おいしい夏野菜はたくさんありますが、その1つが『オクラ』。
豆腐に乗せてよし、納豆に混ぜるもよし、てんぷらやお浸しなど、いろいろな料理で活躍してくれますよね。
ちょっと待って!
育ちすぎて固くなってしまったオクラも、食べる方法があるんですよ!
ということで今回は
- 大きくなりすぎた固いオクラを食べる方法
- おいしいオクラの見分け方や家庭菜園での収穫時期
について解説します。
ぜひ読んでくださいね!
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大きくなりすぎたオクラの食べ方!
オクラが食べられる固さかどうか判断する方法
育ちすぎて固くなったオクラを食べる方法はありますが、やはり限界もあります。
まず、食べられるかどうか見分ける方法をお伝えしましょう。
調理前の生のオクラに爪を立ててみてください。
なんとか爪が立つくらいなら、食べられます。
- 爪が立たない
- 包丁で切りにくい
という場合は、相当固くなっています。
食べるのはあきらめるしかありません。
『ちょっと固いかな?』くらいのオクラの食べ方
オクラが『ちょっと固いかも』というくらいなら、
- できるだけ薄く切る
- 細かく切る
という方法で、普通のオクラと同じように食べることができます。
ただ、食感はあまり良くないこともあります。
長めに茹でる
食べると口の中に繊維が残るくらいまで固くなってくると、普通のオクラと同じ方法で食べるのは難しくなってきます。
でも、食べる方法はあります!
基本的なのは、『長めに茹でて刻む』というやり方です。
- 5~6分茹でる(様子を見て、茹でても固いときは茹で時間を伸ばす)
- 冷水を入れたボウルに茹でたオクラを入れ、冷ます
- 縦半分に切り、種を取り出す
- 細かく刻む
大きくなったオクラは種も固くなるので、種を取り出して食べるのがおすすめです。
細かく刻んだ後は
- スープやお味噌汁に入れる
- 長いもや納豆と混ぜる
- しょうゆとかつぶしで和えものにする
- 卵焼きに入れる
という風に使うと良いですよ。
電子レンジを使う方法
電子レンジで加熱することでも、オクラを食べやすくできます。
- 耐熱容器にオクラを並べ、ラップをかける
- 600wで約40秒加熱する(オクラ5本の場合)
- 加熱が終わったらキッチンペーパーの上に取り出し、冷ます
- 触れるくらいまで冷めたら縦半分に切り、種を採り出す
あとは刻んだり料理に入れたりして食べます。
ポイントは、オクラを並べるときにオクラが重ならないようにすることです。
均等に熱が加わるように並べましょう。
加熱時間は、
オクラ5本
⇒600Wで40秒
5本を超えたら
⇒1本増えるごとに10秒プラスする
加熱しても固いとき
⇒10秒ずつ、様子を見ながら加熱時間を足す
という風にすると良いですよ。
さらに、オクラを縦半分に切って種を採り出した後、
冷めきらないうちに熱いだし汁に入れると、オクラがだし汁を吸って柔らかくなります。
だしの風味も浸み込んで、おいしくなりますよ。
おろし金ですりおろす
固くなったオクラの繊維を取り除いて食べる方法もあります。
- おろし金ですりおろす
- 残った繊維を取り除く
これで準備完了。
あとは
- 納豆や長芋などに混ぜる
- 豆腐に乗せる
- しょうゆと鰹節で和える
- しょうゆやだしなどを入れてごはんにかけ、オクラご飯にする
- 天ぷらの衣に混ぜる
など、いろいろな使い方ができます。
オクラご飯は、ゴマや鰹節などいろいろトッピングするのもおすすめです。
オクラのスープ
ちょっと手間がかかりますが、固くなったオクラをスープにする方法もあります。
- 鍋にお湯を沸かし、固くなったオクラを入れてくったり柔らかくなるまで茹でる
- 菜箸でつついて皮が破れるくらいになったら茹で上がり
- 茹で上がったオクラをザルにあげ、冷ます
- 保存袋などに入れて一旦冷凍する
- 冷凍庫から出し、少し自然解凍する
- 細かく刻む(繊維が残る部分や刻みにくい部分は取り除く)
- 鍋にお湯を沸かし、再度オクラを入れて茹でる
- スープの素や塩、コショウなどで味を調える
ポイントは、
- 最初に茹でたときに固かったり筋っぽかったりする場合は、少しお酢を入れて茹でる
- 自然解凍して刻むときには、『少しシャキシャキするくらいの解け具合』のタイミングで刻む
ということです。
他の具材と合わせて野菜たっぷりのスープにするのも良いですね。
カレーに入れる
他の野菜と一緒にカレーに入れて煮込む
という使い方もおすすめです。
圧力鍋だと具材が柔らかくなりやすいので、さらにおすすめですよ。
オクラの固さが気になるときは、柔らかくなるまで茹でてから他の具材に合流させてください。
天ぷらにする
高温の油で揚げると、筋のあるオクラでも食べやすくなります。
- 塩をまぶして軽くこすり、産毛を取る
- 洗って水気を切る
- 種を取り除き、薄く輪切りにする
- ボウルに冷水とてんぷら粉を入れて混ぜ、オクラを入れてさらに混ぜる
- 一口大にまとめ、170℃くらいの油で揚げる
オクラの天ぷらもおいしいですよ。
メモ
てんぷらの衣に炭酸水を混ぜると、サックリとした軽い感じの衣になります。
素揚げにする
揚げ料理の2つ目は、『素揚げ』です。
- オクラを洗い、ガクと茎を切り落とす
- 水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 180℃くらいの油に入れて揚げる
- オクラが白っぽくなってから10秒くらいで引き上げる
シンプルに揚げるだけなので、手順は簡単です。
『食べずに種を採る』という方法もある
固くなりすぎてしまったオクラは、やはり食べられません。
そうですね。
そういうときは、
乾かして種を採り、次の年に育てる
という方法があります。
これなら食べられなかったオクラが無駄になるどころか、何倍にもなりますよ。
オクラは初心者でも比較的育てやすいですし、プランターで育てることもできます。
チャレンジしてみてくださいね!
参考 オクラをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ
食べごろのオクラの見分け方
おいしいオクラの見分け方
- 基本的には7cm以下(成人女性の人差し指くらいの長さ)である
- 成人女性の人差し指くらいの太さ
- 細かい毛がたくさん生えている
- 全体的に濃い緑色である
- 表面の色にムラがなく、茶色や黒の変色もない
通常、オクラは7cmを超えると固くなりやすいです。
大きすぎず太すぎないオクラを選びましょう。
ただ、スーパーで売っているオクラはプロの農家さんが出荷しているものなので、7cmを超えていても軟らかいことが多いです。
スーパーで買うなら、大きさを気にしすぎる必要はありません。
メモ
品種によっては、大きくなっても柔らかいオクラもあります。
たとえば『ビッグフィンガー』という品種のオクラは、15~20cm前後でも軟らかいです。
家庭菜園のオクラは育ちすぎる前に収穫を
家庭菜園で作ったオクラは、大きくなりすぎる前に収穫しましょう。
『今日はたくさん採れたから、残りは何日かしてから採ろう』なんて思って取らないでおくと、あっという間に大きくなりすぎてしまうこともあります。
採れすぎたときは、さっと茹でて冷凍保存すると良いですよ。
収穫の目安は、基本的に
- 開花してから1週間~10日前後
- さやの長さが6~7cmnになったら
となります。
育つ早さは気候や時期によっても違います。
さやの育ち具合を毎日よく見て、ほどよく育ったオクラは見逃さずに収穫してくださいね。
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まとめ
育ちすぎて固くなってしまったオクラは、
- 長めに茹でて細かく刻む
- 電子レンジで加熱し、種を取り出して刻む
- おろし金ですりおろし、筋を取り除く
- 柔らかくなるまで茹でて一旦冷凍し、少し自然解凍したところで細かく刻んでスープにする
- カレーに入れて他の具材と一緒に煮る
- 天ぷらにする
- 素揚げにする
といった方法で食べることができます。
茹でたり電子レンジで加熱したりしてから刻むと、
- 納豆や豆腐のトッピング
- しょうゆやだしなどを加えてオクラご飯に
- てんぷらの衣に入れる
などなど、いろいろな食べ方を楽しめます。
とはいえ、固すぎると食べることはできません。
食べられないほど固くなってしまったときは、種を採って育ててみるのもおすすめです。
おいしいオクラの大きさは
- 7cm以下
- 成人女性の人差し指くらいの太さ
となります。
このサイズを目安にオクラを収穫すると、失敗が少なくて済みますよ!