、
引越しやガス利用開始の日が決まったら、できるだけ早くガス会社に連絡するようにしてください。
開栓が間に合わないと、ガスが使えなくて不便ですからね。
プロパンガスの契約で注意すること
次に、プロパンガスを契約する時に注意することをお伝えします。
先に書いたことと重なるものもありますが、
- プロパンガスの契約についての基本的な注意事項
- 物件のタイプ別の注意事項
をまとめてあるので、ぜひよく読んでくださいね。
プロパンガス契約についての基本的な注意事項
基本的な注意事項としては、
- 契約内容はよく確認し、契約書はきちんと保存しておく
- ガス開栓の予約は、余裕をもって早めに申し込む
- ガスを開栓する前に、電気と水道を開通させておく
- ガスの種類に合ったガス器具を用意しておく
- 契約後、最初の1~2ヵ月は振り込みになることもあるので、支払いを忘れない
といったことがあります。
契約内容はよく確認して、契約書も保存を!
これはどんな契約でもそうですが、
契約の内容を、必ずじっくり確認し、わからないことや腑に落ちないことは、必ずガス会社の人に聞いて確認して下さい。
「どうせ変なことは書いてないだろうから、契約書は読まなくてもいいや」
というのは、絶対にダメです!
なぜ契約書を読むことが必要かというと、
『契約書をよく見たら、契約の内容が思っていたのと違う』
こともあるからです。
おまけに、思っていたのと違っていたとしても、契約書を取り交わしてしまったら、
『契約書の内容に納得して契約しました。』
ということになるので、不利益があっても文句を言えなくなるのです。
たとえば、ガスの契約でありがちなのが、
『無償貸与契約』
これは、
『ガス会社が無償でガス設備を付けますよ』
と一見おトクに見える契約です。
でも実際には、一定期間の契約の縛りがあったり、ガス料金の中から設備費を払ったりすることになります。
これを、
「ガス会社が無償って言ってたから無料だよね。」
と思い込んで、契約書を読まずに契約してしまうと、
『ガス会社を変えるから解約したい』
となった時に、
違約金が発生したり、ガス会社の変更をあきらめざるを得なくなったりすること
があります。
契約書って言葉も固くて難しいし、読むのは面倒ですよね。
でも、後々になって思わぬ不利益を被らないためにも、
- 契約書をしっかり読む
- わからないことは質問して説明してもらったうえで契約する
- 契約書はきちんと保存しておく
この3つを徹底してくださいね。
ガスの開栓の予約は、余裕をもって早めに申し込む
先にも書きましたが、
ガスを使い始める日が決まったら、なるべく早めにガス会社に連絡しましょう。
でないと、希望の日にガスを使い始められない可能性もあるからです。
とくに、年度の変わり目や夏休み、冬休みの頃は、引越しが多くなる時期でもあります。
開栓の予約も混みがちになるので、せめて1か月前くらいには、ガス会社に連絡してください。
ガスを開栓する前に、電気と水道の開通を
ガスを開栓する前に、
電気と水道の開通
をしておいてください。
電気と水道の開通は、立会いがなくても大丈夫です。
ガスの開栓の前に開通できるようにタイミングを考えて、電力会社と水道局に連絡しておきましょう。
ガス種に合ったガス器具を用意しておく
開栓立会いの時には、実際に使うガス器具も必要です。
これは、開栓の時にはガス器具の点火確認もするからです。
ガス器具は、必ず
『これから使うガスの種類に合った器具』
を用意してください。
都市ガス用のガス器具をプロパンガスで、プロパンガス用のガス器具を都市ガスで使うことはできません。
無理に使うと、不完全燃焼を起こしたりして危険なので、
- ガス器具がガスの種類に合っているか確認する
- 合わない場合は、ガスに合ったガス器具を用意する
ということを、忘れないでください。
これから使うガスの種類や、どのガス器具が合うかわからない場合は、ガス会社やガス器具の販売店で教えてもらえます。
関連記事:ガスコンロの都市ガス用とプロパン用の違いを解説!両用できる?
開栓には必ず立会う
ガスの開栓には、立会いが必要です。
これはガス器具の点火確認などで、ガス会社の人が屋内に入る必要があるからです。
でも、立会いは必ずしも契約名義の本人でなくても、家族などでも大丈夫です。
ガスを開栓してもらう時には、誰かが立会えるように、スケジュールを組んでくださいね。
そして、立会った人には、
開栓の時にガス会社の人から聞いた連絡や注意事項を、きちんと伝えてもらってください。
ちなみに筆者は、ガスの立ち合いをすっかり忘れてて、ガス会社の人に迷惑をかけてしまったことがあります(汗)
特に引越はどうしても慌ただしくなりますが、立会いの予定を忘れないようにしましょう。
最初は振り込みでの支払いになることもある
ガス代の支払い方法を、口座振替やキャッシュカード払いを希望した場合でも、
開栓のタイミングによっては、最初の1~2か月のガス代は振り込みでの支払いになることがあります。
うっかり支払いを忘れたりしないように、気を付けてくださいね。
物件タイプごとの注意事項
プロパンガスの契約は、物件のタイプごとに少しずつ違うところもあります。
そこで、それぞれの注意事項をまとめました。
新築でプロパンガスを契約する時の注意
新築物件に引越してプロパンガスを使う時、確認することがあります。
それは
- 配管工事が行われているかどうか
- 行われているのであれば、どこのガス会社とどういう契約をしているのか
です。
「家を建てたのだから、ガスの配管工事してあるのは当たり前でしょ?」
「特に頼んでないから、工事してないと思う」
という人もいるかもしれませんね。
でも、実際には、
建設会社が提携しているプロパンガス会社に頼んで、家を建てる時に配管やボンベの設置をしてしまっていること
も、けっこう多いのです。
もしそうなっていた場合、別のプロパンガス会社と契約しようとすると、
- ボンベやガス器具の撤去が必要になる
- 設置工事をしたガス会社に、設置費用を払わなければならなくなる
ということもあります。
また、ガス会社との契約内容によっては
『今後〇年間は、このガス会社との契約を続ける』
『期間内に解約する時は、違約金を払う』
というような契約になっていることがあります。
このような契約内容になっていると、いつでも自由にガス会社を変えるというわけにはいきません。
なので、契約の内容をよく確認して下さい。
『そんなことになるなら、自分でガス会社を決めたい』
という時は、新築の相談をする時に、前もって建築会社に
と、しっかり伝えておきましょう。
もう1つ、新築の場合でガス設備の工事について知っておいたほうが良いのは、
『ガスの配管やガス器具などの設備は、無償貸与より購入のほうが良い』
ということです。
『無償貸与』については先ほども出てきましたが、これはガス会社が
ということで、設備を付けてくれるものです。
無償なんて言われると、ついお願いしたくなっちゃいますよね。
でも実は、
- 設備費用はガス代に含められて回収される
- ガス代の中でどのくらいが設備費として取られているのか、不明瞭なことも多い
- 設備費分を回収し終わった後、その分ガス代が安くなることはほとんどない
- 契約年数の縛りが発生することも多い
- 契約期間内にガス会社を変えようとすると、違約金や残債金を請求されることがあり、自由にガス会社を変えにくくなる
というデメリットがあります。
もちろん、デメリットもわかったうえで、そのほうが良ければ、無償貸与で設備を付けてもらうのも良いでしょう。
でも、回収される設備費分の料金のことや、契約内容を考えると、筆者としては
初期費用がかかったとしても、ガス設備などは『購入』すること
をおすすめします。
中古物件でプロパンガスを契約する場合の注意
中古物件を購入する時にプロパンガスを契約する場合は、
- 物件を購入する時の契約書に、プロパンガスの契約を引き継ぐ内容が入っていたかどうか
- 前に入居していた人が利用していたガス会社のボンベやメーターが残っているかどうか
を確認しましょう。
築年数が15年未満の物件を購入する時には、物件購入の契約に
『物件を購入する時に、前の持ち主が結んだガス会社との無償貸与契約を引き継ぐ』
という内容が入っていることがあります。
もしそういった契約内容で契約した場合には、
契約書に書いてある期間は、ガス会社を選ぶことができません。
どうしてもガス会社を変えるとすれば、違約金などを払うことになってしまいます。
もちろん、契約書に明記されておらず、不動産会社からの説明もなかった場合には、契約を引き継ぐ必要も、違約金を払う必要もありません。
次に、ガスボンベやメーターが残っているかどうかについてです。
ガス契約を引き継がなくて良い物件を購入して、かつガスボンベなどが残っている場合は、
新しいガス会社と契約する前に、撤去してもらう必要があります。
なぜかというと、メーターやボンベはガス会社の所有物だからです。
個人や新しいガス会社が勝手に撤去することはできません。
ガスボンベもメーターも、屋外に設置してあり、所有のガス会社の名前が書いてあります。
もしボンベやメーターが残っていたら、
書いてあるガス会社の名前と連絡先をチェックして、ひとまず、"これから"契約するガス会社に連絡してみてください。
もちろん、残されたボンベのガス会社に撤去依頼の連絡をする手もあります。
でも、これはおすすめしません。
なぜかというと、
- 強引に契約させようとする
- 撤去を断られ、『新しい業者と話し合いたい』と粘られる
というような例もあるからです。
これから契約するガス会社が決まっているのであれば、そちらに相談したほうが安全です。
もし、新しいプロパンガス会社でも対応できないと言われてしまった場合には、
ガス会社変更サービスに相談してみましょう。
ガス会社変更サービスでは、ガスに関すること全般について相談に乗ってもらえますよ。
ちなみに
『ガス会社が決まってないから、とりあえず残されたメーターに書いてあったガス会社に申し込む』
というのは、おすすめではありません。
『前の人が使っていた』という以外、どんなガス会社かわからないからです。
中には、契約の時は安くして、後からどんどん値上げする、なんて会社もあります。
ガス会社は、安心して利用できるところを探しましょう。
『この土地のことも知らないし、どうすればいいガス会社が見つかるかわからない』
という時には、これもガス会社変更サービスの利用がおすすめです。
安くて良心的で、あなたに合ったガス会社を探してくれますよ!
関連記事:【2021最新】ガス料金を節約するプロパンガス会社変更サービス比較
賃貸アパートやマンションの場合
集合住宅の場合、
大家さんがガス会社を決めるので、入居者が選ぶことはできません。
ガス会社と契約する時は、
大家さんや管理会社などに、どこのガス会社と契約しているか、教えてもらいましょう。
賃貸でプロパンガスを契約する時には、『保証金』を求められることがあります。
これは、料金を確実に徴収するために、ガス会社が設けている制度です。
保証金の額は、ガス会社によって違いますが、
だいたい10,000円くらい
であることが多いです。
保証金は、月々のガス代をちゃんと払っていれば、退去時に返金してもらえます。
(もし払い損ねなどがあれば、料金の精算に充てられることもあります。)
保証金をきちんと返してもらうためにも、月々の料金はしっかり払ってくださいね。
ちなみに
賃貸アパートやマンションの場合は、
「ガス料金が高いから、うちだけガス会社を変えよう」
というわけにはいきません。
ガス会社を変えるのも、一棟まるごとです。
ガス会社を変えたいときは、大家さんに交渉して承諾をもらい、アパートやマンションごとガス会社を変えてもらうことになります。
関連記事:賃貸の家でプロパンガス代を節約したい!ガス会社の変更は可能?
一戸建ての賃貸の場合
いわゆる『貸家』の場合です。
戸建てを借りる時も、基本的には、ガス会社を勝手に選ぶことはできません。
入居する前に、どこのガス会社と契約するのか、確認しておきましょう。
でも、別のガス会社を使いたい場合、賃貸集合住宅よりは、大家さんの承諾をもらいやすいです。
自分で選びたい場合は、大家さんに相談してみてくださいね。
また、入居している間にガス会社を変える場合も、大家さんの許可が必要です。
大家さんに承諾をもらわずに勝手にガス会社を変えると、設備費の残債金が発生した時に、払うように言われたりします。
また、元のガス会社から大家さんに連絡が行ったりして、迷惑をかけてしまいかねません。
それに、賃貸の契約書に
『無断でガス会社を変えない』
というようなことが書いてある場合は、契約違反にもなってしまいます。
トラブルを避けるためにも、別のガス会社を利用したいときは、必ず大家さんに相談してくださいね。
プロパンガス会社をどう選ぶ?
最後に、
『良いプロパンガス会社の探し方』
について、お話ししましょう。
せっかく新しくプロパンガス会社と契約するなら、長く付き合える、良い会社を選びたいものですね。
安くて良いプロパンガス会社を見つける方法
ガス会社ってたくさんあるし、その中から安くてサービスも良い会社を見つけるなんて、難しそうですよね。
でも、簡単に安くて良心的なガス会社を見つけられる方法があるんです!
それが
『ガス会社変更サービスを利用する』
という方法。
ガス会社変更サービスに問い合わせると、
- 利用する地域
- ガスの利用状況
などを考慮して、
あなたにとって最適のガス会社
を提案してくれます。
しかも、相談もガス会社の紹介も、すべて無料。
「無料で紹介してくれるなんて、まともなガス会社教えてくれるの?」
って思うかもしれませんね。
ガス会社変更サービスでは多くの場合、加盟するガス会社に対して、厳しい審査を設けています。
そのため、紹介してくれるガス会社も、料金面でもサービス面でも安心して利用できるガス会社です。
もし、変なところを紹介してしまったら、ガス会社変更サービスの信用にも関わりますよね。
だから、しっかり審査したうえでガス会社を登録し、紹介しているのです。
そして、この方法がおすすめな理由はほかにも
- 何社ものガス会社に、自分で問い合わせなくても良い
- ガス会社からのしつこい勧誘を受けないで済む
- 不当な値上げがあったら対応してもらえる
- もし紹介してもらったガス会社のことで困ったら、相談できる
- ガス器具などのことも相談できる
などのメリットがあるからです。
もし、ガス会社変更サービスが気になったら、ひとまず問い合わせてみてくださいね。
もちろん、実際に利用するかどうかは、問い合わせてみてから決めて大丈夫です。
引越しの時などは、不動産会社にガス会社を紹介してもらうことも、ありますよね。
もちろん、不動産会社などの紹介でガス会社と契約するのも良いでしょう。
でも、うのみにせずに、しっかり契約内容などを確認してください。
また、できれば何社か紹介してもらい、料金などを比較して決めると良いですよ。
また、不動産会社の紹介と、ガス会社変更サービスからの紹介を比べてみるのも、おすすめです。
関連記事:【2021最新】ガス料金を節約するプロパンガス会社変更サービス比較
契約する時のチェックポイント
プロパンガス供給の契約をする時に、いくつか大事なチェックポイントがあります。
契約チェックポイント
- 緊急対応について
- 料金について
- 値上げについての考え方や、通知の仕方
- 設備に関する契約
- 契約期間の縛りや、違約金、解約金があるかどうか
緊急対応は絶対必須条件!
真っ先に確認すべきことが
『緊急のことがあったら24時間365日いつでも対応してくれるかどうか』
これは、料金が安いこと以上に大事です。
ガスは日常的に使う物ではありますが、『危険物』でもあります。
だから、ガス漏れなどの万が一の事態に備えておけることが、とても重要なのです。
万が一、ガス漏れなどがあったときに、すぐに駆け付けてくれるガス会社でないと、困りますよね。
緊急対応は、本来はどこのガス会社でも当たり前にやるものです。
法律でも義務付けられています。
でも実際には、
『緊急の時にすぐ対応してくれなかった』
というケースもなくはないのが実状です。
契約する時には、
- いつでも緊急対応してくれるかどうか
- 緊急時の連絡先
を必ず確認してください。
ガスの料金はしっかりチェック!
もう一つ、必ず確認したいことは
- 基本料と従量料金がいくらで契約できるか
- 値上げの通知をどのようにするか
です。
契約する時に、料金を確認するのは当然ですよね。
でも、『値上げの通知の仕方』も大事なんです。
プロパンガスの料金は、原材料の価格や為替の変動によって、変わることがあります。
なので、値上げしないということは無理なのですが、そこでチェックしたいのが
『値上げ、値下げの時に、きちんと伝えてくれるかどうか』
中には、検針票に小さく
『〇月から△円値上げします』
と書いてあるだけのガス会社もあります。
そうではなく、しっかり伝わるように伝えてくれるガス会社を選びましょう。
設備に関する契約もチェック!
設備に関する契約というのは、
どの設備がプロパンガス会社の所有で、どれが契約者の所有になるのか
ということです。
たいていの場合は、
- 配管とガスメーター、ガスボンベはガス会社の所有
- ガスコンロなどのガス器具は契約者の所有
となることが多いです。
ただ、契約によっては、ガス設備やガス器具が『無償貸与』になっていたりすることもあります。
その場合、設備を付けてもらう分、ガス料金がちょっと高くなるので、
無償貸与契約があるかどうかは、きっちり確認しておきましょう。
無償貸与契約は、次の『違約金』などにもかかわってきます。
契約期間の縛りや違約金、解約金があるかどうか
契約の時には、
- 契約期間に、『〇年は契約を続ける』というような縛りがあるかどうか
- 契約期間内に解約する場合、違約金や解約金が発生するかどうか
- 違約金や解約金がある場合は、どのような計算で出すのか
これをきちんと確認しておいてください。
これはとても大切です。
プロパンガス契約での『違約金』『解約金』は、要するに
『無償貸与契約』でガス会社が負担して付けた設備の費用
となります。
ガス会社は無償と言って付けた設備の費用を、ガス代に載せて回収します。
でも、ガス会社が付けた設備の費用を回収する前に解約されてしまったら、赤字になってしまいますよね。
それを防ぐために、
- 契約年数の縛りを設ける
- 契約期間の途中で解約をする場合は、違約金や解約金を払ってもらう
というようにしているのです。
でも、
程度で、きちんと説明してくれないことも、珍しくありません。
『解約しようとしたら、違約金を求められてびっくり!』
なんてことにならないように、
無償貸与契約や年数縛り、違約金などについては、よく確認してください。
なお、
- 契約書に違約金が発生すると書いていないのに、違約金を請求された
- 年数縛りはない契約なのに、解約させてもらえない
という場合は、
違約金を払う必要はありませんし、解約もできます。
『契約書に書いていないことは無効』
というのが基本です。
もし、それでもガス会社とトラブルになってしまった時には、消費生活センターに相談してくださいね。
消費者生活センターは、
局番なしの『188』
に電話すると、最寄りのセンターを案内してもらえます。
良いガス会社、悪いガス会社、どうやって見分ける?
「このガス会社って、大丈夫かな…。」
「ガス会社変更サービスに紹介してもらうガス会社って、本当に信頼できるの?」
と思う人のために、良いガス会社と悪いガス会社を見分けるポイントを、お伝えします。
もちろん、完全無欠なガス会社というのは、そうそうないでしょう。
でも、
『最低限これだけは!』
ということをお伝えします。
やめておいたほうが良いガス会社とは
『少なくともこういうプロパンガス会社はやめておいたほうが良いですよ』
というガス会社はどんなふうかというと
- 緊急対応する曜日や時間が限られていて、24時間365日やっていない
- 料金がべらぼうに安い(従量料金が税抜き280円より安い会社はやめたほうが良い)
- 『絶対に値上げしません』と言い切る
- 都合の良いことばかり言う
- 契約の時に、料金をきちんとした書面で伝えず、メモや口頭でしか伝えて来ない
- 検針票や請求書に内訳が書いておらず、合計金額しか書いていない
- 値上げの通知がわかりにくい(検針票に小さく書いてあるだけだったりする)
- 質問されるとごまかしたりして、ちゃんと答えてくれない
- 契約書の説明を飛ばしたり、都合の悪いことは説明しなかったりする
- こちらが契約書を読んでいるとせかす、もしくは『契約書は後で読んでおいてください』などと言う
- 強引に契約させようとする
という感じです。
先にも書きましたが、ガスの利用には、
『万が一ガス漏れなどの事故が起きた時に、ガス会社がいつでも対応してくれること』
これが絶対に必要です。
大事な緊急対応がいい加減なガス会社が、他の対応はきちんとやるとも思えませんしね。
次に、安すぎるガス会社は、緊急対応や保安対応がいい加減になってしまう可能性もあります。
そういったことに、十分に人件費をかけられないこともあるからです。
また、契約の時は安くても、あとで急に値上げしたりする会社もあります。
それから、ガスはどうしても値上がりすることがあります。
原材料価格や為替が変動するからです。
これは、ガスを供給するために必要な値上げなのです。
なのに
「絶対に値上げしません!」
と言い切ってしまう会社は、アヤシイと思っておいたほうが良いです。
そして、契約や料金に関する説明などのこと。
要するに
『消費者に対して、誠実で正直で、フェアであるかどうか』
です。
ガスの専門的なことは、私たち消費者にはわかりにくいこともあります。
でも、ガスの専門的なことはわからなくても、ガス会社の人の対応から、きちんとした会社かどうか見えてくる部分も多いです。
ガス会社の人の対応を、よく見てみてくださいね。
良いガス会社はどんな会社?
良いガス会社とは、このようなガス会社です。
- 24時間365日、緊急対応できる体制がある
- ガス会社がきちんと経営をしていけて、なおかつ不当に高くない料金に設定している
- 契約の時には、料金を書面で伝える
- 検針票や請求書には、料金の内訳(基本料金、従量料金、消費税)が書いてある
- 契約の時に、値上げする可能性があることを正直に伝える
- 値上げする時は、利用者にわかりやすい形で通知する
- ガス会社に都合の悪いことも、きちんと説明してくれる
- しつこい勧誘をしたり、強引に契約させようとしたりしない
- 契約書の内容を、きちんと説明してくれる
…と並べてみると、
『ガスの契約』としてごく当たり前のこと
ですよね。
『良いガス会社』というより、『普通のガス会社』とも言えます。
でも、『当たり前のことが当たり前にできる』って、すごく大切なことなんです。
安心してガスを使い続けるためにも、ぜひ、きちんとした対応をしてくれるガス会社を選んでください。
残念ながら、今のプロパンガス会社には、この『当たり前』をしない会社もあるのが実状。
でも、私たち消費者が『当たり前のことを当たり前にできる会社』を選んでいけば、良くない会社は淘汰されて行きます。
そして、いつかどの会社も良いガス会社になっていくと良いですよね。
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まとめ
プロパンガスの契約は、大まかに言うと
- ガス会社に連絡して必要事項を伝え、開栓の日を決める
- 開栓に立ち会う
という手順でできるので、難しくありません。
ただ、ガス会社への連絡は早めにすることが大切です。
『ガスを使い始めたい日が決まり次第、ガス会社に連絡する』
と考えておいてください。
プロパンガスの契約については、いろいろと注意することもありますが、一番大事なのは
- 契約書をよく読み、保存しておく
- わからないことは必ず質問して、疑問を残さないようにする
ということです。
特に、プロパンガスによくある『無償貸与契約』は注意が必要です。
しっかり確認してくださいね。
そして
「どこのガス会社と契約したらいいのか、わからない…」
と迷った時は、
ガス会社変更サービスに相談するのが、一番簡単で、安全です。
相談もガス会社の紹介も無料ですから、おおいに活用してくださいね!