冬になるとどうしてもガサガサになりやすいのが、かかと。
ガサガサのせいでストッキングが伝線してしまうこともありますし、ひび割れになると痛いですよね。
見た目も、あまり良くありません。
かかとは、なるべくツルツルにしておきたいものです。
かかとのケアには、
- 角質を削る
- クリームなどで保湿する
など、いろいろな方法がありますが、
重曹を使ってケアする方法があります!
ということで今回は
- かかとがガサガサになる原因
- 重曹を使ったかかとケアの方法
- 重曹でかかとケアするときの注意点
についてチェックしていきます。
ぜひ読んで、かかとケアの参考にしてくださいね!
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かかとのガサガサやひび割れの原因は?
まず、かかとがガサガサになったりひび割れになったりしてしまう原因を見ておきましょう。
原因がわかれば、対策もしやすいですからね。
かかとがガサガサになる原因
乾燥も原因の1つですが、その他にも
- かかとはそもそも乾燥しやすい場所であること
- 季節や年齢的な要素
- かゆみのない水虫
- 靴や間違ったかかとケア
など、いろいろな原因があるんです。
かかとは元々乾燥しやすい場所
かかとの肌には、他の場所の肌と違う特徴があります。
- 皮脂腺がないため、乾燥しやすい
- 角質層が厚く、新陳代謝に時間がかかるので、古い角質が溜まりやすい
- 体重がかかることによる負担がかかりやすい
ということです。
こういった『かかと』ならではの状況が、ガサガサやひび割れを起こしてしまう原因になります。
季節や年齢的な原因による乾燥やひび割れ
かかとがガサガサしやすい季節と言えば、やはり冬ですよね。
また、年齢が上がるとガサガサしやすくなります。
季節や年齢による乾燥は、
- 冬には足の血流が悪くなり、肌の新陳代謝も不活発になりがち
- 冬は足も汗をかきにくくなることから、足が乾燥しやすくなる
- 年齢が上がると新陳代謝が悪くなり、さらに乾燥しやすくなったり角質が厚くなったりする
といったことが原因です。
水虫が原因の乾燥やひび割れ
根気よくケアしても改善されないガサガサやひび割れは、
水虫が原因のこともあります。
それが、水虫は必ずしもかゆくなるとは限らないのです。
- 長期間かかとケアしても、ガサガサが良くならない
- 足の指の間やかかと以外の部分に、皮のめくれや水ぶくれなどがある
- かかと以外の場所に水虫がある
- 夏になってもガサガサしている
- 家族に水虫の人がいる
といった場合は、水虫の可能性があります。
水虫は、早めにやっつけたほうが良いです。
放置しておくと、家族にもうつしてしまうかもしれませんものね。
水虫かどうかは皮膚科で診てもらえばすぐわかるので、皮膚科で相談してみてください。
靴やかかとケアが原因になることも
なんと、
- 足に合わない靴を履いているために、足に負担がかかっている
- かかとが靴下や靴などとこすれる
- かかとを削りすぎたり軽石などでこすり過ぎたりしている
といったことも、かかとのガサガサの原因になります。
先にも触れましたが、足に負担がかかるとかかとがガサガサになりやすいです。
合わない靴を履いたり、かかとが靴下や靴とこすれることも、足の負担になります。
また、ガサガサのかかとをケアしようとして、削りすぎたりこすりすぎたりするのも逆効果です。
肌が刺激から守ろうとして、角質を硬く厚くしてしまうからです。
かかとケアはやりすぎないようにしましょう。
かかとのガサガサを放置するとどうなる?
そうはいきません。
かかとのガサガサを放っておくと、
- ガサガサがひび割れに発展して痛くなる
- ひび割れに菌が入り込んでしまい、臭いの元になりやすくなる
- 肌のガサガサに白癬菌(水虫の菌)が住み着いて、水虫の原因になる
- ストッキングや靴下を履くときに、引っかかったり伝線したりしてしまう
といったリスクがあります。
やはりかかとのケアはしておいた方が良いですよ。
関連記事:強烈な足の臭いには重曹でも効かない?匂いを消す方法をチェック
重曹を使ってかかとケアをする方法
では、重曹を使ったかかとケアの方法を見ていきましょう。
重曹でのかかとケアには、
- 重曹で足湯をする
- 重曹を風呂に入れて入浴する
という方法があります。
重曹足湯のやり方
重曹足湯は、足を温めながらかかとケアができます。
角質を柔らかくすることができますよ。
やり方は、
- 桶や洗面器、バケツなどにお湯を入れ、重曹を小さじ2杯くらい入れて良く混ぜる
- 15~20分くらい足湯をする
- 角質を落としたいときは、かかとが柔らかくなってから手で優しくなでる
- 足湯が終わったら足をよく洗い流し、水分を拭き取って保湿をする
これならテレビを見たり本を読んだりしながらできますね。
ポイントは、
角質を落としたいからといって、強くこすったり軽石やタワシなどを使ったりしない
ということです。
先にも書いたように、刺激が強すぎるとかえって角質が厚くなってしまうことがあります。
あくまでも『優しくなでる』くらいにしておいてくださいね。
注意
『重曹足湯に精油を足すと良い』という人もいますが、
精油は水に溶けないため、お湯に直接入れると肌に接触して肌トラブルが起きることがあります。
精油を使う場合は必ず
- アロマバス用の乳化剤やバスオイル
- キャリアオイル(植物油)
に精油を加えてからお湯に入れ、良く混ぜてから足湯をしてください。
重曹風呂でのかかとケア
重曹風呂のやり方は
- 浴槽に大さじ2~3杯くらいの重曹を入れ、混ぜる
- いつも通り入浴する
- お風呂を上がるときには、シャワーで体に付いた重曹をよく洗い流す
体全体も温まりますし、普段のお風呂に重曹を足すだけなので、手軽ですね。
ただし、重曹風呂は
肌が乾燥しやすくなるというデメリットがあります。
- 乾燥しやすい肌質である
- 乾燥しやすい季節である
- 足以外の肌にトラブルがある
というときは重曹風呂ではなく、重曹足湯をおすすめします。
関連記事:重曹で皮膚が溶ける!重曹風呂で入浴お肌ケアは危険なの?
重曹足湯・重曹風呂の後には保湿が必須
重曹足湯や重曹風呂に入った後は、必ず『保湿』をしてください。
重曹には角質を柔らかくする効果がありますが、その分、乾燥もしやすくなります。
『肌ケアをするはずが乾燥してしまった』なんてことにならないように、保湿を忘れないでくださいね。
『重曹ペーストでかかとケア』はOK?
ネットには『重曹ペーストでかかとをこすってケアする』という方法が載っていますが、
重曹ペーストで肌をこするのはおすすめしません。
重曹の研磨作用とアルカリ性で肌を傷めてしまう可能性があるからです。
掃除で重曹を使うときは『手荒れを防ぐために手袋をして』と言われますよね。
掃除で触れていても手荒れすることがあるくらいですから、ペーストで肌をこすったら肌を傷める可能性は十分に考えられます。
なぜ重曹でかかとの角質ケアができるの?
重曹がかかとケアに使える理由は、
重曹には、たんぱく質を分解する性質があるからです。
重曹を入れたお湯に足を浸けることで、角質が柔らかくなって剥がれやすくなるのです。
重曹の作用は『肌が分解される』というほどではありませんし、もちろん『重曹で肌があっという間にボロボロになる』なんてことはありません。
そこまで強いアルカリ性ではありませんから。
ただ、やり方を間違えると肌に悪い影響があります。
次に、重曹足湯や重曹風呂の注意点をチェックしておきましょう。
かかとケアに重曹を使うときの注意点
重曹足湯や重曹風呂でのケアをしてはいけない人とは?
- アトピーなどの肌トラブルがある
- 敏感肌や極端な乾燥肌である
- 足にケガや皮膚病がある
- かかとにひび割れがある
- 重曹の入った入浴剤で肌トラブルを起こしたことがある
- 医師に入浴剤の使用を止められている
- 金属アレルギーや化学物質過敏症がある
といった人は、重曹足湯や重曹風呂をしてはいけません。
敏感肌や乾燥肌の場合、肌に重曹が接触すると肌荒れを起こしたり、よけいに乾燥しやすくなる可能性があります。
また、傷があると、重曹が刺激になってしまうこともあります。
傷や皮膚病があるときは、まずきちんと治療をしましょう。
どうしてもやってみたいときは、事前に医師に相談してください。
重曹足湯や重曹風呂でかかとケアをするときの注意
重曹足湯や重曹風呂でかかとケアをするときは
- 足にひび割れや傷があるときは、きちんと治した後にかかとケアをする
- 最初は少ない量の重曹で始め、肌荒れしないか確かめながら少しずつ量を増やす
- 肌荒れが起きなくても、重曹の量は『洗面器に小さじ2杯』までにする
- お湯の温度は40℃以下にする
- 重曹足湯や重曹風呂の後は、必ずよく洗って保湿をする
- 重曹を使ったかかとケアは週3回まで
- 肌に異常が起きた時はすぐにやめる
ということを守ってください。
これは、肌に負担の少ないケアをするために大事なことです。
重曹の量が多かったりお湯の温度が高すぎたりすると、肌荒れの原因になりかねません。
また、先にも書きましたが、重曹を使うと肌が乾燥しやすくなります。
『重曹でのケアの後は、良く洗い流して水分をふき取り、保湿』を忘れないでください。
そして、あまり頻繁に重曹足湯や重曹風呂をするのも、肌に良くありません。
多くても週3回までにしておきましょう。
そうです。
まさに『過ぎたるは及ばざるがごとし』です。
何でも『適度・適量』が大切ですよ。
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まとめ
かかとは、体の仕組みの上でも暮らしの中でも、どうしても角質が厚くガサガサになりやすい場所です。
でもガサガサを放っておくと、ひび割れて痛くなるだけでなく、
- におい
- 水虫
などの原因にもなりかねません。
重曹を使ったかかとケアには、『重曹を入れたお湯で足湯をする』という方法もあります。
足湯をしたら、重曹をよく洗い流して保湿をしてくださいね。
重曹を入れたお風呂に入るのもかかとケアに効果的ですが、重曹風呂は足以外の肌も乾燥しやすくなります。
重曹風呂の後も、『しっかり洗い流して保湿ケア』を必ずしておきましょう。
そして
- 肌トラブルや怪我などがあるときは重曹でのかかとケアはやめておく
- 重曹を入れすぎず、お湯は40℃以下で行う
- 回数は週3回までにする
など、肌に負担をかけずにケアできるやり方を守ってください。
かかとは、一朝一夕にはツルツルになりません。
でも気長に適度にケアを続けて行けば、きれいになりますよ。