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鉄製フライパンの空焼きと油ならしのやり方を解説【使い始めのシーズニング】

空焼き・油ならしのやり方は?

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『鉄製のフライパン』って、『素材に火が通りやすく、料理が美味しく仕上がる』と言われますよね。

 

ガスオ
使ってみたいけど、最初の手入れが必要なんでしょ?難しくない?

はい、鉄のフライパンは、最初に『空焼き』と『油ならし』という手入れが必要です。

これを『シーズニング』と言います。

 

シーズニングは、そんなに難しくありません。

やり方とポイントがわかれば、自分でできますよ!

 

また、手入れのためにも、空焼きや油ならしの方法は覚えておきたいものです。

 

ということで、この記事では

  • 鉄製フライパンのシーズニング(空焼き・油ならし)のやり方
  • 鉄製フライパンの使用前、使用後のメンテナンスの仕方
  • 焦げ付きや錆への対処方法

について解説します。

ぜひ読んで、鉄製フライパンを使いこなしてくださいね!

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鉄製フライパンのシーズニング 『空焼き』と『油ならし』のやり方

『シーズニング』とは

『シーズニング』というのは、鉄製のフライパンを買ったら使う前にするメンテナンスで、

  • 空焼き
  • 油ならし

の2つの作業があります。

それぞれ、

空焼き

⇒フライパンを熱して、流通段階で錆が付くのを防ぐための塗装を落とす

油ならし

⇒フライパンに油をなじませ、表面に薄い油の膜を作ることで、食材が焦げ付きにくくする

という目的があります。

 

ただし、防錆の塗装に関しては、

  • 『空焼き』をする
  • 洗剤で洗う

という2通りの落とし方があり、製品によって違います。

 

なので、フライパンを買ったときには、空焼きが必要なのか、洗剤で洗うだけでよいのか、説明書きを確認してください。

 

メモ

この記事では、空焼きと油ならしの『基本的なやり方』を解説します。

フライパンに付いている説明書きと違う場合は、説明書きのほうに従ってくださいね。

 

『空焼き』の仕方

ではまず、『空焼き』の仕方から解説しましょう。

 

用意するものはフライパンの他に、

  • 洗剤
  • スポンジ
  • 厚手の鍋つかみや乾いた布巾など(滑りにくく、フライパンの取っ手をしっかり握れるものを使う)
  • ガスコンロ、またはカセットコンロ
  • タワシ
  • 乾いた布巾(フライパンを拭くため)

です。

 

なお、空焼きは、IHコンロではできません。

キッチンのコンロがIHの場合は、カセットコンロを用意してくださいね。

 

空焼きの手順

空焼きの手順は

  1. フライパンを洗剤とスポンジで洗い、ごみやホコリなどをよく洗い流す
  2. フライパンを中火で熱する
  3. フライパンから煙が出始めたら、強火にする
  4. 煙が出てもそのまま加熱し続ける
  5. フライパンの色が少しずつ青や灰色に変わるので、フライパン全体が同じ色になるように、火を当てる部分を変えながらまんべんなく熱する
  6. 青っぽい色がまんべんなく行き渡り、煙が出なくなったら、火を止める
  7. 五徳の上にそのまま放置し、冷めるのを待つ
  8. 触っても熱くないくらいに冷めたら、お湯とたわしなどで残った塗装を洗い流す
  9. 洗い終わったら、水分をしっかり拭き取る

これで完了です。

 

途中でフライパンの色が変わるのは、塗装が気化するためです。

色ムラがある場合は、『塗装が落ちていない』ということなので、ムラがなくなるように火を当ててください。

 

ポイントは

底の部分だけでなく、側面や内側、外側もまんべんなくしっかり火にかけることです。

 

空焼きは結構時間がかかりますし、根気がいる作業です。

なので、時間が取れるときにやってくださいね。

 

メモ

製品によっては、熱した部分が一時的に虹色になることがあります。

これは異常ではなく、防錆のための塗装が溶けて起きる現象です。

最終的に青や灰色になっていくので、気にしなくて大丈夫ですよ。

 

空焼きをするときの注意点とポイント

空焼きをするときには

しっかり換気しながら行う

⇒フライパンの塗装が気化するため

取っ手を握るときは、厚手の鍋つかみや乾いた布巾などを使って、しっかり握る

熱し終わったら、冷めるのを待ってから洗う

⇒熱いうちに水をかけると変形の原因にもなるし、水がフライパンの熱で熱湯になって飛び散り、やけどをする危険性がある

ということに、十分注意してください。

 

『油ならし』の仕方

空焼きができたら、次は『油ならし』です。

しっかり油ならしをすると、食材が焦げ付きにくく、使いやすいフライパンになりますよ。

 

メモ

油ならしは、IHコンロでもできます。

 

用意するものは

  • 油 1/2~1カップ(100~200ml) サラダ油でOK
  • キッチンペーパー
  • 菜箸

です。

 

油ならしの手順

油ならしの手順は、

  1. 中火で2~3分加熱して、水分を蒸発させる
  2. 火を止めて、フライパンに1/2~1カップの油を入れる
  3. 弱火で約3分加熱する(この工程で油の膜ができる)
  4. フライパンの縁ギリギリまで油が行き渡るように、慎重にゆっくりとフライパンを回す
  5. 3分ほど経ったら火を止め、余分な油をオイルポットに戻す
  6. キッチンペーパーで、油を全体に擦り込むようにしながら拭き取る

です。

 

ポイントは、

  • フライパンの縁まで、しっかり油を塗りこむ
  • 新しいフライパンの油ならしをするときは、フライパンの外側にも油を塗りこむ

ということです。

 

メモ

使い始めたばかりのフライパンで頻繁に揚げ物をすると、油なじみが早くなります。

 

油ならしをするときの注意点

油ならしをするときに必ず守ってほしいのは

『必ず弱火で加熱する』ということです。

 

なぜかというと、

火力が強いと、フライパンの縁に油を行き渡らせるために回したときに、引火してしまう可能性があるからです。

 

また、フライパンを回すときは、油がこぼれないように十分注意してくださいね。

 

『金気(かなけ)』が気になるときは

ガスオ
油ならしをしたけど、なんだか金属っぽいにおいや風味が気になるな…。

そのにおいや風味は、『金気』です。

 

金気が気になるときは、

  • 玉ねぎの外側の皮
  • 人参のヘタや皮
  • セロリの葉

などの野菜くずを炒めると良いですよ。

特にセロリやネギなど、香味野菜のくずを使うと、金気が取れやすいです。

 

野菜くずを炒めた後は、必ず

  1. 野菜くずをフライパンから出す
  2. フライパンが冷めてからお湯で洗う
  3. 水気を拭き取る
  4. 火にかけて水分を飛ばす
  5. 油を塗りこむ

という方法で手入れをしてくださいね。

 

シーズニング不要の鉄製フライパンもある

ここまで、シーズニングの方法を解説してきましたが、

空焼きや油ならしの要らない鉄製フライパンもあります。

 

たとえば、

空焼きをしなくて良いフライパン

リバーライト『極フライパン』シリーズ

空焼きも油ならしもしなくて良いフライパン

北陸アルミ『油をなじませた鉄製フライパン』シリーズ

といった製品です。

 

シーズニングの作業が減るので、楽ですよ。

 

ただし、

空焼きや油ならしが要らないフライパンでも、使う前後のメンテナンスは必要です。

 

使う前後のメンテナンスについては、このあと見ていきましょう。

 

鉄製フライパンを使う前・使った後のメンテナンス

鉄製のフライパンのメンテナンスの方法は?

鉄製のフライパンのメンテナンスの方法は?

ここからは、

  • 鉄製のフライパンを使う前にする『油返し』の仕方
  • 鉄製のフライパンを使った後の手入れの仕方

について解説します。

 

使う前には『油返し』をしよう!

『油返し』は、フライパンに油をなじませるためにするメンテナンスです。

油返しをきちんとしておくと、料理が焦げ付きにくくなります。

 

油返しの仕方は、

  1. 中火で、フライパンから煙が出る寸前くらいまで加熱する
  2. 大さじ3杯くらいの油を入れて、弱火で約3分加熱し、油をよくなじませる
  3. 火を止め、余分な油をオイルポットに戻す

これで、油返しは完了です。

 

この後は、調理に必要な量の油を入れて、調理をしてください。

 

使った後の手入れの方法

鉄のフライパンは、使い終わったら

  • 料理をすぐに食器や容器に移す
  • フライパンが手で触れるくらいに冷めたら、すぐに洗って乾燥させる

ということが大切です。

 

料理を入れっぱなし、食材のカスや調味料が付きっぱなしだと、フライパンが錆びやすくなるからです。

 

注意

アツアツのフライパンにいきなり水をかけて洗うと、水が厚くなって跳ね、やけどする可能性があります。

ある程度温度が下がってから洗ってください。

 

洗い方は、

  1. フライパンがまだ温かいうちに、お湯を使ってたわしなどで洗う(洗剤は使わないこと)
  2. 汚れが落ちたら水気を拭き取る
  3. 中火で加熱して、水分をしっかり飛ばす
  4. フライパンの内側に、キッチンペーパーなどを使って油を擦り込む

 

洗剤を使うと、フライパンになじんだ油が落ちてしまいます。

なので、必ずお湯だけで洗うようにしましょう。

(水で洗っても大丈夫ですが、お湯のほうが汚れ落ちが良いです。)

 

どうしても汚れが取れない場合は、洗剤を使ってもOKです。

ただし、洗剤で洗った後は必ず、油ならしをしてください。

 

鉄のフライパンが焦げ付いたり錆びたりしたときの対処法

焦げ付きやサビが出たらどうしたらいいの?

焦げ付きやサビが出たらどうしたらいいの?

最後に、フライパンが

  • 焦げ付いてしまった
  • 錆びてしまった

という場合の対処法を解説します。

 

焦げ付きを取る方法

フライパンが焦げ付いてしまった場合は、

  1. フライパンに、焦げの部分が水に浸るくらいの量の水を張る
  2. 中火で加熱する
  3. 焦げ付きが柔らかくなったら、金属たわしや金属のヘラなどで焦げ付きをこそげ落とす
  4. 汚れをよく洗い流し、水分を拭き取る
  5. 中火で加熱して、水分を飛ばす
  6. 油ならしをする

という方法でメンテナンスしてみてください。

 

なお、金属のヘラやたわしでこするのは、焦げ付きや錆を落とす時だけにしましょう。

普段から使うと、油膜が剥がれて焦げ付きやすくなることがあります。

 

フライパンが焦げ付くのを防ぐには

フライパンの焦げ付きは、

  • 最初に使う前に油ならしをする
  • 調理の前に油返しをする
  • 油返しをしてあっても、調理するときには必要な量の油を使う
  • 火力を強くし過ぎない
  • 料理ができあがったら、すぐに食器や容器に移す
  • 普段は洗剤で洗わず、お湯や水で洗う
  • 焦げ取りなどのために洗剤で洗ったときは、必ず油ならしをしなおす

といった方法で、防ぐことができます。

 

『同じ場所が何度も焦げ付く』という場合は、焦げがきちんと取り除けていない可能性があります。

その場合は、タワシや洗剤でしっかり洗ってみてください。

 

錆びた時の対処法

フライパンが錆びてしまった時は、

  1. 金属のヘラで錆の部分を削って落とす(この段階では、ヘラで削り落とせる分だけでOK)
  2. 錆をざっと落としたら、フライパンに水を入れて沸騰させる
  3. 汚れが浮いて汚れたお湯を捨てて、フライパンを少し冷ます
  4. タワシで錆をこすり落とす(タワシだけでは錆が落ちない場合は、クレンザーを使ってもOK)
  5. 汚れや錆をよく洗い流す
  6. 火で熱して水分を飛ばし、しっかり乾燥させる
  7. 空焼きと油ならしをする

という手順で錆を落とすことができます。

 

フライパンの錆は、

  • 調理後のフライパンに食材のカスや煮汁などが付いたまま放置していた
  • 洗った後、水分を十分に飛ばさなかった
  • 長い間使わないでいた

といったことが原因で発生することが多いです。

 

錆を防ぐためにも、鉄のフライパンはきちんとメンテナンスをしてくださいね。

 

メモ

長期間使わない場合は、いつも通り洗い、水分を飛ばして油を塗り込んだ後、新聞紙にくるんで保管すると、比較的錆が生じにくいです。

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まとめ

鉄製のフライパンは、買ったら使う前に

空焼き

⇒火にかけて、フライパンに塗ってある塗装を落とす

油返し

⇒フライパンに油を入れて火にかけ、油をなじませて焦げ付きにくくする

というシーズニングの作業が必要です。

 

この作業が面倒な人は、『空焼き・油返し不要』『買ってすぐ使える』などと書いてある製品を買うと良いですよ。

 

また、日常的にも

使う前の『油返し』

⇒フライパンを熱して油を入れ、なじませる

使った後の手入れ

⇒お湯か水だけで洗ってから、火にかけて水分を飛ばし、油を塗り込む

というメンテナンスが必要です。

 

ちょっと手間がかかる感じがするかもしれませんが、

メンテナンスをしながら使うことで、フライパンはだんだん使いやすく、手にもなじんできます。

これが『鉄のフライパンは“育てる”ものだ』と言われるゆえんです。

 

鉄のフライパンは、メンテナンスをしながら丁寧に使えば、何十年も持ちます。

ぜひ、日々の食事作りの相棒として育てて、大切に使ってくださいね。

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