最近話題の家電と言えば『生ゴミ処理機』です。
生ゴミを乾燥させたり微生物に分解させたりして量を減らせるので、『ゴミ捨てが楽になった』『生ゴミの臭いから解放された』などと人気なんですよ。
そうですよね。
どんな生ゴミ処理機を選べばよいかは、家庭のゴミの量やライフスタイルによっても違います。
そこで今回は、
- ルーフェン『ルーフェン SLW01』
- Panasonic『リサイクラー MS-N53XD』
- 株式会社伝然『ナクスル FD-015M』
- 島産業株式会社『パリパリキュー PPC-11』
- 島産業株式会社『パリパリキューブライト アルファ PCL-33』
の5機種を、私のおすすめ度ランキングで紹介します。
ぜひ読んで、参考にしてくださいね!
スポンサーリンク
家庭用生ゴミ処理機5製品 おすすめランキング
5つの製品からどれが一番おすすめ?
では早速、ランキングを見ていきましょう。
結果は
パリパリキュー PPC-11
ルーフェン SLW01
リサイクラー MS-N53XD
ナクスル FD-015M
パリパリキューブライトアルファ PCL-33
です!
メモ
この5製品はどれも機能性が高く、それぞれに異なる特長を持っているので、どれを一位にするかはとても迷いました。
順位付けはしてありますが、『僅差』と思ってください。
今回『パリパリキューブライト アルファ PCL-33』を一位にしたのは
- 高機能で使いやすく、初めて生ゴミ処理機を使う人にとって導入しやすい
- 一般的な家庭で使いやすい容量とサイズである
- 本体価格も高いほうではなく、生ゴミ処理機としては購入しやすい価格帯である
ということからです
では、それぞれの機種についてランキング順に紹介していきましょう。
島産業株式会社『パリパリキュー PPC-11』の特長
ランキング1位の『パリパリキュー PPC-11』の特長は、
- オーソドックスな『乾燥式』である
- 生ゴミの量を元の量の約1/5まで減らせる
- 容量が1~5人向けなので、一般的な家庭で使いやすい
- 手入れの方法がシンプルでやりやすい
- 本体価格が5機種の中では安く、購入しやすい価格である
- 『Pシステム』で効率良く乾燥できる
- 約3年までの本体購入費用+ランニングコストが、5機種の中では比較的安い
- 入れてはいけない食材の種類が少ない
- 1回で最大1kgの生ゴミを入れられる
- 負圧技術を使っているので、中の臭いが外に漏れない
- 乾燥処理の状態を自動的に感知して止まるので、電気代のムダがない
- 野菜くずなどの乾燥しやすい生ゴミだけなら『ソフトモード』を使えば電気代を節約できる
- 倒れたりすると自動的に停止する安全機能付き
- 初めて生ゴミ処理機を導入する人にも購入しやすい価格である
- キッチンに置けるくらいのコンパクトさで、シンクのそばに置いて生ゴミをすぐに入れられる
- カウンターの上などに置いても違和感のない、きれいなデザインである
といった点です。
3万円台で購入できてこの機能性の高さはお得ですよ!
ただし、
- 3年以上使い続けた場合、他の4機種の中ではランニングコストが高くなる可能性がある
- 乾燥させた生ゴミは堆肥に使えるが、処理後すぐにそのまま使えるわけではなく、土に混ぜてしばらく寝かせる必要がある
というデメリットはあります。
気になるランニングコストについては、のちほど比較します。
ルーフェン『ルーフェン SLW01』の特長
2位の『ルーフェン SLW01』の特長は
- 入れてはいけない物の種類が少ないので、生ゴミの分別をしなくて済む
- 『生ゴミを入れる』『ボタンを押す』の2ステップだけで処理を開始できる
- 除菌力が強く、99.9%除菌できて衛生的
- 出力は生ゴミの量を自動感知して調整するので、電力が無駄にならない
- バスケットは食洗器でも洗浄できる
- 『空気循環システム』で乾燥ムラが少なく、効率良く乾燥できる
- コンパクトでデザイン性が高く、キッチンに置いて使っても違和感がない
ということです。
何よりありがたいのは、生ゴミを入れてワンプッシュで処理を開始できること。
機械操作が苦手な人にも安心して使えますし、操作が面倒で使うのが億劫になる心配も要りません。
デメリットがあるとすれば、
- 1回の推奨投入量は150~300gなので、一度に大量に処理できるわけではない
- 本体価格が6万円なので、ちょっと手を出しにくい価格だと感じる人もいる
というところです。
でも性能が良いので、価格は十分妥当だと言えますよ。
株式会社伝然『ナクスル FD-015M』
3位『ナクスル FD-015M』は、5機種中唯一の『ハイブリッド式』の生ゴミ処理機。
一番の特長は
その名の通り生ゴミをほぼ『無くする』処理機だということです。
生ゴミを乾燥させたあと微生物に分解させるので、『生ゴミが消える』と言いたくなるほどのレベルまで減らせるんですよ!
他にも
- 人間が食べられる物ならほぼ何でも入れられる
- ペットの糞も処理できる
- 全自動で生ゴミ処理ができる
- UV-C、ランプメタルファイバー、酸化チタンで強力に脱臭をする
- ファンモーターと撹拌モーターの運転音が23.2dbと、他の4機種の中で一番音が静か
- 脱臭力が強いので、ハイブリッド式でも屋内に設置できる
- 電気代が1日20~25円と安い
- 中身が限界線まで溜まったら取り出して捨てれば良く、毎日の手入れやバイオ材の交換が必要ない
- 処理した生ゴミは堆肥として使える
- 丈夫に作ってあるので、長く使える
といった特長があります。
屋内に置けるうえに、生ゴミを放り込むだけで滅多に手入れが要らないのは、とても楽でありがたいですね!
デメリットは
- 本体の高さが58cm、重量がバイオ基材含めて18kgと、大きくて重い
- 本体価格が12万円を超える
ということです。
本体価格が高いと、なかなか手が出ませんよね。
でも購入費用+ランニングコストを概算すると、2年半くらいで『リサイクラー MS-N53XD』よりも安くなる計算になります。
Panasonic『リサイクラー MS-N53XD』
4位の『リサイクラー MS-N53XD』は、なんと言っても
1回の投入可能量
⇒約2㎏(約6L)
1日に処理できる生ゴミの量
⇒約8㎏(約24L)
と、パワフルにたくさんの生ゴミを処理できるのが特長です。
実際に使ってみた人によると、1.5kgあった生ゴミが、処理後にはたった245gになったとのこと!
|
他にも
- 自動で撹拌する機能があり、効率良く乾燥させられる
- 『プラチナパラジウム触媒』での強力脱臭
- 『ソフト乾燥モード』を使うと堆肥を作れる
- 屋外にも屋内にも設置できるし、ベランダに置いてもOK
といった長所があります。
デメリットとしては
- 高さが55cm、重量が12kgと重いので、持ち運びにくい
- ゴミを取り出した後、容器とヒーターカバーの手入れが必要
- ランニングコストが5機種の中では高め
ということが挙げられます。
重量とサイズを考えると『カウンターに設置する』というわけにはいかなそうですね。
でも、ゴミ箱のようにしてシンクの近くに置いておくことができます。
島産業株式会社『パリパリキューブライトアルファ PCL-33』
5位の『パリパリキューブライトアルファ PCL-33』は、パリパリキューの姉妹品です。
長所は
- コンパクトで軽い
- 生ゴミの量を元の量の約1/5まで減らせる
- 手入れの方法がシンプルで使いやすい
- 『Pシステム』で効率良く乾燥でき、終わると自動停止するので、電気代を抑えられる
- ランニングコストも比較的安い
- 入れてはいけない食材の種類が少ない
- 負圧技術で臭い漏れを防いでいる
- 倒れたり持ち上げたりすると自動的に停止する安全設計
- カラーバリエーションが豊富で、デザイン性も高い
など、『パリパリキュー PPC-11』と並ぶ性能を持っています。
また、価格も2~3万円台と今回の5機種の中では一番安く、購入しやすい価格です。
デメリットは
- 乾燥させた生ゴミを堆肥にする場合は、土に混ぜてしばらく寝かせる必要がある
- 容量が小さく1~3人向けなので、4人以上の家庭には向かない
ということです。
パリパリキューブライトアルファは『パリパリキューの下位機種』と言われることもあります。
でも小さくても性能がしっかりしているので、『パリパリキューの少人数用』と私は捉えています。
使いやすさや処理量、ランニングコストなどを比較!
ここからは、
- ルーフェンSLW01
- リサイクラー MS-N53XD
- ナクスルFD-015M
- パリパリキュー PPC-11
- パリパリキューブライトアルファ PCL-33
について、使いやすさや処理できる量、そして気になるランニングコストなどについて比較していきましょう。
あなたの家庭に合った生ゴミ処理機を選ぶ参考にしてくださいね。
処理の手間と手入れの簡単さの比較
生ゴミ処理機を使うにあたって大事なのが、
『生ごみ処理の簡単さ』ですよね。
表で比べてみましょう。
青のマスは特にメリットが大きい要素です。
ルーフェンSLW01
| リサイクラー MS-N53XD
| ナクスルFD-015M
| パリパリキュー PPC-11 | パリパリキューブライト アルファ PCL-33 | |
入れてはいけない物 | 火種の残っている焦げた物 | 牛や豚などの骨、大量の卵の殻、固い貝殻などの硬い物 | 牛骨や貝殻などの大きい生ゴミや硬い物 | 小麦粉などの粉末状の物 | 小麦粉などの粉末状の物 |
処理後 | 処理後の生ゴミを取り出して捨てる | 処理後の生ゴミを取り出して捨てる | 中身が限界線まで達するまでは取り出し不要 | 処理後の生ゴミを取り出して捨てる | 処理後の生ゴミを取り出して捨てる |
手入れ | バスケットを洗う(食洗器OK) | 処理容器、ヒーターカバーなどの洗浄や手入れ | 中身が溜まりすぎたら取り出して捨てる(年に1~2回くらい) | バスケットや受け皿を洗う | バスケットや受け皿を洗う |
こうしてみると、『ナクスル』はやはり非常に手のかからない処理機であることがわかります。
手入れどころか、処理した生ゴミを取り出すことさえ、ほとんどいらないのですから。
なお、先の表の『中に入れてはいけない物』は、『食べ物』についてのみ書いてあります。
多くの機種では
- マッチやアルコール、石油などの発火しやすい物
- ビニールやプラスチック、割りばしなど食べられない物
を入れてはいけません。
使う前に必ず取扱説明書をよく読んで、何を入れてはいけないかを確認してください。
処理できる量は?
次に、処理量を比べてみましょう。
左から1回の処理量が多い順に並べてあります。
リサイクラー MS-N53XD | ナクスル FD-015M | パリパリキュー PPC-11 | パリパリキューブライト アルファ PCL-33 | ルーフェン SLW01 | |
処理量 | 1回あたり ⇒約2㎏(約6L) 1日当たり ⇒約8㎏(約24L)/日 | 1~1.5kg/日 | パリパリモード ⇒約500~約1kg/回 ソフトモード ⇒約300~約500g/回 | 通常モード ⇒最大約700g/回 節電モード ⇒約200~400g/回 | 1kg(約5L)/日 (1回の推奨投入量は150~300g |
1回の処理量で比べると、やはり『リサイクラー MS-N53XD』が強いですね。
でも、処理量は『多ければよい』というわけでもありません。
- 普段何人分の料理を作るか
- 1回の料理でどのくらいの生ゴミが出るか
- 1日で出る生ゴミの量
などを考えて選んでくださいね。
導入費用とランニングコストの比較
家電を選ぶときには、本体の値段や電気代も気になりますよね。
そこで、購入費用+年間のランニングコストを
1日あたりの電気代
⇒各機種の公式サイトに書いてある電気代の最大値
本体価格
⇒2022年6月7日現在の、公式サイト、Amazon、楽天のいずれかで最安値で購入した場合の税込み価格
として計算してみました。
結果は以下の通りです。
ルーフェン SLW01 | リサイクラー MS-N53XD | ナクスル FD-015M | パリパリキュー PC-11 | パリパリキューブライト アルファ PCL-33 | |
電気代 | 1日約20円 | 標準モード、約1,000kg ⇒約41円 ソフト乾燥モード、約1,000kg ⇒約52円 | 1日20~25円くらい | パリパリモード ⇒約28~45円 ソフトモード ⇒約16~23円 | 通常モード ⇒約27円 節電モード ⇒約13~17円 |
試算に採用した電気代 | 20円 | 52円 | 25円 | 45円 | 27円 |
本体価格 | 60,192円 | 80,270円 | 123,200円 | 33,110円 | 18,480円 |
1年目のコスト | 67,492円 | 99,250円 | 132,325円 | 49,535円 | 28,335円 |
5年間のコスト | 96,692円 | 175,170円 | 168,825円 | 115,235円 | 67,755円 |
10年間のコスト | 133,192円 | 270,070円 | 214,450円 | 197,360円 | 117,030円 |
(本体価格は2022年6月8日現在の税込み価格)
『ルーフェン』は本体価格は6万円を上回ります。
でもランニングコストも含めて計算すると、かなりコスパの良い機種だと言えますね。
なお、この表の電気代はかなりざっくりした概算なので、あくまでも参考としておいてください。
実際には生ゴミの量が多い日も少ない日もありますし、何度も使う日も1回しか使わない日もあるので、表の通りにはなりません。
ランニングコストをより詳しく調べてみたい人は、
- 1週間くらい、自分の家の生ゴミが出る回数や量を測る
- 1回、もしくは1日の処理量の平均値を出す
- それぞれの機種の電気代を計算する
という風にしてみてくださいね。
ちなみに、本体価格は安い順に下の表のようになっています。
公式サイト価格 | Amazon | 楽天最安値 | |
パリパリキューブライト アルファ PCL-33 | 30,360円 | 18,480~29,800円 (色によって価格が違う) | 18,975~33,000円 (色によって最安値が違う) |
パリパリキュー PPC-11 | 49,500円 | ホワイト ⇒38,800円 ブラック ⇒38,870円 ピンクゴールド ⇒38,780円 | 33,110円 |
ルーフェン SLW01 | 通常価格 76,780円 販売価格 60,192円 | 60,192円 | 60,192円 |
リサイクラー MS-N53XD | オープン価格 | 取扱なし | 80,270円 |
ナクスル FD-015M | 123,200円 | 取扱なし | 取扱なし |
(2022年6月8日現在の税込価格)
ポイント
自治体によっては、生ゴミ処理機の購入に助成金を出していることがあります。
助成金が出れば、さらに安く買えますよ!
詳しくは自治体に問い合わせてくださいね。
その他のスペック比較
最後に、処理方式や大きさなど、ここまでに見た以外のスペックを比較してみましょう。
ルーフェン SLW01 | 生ごみ処理機 リサイクラー MS-N53X | ナクスル FD-015M | パリパリキュー PPC-11
| パリパリキューブライト アルファ PCL-33 | |
方式 | 乾燥式 | 乾燥式 | ハイブリッド式 | 乾燥式 | 乾燥式 |
置き場所 | 屋内専用 | 屋内・屋外兼用ベランダも可 | 屋内 (雨が当たらない場所なら屋外でもOK) | 屋内専用 | 屋内専用 |
減容率 | 77% | 85% | 『ほぼ消える』レベル | 処理前の約1/5になる | 処理前の約1/5になる |
処理時間 | 上限まで入れた場合8時間 | 上限の約2kgで 標準モード ⇒約5時間40分 ソフト乾燥モード ⇒約8時間30分 | 1~24時間 | パリパリモード ⇒約7時間30分~約10時間40分 ソフトモード ⇒約4時間10分~約5時間20分 (最大処理時間12時間) | 通常モード ⇒約9時間 節電モード ⇒約4時間20分~約5時間40分 |
除菌・殺菌 | 99.9%除菌 | 130℃の温風で殺菌 | UV-C、ランプメタルファイバー、酸化チタンで殺菌・脱臭 | 生ゴミが接触しやすい部分に抗菌剤配合の素材を使用 | 生ゴミが接触しやすい部分には抗菌剤配合の素材を使用 |
運転音 | 33db | 連続運転時 ⇒42db 撹拌時 ⇒44db | ファンモーター ⇒17.3db ファンモーターと撹拌モーター ⇒23.2db | 約36db | 約36db |
定格消費電力量 | 送風モード ⇒10W 通常運転時 ⇒50~130W 適正量で8時間使用の場合 ⇒90W | 800W | 60W | 300W | 150W
|
大きさ 幅×奥行×高さ(cm) | 27×27.5×35 | 26.8×36.5×55 | 38.5×43×58 | 23×27×27 | 直径21.5×高さ28.3 |
重さ | 6kg | 12kg | 18kg (バイオ基材含む) | 約4.1kg | 約2.1kg |
スポンサーリンク
まとめ
- 『ルーフェン SLW01』
- 『リサイクラー MS-N53XD』
- 『ナクスル FD-015M』
- 『パリパリキュー PPC-11』
- 『パリパリキューブライト アルファ PCL-33』
の5機種の中で一番おすすめなのは、『パリパリキュー PPC-11』です。
- 生ゴミ処理機としてはまずまずの価格帯
- 処理量が一般家庭向け
- 手入れがしやすい
- 安全性能や臭い漏れ防止機能などがしっかりしている
といったことから、初めて生ゴミ処理機を使う人でも安心して導入できるからです。
ランク付けはしましたが、他の4機種もそれぞれに
ルーフェン
⇒生ゴミの量を感知して出力を自動調整する
リサイクラー
⇒大量の生ゴミを処理できる
ナクスル
⇒日常的な手入れも生ゴミを取り出す手間も要らない
パリパリキューブライトアルファ
⇒『パリパリキュー』と同等の性能ながらもコンパクトで,、一人暮らしの人にも使いやすい
など、とても機能性の高い機種です。
それぞれの公式サイトもよく読んで、どれがあなたにとって使いやすいかじっくり検討して選んでくださいね。