冬の光熱費で気になるのは、やはり『暖房にかかる費用』です。
特にプロパンガスで暖房をしていると、ガス代が高くなってしまいますよね。
暖房にかかるガス代を減らす方法の1つに、
カーテンで間仕切りをする
という方法があります。
はい、あります!
たかが間仕切り、されど間仕切りなんですよ。
断熱カーテンを使えば、さらに効果的です。
ということで、今回は
- 断熱カーテンで間仕切りをすると、どのくらいの効果があるのか
- どんなポイントに間仕切りをすると効果的か
について解説します。
断熱カーテンでの間仕切りで、暖房だけでなく冷房の効率も上げられるので、ぜひ読んでくださいね!
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間仕切りに断熱カーテンを設置する効果
間仕切りに断熱カーテンを使うとどんな効果がある?
断熱カーテンで部屋を仕切ると、どういう効果があるかというと、
- 冷暖房で適温にした部屋の空気を逃がしにくくなる
- 廊下や階段、他の部屋の冷気や暖気が入り込みにくくなる
ということで、冷暖房の効率が上がる効果があります。
冷暖房の効率が上がれば、冷暖房にかかる費用も抑えられますし、省エネにもなります。
間仕切りを設置するということは、簡単に言うと
- 大きな部屋を小さくする
- ドアのない所にドアを付ける
といったことに似ています。
同じ暖房器具を使うなら、大きな部屋より小さな部屋のほうが効きが早いですし、ドアのない部屋よりドアのある部屋のほうが、暖かさが保てますよね。
もちろん、本格的な間仕切りやドアには敵いません。
でもカーテン一枚だけでも、冷暖房の効率はかなり良くなるんですよ!
実際どのくらい断熱効果があるの?
断熱カーテンを設置すると、どのくらい効果があるのか、具体的に知りたいですよね。
一例として、ジャストパートナーの『間仕切りサッとパタパタ省エネカーテン』の断熱性試験の結果を見てみましょう。
ブラックパネルを熱源で温める実験で
- ブラックパネルと熱源の間に何も掛けない状態
- ブラックパネルと熱源の間に普通のレースカーテン生地を掛けた場合
- ブラックパネルと熱源の間に『間仕切りサッとパタパタ省エネカーテン』の生地を掛けた場合
で、ブラックパネルの温度がどれくらい上がるかを比べたところ、
という結果が出ました。
これは『熱を遮る試験』ですが、『熱を遮る』ということは冷気も遮ることができます。
ですから、部屋に入り込む冷気も、しっかり防いでくれますよ!
実際には、製品や設置方法、場所の状況によって効果は違います。
でも、間仕切りに断熱カーテンを設置すると効果があることは、確かです。
普通のカーテンでも効果はある?
普通のカーテンでも、冷気や暖気が部屋に入るのを防ぐ効果はあります。
『断熱カーテンでなければまったく効果がない』ということはありません。
ただ、『冷暖房の効率をしっかり上げたい』ということなら、やはり断熱性能のあるカーテンがおすすめです。
というのも、断熱性能のあるカーテンは
- 厚手の生地を使う
- 生地の目が詰まる特殊な織り方をする
- 裏地を付ける
- 表地の裏にコーティングの加工などをする
といった製法で、生地に空気を含みやすく、熱や冷気を遮断しやすく作られているからです。
それに、断熱性能のあるカーテンでもお手頃価格の商品は、けっこうあります。
値段にあまり差がないのであれば、断熱カーテンで、しっかり冷暖房の効率を上げたほうがおトクですよ。
間仕切り断熱カーテンのタイプ
間仕切りに使える断熱カーテンには、いろいろなタイプがあります。
カーテンそのもののタイプとしては、
- 普通のカーテン同様、ドレープのあるタイプ
- 突っ張りポールに通す、ドレープがないタイプ
- アコーディオンタイプ
- 自分で切って長さを調整したり、中央を切ってのれんのように使ったりできるタイプ
- のれんタイプで分かれ目にマグネットが付けてあり、通り抜けの後に自動的に閉まるタイプ
- 比較的薄手で、光を通しやすいタイプ
- 光を通しにくく、目隠しとしても使えるタイプ
- 透明で見通しの良いタイプ
など。
さらに設置方法も
- カーテンレールの設置が必要なタイプ
- 突っ張りポールだけで設置できるタイプ
- 壁にマジックテープを貼るなど、突っ張りポールも要らないタイプ
などがあります。
設置する場所の状況に合わせて設置方法を選んでくださいね。
ただし、広い部分を仕切る場合は、やはりカーテンレールをきちんと設置する必要があります。
広い部分を仕切るとなれば、カーテンの幅も広くなりますよね。
そうなると、突っ張りポールがカーテンの重さで歪んだり外れたりしてしまう可能性があるのです。
断熱カーテンはどこに設置すると効果的?
間仕切りカーテンを設置すると効果的な場所は
- 階段の出入り口
- LDKが一体の広い部屋
- クローゼットなどと部屋が繋がっていて、仕切りがない場合
- サンルームとの境目
- ペットのためにドアを開けておきたい場所
といった場所です。
では、それぞれの場所について、詳しく見ていきましょう。
階段の出入り口
リビングに階段が繋がっている場合、リビングで暖房をしていても
- リビングの暖房で温まった空気が、階段から上の階に行ってしまう
- 上の階の冷気が、階段から降りてくる
ということが起きるため、暖房効率が悪くなってしまいます。
階段の出入り口の部分に間仕切りカーテンを設置すると、暖房効率がグッと良くなります。
ただ、階段の出入り口が壁で囲まれていないこともありますよね。
その場合は、
階段の途中から壁がない・壁が低くなっている
⇒階段を囲むようにカーテンを付ける
下の階には付ける場所がないが、上の階の階段の出入り口に取り付けられる場所がある
⇒上の階に付ける
など、工夫してください。
階段の途中から壁が低くなっているケースについては、『カーテンくれない』のサイトに写真が載っているので、参考にしてくださいね。
参考 『暖房効率UP!?リビング階段や玄関の間仕切りで簡単にできる寒さ対策』
ただし、
カーテンは、必ず階段が終わる場所に付けましょう。
階段の途中にカーテンがあると、上や下の段が見えなくなり、とても危険です。
カーテンの場所は、安全性も考えて選んでくださいね。
LDKが一体の部屋
リビング、ダイニング、キッチンが一体の間取りの部屋って、よくありますよね。
広々として良いのですが、リビングしか使わないときにダイニングやキッチンまで暖房の熱が行ってしまうのは、もったいないです。
そういう場合は、
ダイニング、キッチンとリビングの間に間仕切りを設置すると、暖房効率が良くなります。
また、
リビングと他の部屋が仕切りがない状態で繋がっている場所も、間仕切りを付けると良いですよ。
ダイニングキッチンとリビングを仕切るなど、広い範囲を間仕切りする場合の注意点は、
カーテンレールを設置するタイプの間仕切りカーテンを使う
ということです。
突っ張りポールは、幅が広い範囲には設置しにくいですよね。
それに、先にも書きましたが、カーテンの重みでポールが曲がったり外れたりすることがあります。
ちょっと費用は掛かってしまいますが、安全のためにも、カーテンレールを使いましょう。
クローゼットなどと部屋が繋がっている場合
クローゼットやちょっとした物置スペースなどは、冷暖房する必要はないですよね。
そういった、冷暖房の要らないスペースと部屋が繋がっている場合も、間仕切りをするのがおすすめです。
冷暖房の効率だけでなく、目隠しにもなって、部屋がすっきりするメリットもありますよ。
サンルームと繋がっている部屋
これは主に冷房の話になりますが、
サンルームと部屋が繋がっているなら、間に仕切りを設けると冷房の効率が良くなります。
サンルームがあると、冬は温かくて良いですよね。
でも夏は、サンルームで温まった空気が部屋に入ってきて、冷房の効率が悪くなってしまいます。
そういう場合には間仕切りでサンルームからの熱を防ぎましょう。
もし『夏だけ間仕切りがあれば良い』ということなら、要らないときには間仕切りを外してもOKです。
ペットのためにドアを開けっぱなしにしたい場合
『ペットドアが付けられないので、ペットの出入りのためにドアを開けておきたい』という場合にも、間仕切りカーテンが役に立ちます。
ドアのところにカーテンを掛けておけば、廊下の寒い空気が部屋に入るのを防げます。
ただ、これには
ペットは、通った後にカーテンをきちんと閉めたりしない
という問題があります(笑)
通った後に閉まるように、マグネットなどを付けておくと良いかもしれませんね。
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まとめ
冷暖房の効率を上げる効果的な方法の1つが、『間仕切りカーテン』を使う方法です。
部屋の中や、ドアのない場所に間仕切りを設けると、冷暖房した空気を逃がしにくくすることができます。
そうすれば、快適な温度になるのも早いですし、冷暖房に掛かるコストも抑えられます。
設置を検討したいポイントは、
- リビングにある階段の出入り口
- LDKが一体の広い部屋
- クローゼットなどの物置スペースと部屋の境目
などです。
断熱カーテンには、
- 普通のカーテンタイプやのれんタイプ、アコーディオンカーテンタイプ
- 突っ張りポールで設置するタイプやカーテンレールを使うタイプ
- マグネットが付いていて自動的に閉まるタイプ
など、さまざまな製品があります。
設置する場所や使い方に合わせて、使いやすいカーテンを選んでくださいね。
ちょっとしたコストと手間で、冷暖房の効率は上がるものです。
お気に入りのカーテンで上手に間仕切りをして、快適に過ごしてくださいね!