冬の終わりや気温の上昇を感じると、家の中でコツコツ稼働してくれていた気化式加湿器が
「あら、私の出番そろそろ終わりかしら?」
なんて声なき声をあげているように思えてきます。
寒い季節はどうしてもお肌が乾燥しがちですし、喉や鼻にも刺激が強くなるので、加湿器って本当にありがたい存在ですよね。
でも、いざ暖かくなって
「ああ、もう使わないかな?」
となると、
どのタイミングで・どんな風にしまうのが正解なのか
ちょっと迷ったりしませんか。
そんなとき、つい面倒で
「ま、軽く拭いて箱に入れとけば大丈夫でしょ」
と思ったら大間違い。
使用後の加湿器を雑に扱うと、次のシーズンに取り出した際にカビや水垢がしっかり育っていて大惨事…
なんて悲劇が起こる可能性もあるのです。
タンクやフィルターの中にぬめりが出ていたり、
「なんか異様なにおいがする…」
「白い粉がビッシリ!」
などといった恐怖体験談も少なくありません。
本記事では、そんな恐怖を華麗に回避し、気化式加湿器を次の冬にも安心して使えるようにするための「しまい方」を、細部までしっかりお伝えします。
前半で分解や洗浄方法、後半で乾燥・保管に関わる工夫を丁寧に解説。
しかも、今回は文章量を惜しまず、お届けいたします。
ぜひ「今年こそは最後までちゃんと掃除してあげよう」と思っている皆さんの参考になれば幸いです。
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「油断できない実情」気化式加湿器をしまう前に知っておきたい
気化式加湿器は、水を含んだフィルターに風を当てて気化させ、その湿った空気を部屋に送り込むことで室内をうるおしてくれる便利家電です。
電気代も比較的抑えめで、熱を発生させない分だけ、やけどリスクが少ないのが魅力ですよね。
小さな子どもやお年寄りがいる家庭でも安心して使える方式として愛されています。
しかし、
カビや雑菌の繁殖
には要注意です。
なぜなら、気化式は
“常に水を通すフィルターを使用する”
ため、フィルターやトレイが常に湿った状態になりやすい。
水分と適度な室温が合わされば、雑菌やカビにとってはちょうどいい温床になります。
乾燥シーズンの最中でも、ときどきお手入れをする必要があるくらいですから、シーズンオフに片付けるときこそ、より入念な掃除が欠かせません。
- ありがちな失敗例1:タンクに水を残したまま保管
いくらきれいな水でも放置すれば中は雑菌パーティー。
久々に開けたら「うわぁ…」と目を覆いたくなるような光景が待っているかもしれません。 - ありがちな失敗例2:外側のサッと拭きだけで満足
外側がきれいに見えても、内部のトレイやフィルターがカビ臭や水垢まみれになっているリスクは大いにあり。 - ありがちな失敗例3:乾燥が足りないまま袋に詰める
洗うところまでは頑張ったのに、まだパーツに水分が残った状態で密閉してしまうと、保管中にカビが成長し放題…。
こういった悲しい事態を避けるには、
- 分解
- 洗浄
- 完全乾燥
- 保管場所の工夫
という流れを徹底するのが大事になります。
タンク・トレイ・フィルター、外せるところは全部外す分解してみよう
気化式加湿器をきちんと掃除するには、とにかく分解することが最初のステップ。
ここは少し面倒かもしれませんが、内部構造を理解する機会でもあるので、ぜひ取扱説明書をチェックしつつ落ち着いて進めてみてください。
- 電源プラグを抜く(超基本)
まずは当たり前ですが、安全第一。
コンセントに繋がっていたら感電の恐れもありますし、水洗いどころではありません。
かならず電源プラグを抜いてから作業を始めましょう。 - 残り水をすべて捨てる
タンクに水が残っている場合は、キッチンや洗面所のシンクで優しくこぼしてください。
一気に勢いよくやると周囲に飛び散ってしまうので要注意。 - タンクやフィルター、本体カバーを取り外す
気化式加湿器には、給水タンク、気化フィルター、そしてその下のトレイのようなパーツがあります。
さらに本体カバーやフィルターカバーなども外せる場合が多いので、外せそうな部分は全部外してしまいましょう。
お使いの機種によっては、小さなパッキンやキャップがついている場合があります。
外した部品が迷子にならないよう、トレイの上にまとめて置くか、小さな袋にまとめるなど工夫すると混乱を防げます。 - 部品の汚れ具合を観察
タンクがカルキ汚れで白くなっていないか、トレイやフィルターにカビらしきものが付いていないか、全体的にぬめりが出ていないか、などチェックしましょう。
汚れが深刻なほど、後述するクエン酸や重曹などの力を借りてじっくり洗浄する必要があります。
この分解作業をきちんとやっておくと、その後の洗浄が格段にスムーズになります。
もし外せるはずのパーツが外れない場合や、逆に
「これ外していいの?」
と心配になるパーツがあれば、取扱説明書やメーカーのWEBサイトを参照して確実に進めましょう。
水垢・ぬめりを追い出せタンクとトレイの洗浄
気化式加湿器に限らず、加湿器全般でタンクとトレイは特に汚れやすい箇所です。
長期間放置していると、カルキ汚れ(白い固形物)だけでなく、ヌメリや黒ずみが蓄積してしまうことも。
ここでは、なるべく丁寧に洗うコツを挙げてみます。
- 振り洗いで軽い汚れを落とす
まずはぬるま湯を入れて振り洗いし、ある程度の汚れをザザッと落としてしまいましょう。
タンク内部の壁面をスポンジでやさしくこするだけでも十分効果があります。
水があまり熱いとプラスチックが変形する恐れがあるので、40℃程度のぬるま湯が無難です。 - 台所用中性洗剤での基本洗浄
軽い水垢やヌメリなら、台所用中性洗剤をスポンジに少量つけて、タンク内やトレイをやさしくこすり洗いすればある程度きれいになります。
洗剤を使ったあとは、しっかりすすぐのをお忘れなく。
洗剤が残ると、次回使用時に泡立つなんて悲劇が起こるかもしれません。 - 頑固な水垢にはクエン酸浸け置き
「しばらく使っていたら内側に白い輪っかができてる!」
「スポンジでこすっても落ちない!」
という場合は、クエン酸の力を借りましょう。
タンク・トレイに適量のぬるま湯を入れ、そこにクエン酸を加えて1時間ほど浸けておきます。
目安としては、水1Lに対してクエン酸大さじ1くらい。
浸け置き後にスポンジで軽くこすると、大抵の白い固形物はスルンと落ちてくれます。 - 細かい隙間は歯ブラシや綿棒を活用
フチの角やキャップ周りなど、意外と汚れが詰まりやすい場所を見逃さないように。
そこだけ洗ってないと、後々
「ここだけ変色してる…」
と気づくことがあります。
力を入れすぎるとキズがつく恐れがあるので、やさしく磨きましょう。 - 最後にしっかりすすぐ
クエン酸や中性洗剤の成分が残っていると、加湿器が稼働したときに変なにおいを発する可能性があります。
念には念を入れて流水ですすぎ、余分な化学物質を落とし切ります。
洗浄を終えたら、次は「ちゃんと乾燥させる」工程へ移行しますが、その前に気化フィルターの洗い方もきちんと押さえておきましょう。
カビ・ミネラル汚れの温床をどう洗う?気化フィルターを労わる
気化式加湿器でもっとも大切な部品の一つがこの気化フィルター。
ここに水が染み込んでいて、そこに風を当てることで加湿が行われるわけですが、残念ながら
「常に湿っている状態」というのはカビや雑菌にとって最高の繁殖環境
でもあります。
- クエン酸または重曹による浸け置き洗い
- クエン酸派
ぬるま湯4Lにクエン酸大さじ2〜3を溶かして30分〜1時間ほど浸け置きするやり方がベーシック。
カルキ汚れ(ミネラル分)が多い場合は、クエン酸の酸性パワーが有効です。 - 重曹派
タンパク汚れや軽い油汚れが混ざっている場合は、弱アルカリ性の重曹が適しています。
同様にぬるま湯4Lあたり重曹大さじ2〜3を溶かして浸け置き。
クエン酸で落ちなかったこびりつき汚れが、重曹では落ちたりすることもあるので、使い分けてみるのも手。
- クエン酸派
- 「クエン酸+重曹」の合わせ技は基本NG
一部には
「発泡させて汚れを浮かせる」
というテクも存在しますが、同時に使うと化学反応でそれぞれの洗浄力が落ちる面があります。
もし試すなら、重曹で浸け置いて十分にすすいだ後、クエン酸に浸けるなど時間差をつけましょう。 - 浸け置き中はたまに押し洗い・攪拌
ただ浸けているだけでも効果はありますが、ときどき手でそっと押すように洗ったり、全体をひっくり返したりすると洗浄液が隅々まで行き渡ります。
あまり強くこするとフィルターを痛めるので、ソフトタッチを意識。 - 最後は十分にすすぐ
洗浄液が繊維の中に残ると、次に稼働させたときに異臭の原因となったり、白い粉が出る原因にもなるかもしれません。
水道水でフィルターを揺すぎながら、2〜3回以上はきちんとすすぐのがおすすめです。 - 破れや変形があれば交換検討
もしフィルターが既に傷んでいて、穴が開いたり一部がめくれていたりする場合は、シーズンオフのタイミングで交換するのも一案です。
メーカーごとに推奨交換時期が異なるので、取扱説明書を再確認してみてください。
こうして洗浄を終えた気化フィルターは、この後「しっかり乾燥させる」工程が待っています。
ここを怠ると、せっかくの洗浄が台無しになってしまいますから要注意です。
本体外側や内部フレーム部分はどうする?
加湿器本体の外側は、さほど水浸しになる部分ではないかもしれません。
でも、空気の吸入口やファン部分などには意外とホコリが積もっていることがありますし、思わぬところに汚れが潜んでいるかもしれません。
- 柔らかい布やハンディモップでホコリを払う
外装表面に付いたホコリは、軽く払うだけである程度落ちます。
水拭きする場合は、極力固く絞った布を使い、電装部品やセンサー類に水がかからないように細心の注意を。 - ファンにホコリが絡んでいたら掃除機を使う
本体内部が見えるようであれば、掃除機の先端を細口ノズルに変えた状態でそっと吸い込むと効果的。
ファンを強引に回そうとすると破損の原因になるので、基本はノータッチで吸い取るだけに留めてください。 - 洗剤を使う場合は最小限に
外装がやけにベタついているなどで洗剤を使いたい場合は、中性洗剤を薄めた水を布につけて拭き取るくらいにとどめましょう。
スプレー式の洗剤を直接かけると、本体内部に液が入り込むリスクがあり危険です。
また、外したカバーが洗える素材なら、タンクやトレイと同様に中性洗剤で軽くこすって洗ったり、クエン酸浸け置きをしてもOK。
ただし、内部に電子部品が付いているようなカバーは水洗い不可の場合が多いので、説明書をちゃんと確認することが大切です。
じっくり待つのもコツ乾燥工程が「しまい方」の生命線
加湿器のパーツを洗い終わったら、次に待ち構えるのが「乾燥」という超重要工程です。
洗浄後、湿ったまま収納すると、保管している間にカビが再発してしまうリスクが高まります。
とはいえ、早く片付けたいがあまり無理やりドライヤーを当てると、パーツが変形してしまうことも。
- 直射日光は避けつつ風通しの良い場所へ
プラスチックやフィルター素材によっては、強い日差しに当たると色あせや変形が進む可能性があります。
できれば室内や日陰のベランダなど、風が通る涼しい場所で自然乾燥を。 - 部品を重ねず配置
タンクやトレイ、フィルターなどを重ねてしまうと、押し付けられた面が乾きにくく、そこからカビが発生することもあります。
できるだけ1枚1枚分けて広げるようにしましょう。 - 仕上げに扇風機やサーキュレーターを活用
早く乾かしたい場合、ドライヤーの熱風ではなく扇風機などの風を当てるほうが無難です。
熱で変形するリスクを避けられ、湿気が飛びやすいのがメリット。 - 最低でも半日〜1日かけて完全に乾かす
特にフィルターは繊維の奥までしっかり乾いているかどうかチェックしましょう。
表面が乾いていても、中がまだしっとりしている場合があります。
可能なら、一度裏返す(ひっくり返す)などして全体を均等に乾かすのがおすすめです。 - パーツの組み立ては乾いてから
干しているときに
「こんな場所でバラバラに置けないよ」
という家庭事情もあるかもしれませんが、完全に乾く前に組んでしまうと水分が閉じ込められちゃいます。
広めの場所でしっかり待つ、あるいは日をまたぐことも覚悟してのんびり進めてください。
ここで焦ってしまうと、
せっかくの洗浄がパー
になるので
「今日は洗浄だけ」
「次の日に乾燥確認」
というように、作業日を分けてもいいかもしれません。
正しくはめれば次シーズンに後悔しない組み立て・点検
部品がしっかり乾いたら、いったん試しに加湿器を組み立ててみて正常に戻るかどうかを確認しておくのもよいでしょう。
パッキンやキャップなど、小さいパーツがちゃんと元の位置にハマっているか、キャップのネジ山が削れていないかなどチェックを。
- 給水キャップやパッキンの傷み
もしパッキンに細かい亀裂が入っていたり、変色していたらシーズンオフのうちに交換しておきましょう。
次に使うときに突然水漏れして慌てるより断然楽です。 - フィルターのハマり方
向きがある場合は、間違ってセットすると運転時に振動や異音が出たり、加湿能力が落ちたりします。
少しでも
「あれ?違うかも」
と思ったら取り説をもう一度見直す。 - 外装カバーも仮付けしてガタつきがないか
部品を装着し終わったら、本体カバーをかぶせてみてぴったり閉まるか確認を。
ネジ止めするタイプならちゃんと締まるかどうか。
こうして動作に問題がなければ、次のステップは「保管」です。
ホコリ・湿気をシャットアウトするアイデア保管への道
いよいよ洗って乾かし終えた加湿器をしまう段階です。
とはいえ、ただダンボールに突っ込んでクローゼットに放り込むだけでは心もとないかもしれません。
次のシーズンに
「開けたらホコリまみれ!」
なんてことになりませんように、保管のポイントを押さえましょう。
- 購入時の箱が一番安定
もしも購入時の箱をまだ取ってあるなら、それを活用するのがベスト。
発泡スチロールや紙の仕切りが残っていれば、パーツごとに安定して収納でき、輸送中も安心です。 - ポリ袋や不織布カバーでホコリガード
箱がなくても、大きめのポリ袋や不織布カバーに入れておけば、ホコリが中に入り込むのを防げます。
特にフィルター部分はむき出しで放置すると、せっかく乾かしたのにまた汚れるかもしれません。 - 除湿剤やシリカゲルを入れる
クローゼットや押し入れに保管するなら、どうしても湿気がこもりがち。
そこで、袋の中や箱の隅に除湿剤を入れておくと安心感が増します。
梅雨時期の湿度は侮れないので、予備の除湿剤を定期的に交換するのもおすすめ。 - できれば立てて保管
横に倒したり逆さまにするのは、衝撃が加わったときに内部パーツが割れたり歪んだりするリスクを高めます。
可能な範囲で、底面を下にして直立させた状態で箱に収めるといいでしょう。 - 小さいパーツはまとめて袋に
給水キャップや小さなパッキンなどを別にしていると紛失の危険があるので、「小物パーツ専用袋」を作り、加湿器本体と一緒に収納するのが安心です。
湿気と温度差には要警戒保管場所の選択
押し入れやクローゼット、納戸など、家の中にはいろんな収納スペースがあるかと思います。
でも、その場所が四季を通してどんな湿度や温度になるのかも、一度考えてみましょう。
- 極端に高温多湿になる場所は避ける
夏場の小屋裏部屋など、気温が40℃を超えるような場所だと、プラスチック部品が劣化しやすいかもしれません。 - 湿気が高い押し入れの場合は換気&除湿剤
こまめに押し入れの扉を開けて空気を通す、除湿剤を複数置いておくなどすれば、カビの発生を抑えられます。 - 床に直置きしない
可能であればすのこや棚を活用し、床から少し浮かせるだけでも通気性がアップします。
こうした細やかな工夫が、次のシーズンまで清潔な状態を保つ決め手になります。
次シーズン開始時の「チェックポイント」
半年から1年近く保管した加湿器を久々に取り出したら、まずは下記のチェックをすると安心です。
- ニオイ確認
箱や袋から出した瞬間にカビ臭がしないかを要チェック。
ちょっとでも怪しい臭いがするなら、念のためクエン酸や中性洗剤でさっと洗うと安心です。 - フィルター状態再確認
せっかく洗って乾かしたはずでも、保管中にホコリが入り込んでいたり、湿気で部分的にカビが出ている可能性もゼロではありません。
洗浄したら即乾かす、という軽いプロセスで復活することが多いです。 - 給水キャップやパッキンの装着
保管中にパーツを外していた場合、きちんと元通りになっているか確認。
パッキンが外れていて水漏れしたりすると危険なので要注意です。 - 通電前の試運転
いきなり本格稼働させる前に、電源を入れて数分だけ回してみて、音や臭い、動きに違和感がないかを確認する。
もし異音があれば、分解してみたり、修理センターに相談するなどの対応を早めに行えます。
こうして問題がなければ、また今シーズンも快適な加湿生活の始まりです。
洗浄・保管の手間はかかりますが、その分いつでも清潔に使える安心感はやはり大きいですね。
エネピってどんなサービス?プロパンガス料金の話
冬場に加湿器を多用する方は、暖房もガスや電気をしっかり使っているケースが多いと思います。
とくにプロパンガスで給湯をしているご家庭では、寒い季節はシャワーも長くなりがちですし、ガス代が大きく跳ね上がってしまうことも珍しくありません。
そこで最近注目されているのが、プロパンガス料金を比較検討できるサービス「エネピ」。
プロパンガスは地域によって料金設定がまちまちで、複雑なしくみを知らないまま使い続けている人も多いのだとか。
実は
「長年同じガス会社を使っていたけれど、いつの間にか値上げされてた…」
ということもあるのです。
エネピを使うと、簡単に自分のエリアで利用できるガス会社の料金プランを比較したり、そのまま切り替えを申し込んだりできます。
必ずしも全員がお得になるわけではないかもしれませんが、試しに見積もりをとってみるだけでも、
「こんなに差があるんだ」
と驚くケースが少なくないんです。
加湿器をオフシーズンにしまうタイミングで、家じゅうの光熱費や固定費を見直すのは理にかなった流れかもしれません。
真冬の寒さを乗り越えてホッとした時期に、ちょっと費用を顧みてみると、思いのほか削減余地が見つかるかもしれないです。
もちろん、加湿器のメンテナンス自体とは直接関係ないお話ですが、
「冬のいろいろが落ち着いた今のうちに、家計も確認してみるか」
という感覚で情報収集するのはアリでしょう。
>>ガス代が高すぎる!ガス料金の比較チェックはコチラの記事から
気化式加湿器はしまい方がすべてを左右するまとめ
ここまで長い分量をかけて、気化式加湿器のしまい方と注意点をくどくど(失礼)とご紹介してきました。
ポイントをかいつまんで再確認すると…
- 丁寧な分解が命
- タンク、フィルター、トレイ、パッキン類などをすべて外す。
- 小さな部品を紛失しないようまとめておく。
- タンクとトレイは徹底洗浄
- 中性洗剤とぬるま湯で軽い汚れを落とし、頑固な水垢にはクエン酸が効果的。
- 隅のほうは歯ブラシや綿棒で優しくこする。
- 気化フィルターはクエン酸・重曹の浸け置きでカビ・ミネラル除去
- 浸け置き後はガシガシこすらず、ソフトに押し洗いでOK。
- 最後はしっかりとすすいで洗剤成分を残さない。
- 十分な乾燥でカビの再発を防ぐ
- 時間をかけ、パーツを重ねずに風通しの良い場所で自然乾燥。
- 可能なら1日ほど余裕をもち、裏表をしっかり乾かす。
- 保管はホコリ・湿気をシャットアウト
- 箱や袋を活用し、除湿剤も入れる。
- 出来るだけ底面を下にして保管し、小物パーツの散逸を防ぐ。
- 次シーズンに取り出したらもう一度チェック
- カビ臭やパッキンの緩み、動作確認を怠らない。
- 問題があれば早めに対処。
この流れを踏まえておくと、来年の乾燥シーズンに
「ひえ〜こんなにカビてたなんて!」
と慌てふためくことが激減するでしょう。
日頃からしっかり洗浄・保管をしておけば、寿命を延ばせるだけでなく、衛生面のリスクも減らせます。
余談冬支度と冬じまいを上手に乗りきるヒント
気化式加湿器と直接関係ない話かもしれませんが、冬の家電や道具は他にもたくさんありますよね。
こたつ、石油ストーブ、電気毛布などなど。
どれも
「少しずつ使わなくなってきたし、そろそろ片付けようか?」
というタイミングが訪れます。
- 冬家電全般のオフシーズン管理
普段使わなくなるとホコリが積もりがちなので、布製品なら洗って乾かす、家電ならホコリを払う、金属パーツはさびないように軽く拭くなど、一連の手順が共通しています。 - 衣替えついでに光熱費などの固定費チェック
服装が変わる季節の区切りは、家計の見直しにもよい機会。
「電気代・ガス代・水道代が意外と増えてるかも?」
と気づくことも。
エネピなどの比較サイトを見るタイミングをこの辺に合わせると、一気に家計管理がはかどります。 - 来シーズンに向けた買い替えを検討
今シーズン、加湿器の性能に不満があったり、フィルター交換ばかりで面倒だったり、電気代が思ったよりかかったりという方は、どこで不便を感じたかをメモしておくと次の購入検討に役立ちます。
シーズンオフになると加湿器もセール品が出回ったりしますから、狙い目かもしれません。
こうした流れで考えると、加湿器のしまい方は単に“一つの家電のケア”に留まらず、
「暮らしのメンテナンスを総合的にアップグレードするきっかけ」
にもなり得るのではないでしょうか。
>>ガス代が高すぎる!ガス料金の比較チェックはコチラの記事から
ときどき思い出すことが大切長期保管と忘却の罠
人間、「しまい込む」と忘れてしまうものですよね。
「あれ?加湿器どこにしまったっけ?」
「気づいたら3年ぐらい使ってないかも」
なんてことも。
この“長期保管の落とし穴”を回避するためには、ある程度「1年後に必ず取り出す物リスト」を作ったり、スマホのリマインダーに加湿器の出番をセットしておいたりするのが有効かもしれません。
- 長期放置はハイリスク
いくらきれいに洗って乾燥させたとはいえ、2〜3年まったく触らないと、地味にパッキンが劣化したり、保管場所の湿度が高くなったときにカビやサビが広がったりする危険があります。 - 半年に一度の点検という手
「いやいや、そこまで手間をかけるのは無理!」
という方も多いでしょう。
でも、押し入れの扉を開けて、中の除湿剤を交換し、ザッと目視確認するだけでも違います。
仮にカビが生えていたら早期発見して対処できますし、パーツが壊れていれば修理の段取りをシーズン前に組めるので安心。
意外と、数年ぶりに取り出したら
パーツが崩壊して使い物にならなかった…
という話も珍しくありません。
あんなに頼りになっていた加湿器がゴミになってしまうのはもったいないですから、定期的なチェックを心がけるのがベターです。
「エネピ」やガス会社の見直しで思わぬ節約があるかも
前述の通り、エネピというプロパンガス比較サービスは便利なだけでなく、現代ならではのニーズを捉えているなと感じます。
なぜなら、ネットで簡単に見積もり比較ができるというのは、忙しい人にとっても有難いからです。
- ガス代が月に数千円単位で変わる場合も
地域差や家族構成、使い方によっては劇的に安くなるケースもあるようです。 - 乗り換え後の手続きがわかりやすい
会社によっては面倒だと感じがちな書類対応などをサポートしてくれたりするので、時間をあまり割かなくても済むというのがメリット。
もちろん、すべての家庭が大幅に安くなるわけではないかもしれません。
しかし、少なくとも
「比較してみたら今の会社も割と良心的だったんだ」
と安心できるなら、それはそれで良い結果でしょう。
「冬を乗り切った直後こそ一番ガス代が頭をよぎる季節」という発想で、トータルの家計バランスを見直すチャンスかもしれません。
>>ガス代が高すぎる!ガス料金の比較チェックはコチラの記事から
より深い考察気化式加湿器を取り巻く環境と視点
ここまででお手入れの手順を網羅的に解説してきましたが、もう少し深い視点から“気化式加湿器”という存在自体を考えてみましょう。
- 気化式の特徴:電気代が安め・安全性が高い
スチーム式のように水を加熱しないので省エネ傾向にあり、火傷のリスクも少なく安心感があります。
その反面、フィルターの汚れが加湿性能に直結しやすく、定期的なメンテナンスが欠かせない。 - 超音波式との比較:白い粉や衛生面
超音波式は水を微細な振動で霧状にして放出するため、水に含まれるミネラル分が白い粉となって部屋に降り積もる場合があります。
一方、気化式はフィルターを通して水分が気化されるため粉は出にくいけれど、フィルター自体を清潔に保たねば意味がない。 - ハイブリッド式(気化式+スチーム式など)の存在
最近は、立ち上がりをスチーム式でフォローしつつ、メインは気化式というハイブリッドの加湿器も増えてきています。
これらは便利ですが、その分構造が複雑化し、洗浄難易度が上がる場合もあるので注意。
こうした違いを踏まえると、
「気化式はそこまで面倒じゃない」
と言われる一方で、やっぱり
シーズンオフの掃除と保管が手抜きだとトラブルを起こしやすい
とも言えます。
自分のライフスタイルや家族構成などに合ったタイプの加湿器を選び、ちゃんとしまうときはしまう、というサイクルがベストかもしれません。
締めの言葉
長々と語ってしまいましたが、ここまで読んでくださった方にはぜひ
「自分の加湿器、今年はちゃんとしまおう!」
というモチベーションを湧かせていただけたら嬉しいです。
普段は家事に仕事にバタバタしがちな毎日の中で、こういう“メンテナンス系タスク”は後回しになりがち。
でも、一度やってしまえば来シーズンがきっとラクですし、気持ちのいいスタートが切れます。
それに加えて、もしプロパンガス料金が気になるようなら「エネピ」などの比較サービスをチェックしてみるのも、節約の入り口になるかもしれません。
冬場はエネルギー消費が増えがちですから、オフシーズンにしっかり家計を調整しておけば、次の冬はより快適に過ごせるでしょう。
以上、気化式加湿器のしまい方を超論理的かつ超俯瞰的に(?)徹底解説させていただきました。
少しばかりシュールな表現やユーモアも織り交ぜつつ、情報量を惜しまず詰め込んでおりますので、何かしらお役に立てれば幸いです。
次のシーズンも、あなたのおうちで加湿器が元気に活躍しますように。
どうぞこの機会に、家の中の冬アイテムを一斉に見直してみてください。
暖房器具や毛布なども、同じような手順でしっかり手入れすれば長持ちしますし、結果的にコスパのいい暮らしにつながります。
というわけで、長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ぜひ実際のシーズンオフ作業に活用してくださいね。
加湿器も喜ぶはず…と信じております。
ではでは、来年また加湿器を気持ちよく使えるよう、今しっかり頑張っていきましょう!