寒い冬を過ごすときに欠かせないのが、暖房器具。
中でも、ガスファンヒーターやガスストーブは、
『部屋が温まるのが早い』
という特徴があります。
「できたら、ガスファンヒーターやストーブを使いたいなぁ…。」
と思う人も多いことでしょう。
でも、ガス暖房で気になるのが
ガス代
ですよね。
特別に寒い日など、1日中つけっぱなしの日もあるかもしれません。
そんな日には、ガス代はいくらになるのでしょう?
プロパンガスだと、なおのこと心配ですよね。
ということで今回は、
プロパンガスのファンヒーターやストーブを1日つけっぱなしにしたときのガス料金
についてお話しします。
どうしたら安く使えるか
についても書いているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
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プロパンガスファンヒーターとストーブの1日つけっぱなしの料金
プロパンガスファンヒーターとストーブの1日のガス代はいくら?
ではさっそく、1日つけっぱなしにした時の、
- プロパンガスのファンヒーター
- プロパンガスのガスストーブ
のガス代を調べてみましょう。
今回は、
- 木造建て6畳
- コンクリート建て8畳の場合
を想定して、
ガスファンヒーター…ノーリツGFH-2403S
ガス消費量は、2.45~0.59kW/h
ガスストーブ…リンナイR-852PMSIII
ガス消費量は、2.1kW/h=0.0756立法メートル/h
とします。
さらに、
- ガスファンヒーターのガス消費量は、中間値の1.52kW/h=0.05472立方メートル/h
- 寝ている間は消しているものとして、『1日つけっぱなし』は、起きている間の18時間の使用とする
- プロパンガスの従量単価は、350円、450円、550円の3パターン
として計算します。
ガスファンヒーターもガスストーブも、寝る間は消さないと危ないですものね。
すると、結果はこのようになりました。
従量単価 | 1時間あたり | 1日(18時間) | 30日 | |
ガスファンヒーター | 350円 | 19.2円 | 345.6円 | 10,368円 |
450円 | 24.6円 | 442.8円 | 13,284円 | |
550円 | 30.1円 | 541.8円 | 16,254円 | |
ガスストーブ | 350円 | 26.5円 | 477円 | 14,310円 |
450円 | 34.0円 | 612円 | 18,360円 | |
550円 | 41.6円 | 748.8円 | 22,464円 |
(小数点2位以下は四捨五入)
もちろん、1ヶ月のガス代には、さらに基本料金と暖房以外のガス代が加わります。
それを考えると、ガスでの暖房を使うことに、二の足を踏んでしまうのも無理ないですね…。
なお、実際には、
- ガス料金
- 機種
- 室温
- 温度設定
- ガスファンヒーターやガスストーブの大きさ
- 部屋の断熱性
などの条件によって、ガス代は変わります。
そのため、これはあくまで試算として考えてくださいね。
ガスファンヒーターとストーブのメリット
ガスファンヒーターもガスストーブも、けっこうガス代がかかってしまいます。
これは、一番のデメリットと言えるでしょう。
でも、あえて選んで使っている人も、けっこういるのです。
それは、
高いガス代を払ってでも使いたくなるくらいのメリット
があるからです。
では、ガスファンヒーターにどんなメリットがあるかというと、
ガスファンヒーターのメリット
- 部屋を素早く温めることができる
- 石油ファンヒーターや石油ストーブに比べ、臭いが少ない
- ガスの燃料で水蒸気が発生するので、空気が乾燥しにくい
- 燃料を補給する必要がない
- 温風が低いところから出るので、寒くなりがちな足元を温められる
さらに、ガスストーブにも、
ガスストーブのメリット
- 部屋が温まるまでの時間が短い
- 点火、消火時にほとんど臭いがしない
- ガスの燃料で水蒸気が発生するので、空気が乾燥しにくい
- 燃料補給の必要がない
- 上に鍋を置いて調理ができるものもある
というメリットがあります。
特に、
『部屋が温まるのに時間がかからない』
ということに、魅力に感じている人が多い様子。
中には、
「朝起きてすぐ部屋が暖かくなるのが快適で、ガス代が高くても手放せない。」
と言う人もいるほどです。
メリットが多ければ、ガス代が高くても『コスパが良い』と思えますよね。
『つけっぱなし』には気をつけて!
寒いと、どうしても暖房器具をつけっぱなしにしてしまいますよね。
この記事でも、『つけっぱなし』にした時のガス代について、お話ししてきました。
でも、ガスファンヒーターや、ガスストーブをつけっぱなしにする時は、注意が必要です。
特に大切になるのが『換気』。
1時間に1~2回は、必ず換気をしてください。
換気が不十分だと、不完全燃焼を起こしてしまうことがあるからです。
不完全燃焼が起きると、一酸化炭素が発生して、一酸化炭素中毒になってしまう可能性があります。
一酸化炭素中毒は、命に関わる事態になりかねないので、寒くてもしっかり換気してくださいね。
また、つけっぱなしで外出したり寝てしまったりすると、当然火災のリスクも高くなります。
人のいない部屋で暖房を使うのも無駄ですし、
安全のために、外出時や寝る時は、必ず消火してください。
そして、
長時間温風に当たっていると、低温やけどや脱水症状
を起こしてしまうこともあります。
どんなに寒くても、ファンヒーターやストーブの前で寝たり、子どもを寝かせたりするのは、絶対にやめましょう。
ペットも、長時間温風にあたりすぎないように、十分気をつけてあげてくださいね。
ガスファンヒーターとストーブを賢く使うには
ガスファンヒーターやガスストーブを使うと、どうしてもある程度は、ガス代が高くなってしまいます。
でも、なるべくならガス代を抑えたいものですよね。
ここからは、
どうしたらガス代を抑えられるか
について、お話しします。
まず料金を下げておく
「ガスファンヒーターやガスストーブを使おう」
と思ったら、まず
『ガス料金を安くすること』
を考えましょう。
ガス料金自体を安くしてしまえば、暖房にかかるガスの費用も減らせますからね。
「ガス料金を安くすることなんてできるの?」
と思う人もいるでしょうが、できる可能性があります!
どうすればいいかというと、
- ガス料金が今より安くなる可能性がないか、『ガス会社変更サービス』のサイトで料金シミュレーションをする
- ガス会社乗り換えで安くできるなら、『ガス会社変更サービス』を利用してガス会社を変える
『ガス会社変更サービス』とは、
ガス会社の紹介から手続きまで、ガス会社の乗り換えをサポートしてくれるサービスです。
なぜこのガス会社変更サービスを利用するのがおすすめかというと、
料金もサービスも良心的なガス会社を紹介してもらえるからです。
また、
「契約した時は安かったのに、後から料金を上げられてしまった」
なんて心配もありません。
そして、
ガス会社変更サービスの利用は無料
と、メリットが多いのです。
もちろん、どのくらい安くなるかは状況にもよりますし、必ず安くなるとは限りません。
でも、ひとまず今のガス料金が高いか安いか、どのくらい安くなりそうかだけでも、チェックしてみることをおすすめします。
料金シミュレーションなら、個人情報を入れなくてもできるので、ぜひ試してみてくださいね。
関連記事:プロパンガスの料金が高いか比較診断するオススメの方法を紹介!
関連記事:【2021最新】ガス料金を節約するプロパンガス会社変更サービス比較
部屋の暖房効率を上げるには
ガスファンヒーターやガスストーブに限った話ではありませんが、暖房を使うなら
- 部屋の窓に断熱シートを貼る
- 部屋の窓に厚手のカーテンをかける
- ファンヒーターやストーブを、窓側に置く
これだけでも、暖房効率を上げる効果があります。
どれも『窓』が関わってますよね。
これは、部屋の熱が一番逃げやすいところが窓だからです。
『ガスの節約』とは、要するに『ガスの使用量を減らすこと』。
ガスファンヒーターやガスストーブのガスの使用量を減らすには、
暖房の熱を逃がしにくい部屋にする
ということが大切なのです。
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ガスファンヒーターとストーブの上手な使い方
もちろん、ガスファンヒーターやガスストーブの使い方でも、ガスの使用量を減らせます。
その方法とは
- 部屋のサイズや家の造りに合ったものを選ぶ
- エコ機能を使う
- エアコンと併用する
- サーキュレーターを使う
- 設定温度を少しだけ低くする
- こまめに手入れをする
特に、サーキュレーターを使うのは、おすすめ。
部屋の空気を動かすことで、温まった空気を部屋に行きわたらせることができます。
また、
- ガスファンヒーターやガスストーブで素早く部屋を温める
- 部屋が温まったらエアコンで温度を維持する
という連携をすると、
ガスファンヒーターやストーブとエアコン、両方の強みを活かして効率よく暖房できます。
そして、お手入れも大事です。
手入れってちょっと面倒ですよね。
でも、手入れを怠ってフィルターや吹き出し口にすると、暖房効率が悪くなってしまいます。
その分、ガスを余計に消費してしまうので、時々手入れしてくださいね。
関連記事:ガスヒーターの節約術をチェック!できるだけコスパ良く使う方法!
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まとめ
冬の朝の強い味方になってくれる、ガスファンヒーターやガスストーブ。
でも、ガス代が高くなってしまうことが悩みどころですね。
特に、プロパンガスでガスファンヒーターやストーブを1日つけっぱなしで使うと、暖房にかなりのコストがかかってしまいます。
この記事での試算では、
従量単価が350円でも、1ヶ月のファンヒーターのガス代が10,000円を超えてしまいました。
ガスストーブでは、14,000円を超えてしまいます。
ならばなおさら、プロパンガスのファンヒーターやストーブを使うには、節約が必須ですね。
節約するなら
- ガス会社乗り換えで料金が安くなるなら、ガス会社変更サービスを利用して乗り換える
- 窓から熱が逃げないように、厚手のカーテンや断熱シートを使う
- ファンヒーターやストーブは窓側に置く
- エコ機能を使う、設定温度を少し下げる、サーキュレーターを使うなど、ファンヒーターやストーブの使い方を工夫する
という方法を、組み合わせるのがおすすめです。
ぜひ、ガスファンヒーターやガスストーブを上手に使って、温かく冬を過ごしてくださいね!