フライパンに蓋をしようとしたら、蓋が行方不明で見つからない!
そんな経験、ありませんか?
筆者はあります。
フライパンを買うときに、蓋が付属していないこともありますものね。
そんなときには、代用の蓋で対応しちゃいましょう!
ということで、この記事では
- フライパンの蓋代わりに使える日用品と使い方
- フライパンの蓋に代用してはいけないもの
- 代用品で蓋をする場合の注意点
についてチェックしていきます。
ぜひ読んでくださいね!
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フライパンの蓋代わりにできるものは何がある?
ではさっそく、フライパンの蓋代わりに使えるものを紹介していきましょう。
他の鍋の蓋
フライパンの蓋代わりとして、一番おすすめなのは、他の鍋の蓋です。
元々が『蓋』なので、蓋として使いやすいですし、フライパンが熱くなっても何の心配もなく使えます。
フライパンの蓋に代用するときは、
- フライパンと同じサイズの蓋
- フライパンよりも少しだけ大きいサイズの蓋
を選んで使いましょう。
蓋が小さすぎるとフライパンの中に落ちてしまいますし、大きすぎると周りに水蒸気が落ちたりすることがあるからです。
また、フライパンよりだいぶ大きいガラスぶたを使う場合は、
ガラス蓋に直接火が当たらないように、注意してください。
直接火が当たると、割れてしまったりする可能性があるからです。
使っていないフライパン
調理に使っていないフライパンがあるなら、調理中のフライパンにかぶせて蓋にする、という方法もあります。
- 使っていないフライパンの内側を、調理中のフライパンにかぶせる
- 使っていないフライパンの裏側を、調理中のフライパンに乗せる
と、2通りの使い方があります。
注意点は、
- ぴったりした蓋になりそうなときは、少しずらしたり、割りばしなどを挟んだりして、隙間を空ける
- 蓋にしたフライパンの取っ手が火に直接当たらないようにする
ということです。
ぴったりの蓋をすると、フライパンの膨張などによって開かなくなることがあります。
また、取っ手が火にあたると、取っ手の材質によっては溶けてしまったりすることがあるので、気をつけてください。
アルミホイル
アルミホイルも、蓋として安全に使えます。
使い方は
- アルミホイルを、フライパンより少し大きめにカットする
- フライパンにかぶせ、隅をフライパンのふちに合わせて折り曲げる
コツは、なるべく隙間ができないように、ぴったり合うように折り曲げることです。
アルミホイルを蓋にする場合は、
- フライパンを火にかけるまえに蓋を作っておく
- フライパンを火にかけてから蓋にする場合は、菜箸などを使って、直接手が触れないようにして蓋にする
という風にしてくださいね。
フライパンが熱くなってからアルミホイルを折り曲げると、やけどする危険性があるからです。
クッキングシート
クッキングシートも、アルミホイル同様、
- フライパンより大きめにカットする
- フライパンにかぶせ、隅をフライパンの縁に合わせて折り曲げる
という方法で、蓋として使えます。
ただ、クッキングシートは、アルミホイルほど曲げた状態をキープしやすくありません。
フライパンを火にかける前に、しっかり折り曲げて、蓋を作っておいてくださいね。
また、クッキングシートは、火に直接触れると燃えてしまいます。
火にあたらないように、シートの大きさや火加減には注意してください。
メモ
『キッチンペーパーも蓋に使える』という人もいますが、キッチンペーパーは水分で柔らかくなってしまうので、蓋としてはあまり向きません。
ステンレス製のボウル
ステンレス製のボウルも、フライパンの蓋の代用品になります。
かぶせても良いですし、裏側がフライパンに向くように置いても大丈夫です。
ただし、
- 蓋を外すときには熱くなっているので、絶対に素手で触らず、ミトンや布巾などでつかむ
- ぴったりはまるサイズのボウルを使うときは、割りばしなどを挟んで密閉状態になるのを防ぐ
ということに注意して使ってください。
また、
プラスチックのボウルは熱で溶けてしまうので、絶対に蓋にしてはいけません。
耐熱性のお皿
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『耐熱性のお皿』も、フライパンの蓋として代用できます。
フライパンより少し大きいくらいのお皿を、フライパンの上にかぶせればOKです。
ポイントは、必ずフライパンより大きいサイズのお皿を使うことです。
同じサイズやフライパンより小さいサイズだと、
- 中に落ち込んでしまい、なかなか取れなくなる
- ぴったりはまって密閉されてしまい、外れにくくなる
といったことになってしまいかねません。
また、
耐熱ではないお皿は、熱で割れてしまう可能性があるので、蓋の代用には使わないでください。
木製のまな板
木製のまな板をフライパンの上に置けば、そのままで蓋になります。
ただし、フライパンの縁が当たった部分に、跡や焦げ付きが残る可能性があります。
跡が残ったら困るまな板は、蓋に使わないほうが良いですよ。
また、プラスチック製のまな板は熱で溶けてしまうので、絶対に蓋の代用にしないでください。
メモ
普通の木の板でも、蓋にできる可能性があります。
ただ、板によっては水分で反ってしまったり、表面の加工が傷んだりすることがあります。
代用の蓋を使うときの注意点
ここからは、代用品で蓋をするときの注意点について見ていきましょう。
こんな蓋はNG!蓋の代わりにしてはいけないものとは?
フライパンは、調理のときには熱くなりますよね。
なので、
- プラスチック製など、熱に弱く、溶けてしまう物
- 紙などの燃えやすい物
は、蓋の代わりに使ってはいけません!
プラスチック製の物は熱で溶ける
プラスチックは熱に弱く、溶けてしまいます。
また、溶けるだけでなく
- 火がついて火事になる
- 燃えたときに有毒ガスが発生して中毒を起こす
といった危険性もあります。
プラスチック製品は、絶対にフライパンやなべの蓋に使わないでください。
サランラップやビニール袋などもNG
- サランラップ
- ビニール袋・ポリ袋
なども、熱で溶けやすいです。
ですから、蓋代わりにはできません。
クッキングシート以外の紙製品は燃えるので危険
たとえば
- 雑誌
- 段ボール
- 古新聞や広告紙
- お菓子の空箱
- 厚紙
など、紙でできたものは、蓋に使ってはいけません。
- ガスの火に触れると、火がついて燃えてしまう
- 火に直接触れなくても、フライパンの温度が紙が燃える温度に達すれば、蓋にしていた紙が燃えだしてしまう
ということからです。
フライパンは、加熱の仕方によっては300℃を超えることもあります。
新聞紙は、290℃くらいで燃え始めるので、フライパンが300℃になったら、もう火が点いてしまいますよね。
紙以外でも、燃えやすいものは絶対に蓋にしないでくださいね。
代用の蓋を使うときの注意点
代用品をフライパンの蓋にするときには、
- ちょうど良いサイズのものを選ぶ
- 蓋がぴったりはまりすぎないようにする
ということに気をつけてください。
適切なサイズのものを選ぶ
『適切なサイズ』というのは、『蓋として使えて、なおかつ取り外しのしやすいサイズ』のことです。
小さすぎると、蓋としての用をなしませんし、大きすぎると扱いづらいですよね。
それに加えて、
あまりにフライパンにぴったりのサイズだと、開けられなくなってしまうことがあります。
もしサイズがぴったりの物しかない場合は、
- 蓋を傾ける
- 蓋を少しずらす
- 蓋とフライパンの間に割りばしを1本挟む
といった方法で、隙間を空けるようにしてください。
そして、ボウルなどのつるっとしたものを伏せて蓋にすると、これも開けにくいことがあります。
代用の蓋を使うときは、開けるときのことも考えて、何を使うか選びましょう。
メモ
フライパンの蓋が開かなくなるのには、
- フライパンが膨張し、蓋が深く入ってしまった
- フライパンが冷めたことで、中の圧力が下がった
といった原因が考えられます。
開かなくなってしまったときは、ひとまず弱火で温めてみてください。
そもそもフライパンの蓋って必要なの?
フライパンに蓋をするメリット
蓋が必要かどうかは、調理の仕方や求める仕上がりによります。
たとえば、ハンバーグや餃子は、蒸し焼きにしますよね。
仕上がりにこだわらなければ、蓋をしなくても良いかもしれませんが、やはり蓋があったほうが美味しくできます。
また、蓋をすると
- 熱が逃げにくくなり、食材に火を通しやすくなる・中まで早く火が通る
- お湯が沸騰するのが早くなる
- 食材から水分が蒸発しすぎるのを防ぐ(味が濃くなりにくい)
というメリットもあるんですよ。
フライパンと一緒に蓋も買っておこう!
フライパンの蓋は、いろいろなもので代用できますが、
代用品はあくまでも代用品で、日常的に使うものではありません。
やはりサイズの合う蓋があったほうが、調理しやすいですし、何より安全ですよね。
なので、フライパンを新しく買うときには、
- 蓋の付いている商品を選ぶ
- 蓋が付いていない商品を買う場合は、一緒に蓋も買っておく
というのがおすすめです。
フライパンの蓋は100均でも売っているので、コストもそんなにかかりませんよ!
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まとめ
フライパンの蓋がないときは、
- 他の鍋の蓋
- 他のフライパン
- アルミホイル
- クッキングシート
- ステンレス製のボウル
- 耐熱性のお皿
- 木製のまな板
といった物で代用することができます。
ただし、代用品を使うときは
- 確実に耐熱性があり、燃えない物を使う
- ちょうど良いサイズで、外しやすい物を選ぶ
- フライパンにぴったりはまってしまう場合は、ずらしたり割りばしなどを挟んだりして、隙間を作っておく
- ステンレス製のボウルなど熱くなるものは、素手で触らず、ミトンや布巾などを使う
- 木製のまな板などを使う場合は、跡が付いてしまうことも了解して使う
といったことに注意してください。
特に、『溶けたり燃えたりしないものを使う』ということは、とても重要です。
でも、やはり一番良いのは、フライパンの蓋を使うことです。
ホームセンターや100均などで手軽に買えるので、ぜひ用意しておいてくださいね!