最近は、仕事やプライベートの連絡だと、アプリやメールを使うのが当たり前になっています。
連絡として、はがきを使うことも、めっきり少なくなりましたね。
『年賀状や懸賞以外で、はがきを使ったことがない』という人も多いのではないでしょうか。
あまりはがきを使わないと、『どうだっけ?』って思うことがありますよね。
そこで今回は
- 年賀状や郵便はがきに切手を貼る必要があるのかどうか
- 私製はがきの作り方
- 郵便はがきや切手のないはがきをコンビニで買うことができるのか
についてチェックしていきます。
はがきになじみのある人もない人も、ぜひ読んで確認してくださいね!
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切手のいるはがきといらないはがきの見分け方
はがきには、
- 切手を貼る必要がある場合
- 切手を貼る必要がない場合
があります。
まず、『切手を貼る必要があるかどうか』を見分ける方法をチェックしておきましょう。
切手がいるかいらないかを見分けるチャート
はがきに切手を貼る必要があるかないかを見分けるのは、とても簡単です。
- 表(宛名を書く面)に切手が印刷されているかどうか
- 切手が印刷されている場合は、その切手がはがきの郵便料金通りの額面かどうか
をチェックすれば良いのです。
チェックしてどう判断するのか、チャート図で見てみましょう。
では、
- 切手がいらない場合
- 差額分の切手を貼らなければならない場合
- はがきの郵便料金分の切手が必要な場合
- 年賀状用はがきの場合
について、もう少し詳しく見ていきましょう。
なお、記事中のはがきの画像には切手の部分に斜めの黒線が入っていますが、これは画像を掲載するために加えたものです。
実際にはがきを使うときは、切手の部分には文字や線を書き加えないでください。
はがき料金分の切手が印刷されていれば切手不要
郵便局やコンビニで売っているはがきは
『普通はがき』といって、郵便局が発行しているはがきです。
この『普通はがき』には
- 切手の額面
- 『Nippon』『日本郵便』の文字
が印刷されています。
切手の額面がはがきの郵便料金分であれば、改めて切手を貼る必要はありません。
宛先と文面を書いてそのままポストに投函すれば、配達してもらえます。
メモ
- 速達
- 配達日指定
- 特定記録
- 簡易書留
などの場合は追加料金がかかるので、追加料金分の切手を貼りましょう。
また、こういったオプションを付ける場合は出し方も普通のはがきと違います。
書き方や出し方などをよく確認してくださいね。
参考 日本郵便『配達日指定』
切手の額が足りない場合は?
『普通はがき』であっても、古いはがきだと切手の額面が足りないことがあります。
以前の料金で印刷されているからです。
この場合は、足りない分の切手を貼りましょう。
たとえばはがきの郵便料金が63円の場合、額面が50円の切手が印刷されているはがきなら、13円分の切手を貼る必要があります。
切手が印刷されていないはがき(私製はがき)の場合
郵便局発行のはがきを『普通はがき』と呼ぶのに対して、
市販の絵はがきや自分で作ったはがきなどを『私製はがき』と呼びます。
メモ
郵政事業が民営化する前は、『官製はがき』と言っていました。
その名残で、今も普通はがきを『官製はがき』と呼ぶこともあります。
この写真のように、私製はがきには切手は印刷されていません。
表側(宛名面)の左上に、郵便料金分の切手を貼りましょう。
絵ハガキやはがき用紙だと、切手を貼る欄が印刷されていることも多いです。
年賀状用のはがきも基本的には切手不要
郵便局が発行する年賀状用のはがきにも、郵便料金分の切手が印刷されています。
なので、普通に年賀状として使う場合は切手を貼る必要はありません。
切手を貼る必要があるとすれば、今より料金が安かった年の年賀状を普通はがきとして使う場合くらいです。
はい、使わずに余ってしまった年賀はがきは、普通はがきとして使うことができます。
その場合は、切手が印刷された下の『年賀』の部分に線を引いて消してください。
メモ
当然ですが、古い年賀状を年賀状として使うことは、マナー的にやめたほうが良いです。
年賀状は新しい年賀はがきを買うか、私製のはがきを使うかしましょう。
私製はがきも年賀状に使える?
はい、もちろん私製はがきでも年賀状を出せます。
ただし、私製はがきにはルールがあります。
次に、そのルールについて見ていきましょう。
私製はがきの決まり
私製はがきも、大きさや重さ、宛名面の書式に決まりがあります。
定形郵便として送れるはがきは、
大きさと形
⇒長辺140〜154mm、短辺90〜107mmの長方形
重さ
⇒2~6gの範囲内
と決められています。
この規格に収まらないはがきだと、『定形外』の料金が適用されます。
さらに、
- 表(宛名面)の上中央か左中央に『郵便はがき』または『POST CARD』と書く
- 紙の色は薄い色を使うか、濃い色の場合は住所や宛名などの部分を白い背景にする
- 郵便番号枠を作る場合は赤色の枠にする
ということを守ってください。
特に『郵便はがき』『POST CARD』と書くのを忘れないようにしてください。
書き忘れると『手紙』の扱いになり、料金が上がってしまいます。
私製はがきで年賀状を作るときのポイント
私製はがきを年賀状として使う場合は、先に書いたルールに加え、
切手を貼った下に『年賀』と朱書きするのを忘れないでください。
『年賀』と書けば、『年賀状として出された郵便物』として年明けに配達してもらえます。
でも
『年賀』と書かないで出してしまうと、普通の郵便物と同じに扱われて、年が明ける前に着いてしまいます。
年賀用切手やお年玉切手もおすすめ
年始の挨拶の年賀状。
私製はがきで年賀状を出すなら、切手もふさわしいデザインを選びたいですよね。
そんなときには
- 年賀切手(年賀状向けのデザインの切手)
- お年玉付き年賀切手
を使うのもおすすめです。
『お年玉付き年賀切手』は、お年玉付き年賀はがき同様、抽選でプレゼントが当たる切手です。
『私製はがきで出したいけど、お年玉付きはがきのほうが楽しんでもらえるかな…』と迷っている人は、ぜひお年玉付き年賀切手を検討してくださいね。
コンビニでもはがきが買える?
はがきは郵便局だけでなく、コンビニで買うこともできます。
はがきを売っているコンビニは
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
など。
(上記のコンビニでも、はがきを扱っていないお店もあります。)
ここからは、コンビニで買えるはがきについてチェックしていきましょう。
はがきを売っているコンビニの見分け方
まず、はがきを売っているコンビニと売っていないコンビニの見分け方ですが、
コンビニの入り口のところに掲示してある、提供サービスを確認しましょう。
入口のあたりに郵便のマークが掲示してあれば、はがきや切手を買うことができます。
コンビニで買えるのは年賀状以外の『普通はがき』だけ?
通常、コンビニで扱っているのは無地の『普通はがき』です。
その他のはがきについては、
年賀状用のはがき
⇒年賀状シーズンになると取り扱いが始まる
喪中はがきにも使える、胡蝶蘭の切手が印刷されたはがき
⇒必ずしもあるとは限らない
暑中見舞い用のデザイン入りはがき
⇒売っていない
インクジェット用紙のはがき
⇒お店によっては売っていることもある
往復はがき
⇒お店によっては売っていることもある
というところです。
年賀はがきについては、
- デザイン入りの年賀状用はがき
- デザインのない年賀状用はがき
両方を扱っています。
なお、コンビニの年賀はがきは、売り切れたり欲しいデザインがなかったりすることもあります。
年賀はがきは早めに確保しておきましょう。
ポイント
暑中見舞いや喪中用はがきはコンビニでは買えませんが、
- 年賀状
- 喪中はがき
- その他の持ち込みのはがき
の印刷サービスはあります。
印刷サービスを利用したいときは、余裕をもって早めにお店に問い合わせてくださいね。
コンビニで切手なしのはがきも売ってる?
私製はがきは、コンビニではまず売っていません。
でも、
- セブンイレブン
- ローソンとファミリーマートの一部店舗
では、コピー機の『はがきプリント』という機能を使って簡単に私製はがきを作ることができます。
『はがきプリント』で作ったはがきには、切手を貼る欄や郵便番号を書く欄もありますよ。
はがきプリントのやり方や料金については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
参考 さくっとふぉとらいふ『コンビニではがき・ポストカード印刷するには?値段とプリントのやり方』
メモ
私製はがきをたくさん作りたいときは、はがき印刷サービスを利用したほうがコストが安いです。
その他のコンビニの郵便関係サービス
コンビニでは、はがきの他に
- 切手
- 印紙
も売っています。
ただし、コンビニはコンビニなので、郵便局ほど切手の種類は揃えていません。
特に記念切手などは扱っていない可能性が高いです。
『取り急ぎ切手が欲しい時に買うことができる』くらいに考えておいてください。
また、
ローソン
⇒ポストがあり、はがきや手紙を投函できる
ローソン、ローソンストア100、ミニストップ、セイコーマート
⇒ゆうパックの取扱をしている
といった郵便サービスをしています。
セブンイレブンやファミリーマートでは切手や印紙は買えますが、ゆうパックの発送や郵便物の投函はできません。
なお、書留や郵便の配達日指定などは、コンビニでは受け付けていません。
書留や配達日指定などのオプションを付けてはがきを出すときは、郵便局に行きましょう。
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まとめ
はがきに切手を貼る必要があるかどうかは、はがきの表(宛名を書く面)の左上を見ればわかります。
郵送料分の切手がはがきに印刷してある
⇒貼る必要がない
切手が印刷してあるが、郵送料には足りない
⇒不足分の切手を、印刷してある切手の下に貼る
切手を貼る枠だけが印刷してある
⇒郵送料分の切手を貼る
と判断してください。
年賀状用のはがきも、切手が印刷してあれば貼る必要はありません。
私製はがきで年賀状を出す場合には、切手を貼ってくださいね。
はがきは、
- 無地の普通はがき
- 年賀はがき(年賀状シーズンのみ)
なら、コンビニでも買うことができます。
切手が印刷されていない私製はがきはコンビニでは買えませんが、
『はがきプリント』を利用すれば、私製はがきを作ることができます。
他にもコンビニでは、はがきの印刷サービスなどいろいろな郵便関係のサービスが利用できます。
上手に活用してくださいね。