ご飯を炊くのは炊飯器!
という人が多いのですが、ご飯はいろいろな鍋で炊くことができます。
フライパンでもご飯を炊けるんですよ!
フライパンでご飯を炊けると、アウトドアでも役に立ちます。
さらに、『停電などで炊飯器が使えなくて、鍋も空いてない!』ときにも、ご飯を食べられます。
そういうこともありますよね。
でも、芯が残るのには原因がありますし、対処法もあります。
ということで今回は
- フライパンでご飯を炊く方法
- 芯が残る原因と対処法
について解説します。
ぜひ読んでくださいね!
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フライパンでご飯を炊く方法は?
用意するものと水の分量
フライパンで、ご飯を炊く時に用意するものは、
- フライパン
- フライパンに合うサイズのふた
そして米と水の分量の割合は
米1合に対して、水180ml~200ml
が基本です。
炊きあがりの固さは、
固めにしたい
⇒水を少なめにする
柔らかめにしたい
⇒水を多めにする
という方法で調節できます。
好みに合わせて加減してください。
フライパンでご飯を炊く手順
フライパンでご飯を炊く手順は、
- 米を洗う
- 米を水に浸す
- 火にかけて沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし、5分ほど炊く
- 5~10分くらい蒸らす
- ご飯全体を混ぜる
けっこう簡単ですよ!
では、手順を詳しく見ていきましょう。
米を水に浸す
米を洗ったら、米をフライパンに入れ、分量の水に浸します。
水に浸す時間は、
夏
⇒30~40分
冬
⇒1~2時間
が目安です。
水に浸すのは、米に水を吸わせるためです。
おいしいご飯を炊くためには大切なプロセスなので、この手順は省略しないでくださいね。
加熱開始
水に浸す時間が過ぎたら、フライパンに蓋をし、沸騰するまで加熱します。
この時の火加減は、強火でも弱火でも大丈夫です。
強火と弱火の違いは
強火
⇒沸騰するまでが早い
弱火
⇒沸騰までの時間が長くなることで、米の中のほうまで水分が届きやすい
なお、『弱火だと米の中の方まで水分が届きやすい』と書きましたが、強火でもちゃんと炊けるので心配しないでくださいね。
弱火にして炊く
水が沸騰したら弱火にして、そのまま5~15分くらい炊きます。
何を目安に時間を判断したらよいかというと、『音』です。
『パチパチ』『ジュー』といった音が聞こえたら、火を止めましょう。
この音がするのは水が減っているためなので、そのまま弱火で炊いていると、焦げてしまうことがあります。
メモ
おこげを作りたい場合は、火を止める前に10~20秒くらい強火にすると、作れます。
蒸らす
火を止めたら、ふたをしたままで5~10分くらい蒸らします。
この蒸らし時間は、予熱でお米の中まで水分を浸透させる時間です。
しっかり蒸らすと、米がふっくらしておいしくなりますよ。
ただし、蒸らしすぎには注意が必要です。
蒸らしすぎると、今度は蓋に付いた水分がごはんに付いてしまい、味が落ちます。
なので、蒸らすのは10分くらいまでにしましょう。
ご飯をほぐし混ぜる
蒸らし時間が終わったら、しゃもじでご飯全体をさっくりほぐし混ぜて、余分な水分を飛ばしましょう。
余分な水分が付いたままだと、ご飯がべちゃっとしやすくなります。
なので、『蒸らしが終わったらすぐ混ぜる』ということを忘れないでくださいね。
これでご飯の炊きあがりです!
フライパンなどでご飯を炊くと芯が残るのはなぜ?
ご飯を炊いたときに芯が残ってしまう原因は
- 米を水に浸す時間が短すぎた
- 火を止めた後、蒸らす時間が足りなかった
この2つが多いです。
水に浸す時間が短いと芯が残る
米を水に時間が短いと、お米は
表面には水が浸み込んでいるが、中の方には浸み込んでいない
という状態になってしまいます。
その状態で加熱すると、
水を含んだ表面
⇒加熱で柔らかくなる
水を含んでいない内部のほう
⇒硬いので火が通りにくく、十分柔らかくならない
ということになってしまうのです。
ですから、米を水に浸すのは大事なんですよ!
なお、米を水に浸す時間の長さは、気温や水温によって違います。
先にも書いたように
夏など、気温や水温が高めの時
⇒30~40分
冬など、気温や水温が低めの時
⇒1~2時間
が目安です。
蒸らす時間が短いと芯が残りやすい
ごはんに芯が残る原因のもう1つは、『蒸らし時間の不足』です。
蒸らしている間に、米の回りの水分が予熱によって米の芯まで吸収されます。
『蒸らし時間』も、ふっくらとしたご飯にするために大事な時間なのです。
でも、蒸らしが足りないと、周りの水分が芯に十分吸収されません。
なので、火を止めたら、蓋を開けずにしっかり蒸らしてくださいね。
メモ
逆に蒸らし時間が長すぎても、べちゃっとしたご飯になってしまいます。
蒸らす時間は『約10分』を目安にしてくださいね。
ごはんに芯が残ってしまったら
ご飯を炊くのに失敗して、芯が残ったり水っぽくなることがありますよね。
そんな時は、
- ご飯として復活させる
- リメイクして食べる
という方法があります!
芯の残ったご飯を復活させる方法
炊きあがったご飯に芯がある場合は、
- 再加熱する
- レンジなどで蒸す
という方法で、芯残りを解消することができます。
再加熱で芯をなくす方法
フライパンでご飯が炊けたすぐ後に『芯がある』とわかった場合は、
- ご飯全体を混ぜる
- 全体に少し水をかける
- 強火で加熱し、ご飯にかけた水が沸騰したら、弱火で様子を見ながら加熱する
これで芯がなくなる可能性があります。
ご飯にかける水の量は、芯の残り具合で調節してくださいね。
調節の仕方は、
芯が固い・芯の残りが多い
⇒水を多めにする
芯があまり固くない・芯の残りが少ない
⇒水を少なめにする
電子レンジを使う方法
電子レンジで蒸して芯をなくす方法もあります。
- 茶椀などの電子レンジで使える容器に、芯が残っているご飯を入れる
- 少し水をかけ、ラップをかける
- 電子レンジで加熱する
- 全体を混ぜる
たったこれだけです。
レンジで加熱するときのワット数や時間は、芯の残り具合やご飯の量にもよります。
芯の消え具合をみながら調節してくださいね。
芯の残ったご飯をアレンジレシピに
芯が残ってしまったご飯は、
『固めのご飯が向いている料理に使う』
という手もあります。
たとえば
- チャーハン
- リゾットや雑炊
- ピラフ
- パエリア
『芯がガッチリ残ってしまっている』という場合は、一旦蒸したりしてから使うと良いですよ。
ベチャベチャになったご飯の使い道
芯が残るのとは逆にベチャベチャになってしまった場合は、
- 雑炊やリゾット
- おかゆ
- 五平餅
- 餡かけ飯
- せんべい
などに使えます。
特に簡単なのが、雑炊やリゾット、おかゆです。
雑炊やリゾットは、市販のスープの素を使うととても簡単に作れます。
おかゆも、水を足して炊くだけ。
保温ジャーがあるなら、保温ジャーにご飯とお湯を入れてしばらく待つだけでOKです。
炊くのに失敗したご飯も、ぜひ活用してくださいね!
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まとめ
フライパンで、ご飯を炊く方法は
- 米を洗ってフライパンに入れ、水に浸す
- 沸騰するまで加熱する
- 沸騰したら弱火にし、5~15分ほど炊く
- 『パチパチ』『ジュー』という音がしたら火を止め、5~10分くらい蒸らす
- ご飯全体をほぐし混ぜて、余分な水分を飛ばす
特に大事なのは、
- お米を十分水に浸し、水を吸収させる
- 火を止めたら蒸らして、米の回りの水分を米の中まで吸収させる
ということです。
この2つで、芯が残るのを防げますよ。
そして、万が一芯が残った場合は、
- 水を少し足して加熱し直す
- レンジで蒸す
- 増水やリゾット、チャーハン、五平餅などに使う
といった方法で、ムダなく食べることができます。
フライパンでご飯を炊けると、災害やキャンプのときにも役に立ちます。
ぜひトライしてくださいね!