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洗濯のすすぎ1回と2回、毎回同じでいい?洗剤と汚れで選ぶ

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洗剤のボトルには「すすぎ1回」。でも、洗濯機をスタートすると表示は「2回」。ボトルを信じるのか、洗濯機に任せるのか、朝から小さな相談事が増えますよね。

  • すすぎ1回で、洗剤が服に残らない?
  • 泥だらけの靴下も、いつものタオルも同じ設定でいい?
  • 水をためてすすぐ「ためすすぎ」と、水を足し続ける「注水すすぎ」、どちらがいい?

すすぎ1回を選べるのは、対応する洗剤を適量で使い、衣類の汚れ・量と洗濯機のコースが、その条件に合うときです。洗剤に2回以上の指定がある場合は、その回数が基準になります。

水を減らせるのはうれしいところ。でも、干す段階で洗い直しとなると、朝の予定がなかなか厳しい! すすぎの数字だけ変える前に、ボトルと洗濯物、設定の違いを確かめたいですね。

液体か粉末か、だけでは決まらないすすぎ1回と2回を選ぶ条件は?

左にすすぎ1回を選べる条件、右に2回以上の条件、下に詰め込み時の衣類量調整を示す図

「液体なら1回、粉末なら2回」と覚えてしまいがちですが、回数は製品ごとに違います。容器の裏面などにあるのが、その洗剤のすすぎ回数の表示です。

普段着やタオルを洗う場合の判断を並べると、次のようになります。

洗剤の表示・量衣類の状態すすぎ方式回数の考え方
すすぎ1回対応・表示の適量通常の汚れで、詰め込みすぎていない製品と機種に合うためすすぎ1回を選べる条件
すすぎ2回以上の指定あり汚れが少ない日も含む製品・機種の指定に沿う指定された2回以上
すすぎ1回の表示がない普段着やタオル回数・方式の指定を確認花王・ライオンの案内では2回以上がおすすめ
すすぎ1回対応・適量ひどい泥汚れなど、汚れが多い衣類と機種に合う設定2回以上を検討。洗い方も調整

「すすぎ1回OK」は、適量で使ったときの表示

たとえばアタックZEROは、洗剤成分が繊維に残りにくく、適量ならためすすぎ1回で十分にすすげます。好みで2回すすぐことも可能です。

洗剤を多めに入れた場合まで、「すすぎ1回OK」の条件がそのまま当てはまるわけではありません。「汚れているから念のため、もう少し」と足したくなりますが、適量は製品の表示にある水量や衣類量に対応しています。

洗濯機が2回でも、洗剤と矛盾しているわけではない

標準コースは、すすぎ2回になっている洗濯機が多くあります。すすぎ1回対応の洗剤を使っても、設定が自動で1回へ変わるとは限りません。

1回対応の洗剤でも、すすぎ2回で使えます。

洗剤が1回対応でも、選んだコースによっては回数や方式を変更できません。変更できる設定は、機種の取扱説明書に載っています。

泥汚れの日は、いつもと別すすぎ1回を続ける前に、汚れと詰め込みに注意

汚れが多い衣類は、すすぎ2回以上を検討する

ひどい泥汚れや、便・尿・嘔吐物で汚れた衣類には、すすぎ2回以上がおすすめです。汚れの多い衣類を1回だけですすぐと、黄ばんだり、汚れが残ったりすることがあります。

軽い汚れのタオルと、泥だらけの靴下。同じ洗剤でも、汚れに合わせてすすぎ回数を変えます。

襟や袖口などの部分汚れには、使用方法で認められた液体洗剤を直接塗ってから洗う方法があります。その場合、洗濯機へ入れる量は、塗った分を差し引いた量です。塗った洗剤も、1回分の量に含まれるんです。

衣類を押し込んでも、洗濯機の容量は増えない

詰め込んだ場合と、容量の7割程度に抑えた場合。衣類の動きの違いを比べる動画です。

「洗濯物容量別の洗濯機内の洗濯物の動き」(ライオン公式チャンネル)

ライオンが示す洗濯物量の目安は、洗濯機容量の7〜8割程度です。詰め込みすぎると衣類が動きにくくなり、汚れ落ちが悪くなります。

「あとタオル1枚だけ」が何枚も続くこと、ありますよね。ふたが閉まるかどうかと、十分に洗えるかどうかは別の話。

洗える量にも、機種やコースごとの上限があります。毛布などの大物や、おしゃれ着用のコースには、それぞれの容量・洗い方の指定があります。

詰め込みの対処は、衣類量を調整すること。すすぎを2回に増やすだけで、洗いの不足まで補えるとは限りません。

同じ「1回」でも水の使い方が違うためすすぎと注水すすぎ、どちらを選ぶ?

ためすすぎは設定水位まで、注水すすぎは水位に達したあとも給水する様子を並べた図

ためすすぎは、設定された水位まで水をためてすすぐ方式。注水すすぎは、その水位に達してからも、新しい水を入れながらすすぐ方式です。

注水すすぎのほうが水を多く使います。「1回」の表示が同じでも、水の使用量には差があるんです。

花王の洗剤に表示されたすすぎ回数は、ためすすぎでの回数です。アタックZEROの「1回」も、適量で使った場合のためすすぎ1回。注水すすぎでも使用できますが、節水という点ではためすすぎが向いています。

普段着と毛布では、向いている方式も違う

普段着やタオルなら、ためすすぎで洗えるんです。一方、毛布などは設定水位より上に衣類が出て、ためすすぎでは十分にすすげない場合があるため、注水すすぎが勧められています。

毛布は、洗濯機が指定するコースとすすぎ方式で洗います。普段着と同じ設定にできるかどうかは、機種によって異なるんです。

ボタンの押し方は、機種ごとに違う

すすぎ回数や方式は、操作パネルと取扱説明書のコース説明で分かります。

すすぎボタンの操作で「洗い」「脱水」の表示が消える機種もあるため、変更後は洗い・すすぎ・脱水が一通り設定されているかも確認が必要です。すすぎだけ終わっても、干す準備はできませんから。

なお、運転中のふたやドアは無理に開けないでください。槽内の動きを確かめるために、安全ロックを外すのは危険です。

水量の差には、試験条件があるすすぎを減らすと、水道代はどう変わる?

すすぎを2回から1回に減らすと、その工程で使う水を減らせます。ただし、減る量は機種や衣類量、すすぎ方式によって変わります。

具体例として、ライオン調べの主要4社の縦型洗濯機・衣類3kg・標準コースの平均では、洗濯全体の使用水量は、すすぎ2回で約123L、1回で約87L。差は約36Lです。

36Lは、この条件で調べた縦型洗濯機の平均差です。ドラム式や衣類の量が違う場合は、水量差も変わります。

36Lに、東京23区の月20m³超30m³以下の単価を当てはめた例

「36L減るなら、水道代は?」も気になりますよね。東京都水道局の料金表(2026年10月19日確認)にある東京23区の単価で、次の家庭を例にしてみます。

  • 一般家庭用で、メーター口径(呼び径)は20mmです。
  • 使い始めや引っ越しによる日割りはなく、2か月続けて使っています。料金を計算する際の1か月分の水量は20m³を超え30m³以下で、水を減らしたあともこの範囲に収まります。
  • 下水へ流したとみなす水量は、使った水道水と同じです。特別な値引きや支払いの免除、口座振替の割引は受けていません。

この家庭では、水道と下水道の両方に、使った水の量に応じた料金がかかります。1m³、つまり1,000Lあたりの単価は、水道163円と下水道140円で、どちらも税抜き。合計303円に消費税10%を足すと、333.30円/m³(税込・1円未満を切り捨てる前)になります。

先ほどの試験で減った36Lを、この単価で金額にすると約12円です。

すすぎの削減回数1回 × 平均の水量差36L ÷ 1,000 × 333.30円/m³ = 11.9988円(約12円)

約12円は、この家庭の料金で36Lぶんの水を金額にした目安です。洗濯のたびに請求が12円ずつ減るわけではありません。

実際に払う料金は、2か月で使った水を1か月分ずつに分けて計算します。水道と下水道それぞれの料金に消費税を加え、1円未満はそれぞれ切り捨て。安くなる額は、メーターで計った水量と、減らしたあとの水量にかかる単価で変わります。

同じメーターで同じ期間使うなら、基本料金はそのままです。333.30円/m³は、使う水が増えたり減ったりする分の単価。基本料金を含めた水道代全体の平均とは違います。

水道代を少し抑えられるのは助かりますが、汚れた靴下を洗い直す手間も増やしたくないところ。すすぎは、洗剤と衣類に合う回数を選びたいですね。

次の洗濯で変えるなら洗剤・洗濯物・設定を一緒に確かめる

洗濯機の前で洗剤ボトルを見る女性と、普段着・泥汚れのズボンが別々に入った洗濯かご

設定を変えるときの確認は、次の4点です。

  1. ボトルのすすぎ表示と使用量。「1回OK」か「2回以上」か、洗剤量が適量か。
  2. その日の汚れ。普段着の軽い汚れか、ひどい泥汚れなどがあるか。
  3. 衣類の量とコース。詰め込みすぎていないか、そのコースで洗える衣類と量か。
  4. すすぎ方式と運転内容。ため・注水のどちらか、洗い・脱水も設定されているか。

たとえば普段着3kgを、アタックZEROの適量で洗い、機種側もためすすぎ1回へ変更できる場合。ひどい汚れや詰め込みがなければ、1回を選べる例です。

同じ3kgでも、ひどい泥汚れがある日は2回以上を検討します。洗剤は同じでも、洗濯かごの中身は毎日違いますからね。

すすぎ回数とは別に、乾燥に時間がかかるなどのお手入れの悩みは、ドラム式洗濯機の部位別の掃除方法でも説明しています。

よくある質問(FAQ)

すすぎ1回対応の洗剤を、2回ですすいでもいい?

はい。アタックZEROなど、すすぎ1回対応の洗剤は2回でも使えます。1回対応は「必ず1回にする」という指定ではありません。

すすぎ1回でも、柔軟剤は使える?

使えます。全自動・ドラム式では、洗濯開始前に専用の投入口へ入れると、すすぎのときに投入されます。量や投入方法は、柔軟剤と機種の指定に合うことが条件です。

洗剤の表示が読めない・すすぎ1回と書いていない場合は?

すすぎ1回の表示がない洗剤は、2回以上が勧められています。容器の表示が読めないときは、メーカーの商品ページなどで、同じ製品のすすぎ回数を確かめます。液体というだけでは、1回対応と判断できないんです。

お風呂の残り湯で、すすぎ1回にしてもいい?

すすぎには水道水が勧められています。残り湯ですすぐなら2回以上で、最後の1回に使うのは水道水です。残り湯を最初の「洗い」だけに使うなら、すすぎ1回対応の洗剤を適量で使うなどの条件が合えば、1回を選べます。

まとめ

すすぎ1回と2回は、洗剤の表示・適量、その日の衣類、洗濯機の方式を合わせて選びます。

1回対応の洗剤でも、ひどい汚れには2回以上を検討。詰め込みがある日は、衣類量の調整も必要です。ためすすぎと注水すすぎでは、同じ1回でも水の使い方が違います。

普段着の日も、泥だらけの日もあります。毎回同じ設定に固定するより、洗濯かごの中身に合う回数で、きちんと洗って干せるのがいいですね。

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