先に帰った家族は夕飯。でも、遅い人の魚はどうしましょう。あとでもう一度グリルに火をつけるとなると、プロパンのガス代がちょっと気になりますよね。
- 家族の分を一度に焼く日と、二度に分ける日で、費用はどのくらい違う?
- 帰宅待ちや予熱の時間も、ガス代に入る?
- 焼き色が足りず、3分追加したらどのくらい増える?
LP用グリルが2.02kWで燃焼し、従量単価を税込600円/m³と仮定すると、合計10分で約7.24円、10分ずつ二度なら約14.47円です。二度焼きで増えるのは、この条件で約7.24円になります。
毎回まとめて焼ければ楽ですが、家族の帰宅はそろわないもの。魚は人数分買えても、夕飯の時刻までぴたりとはそろいません。ガス代の差と、二度支度する手間は、どちらも気になるところです。
みんな一緒に食べる日家族分を一度に10分焼くなら、ガス代は約7.24円の例

同じ火力で同じ時間燃焼するなら、1切れでも2切れでも計算上のガス代は同じです。一度に焼ける量と並べ方は、機種ごとに決まっています。
家族分が指定の間隔で収まり、必要な加熱も一度で済むなら、点火は1回。実際の焼き時間は魚の厚さや量でも変わります。ぎゅうぎゅうに詰めると焼きむらの原因になるので、魚まで満員電車にするのは避けたいですね。
仮定:予熱3分と調理7分で、合計10分
たとえば、予熱3分のあと魚を7分焼くと、ガスが燃えた時間は合計10分になります。「魚を入れてから7分」と、点火していた時間には3分の差があるんです。
計算に使う機種は、パロマWITHNAの水なし両面焼きグリル。掲載機種のLP仕様はグリル単体で2.02kWです。コンロも含む全点火時の10.5kWとは分かれています。
パロマ公式の、両面焼きグリルの使い方を紹介する動画です。
- 仮定:点火中はずっと2.02kWで燃焼する
- 仮定:LPガスの従量単価は税込600円/m³で一定
- 換算条件:プロパンの発熱量は、標準状態の参考値100.5MJ/m³
- 仮定:予熱・調理を含む合計点火時間を10分とする
kWは、1時間当たりに燃やすガスの熱量を表す数値です。時間を掛けた熱量をガスの体積に換算すると、次の費用になります。
参考ガス量=2.02×3.6×10÷60÷100.5≒0.01206m³
参考ガス代=約0.01206m³×600円≒7.24円
3.6は、熱量の単位をkWhからMJに直すための換算数。10分という時間は費用計算の仮定で、魚に必要な加熱時間は機種・食材・メニューで変わるんですね。
約7.24円は、一定の火力と仮定単価から求めた参考額です。実際の費用は、火力調整・自動制御・供給ガスの組成や計量条件で変わります。換算に使った標準状態は、温度0℃・1気圧の条件です。
18時と20時に食べる日10分ずつ二度焼くと、合計20分で約14.47円
18時に先に食べる人の分を焼き、20時に帰った人の分を焼く。どちらも予熱などを含めて10分ずつ燃焼した仮定なら、その晩の点火時間は10分+10分=20分です。
二度焼きの費用は、1回目と2回目に燃焼した時間の合計で決まります。消火して待っている間は、グリルのガスを使いません。帰宅待ちの2時間、火を消していればグリル代はゼロ!
2回目に必要な予熱や調理時間は、機種・庫内の温度・魚の状態によって変わります。庫内が温かいときの使い方も、その機種の指定どおりです。
| 1回目 | 2回目 | 合計点火時間 | その晩の参考ガス代 |
|---|---|---|---|
| 10分 | 10分 | 20分 | 約14.47円 |
| 10分 | 15分 | 25分 | 約18.09円 |
遅い人の分が厚い切り身で、2回目に15分かかると仮定すれば、合計は25分。2回とも10分だった晩より、約3.62円増えます。点火ボタンを押した回数が同じでも、燃焼時間の違いで費用は変わるわけです。
月12晩のうち、6晩だけ二度焼きなら
焼き魚を月12晩作り、6晩は一度に10分、残り6晩は10分ずつ二度焼くと仮定します。点火は計18回、合計180分。上と同じ火力・単価なら、ガス代は月約130.24円です。
12晩とも一度に10分なら月約86.83円なので、差は約43.41円になります。毎日きっちり同じ時刻に夕飯、とはいかない家もありますよね。この例なら、月6晩の二度焼きによる追加分は、そのくらいです。
生の魚をあとで焼くか、焼いた魚を保存するか
あとで焼く生の魚は、表示された保存方法に従って冷蔵してください。焼いた魚を取り置く場合は、清潔な浅い容器に小分けし、素早く冷やして冷蔵します。暖かい部屋での長時間の放置は避けてください。
保存した魚を食べるときは、中心まで十分に温め直すことが必要です。グリルで温め直せば、その点火時間にもガス代がかかります。電子レンジなどを使う場合は、その器具の電気代ですね。
まとめて焼く日の費用は、最初の調理に加えて、実際に行った温め直しの分もかかります。焼きたてにする日と、先に焼いて保存する日では、食べるまでの支度も違うんです。
焼き色をもう少し足す日10分のあと3分追加すると、増えるガス代は約2.17円

予定の10分が終わったけれど、もう少し焼きたい。同じ2.02kWで3分追加すると仮定した場合、合計13分の費用は約9.41円で、追加分は約2.17円です。
3分を月12回追加すれば、増える分は月約26.05円になります。毎回の「あとちょっと」も、1か月では36分ぶん。ただ、数円を惜しんで生焼けになったら、夕飯どころではありません。
準備待ちで余分に燃やす時間が減れば、その分のガス代が減ります。魚や器具の準備を済ませてから指定どおりに点火すれば、予熱後に食材を探す時間も短くなるんです。魚は中心まで十分に加熱し、必要な予熱時間も守ってください。
弱火にしたときは、焼き終わるまでの時間も変わる
使うガスの量は、火力と燃焼時間の両方で決まります。弱火にして焼く時間が延びれば、その間もガスを使うんです。
自動調理で火力が変わる機種もあります。魚に合う火力や予熱時間は、機種・メニューの指定どおりです。
二度目の点火でも、換気と受け皿の指定は同じ
水なしグリルも、水が必要なグリルもあります。水が必要な機種では、指定量を入れてください。専用容器を使う場合も、対応機種とメニューの使い方に従います。
使用中は換気し、台所を離れるときは火を消してください。グリル用の石など、メーカーが禁止する物は受け皿に入れないでください。異常燃焼や一酸化炭素中毒、火災につながる危険があります。
遅い人が帰るまで、火をつけたまま待つのは危険です。再点火の前には、受け皿にたまった脂なども、取扱説明書どおりに確認・処理してください。
FAQ|魚焼きグリルのガス代でよくある疑問
片面焼きも、10分なら約7.24円?
機種ごとのガス消費量と合計点火時間で費用が変わります。今回の2.02kWは、水なし両面焼きの掲載機種の仕様です。両面焼きは上下から加熱し、片面焼きは途中で魚を裏返す使い方なので、調理の手順も違うんですね。
朝のトーストは、トースターの方が安い?
同じ食材・分量が予熱込みでどちらも3分で焼ける仮定なら、LPグリル2.02kW・税込600円/m³は約2.17円。Panasonic NT-T501の1200Wが3分間一定、電気を税込31円/kWhとすると、1.2×3÷60×31=1.86円で、差は約0.31円です。実際は機種・火力・パンの厚さや枚数で、焼き上がるまでの時間が変わります。パンが焦げたら、数十銭の差より残念ですよね。
プロパンと都市ガスは、1m³の値段だけで比べられる?
1m³に含まれる熱量が違うので、同じ調理に必要な体積も変わります。比較には、それぞれのガス種に合う機器の消費量・点火時間・従量単価が必要です。
自宅の単価は、請求総額を使用量で割れば分かる?
請求総額を使用量で割ると、基本料金や設備料金の分も混ざります。グリルで追加使用した分の計算に対応するのは、従量料金の単価です。
単価は検針票・Web明細・料金表などに載っています。使用量別の料金がある契約では、その月の使用量に応じた単価になるんですね。項目の違いは、プロパンガスの検針票の内訳でも説明しています。
グリルを使う回数を減らすと、減るのは調理で使ったガスの費用です。契約を続ける間の基本料金や、契約に基づく設備料金は支払いが続きます。家全体の請求が気になる場合は、プロパン料金とガス会社の比較も選択肢です。比べる対象は、同じ使用量の月額と切替費用になります。
消費するガスの計算に、熱効率も必要?
ガス消費量kWに点火時間を掛け、発熱量で割ると、使ったガスの体積が出ます。仕様のkWは燃料として消費するガスの熱量なので、そこから直接求められるんです。
まとめ
魚焼きグリルのガス代は、家族の分を何回に分け、合計何分燃焼したかで変わります。LP用2.02kW・税込600円/m³の仮定なら、一度に10分で約7.24円、10分ずつ二度なら約14.47円です。
追加3分なら約2.17円。予熱も焼き足しも含めた燃焼時間が費用に関わり、消火して帰宅を待つ時間にはグリルのガスを使いません。先に焼いて保存する場合は、温め直しの費用もかかるんですね。
一度に焼ける日はまとめて、遅い人に焼きたてを出したい日は二度に分ける。この条件での差は1晩約7円です。帰宅時刻に合わせてもう一度焼くことも、夕飯の選択肢に残しておけます。