家の中には、照明スイッチの手垢や壁紙の汚れ、キッチンの油汚れなど、いろいろな汚れが付きますよね。
そうなんですよね。
そこでおすすめなのが、『オレンジオイル洗剤』です!
『油汚れを強力に取り除き、しかもいろいろな場所に使える』ということで人気があるんですよ。
ということで、この記事では
- オレンジオイル洗剤の使い方や注意点についての解説
- オレンジオイル洗剤で長年溜まった汚れを落としてみたレポート
- おすすめのオレンジオイルの紹介
をお届けします。
ぜひ読んでくださいね!
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オレンジオイル洗剤の使い方は?
では早速、オレンジオイル洗剤の基本的な使い方や注意点を解説しましょう。
なお、『オレンジオイル洗剤』と言っても、製品によって多少違いがあります。
使うときは、使う製品の
- 使い方
- 使って良い物・使ってはいけない物
- 注意事項
などを必ずチェックして、正しく使ってくださいね。
オレンジオイル洗剤の基本的な使い方
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オレンジオイル洗剤の使い方は、他の洗剤と同じで、
- 汚れた部分に洗剤を付ける
- 汚れの状況によっては、そのまましばらく置いて待つ
- 洗剤の成分を取り除く
この3ステップです。
step
1洗剤を汚れに付ける
まず、洗剤を汚れた部分に付けます
付ける方法には、
- 直接スプレーする
- 薄めた液をスプレーする
- 洗剤液や薄めた液を布やスポンジに含ませ、拭く
という方法があります。
どの方法が良いかは、掃除する物の素材や場所などに合わせて選んでくださいね。
step
2しばらく待つ
汚れがこびりついていたり多かったりする場合は、洗剤を付けてからしばらく置きます。
しばらく待つことで洗剤を汚れに浸透させ、落としやすくするのが狙いです。
(汚れが軽いときは、しばらく置かなくてOKです。)
ただし、付けたあとすぐに拭き取ったり洗ったりしなければならない洗剤もあります。
時間をおいて良いかどうかは、洗剤の使い方を読んで書いてあることに従ってください。
また、素材によっても長時間放置すると傷むことがあるので、注意してください。
step
3洗剤の成分を取り除く
最後に、
- 水洗いする
- 水拭きをする
といった方法で洗剤の成分を取り除きます。
どちらの方法を取るとしても、洗剤の成分をしっかり取り除いてくださいね。
水拭きをする時は、布を変えて2回以上の水拭きがおすすめですよ。
オレンジオイル洗剤はどんな汚れに効果的?
オレンジオイル洗剤が効果を発揮するのは、
キッチン
⇒換気扇やガスコンロ、グリル、フライパン、鍋などの油などによる汚れ
お風呂やトイレ
⇒浴槽の湯垢や洗面台の水垢、便器の汚れなど
家のいろいろな場所
⇒照明スイッチの手垢、照明器具やブラインドに付いた汚れ
さらに、製品によっては衣類の汚れに使える洗剤もあります。
一方、オレンジオイル洗剤では落とせない汚れは、
- 日焼け
- シミ
- 焼き付き
など、素材そのものの色が変わってしまっている場合です。
また、
- 汚れが素材に染み込んでしまっている
- 汚れが付いてからあまりに時間がたってしまっている
という場合も、落としにくい可能性があります。
オレンジオイル洗剤はどんな場所に使える?
オレンジオイル洗剤を使って良いモノと使ってはいけないモノがあります。
使って良いのは
- クロス壁
- 浴室
- トイレ
- じゅうたん
- 床
- 換気扇
- レンジ周り
- 陶磁器製品
- 冷蔵庫やエアコンの外面
- ステンレスやスチール
- 窓ガラスや鏡
などです。
使ってはいけないのは、
- ワックスがかかっているフローリング
- ペンキや漆、ニス、その他の塗装面
- 特殊なコーティングがしてある面
- 漆喰壁や布壁、白壁などの特殊な壁
- 皮や毛、絹など動物性の皮や繊維でできた製品
- 無垢の木や紙製品など、洗剤が浸み込んでしまう物
- その他、特殊な素材や一部のプラスチック
などです。
なお、何に使って良く、何に使ってはいけないかも、洗剤によって違いがあります。
洗剤の注意書きをよくチェックして確認してくださいね。
使って良いかどうかわからないときは、
- 目立たない所に少し付けてみる
- 拭き取ったり洗ったりして、変色や変質、塗装の剥がれなどがないかどうかを確かめる
という方法で試して判断してくださいね。
オレンジオイル洗剤を使うときの注意
オレンジオイル洗剤を使うときには、製品ごとの注意事項に加えて、
- 手袋をして使う
- 換気をしながら使う
- 呼吸器が弱い人や匂いが気になるとき、大量に使うなどの場合は、換気をしながらマスクをして使う
- 目よりも高い場所に使うときは、直接スプレーするのではなく布に付けて拭く
- 洗剤に入っている成分にアレルギーがある人は、使用を避ける
ということに気を付けてください。
オレンジオイル洗剤の中には、『天然成分が多いこと』を強調している製品もあります。
でも、天然成分だからといって、完璧に無害というわけではありません。
人によっては手荒れしたり、匂いが強くて合わないこともあります。
洗剤は洗剤なので、使用上の注意はきちんと守りましょう。
ポイント
ペットの中には、柑橘系の苦手な個体もいます。
特に猫は柑橘系の匂いが苦手なこともよくあるので、ペットを飼っている人は
- 換気をしながら使う
- 匂いや成分が残らないように、十分に洗い流したり拭き取ったりする
ということに気を付けてくださいね。
オレンジオイル洗剤はなぜ効果があるのか
オレンジオイル洗剤に汚れ落としの効果があるのは、『リモネン』という成分が入っているからです。
『リモネン』は柑橘系の果物の皮に含まれている成分で、油脂とくっつきやすく、油汚れを吸着して浮かせ、落としてくれます。
だから、油汚れや皮脂、手垢などの汚れに効くのです。
さらに市販の洗剤では
- 汚れを落としやすくする界面活性剤
- 油脂の酸性を中和して落としやすくするアルカリ成分
が入っていることもよくあります。
界面活性剤やアルカリ成分とリモネンがタッグを組むことで、さらに効果が期待できるのです。
実際に使ってみた!オレンジオイル洗剤は本当に油汚れを強力に落とせる?
ここからは、『ADL』というオレンジオイル洗剤を使ったレポートをお届けします。
実際に使ってみてわかったこと
今回は、『ADL』というオレンジオイル洗剤を使って
- ギトギトに油汚れが付いた換気扇のフィルター
- 黒い汚れが付いたお風呂の床
を掃除してみました。
その結果、
換気扇のフィルター
⇒油汚れがひどすぎて一度ではすべては落とせなかったが、汚れを減らすことができた
お風呂の床の黒い汚れ
⇒きれいに汚れを落とせた
という成果がありました。
お風呂の床の黒い汚れも、換気扇フィルターの汚れも、放置していた年月の長さはだいたい同じです。
なので、汚れの性質によって、やはり落としやすさは違うのでしょう。
また、
- 『オレンジオイル洗剤は油汚れに強い』と言っても、限界はある
- 長い時間をかけて溜まり固まった汚れは本当に落としにくくなる
ということもわかりました。
やはり汚れはこまめに落とすのが一番ですね(笑)
今回の洗剤の使い方
今回は、換気扇フィルターもお風呂の床の汚れも、
- ADLを吹きかける
- ラップでパックする
- そのまま約1時間おく
- スポンジや歯ブラシなどでこする
という使い方をしました。
ADLの使い方の説明では、『汚れに応じてしばらく放置してから拭き取ってください。』とあります。
『汚れに応じて』の判断がちょっと難しいところですが、今回は約1時間放置してみました。
換気扇フィルターを掃除した結果
これが掃除前の状態です。
ADLを使う前に『油汚れに強い』と謳っている台所用洗剤で洗ってみたのですが、まったく歯が立ちませんでした。
ADLを付けてラップでパックし、1時間たって様子を見たら、茶色い汁が出ていました。
こういう風に汁が出ているのは、汚れが落ちている証拠のはず。
これは期待できるか!?と、気合を入れて歯ブラシで根気よくこすりました。
…が、このレベルの汚れとなると、さすがのADLも一度では落とせない様子。
でもまったく効果がないわけではありません。
光の当たり具合の違いを差し引いても、汚れが軽くなったのがわかります。
集中的にこすった箇所は、向こう側が少し見えるくらいにはなりました。
(ちょっとピントがあってなくてすみません…。)
ギトギトの油汚れを1回でここまで落とせたのは、大健闘と言って良いでしょう。
フィルターは、時間がある時に、また掃除をしてみます。
お風呂の床を掃除してみた結果
次はお風呂の床の黒い汚れです。
これが掃除前の状態です。
汚れた部分に、ADLを吹き付けてラップでパック。
1時間ほど経過したら、ラップを外して、スポンジでゴシゴシこすります。
ちなみにスポンジは、傷を付けないように食器用スポンジの柔らかい側を使いました。
結果はこの通り!
ここまできれいにするのには、ちょっと根気が要りましたが、換気扇フィルターほどは苦労しませんでした。
なお、お風呂の床掃除は重曹やクエン酸でもできます。
詳しくは、こちらの記事を読んでみてください。
関連記事:お風呂(浴室)の床を重曹とクエン酸でピカピカに掃除した【やり方】
オレンジオイル洗剤を紹介!
筆者の家では『ADL』を使っていますが、オレンジオイル洗剤は他にもあります。
ADLと合わせて3つ紹介しましょう。
なお、価格は2021年9月20日現在の情報で、記載がない場合は税込み価格です。
また、送料などは別途です。
濃いままの業務用もあり! オレンジソル『ADL』
ADLは、あまり有名な洗剤ではありませんが、とても有能な洗剤です。
筆者は、他の洗剤では落とせない汚れに、ADLをよく使っています。
『ADL』の特徴
ADLの特徴は、家の中のいろいろな汚れを落とすのに加えて、
- 抗菌・消臭・防カビの機能が加わっている
- 家の中の物だけでなく、洗車にも使える
- すでに薄めてあってそのまま使えるスプレーと、希釈して使う業務用サイズの原液が売られている
ということです。
なお、公式サイトには『洗車にも使える』とありますが、先にも書いたように塗装によっては洗剤と合わなくて傷む可能性もあります。
念のため、目立たない所で試してから使ってくださいね。
『ADL』の価格
ADLの価格は『そのまま使えるADL』の場合で
公式オンラインショップ
⇒1,078円
楽天最安値
⇒1,001円
Amazon
⇒1,000円(付け替え用のみ取扱いあり)
オレンジオイル洗剤としては、まあまあの価格帯です。
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オレンジオイルをたっぷり配合! リンレイ『ウルトラオレンジクリーナー』
創業75年のワックスメーカー『リンレイ』が出しているのが『ウルトラオレンジクリーナー』。
リンレイは、住居用洗剤でも良い製品をたくさん出していて、ウルトラオレンジクリーナーもなかなかの人気商品です。
『ウルトラオレンジクリーナー』の特徴
ウルトラオレンジクリーナーは
- 天然由来成分が98%
- 高純度のオレンジオイルがたっぷり配合されていて、油汚れや焦げ汚れに強い
- 水垢や石けんカスなどの汚れに対応する界面活性剤も配合されている
- 界面活性剤も天然由来の成分を使っている
- 微生物によって分解されやすい原料を使っているので、環境負荷が少ない
というのが特徴です。
『汚れを強力に落としながらも環境に優しい』というのは、とても魅力的ですね!
『洗剤は環境に悪い』というイメージを払しょくする洗剤とも言えます。
『ウルトラオレンジクリーナー』の価格
ウルトラオレンジクリーナーの価格は
公式オンラインショップ
⇒1,304円
楽天最安値
⇒993円
Amazon
⇒1,045円
薄めて使えばコスパ抜群! ウエキ『スーパーオレンジ』
3つ目は、ウエキの『スーパーオレンジ』です。
『ギトギト油汚れがスルッスル落ちる!』という謳い文句がとても魅力的で、ぜひ試してみたくなる洗剤です。
『スーパーオレンジ』の特徴
スーパーオレンジの特徴は
- スーパーオレンジ史上最高濃度のオレンジオイルが配合されている
- ヤシ油由来の成分を配合し、洗浄力を高めている
- 泡の持続力を高めてあり、汚れに洗剤が密着しやすい
- スプレーしてすぐに拭き取るだけで汚れが取れる
- 消臭・除菌効果もある
- 空ボトルに薄め液を作ることで、汚れに応じた濃度でコスパよく使える
- 薄め液を入れたボトルに貼るためのシールも付属している
ということです。
メーカーとしては、消費量が多いほうがたくさん売れるのでありがたいはずです。
でもウエキでは、汚れに応じて50倍、200倍で希釈して使うことを推奨しています。
これはとても親切ですね。
『スーパーオレンジ』の価格
スーパーオレンジの価格は
公式オンラインショップ
⇒1,650円
楽天最安値
⇒1,000円
Amazon(本体1個のみ)
⇒2,070円
Amazon(本体+詰め替え用のセット)
⇒1,700円
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公式オンラインショップの価格は、住居用洗剤としてはちょっと高いですね。
でもガンコでない汚れなら50倍、200倍に薄めて使うこともできるので、コスパは良いですよ。
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まとめ
ガンコな油汚れや浴槽などの落としにくい汚れに困っているなら、オレンジオイル洗剤を試してみるのがおすすめです。
- オレンジオイルに含まれている『リモネン』という成分が油汚れを落としやすくする
- 製品によってはアルカリ成分や界面活性剤と組み合わせていて、さらに汚れ落とし効果を高めている
ということから、油汚れやしつこい汚れにも効果的です。
筆者は『ADL』を使っていますが、大抵の汚れはきれいにできます。
ギトギトに汚れた換気扇のフィルターは、さすがに一度では落とせませんでしたが、汚れはだいぶ軽くなりました。
何度か掃除を繰り返せば、きれいにできそうです。
オレンジオイル洗剤には、天然由来成分を多く配合している製品もあります。
でも、
- 使って良い物と使ってはいけない物
- 使い方
- 使用上の注意
などはしっかりチェックして、正しく使ってください。
ぜひオレンジオイル洗剤で気になっている汚れを落として、ピカピカにしてくださいね!