コーティングのフライパンって、焦げ付きにくくてとても使いやすいですよね。
でも、寿命が短いのが悩みどころ。
コーティング加工のフライパンは、コーティングが剥がれたら寿命なので、だいたいは1~2年くらいしか持ちません。

コーティングのフライパンの中でも長持ちする製品はあります!
また、鉄のフライパンは、一生使えるほど長持ちしますよ!
ということで、この記事では
- コーティングのフライパンの中で長持ちする製品
- コーティング以外で、長持ちするフライパン
についてチェックしていきます。
ぜひ読んで、フライパン選びの参考にしてくださいね!
スポンサーリンク
『焦げ付かず長持ち』の最強コーティングフライパンを紹介!
では、『焦げ付きにくくて長持ちする』フライパンについてチェックしていきましょう。
なお、この記事の内容は、2021年8月9日現在の情報です。
価格や製品の仕様は変わることがあるので、買うときにはよく確認してくださいね。
コーティングが長持ちするフライパンを選ぶポイント
コーティングのフライパンは、焦げ付きにくさが長持ちするものを選びたいものですね。
では、どこをチェックすると『コーティングの丈夫なフライパン』が選べるかというと、
- コーティングの種類
- テフロン加工の場合は、『耐久性指数』
です。
コーティングの種類で丈夫さが違う
フライパンのコーティングには、いくつか種類があります。
コーティングが強い順に
ダイヤモンドコーティング
⇒ダイヤモンドの小さな粒をフッ素コーティングに配合してあり、剥がれにくく、摩耗にも強い
チタンコーティング
⇒フッ素樹脂にチタンが配合されていて、錆に強く、耐久性が高い
マーブルコーティング
⇒フッ素樹脂に大理石を混ぜてコーティング加工してあり、耐久性に優れていて、くっつきにくい
とされています。
(コーティング加工の技術や質によっては、必ずしもこの順に強いとは言い切れない場合もあります。)
コーティングの種類は、商品説明や製品に付いているラベルなどを見るとわかります。
- 『フッ素樹脂加工』としか書かれていない
- 商品説明に、コーティング強化について書かれていない
といったフライパンは、コーティングはあまり強くない可能性があります。
テフロン加工のフライパンは加工の種類と『耐久性指数』をチェック

はい、それは
『テフロン加工』と一口に言ってもコーティングの強さがいろいろなので、一概に他のコーティングと比べられないからです。
メモ
ここで言う『テフロン加工』とは、デュポン社が開発したコーティング加工技術のことを指しています。
テフロン加工のフライパンの場合は、テフロン加工の種類や『耐久性指数』をチェックしましょう。
耐久性指数は、数字が大きいほどコーティングが強いです。
テフロンプラチナプラス
⇒耐久性指数700
テフロンプラチナ
⇒耐久性指数600
テフロンラディアンス・テフロンプレミアム
⇒耐久性指数400
テフロンセレクト
⇒耐久性指数300
テフロンクラシック(標準的なテフロン加工)
⇒耐久性指数200
テフロン加工の種類や耐久性指数も、製品のラベルやシールなどに書いてあります。
フライパン探しの時には、忘れずにチェックしてくださいね。
では、コーティングの強いフライパンの中から、おすすめの製品を紹介していきます。
お手頃価格! ティファール『IHルビー・エクセレンス』
|
『ティファール』は多くの人に知られているキッチンウェアメーカーですよね。
『IHルビー・エクセレンス』は、『ティファール史上最高峰』と謳われるほど丈夫なコーティングのフライパンです。
名前に『IH』と付いていますが、ガス火でも使えます。
IHルビー・エクセレンスの特徴
IHルビー・エクセレンスの特徴は、
- 6層の『チタン・エクセレンスコーティング』が施してある
- コーティングにチタン粒子を配合して強化し、耐久性を高めている。
- こびりつきにくさがティファールの従来製品の3倍長持ちし、2021年8月上旬現在、ティファール市場最強の耐久性
ということです。
ティファールの製品は、独自の厳しい耐久性テストもされています。
安心して使えますね。
|
もちろん、食材を入れるタイミングを教えてくれる『お知らせマーク』も付いていますよ。
IHルビー・エクセレンスの価格
IHルビー・エクセレンスの価格は、26cmサイズで
楽天最安値
⇒3,961円(税込)
Amazon
⇒3,998円(税込)
ちょっと高めに感じる人もいるかもしれませんね。
でも、コーティングが長持ちすることを考えれば、妥当なところでしょう。
超軽量で安い! タフコ『軽量ダイヤモンドマーブルコートフライパン』
|
タフコの『軽量ダイヤモンドマーブルコートフライパン』は、
Amazonのレビュー
⇒星4.5
楽天のレビュー
⇒星4.33以上
を獲得している、人気のフライパンです。
軽量ダイヤモンドマーブルコートフライパンの特徴
タフコの軽量 ダイヤモンドマーブルコーティングフライパンの特徴は、
- コーティングが5層になっていて、さらにダイヤモンド粒子を配合しているため、摩耗に強い
- マーブル加工で食材がくっつきにくい
- アルミニウム+ダイヤモンド粒子という熱伝導率の高い素材を組み合わせていて、食材に素早く熱を伝えられ、焼きムラも少ない
- 26cmサイズで670gという、かなりの軽さ
- 価格が安い
ということです。
コーティングが強くて軽いなんて、願ってもないフライパンですね!
軽量ダイヤモンドマーブルコートフライパンの価格
タフコ軽量ダイヤモンドマーブルコートフライパンの価格は、26cmサイズで
楽天最安値
⇒1,020円(税込)
Amazon
⇒1,733円(税込)
『本当にこの値段で、軽くてコーティングの強いフライパンが買えるの!?』と言いたくなるような値段ですね。
この価格なら、お試しでも気軽に買えそうです。
10年保証で安心! PENTA『王様フライパン』
|
リサーチしたところ、なんと
10年間もの『コーティングリフレッシュ保証』があるフライパンを見つけました!
それがPENTAの『王様フライパンPENTA』です。
王様フライパンPENTAの特徴
王様フライパンの特徴は、まず、
『アルミに硬質アルマイト加工を施す』という技術によって、コーティングが大幅に長持ちすることです。
この『アルミ+アルマイト加工』は、ダイヤモンドの次に硬いサファイアと同じ分子構造なのだとか。
また、テストでは、9,000回使ってもコーティングが維持されていたとのこと。
毎日2回使ったとして、単純計算で12年以上持つことになります。
その他にも、
- コーティング加工があることで、油をほとんど使わなくても調理ができる
- ステンレス鋼とアルミニウムを組み合わせた素材でできていて、熱伝導率が高く、さびにくくて丈夫なフライパンである
- 取っ手が取り外せるので、そのままオーブンで調理することもできる
- 汚れ落ちがよく、洗いやすい
- カラーが3種類あり、おしゃれなデザインで、そのまま食卓に出しても楽しめる
というのが、王様フライパンPENTAの特徴です。
高級フライパンのお店PENTA&ruhru フライパンのページ
10年間の保証について
『王様フライパンPENTA』には、10年間のリフレッシュ保証があります。
購入から10年以内なら、コーティングの剥がれや摩耗で焦げ付きやすくなった場合、有償で新しいフライパンと交換してもらえるとのこと。
『王様フライパンPENTA』のリフレッシュにかかる費用は、
5,000円(税別)+送料
です。
有償とはいえ、この保証を付けられるのはメーカーの自信の表れですね。
10年保証については、こちらのページをよく確認してください。
メモ
高級フライパンでは、保証対象が公式ショップや正規代理店で買った場合に限られることがあります。
公式以外で買う場合は、保証対象になるかどうか、よく確認してくださいね。
王様フライパンPENTAの価格
王様フライパンPENTAの価格は、24cmサイズで
公式オンラインショップ
⇒12,980円(税込)
楽天
⇒取扱なし
Amazon
⇒15,180円(税込)~
ということで、公式オンラインショップで買うのが一番おトクです。
お値段そのものは高いですね。
でも公式サイトで買って10年使うとすると、1,500円のフライパンを毎年買い替えるより安くなります。
コスパは十分良いと言えるでしょう。
なお、王様フライパンPENTAのような高級調理器具などは、
- 公式以外のショッピングサイトやマイナーなショッピングサイト
- ネットオークションやフリマサイト
などで買うと、偽物をつかまされたり、取引トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
公式のショップや正規代理店で買うのが一番安心ですよ!
フライパンのコーティングを長持ちさせるコツ
どんなに頑丈なコーティングのフライパンを買っても、
コーティングを傷めるような使い方をしてしまうと、当然コーティングの寿命は短くなります。
ではどう使えば良いかというと、まず第一に
取扱説明書に書いてある使い方や手入れの仕方を守って、きちんと手入れをしながら使う
これに尽きます。
細かい手入れの方法や注意点は製品によって違うので、説明書は必ずチェックしてくださいね。
基本的には
- 中火か弱火で調理する
- 必要に応じて、油を引いて使う
- 金属製のヘラやお玉を使わない
- 調理が終わったらすぐ食材を出し、早めに洗う
- 洗うときは、柔らかいスポンジを使う(たわしやスチールたわしなどは使わない)
- 洗った後は水分をよく拭き取って乾かす
といったことに注意すると、コーティングを長持ちさせられますよ。
コーティングが長持ちする扱い方については、詳しくはこちらを読んでくださいね。
関連記事:フライパンのテフロン・フッ素樹脂加工 コーティングを長持ちさせるには?
関連記事:フライパンのテフロン・フッ素加工を復活させる方法【寿命が長持ち】
コーティング以外の長持ちフライパン

鉄のフライパン
フライパンの中には
一生使えるほど長持ちするフライパンもあります!
その代表格が『鉄製のフライパン』です。

いえいえ、必要な手入れさえすれば、使い込むほど焦げ付きにくくなっていくんですよ!
鉄のフライパンを焦げ付かせず使うには
鉄のフライパンを焦げ付かせずに使うには、『手入れ』が大切です。
どんな手入れかというと、基本的には
- 最初にフライパンを火であぶって塗装を落とす『空焼き』
- 初めて使う前にフライパンに油を入れて熱し、油をなじませる『油ならし』
- 調理をする前にフライパンを熱して油を入れてなじませる『油返し』
- 使った後には、洗剤を使わず、お湯とたわしだけで洗う
- 洗ったら水気をよく拭き取り、さらに火にかけて水分を飛ばす
- 油を薄く塗って保管する
といった手入れです。
ポイント
製品によっては、『空焼き』や『油ならし』が要らないこともありますし、手入れの方法も違うことがあります。
手入れの仕方は取扱説明書で確認して、書いてある方法に従ってくださいね。

慣れないうちはちょっと手間がかかるように感じるかもしれませんね。
でも、慣れてしまえばなんてことはありません。
それに、手入れさえしていれば焦げ付きの心配はありませんし、使うほどに焦げ付きにくくなっていきます。
そして、鉄のフライパンは何十年も使うことができます。
筆者の叔母も、祖母から受け継いだフライパンを何十年も使っているんですよ。
鉄フライパンの手入れについてはこちらに詳しく書いているので、併せて読んでくださいね。
関連記事:鉄製フライパンを買って最初にやること!空焼きと油ならしを解説!
メモ
手入れが苦手だったり面倒に感じたりする人は、無理せずにコーティングのフライパンを使うことをおすすめします。
調理は、自分に合う道具を使って負担を減らすことも、とても大切ですからね。
鉄フライパン初心者にもおすすめ! 柳宗理『鉄フライパン』
|
では、おすすめの鉄のフライパンを紹介しましょう。
初めて鉄のフライパンを使う人には、
柳宗理の『鉄フライパン ダブルファイバー窒化加工』がおすすめです。
柳宗理 鉄フライパンの特徴
柳宗理 鉄フライパンの特徴は
- 鉄の上面に凹凸を付けた『ダブルファイバーライン』加工が施してあり、油なじみが良く、焦げ付きにくい
- 外側にも凹凸があることで、熱をより受けやすくなり、食材にしっかり熱を伝えられる
- 左右に注ぎ口があり、油をオイルポットに戻したり水分を捨てたりしやすい
- 鉄に施した『窒化加工』で表面が硬くなっていて、頑丈で摩耗しにくい
- 買った後の『空焼き』『油返し』をする必要がなく、洗って油を塗るだけですぐ使い始められる
ということです。
鉄フライパンは、きちんと油を引いて使えば焦げ付きにくいですが、
柳宗理のフライパンは、『ダブルファイバーライン』が付いているので、さらに焦げにくい表面になっています。
もちろん、鉄フライパンの特徴である
- 金属のヘラやお玉などを使っても、表面が傷つきにくい
- 必要な手入れをすれば、何十年も使える
という特徴も持ち合わせていますよ!
鉄フライパン ダブルファイバー窒化加工の価格
柳宗理の鉄フライパンの価格は、25cmサイズ(蓋付き)で
公式オンラインショップ
⇒4,620円
楽天最安値
⇒6,530円
Amazon
⇒6,980円
コーティングのフライパンより、値段が高めですね。
でも、長く使えることを考えれば、コスパは十分良いですよ!
軽くて長持ち! 双葉工業『鉄エンボス SEフライパン』
|
『鉄のフライパンは重さがネックになって手が出せない』という人もいますよね。
そこで、『鉄でも軽いフライパン』を見つけました。
この双葉工業の『鉄エンボス SEフライパン』も、人気のフライパンなんですよ!
鉄エンボス SEフライパンの特徴
鉄エンボス SEフライパンの特徴は
- 4.5mmとしっかりした厚みがありながら、24cmサイズで715gという軽量
- 表面にエンボス加工が施されていて、油なじみが良く、食材がくっつきにくい
ということです。
厚みをキープしていながら軽量化を実現した技術は、すごいですね!
鉄エンボス SEフライパンの価格
鉄エンボス SEフライパンの価格は、
楽天最安値(24cmサイズ)
⇒2,299円
Amazon(26cmサイズ)
⇒2,200円
となっています。
2021年8月9日現在、ネットショップによって取扱のあるサイズが違うので、サイズをよく確認してくださいね。
スポンサーリンク
まとめ
『食材が焦げ付きにくいフライパン』と言えば、やはりコーティングのフライパンです。
コーティングが長持ちするフライパンを選ぶには、
- 『ダイヤモンドコーティング』や『チタンコーティング』といった、コーティングの種類
- テフロン加工の種類や耐久性指数
などをチェックすると良いですよ。
コーティングのない鉄のフライパンも、
必要な手入れをしながら使えば、コーティングのフライパンと同じくらい焦げ付きにくいです。
使えば使うほど焦げ付きにくいフライパンに育っていきますし、一生使えます。
ただし、
どんなに頑丈なコーティングのフライパンでも、鉄のフライパンでも、使い方や手入れの方法が間違っていると焦げ付きます。
どんなフライパンを使うときも、取扱説明書などをよく読み、
- 正しい使い方をする
- 必要な手入れをきちんとする
ということを心がけてくださいね。
そうすれば、フライパンは長持ちしますよ!