寒い時期に欠かせないのが『暖房』。
でも、暖房にかかる光熱費も気になるものです。
特に床暖房は、どうしてもガス代がかかってしまいます。
あまり無理はしない方が良いですよ。
実は、『暖房を使い始めたほうが良い室温』というのがあるのです!
ということで今回は
- ガス床暖房はいつから・何度からつけると良いのか
- 暖房費を節約する方法
についてチェックします。
床暖房以外の暖房器具にも役立つ情報なので、床暖房を使っていない人もぜひ読んでくださいね!
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ガス床暖房はいつから使い始める?
暖房を使い始める時期
暖房を使い始める時期は、『寒いと感じたら』です。
いつから使い始めるのが良いかは地域や家庭の状況によって違うので、一律に『何月から』と言うことはできません。
日本は南北に長い国ですし、山地と平野でも気候は違います。
そのため暖房が必要になる時期も、地域差が大きいのです。
加えて、家庭の状況によっても、暖房を使い始めたほうが良い時期は変わります。
たとえば
- 体温調節のしにくい乳児や高齢者がいる
- 体調を崩しやすい家族がいる
- 寒さに弱いペットがいる
といった状況があるなら、早めに暖房を使い始めるのがおすすめです。
暖房は何度から使い始めるのが良い?
『寒く感じたら』と書きましたが、暖房を使い始めたほうが良い気温はあります。
- 20℃を下回って寒く感じたら暖房をつける
- 18℃を下回ったら暖房をつける
というのを、目安にしてください。
これは実は、節約のためというより、健康のためです。
病気になったら医療費もかかってしまいますから、寒さを我慢せずに暖房をつけるほうが、最終的には経済的です。
それは
- 『16℃を下回ると健康面に寒さの影響が出る』という研究結果がある
- WHO(世界保健機関)では、寒さの影響から健康を守るために、室内の温度を18℃以上にするよう強く勧告している
ということからです。
『16℃』という数字だけを見ると『なんとか我慢できそう』と思う人もいるかもしれませんね。
でも実際に室温が16℃になると、『けっこう寒い』と感じる人が、かなり多くなります。
そのうえ、寒いと風邪をひく可能性があるだけでなく、循環器や呼吸器の健康リスクが高まります。
数字に表れる光熱費を考えて寒さを我慢するより、まず健康を優先して考えましょう。
参考 『良好な温熱環境による健康生活ハンドブック ~適切な温度で健康住宅に~』12ページ
メモ
ちなみにイギリスやフランス、ドイツなどでは、
- 健康リスクを避ける
- 温かい住まいは人権である
ということから、最低室温の法規制があります。
ガス床暖房は何度に設定すると適温?
ガス床暖房を何度に設定すると適温かというと、
寒さを感じない範囲で、エアコンの設定温度より2~4℃くらい低め
でOKです。
なぜエアコンより低くて良いかというと、床暖房には
- 床に足が触れることで体に直接温かさが伝わるため、体感温度が高い
- 足元から温めるので、足元が寒くない
という特徴があるからです。
エアコンは体に直接温かさを伝えることはできませんし、足元が冷えがちです。
そのため、つい温度を上げたくなることも多いです。
でも、床暖房のように体感温度が高くて足元も冷えないなら、あまり温度を上げなくて済みます。
だから、『エアコンより低め』でOKなのです。
ただし、あくまでも『温かく感じられる範囲で低めの温度』に設定してくださいね。
シーズン前には試運転を!
『朝晩肌寒いことが増えてきたな』と思ったら、床暖房の試運転をしておきましょう!
試運転をしておけば、使えなくて寒い思いをしながら修理待ちをする、なんてことにならずに済みます。
床暖房の試運転では
電源を入れる
⇒電源が入るかどうかをチェックする
時刻設定やタイマー設定を確認
⇒設定がリセットされていたり時刻が合っていなかったりしたら、修正する
不凍液(循環水)の残量や交換時期が来ていないかを確認
⇒不凍液が足りなくなっていたり交換時期が来たりしていたら、追加したり交換したりする
実際に運転する(自動運転モードなどの機能を使うなら、各モードでも試運転する)
⇒きちんと運転できるかどうか、温度が上がるかどうかをチェック
といったことをしてください。
不具合や気になることがあったら、早めに業者やメーカーに相談してくださいね。
『我慢』より『工夫』しよう!暖房費を節約するには
先にも書いたように、暖房費を節約したいからといって寒いのを我慢するのは、体によくありません。
では、暖房費を節約するにはどうしたら良いかというと、
- 床暖房はスイッチのオン・オフの回数を減らす、自動運転機能やタイマーを使うなど、コスパよく使う
- 暖房効率や部屋の保温性が高くなるように、部屋の環境を整える
- 重ね着するなど、衣類で工夫をする
といった方法があります。
床暖房は賢く使おう!
ガス床暖房は、温度を低めに設定するほかに
- スイッチをオン・オフする回数は、1日に2回までにする
- 『自動運転機能』を使って、温度が上がり過ぎないようにする
- タイマー機能を使って、出かける前や寝る前には早めにスイッチを切る
- 朝起きてから出かけるまでなど、暖房を使う時間が短いときは、暖まりの早いファンヒーターを使う
といった方法で、ガスを節約することができます。
また、ガス床暖房は、どうしてもガス代がかかります。
安くて良心的なガス会社と契約することも大切です。
ガス床暖房の節約術と、良いガス会社を見つける方法について、詳しくはこちらの記事を読んでくださいね。
関連記事:ガス床暖房のガス代をコスパよく節約しながら使う方法を紹介!
関連記事:【2021最新】ガス料金を節約するプロパンガス会社変更サービス比較
暖房効率や部屋の保温性を高める
いくら暖房を上手く使っても、
部屋が熱を逃がしやすい状態になっていると、暖房費は高くなってしまいます。
暖房効率や部屋の保温性が高くなるようにしましょう!
そのためには、
窓の断熱対策
⇒断熱シート、断熱カーテン、断熱ボードなどを使う
玄関から冷気が入って来るのを防ぐ
⇒玄関に断熱対策をする
リビングの中に階段の出入り口がある場合の断熱対策
⇒階段の出入り口にカーテンをかける
部屋のドアの断熱対策
⇒隙間は隙間ふさぎテープ、ドア下部の隙間はドア下部用の隙間テープで隙間風を防ぐ
といった方法があります。
さらに、
- エアコンを使う場合は、サーキュレーターなどで暖かい空気を行き渡らせる
- 湿度が低くなる場合は、加湿器で湿度を保つ
というのも、暖房効率を良くする方法です。
加湿器を使うと良いのは、適度な湿度があると寒さを感じにくくなるからです。
関連記事:【節約】窓ガラスに貼る透明断熱フィルムの効果と口コミをチェック
関連記事:窓に断熱カーテンは効果なし?断熱効果と省エネ節約効果の真相
関連記事:【ガス代節約】玄関のドアに断熱カーテンを設置する断熱効果を解説
服を着こんだりして体の冷えを防ぐ
暖かい衣類を着て体を冷やしにくくすることでも、暖房の温度を下げられます。
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たとえば
- あったかインナーやはんてん、『着る毛布』など、保温力のある服を着る
- もこもこの靴下やマフラー、ネックウォーマーなどを使う
というのも効果的です。
特に、首や手首、足首を温めるのは、防寒になりますよ!
また、寝る時には
布団に薄いアルミシートを敷き込む
という防寒対策をする人もいます。
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これも、体の熱を逃がさないので、とても暖かくなります。
ガサガサするのが気にならなければ、アルミシートでガウンを作るのもよいかもしれませんね。
ただし、着込んでいるからといって無理に暖房の温度を下げるのは、良くありません。
くれぐれも、無理はしないでくださいね。
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まとめ
ガス床暖房も、ヒーターやエアコンなど他の暖房も、
- 『寒い』と感じたら使う
- あまり寒さを感じなくても、室温が18℃を下回ったらつける
ということを目安に使ってください。
暖房費のことを考えると、多少寒くても我慢したくなってしまうところですが、
室温が16℃を切ると、健康にも影響が出てくる可能性があります。
節約も健康あってのことですから、暖房はきちんと使いましょう。
そして、暖房の節約は、『我慢より工夫』です。
床暖房はエアコンより温度設定を低めにして、自動運転などの機能を上手に使うのがおすすめです。
加えて
- 窓の断熱シートや断熱カーテンなどで、部屋の空気が窓で冷えるのを防ぐ
- ヒーターやエアコンを使うなら、サーキュレーターと併用する
- 加湿器で適切な湿度を保つ
など、暖房効率の良い部屋作りも、ぜひしてください。
いろいろな工夫を組み合わせて、冬を暖かく元気に乗り切ってくださいね!