フライパンを使った後、いつもきれいに洗っているつもりでも
『ふと裏を見たら、焦げが付いてる!』
なんてこと、ありますよね。
フライパンが焦げ付くのは、内側だけじゃないんです。
外側や裏側にも、焦げが付いてしまうことがあります。

はい、あります。
焦げは、わりと簡単に落とせるんですよ!
ということで、この記事では
- フライパンの裏や外側に付いた焦げの落とし方
- フライパンの裏や外側に焦げが付いてしまう原因と防ぎ方
について解説します。
ぜひ読んで、フライパンをきれいにしてくださいね!
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フライパンの裏や外側の焦げの落とし方は?
フライパンの裏側、外側の焦げを落とす方法には
- 焦げ落とし用洗剤を使う
- 重曹で煮沸する
- 重曹ペーストで磨く
- クレンザーで磨く
- 要らないクレジットカードなどでこする
- 天日干しする
という方法があります。
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
焦げ落とし用洗剤を使う
焦げを落とすのに一番手っ取り早いのは、
焦げ落とし用の洗剤を使う
という方法です。
たとえば、
- 焦げ取りぱっとビカ
- 焦げ取り名人
などです。
こういった洗剤を使うと、簡単に焦げが落とせます!
ただし、
- フライパンの材質によっては使えないことがあるので、買う前に商品説明をよく読み、自分のフライパンに使えるかどうか確かめる
- 製品の使い方をよく確認して、正しい使い方をする
ということを守ってくださいね。
メモ
焦げ落とし用のタワシもありますが、金属入りのたわしや研磨剤を多く含むタワシは、フライパンの材質によっては傷が付くことがあります。
なので、焦げ落とし用タワシよりは、洗剤を使ったほうが良いです。
重曹を使って焦げを落とす方法
焦げ付きは油など酸性の物質を多く含むので、アルカリ性の重曹が効きます。
重曹の使い方には、
- 重曹で煮る
- 重曹ペーストを付けて磨く
という方法があります。
重曹で煮る
焦げ落としにおすすめなのが、『重曹で煮る』という方法です。
用意するもの
- 水
- 重曹(水1Lに対して大さじ2杯くらい)
- フライパンが入るくらいの大きさの鍋(ただし、アルミや銅以外の鍋を使うこと)
- スポンジ
- 手袋
手順は、
- 鍋に水と重曹を入れ、フライパンを入れる
- 強火にかけて沸騰させる
- 沸騰したら火を弱め、10~20分くらい煮る
- 火を止めて、1時間くらい放置する
- スポンジでフライパンをこする
- 焦げが落ちたら、重曹をきれいに洗い流す
筆者もこの方法でやかんの焦げを落としたことがありますが、スルスル落ちて気持ちよかったですよ!
なお、フライパンが入る鍋がないときは、
- ビニール袋にお湯と重曹を入れ、フライパンを浸けおきする
- 耐熱性のたらいにお湯を入れて、フライパンを浸けおきする
という方法でもできます。
重曹で煮沸するときに注意すること
重曹で煮沸をするときは、
- アルミ製・銅製のフライパンには重曹を使わない
- フライパンを煮る鍋も、アルミ・銅以外の素材でできた鍋を使う
- 重曹は、必ず水から入れる
- 沸騰したら、必ず火を弱める
- 沸騰した重曹水はアルカリが強くなるので、手袋をして作業をする
ということに気を付けてください。
アルミや銅は、重曹に反応して変色や変質してしまうことがあります。
なので、フライパンや煮沸に使う鍋がアルミや銅ではないかどうか、確認してくださいね。
また、水を沸騰してから重曹を入れたり、強火で沸騰させ続けたりすると、お湯が飛び散ったり吹きこぼれたりします。
やけどする危険性もあるので、『重曹は水から入れ、沸騰したら弱火』を守ってください。
重曹ペーストを付けて磨く
重曹は、研磨剤としても使えます。
軽い焦げ付きなら、煮沸しなくても重曹で磨くだけで落とせることもあります。
用意するもの
- ぬるま湯
- 重曹
- ラップ
- スポンジ(ラップで包んでおく)
- 手袋
手順は
- 重曹をぬるま湯で練ってペースト状にする
- 焦げた部分に塗り、ラップをかけてパックし、30分くらい放置する
- 30分くらいたったらラップを外し、洗い流さずにそのままスポンジでこする
- 焦げ付きが落ちたら、よく洗い流す
重曹の固さは、塗りやすく、流れてしまわないくらいの固さがちょうど良いですよ。
メモ
重曹で煮る方法のところでも書きましたが、
アルミや銅製のフライパンには、重曹ペーストもNGです。
重曹は、フライパンの素材を確かめて使ってくださいね。
クレンザーを使う
重曹でも落ちない焦げ付きには、クレンザーを使ってみましょう。
用意するもの
- クレンザー(研磨率20%くらいのもの)
- ラップでくるんだ柔らかいスポンジ、または丸めたラップ
- ラップ
やり方は、
- クレンザーを焦げた部分に付ける
- ラップで包んだスポンジか、丸めたラップで、あまり力を入れずにこする
- よく洗い流す
これだけです。
クレンザーは、研磨率が高いほど、研磨剤がたくさん入っています。
でも、研磨剤があまり多いと、傷も付きやすいです。
20%くらいの研磨率の製品を使うのがおすすめですよ。
また、あまり力を入れてこすると、これも傷の原因になります。
あまり力を入れず、根気良くこすってください。
硬い物で削ってこそげ落とす
わりと原始的な方法ですが、
『硬い物でこすって焦げを落とす』というのも、1つの方法です。
手順は、
- 焦げた所をしばらくお湯に浸けおきする
- 焦げが少し柔らかくなったら、使っていないクレジットカードや硬いポイントカードなどでこする
ただし、
- 金属ヘラなどでこすると傷が付きやすいので、できるだけ避ける
- 『硬い物でこする』ということは、傷を付ける可能性も当然あるので、あまり力任せにこすらない
ということに注意してくださいね。
天日干しする
昔ながらの焦げ落としに、『天日干しをする』という方法もあります。
やり方はとても簡単で、
- フライパンを1週間くらい、日当たりの良い場所に出して日光に当てる
- 焦げ付きが完全に乾いてパリパリしてきたら、木べらなどで焦げをこすり落とす
という手順です。
『焦げをパリパリに乾かす』ということがポイントなので、
雨や夜露、朝露などで濡らさないように、気をつけましょう。
天日干しでの焦げ落としは簡単なのですが、
- 時間がかかる
- 雨が降ったら天日干しができないので、何日かかるかが天気まかせの部分がある
- 焦げを落とすまで、フライパンを使えない
ということが、最大のデメリットです。
今は天日干し以外にも焦げ落としの方法があるので、天日干しで焦げを落とす人も少ないでしょう。
でも、実験的にやって楽しむには良いかもしれませんよ。
焦げ落としにオキシクリーンは使える?
フライパンの焦げ落としに、オキシクリーンを使う人もいますが、
公式サイトに、『金属への使用はNG』と書いてあるので、筆者としてはおすすめしません。
参考 オキシクリーン 500g/1500g/つめかえ用 1000g/つめかえ用 2000g 詳細ページ
オキシクリーンで焦げを落とす場合は、あくまでも自己責任でやってくださいね。
フライパンの外側に焦げが付く原因と予防法

裏も忘れずに洗おう
フライパンの外側や裏に焦げが付く原因

大事なポイントですね。
外側や裏にまで焦げが付いてしまう原因は
- 料理中に、油が跳ねて付いた
- 料理を食器や容器に移すときに汁が垂れ、フライパンの熱で水分が蒸発して焦げになった
- 隣の鍋で調理をしているときに、こぼれたり飛び散ったりした油や汁、食材などがフライパンにくっついた
- フライパンを火にかけたときに、コンロの五徳に付いていた汚れが焼き付いてしまった
- 洗った後に水分を拭き取らずに火にかけたために、水分が蒸発するときに熱が集まり、その部分が焦げた
- 裏側がきちんと洗えていなかったために、付いたままになっていた汚れが調理の時に焦げた
といったことです。
『きちんと洗えていなかった』以外は、フライパンを調理で使う以上、避けるのは難しいですね。
つまり、外側が焦げ付くのも、ある程度は仕方ないことなのです。
フライパンの外側や裏の焦げ付きを防ぐには
フライパンの外側や裏に焦げが付くのは避けられないとはいえ、なるべく防ぎたいですよね。
そのためには、
- 普段からコンロの五徳をきれいにしておく
- フライパンの外側に油や汁が付いたら、できるだけ早く拭き取っておく
- フライパンを使い終わったら、外側も丁寧に洗う
- 洗った後に火にかける時は、水分を拭き取ってから火にかける
ということが大切です。

そうなんです。
要するに、『いつもきれいにしておく』ということですから。
ただし、フライパンが熱いうちに外側に付いた油や汁を拭き取るときは、やけどには十分注意してくださいね。
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まとめ
フライパンの外側や裏側に付いた焦げは、
- 焦げ落とし用の洗剤を使う
- 重曹で煮る
- 重曹ペーストで磨く
- クレンザーで磨く
- 要らないキャッシュカードなどでこする
- 天日干しにして乾かし、こそげ落とす
という方法で取り除くことができます。
重曹なら、『なるべく洗剤を使いたくない』という人にも使いやすいですね。
ただし、重曹を使うときには、
- フライパンと煮沸するために使う鍋が、アルミや銅など、重曹に弱い素材ではないことを確認する
- 手荒れを防ぐために、手袋をする
- 重曹で煮沸するときは、重曹は水から入れ、沸騰したら必ず弱火にする
といったことに注意しましょう。
そして、フライパンの外側や裏の焦げは、
- フライパンに油や汁が付いたら、なるべく早く拭き取る
- フライパンを使った後は、外側もしっかり洗う
- 洗ったら、水分をしっかり拭き取る
という方法で防ぐことができます。
内側も外側もきれいにして、フライパンを長く使ってくださいね!