重曹には消臭効果もあるので、重曹を容器に入れて置いておくだけで、消臭剤として使えます。
そこで、この消臭剤にもうひと工夫してみましょう。
重曹の消臭剤にアロマオイルや精油(エッセンシャルオイル)を加えれば、おしゃれな消臭芳香剤を作れるんですよ!
大丈夫。
簡単ですし特別な道具も要らないので、誰にでもできます!
ということで、今回の記事では
- 重曹とアロマで作る消臭芳香剤の作り方
- 効果的な置き場所やメンテナンス
- 重曹とアロマの消臭芳香剤を使うときの注意点
について解説します。
ぜひ読んで、すてきな香り空間作りの参考にしてくださいね!
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重曹とアロマを使ったおしゃれな消臭芳香剤の作り方
用意するもの
重曹とアロマの消臭芳香剤を作るのに必要なものは
- 瓶などの容器
- 重曹
- 好みの香りのアロマオイルや精油
- ガーゼやキッチンペーパーなど、蓋になるもの(瓶の蓋に穴を開けてもOK)
- ガーゼやキッチンペーパーを縛る紐やリボン
- 混ぜるためのスプーン(ステンレス製がおすすめ)
容器は、ガラスや陶器がおすすめです。
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ガラスや陶器以外の容器でも良いのですが、
銅やアルミなどの金属
⇒重曹のアルカリ性で変色したり変質したりする
プラスチック
⇒アロマオイルや精油によっては溶けてしまうことがある
など、素材によっては重曹やアロマオイルとの相性が悪いことがあります。
陶器やガラス以外の容器を使うときは、素材が重曹やアロマオイルの成分でダメージを受けないことを確認してから使いましょう。
アロマオイルや精油は、好きなオイルでOKです。
虫の苦手な精油やハッカ油を使うと、虫よけ効果も期待できますよ。
アロマオイルと精油の違い
アロマオイル
⇒植物から抽出した成分に、エタノールや香料などの成分を加えているもの
精油(エッセンシャルオイル)
⇒植物から抽出した成分100%のもの
重曹の消臭芳香剤の作り方
作り方は、
- 容器の7分目くらいまで重曹を入れる
- アロマオイルや精油を5~7滴くらい入れる
- スプーンでよく混ぜる
- ガーゼなどで蓋をして、紐やリボンで縛る
これだけです。
とても簡単ですね。
作るときは、精油が肌に直接触れないように注意してください。
精油が肌に付くと、発疹やかゆみなどが起きることがあります。
子どもと一緒に作るときは、大人が十分気をつけてあげてください。
ポイント
重曹とアロマの消臭芳香剤は、ひと工夫するとちょっとしたインテリアにもなります。
たとえば
- きれいな布や柄入りのキッチンペーパー、紙ナプキンなどを蓋に使う
- リボンや麻ひもなどで縛る
- アロマ入り重曹をお茶パックなどに入れ、きれいな布袋などに入れる
- アロマ入り重曹をガラス瓶などの透明な容器に入れ、上にフェイクフラワーなどを飾る
など。
工夫次第でいろいろな楽しみ方ができますよ!
消臭や芳香の効果が出る置き場所は?
アロマ入り重曹の消臭芳香剤を効果的に使いたいなら、目的に合わせて置き場所を選びましょう。
気になる臭いを軽減する『消臭』がメインの目的
⇒なるべく低い位置に置く
香りを楽しむ『芳香』がメインの目的
⇒鼻と同じくらいの高さの場所に置く
なぜ消臭が目的なら低い位置に置いたほうが良いかというと、
人が『いやなにおい』と感じるにおいの原因物質を含んだ空気は、下のほうに行くからです。
香りを楽しみたいときは、鼻くらいの高さに置くと、香り成分を含んだ空気が鼻に届きやすくなります。
作った消臭芳香剤のメンテナンス
アロマ入りの重曹消臭芳香剤は、放っておくと香りが弱くなります。
香りが弱くなったら、アロマオイルや精油を足してくださいね。
香りの持続期間は、大まかな目安としてだいたい1週間くらいです。
(温度や湿度などによって変化します。)
どのくらいの期間使える?
重曹の消臭効果も、いつかは薄れていきます。
どのくらいの期間なら効果があるかは環境によっても変わりますが、
だいたい2~3か月を目安として、新たに作り直すと良いですよ。
要らなくなった重曹は、お風呂場などの掃除に活用しましょう。
ただし、
- 鍋の内側の焦げ落とし
- 湯呑やマグカップの茶渋落とし
など、アロマオイルや精油の成分が口に入る可能性がある場所の掃除には、使わないでください。
重曹とアロマの消臭芳香剤を使うときの注意点
『重曹とアロマ』と聞くと、なんとなくナチュラルで安全なイメージを持つ人も多いです。
でも、ナチュラルなら安全かと言うと、そんなことはまったくありません。
どんなものにも、気をつけるべきことがあります。
ここからは、アロマオイルや精油をいれた消臭芳香剤を使うときの注意点を見ていきましょう。
置き場所についての注意
アロマオイルや精油入りの重曹方向消臭剤は、
- 子どもや、認知症など認知能力に影響する病気や障害がある人の手の届かない場所
- ペットが触ることができない場所
- 猫やフェレット、鳥など、香り成分に弱い動物がいない場所
に置いてください。
まず大前提として、子どもや認知症のある人、ペットなどが触ったりいたずらしたりしない場所に置きましょう。
特に、消臭芳香剤を口に入れないように注意が必要です。
重曹は、掃除用でも多少口に入ったくらいでは害はありませんが、
アロマオイルや精油は、粘膜にダメージを与える可能性があるので、絶対に口に入れてはいけません。
そのため、『アロマオイルや精油を入れた重曹』も口に入らないように注意が必要です。
注意
最近、ネットワークビジネス(マルチ商法)の精油について
- 『飲んでも安全』『飲むと体に良い』『料理に入れるとおいしくなる』
- 『薄めずに原液のまま肌に塗れる』
といった宣伝をしているケースを見かけますが、飲用や現役塗布による健康被害も出ています。
『飲める精油』『この精油なら原液で塗れる』といった情報には、注意してください。
ペットがいる場合の注意点
ペットがいる場合は、アロマオイルや精油を使うことそのものに注意が必要です。
- 猫
- 鳥
- フェレット
- ウサギ
などのペットがいる環境では、アロマオイルや精油を使うのはやめておきましょう。
ペットが体調を崩したり、場合によっては命に関わる事態にもなりかねないからです。
メモ
一部、『猫にも安全』『どんな動物にも安全』と謳われるアロマもありますが、科学的根拠はありません。
『猫にも安全なアロマ』と書いてあったりしても、猫のいる場所では使わないでください。
上に書いた以外の犬などのペットも、
- アロマオイルや精油の種類
- ペットの体質や持病
によっては、アロマを使うのは良くないこともあります。
ペットがいる環境でアロマオイルや精油を使いたい場合には、かかりつけの獣医さんに相談し、使っても大丈夫かどうかや注意点などを教えてもらってくださいね。
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まとめ
重曹を使った消臭芳香剤は、
- 重曹を容器に入れる
- アロマオイルか精油を5~7滴くらい入れる
- よく混ぜる
- ガーゼやキッチンペーパーで蓋をして、紐などで縛る
これだけで簡単に作ることができます。
おしゃれな容器やきれいな布を使えば、ちょっとしたインテリアにもなりますよ。
作った後は、
- 香りが消えかけたら、アロマオイルや精油を足す
- 2~3か月くらいで重曹の消臭効果がなくなるので、新たに作り直す
というメンテナンスをしてください。
また、安全のために
- アロマオイルや精油を扱うときは、肌に付かないように十分注意する
- 作った消臭芳香剤は、子どもや認知症のある人、ペットの手の届かない場所に置く
- 猫や鳥、フェレットなど、アロマに弱い動物がいる環境では使わない
- 猫や鳥、フェレット以外のペットがいる場合も、使って大丈夫かどうか獣医さんに相談する
ということに注意してください。
安全に、すてきな香りを楽しんでくださいね!