毎日当り前のように使っているフライパンも、いつかは使えなくなります。
使えなくなったら当然『捨てる』ことになりますが、
『フライパンは何のゴミとして捨てれば良いか』
って、知っていますか?
確かにフライパンは燃えませんが、
一概に『燃えないゴミ』とは限らないんです。
それに、『ゴミとして捨てる』以外の処分方法もあるんですよ!
ということで、今回はフライパンの捨て方・処分の仕方について
- 自治体で回収してもらう場合の正しい捨て方
- 自治体で回収してもらう以外の処分方法
についてチェックしていきます。
ぜひ読んで、正しい方法で処分してくださいね!
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フライパンは何のゴミで捨てる?正しい捨て方とは
フライパンが何のゴミになるかは自治体のサイトをチェック!
フライパンを捨てる一番簡単な方法は、『自治体のゴミ回収に出す』という捨て方です。
フライパンをどの種類のゴミに分別すれば良いかは、自治体によって違います。
なので、フライパンを捨てる時には、
- 自治体のサイトで調べる
- 自治体で配っているゴミの捨て方ガイドなどで調べる
- 自治体のクリーンセンターに問い合わせる
といった方法で、どのゴミに分別すれば良いか、確認してください。
フライパンがどういうゴミの種類に入りうるかというと、
- 不燃ゴミ(燃えないゴミ)
- リサイクルゴミの『金属類』
- 粗大ゴミ(大きめのフライパンの場合)
といった種類です。
そうですね。
しかも、粗大ゴミに分別される場合も、
フライパンの大きさによって、粗大ゴミになるか、不燃ゴミやリサイクルゴミになるかが違うことがあります。
なので、必ず『どの分別で捨てればよいか』をよく確認してくださいね。
メモ
自分が住んでいる自治体のゴミの分別方法を見つけるには
ネットで『○○市 フライパン 捨て方』といったキーワードで検索すると、
- 自治体のサイトの、フライパンの捨て方が書いてあるページ
- ゴミの分別の仕方を50音順で調べられるページ
などが出てきます。
自治体のゴミ回収に出す場合の注意点
自治体のゴミ回収にフライパンを出すときには、分別の他にも気をつけることがあります。
それは、
- きれいに洗って回収に出す
- 回収の日を逃さないようにする
ということです。
フライパンはきれいにしてからゴミ回収に
フライパンをゴミに出すときには、きれいに洗ってから出しましょう。
汚れが付いたまま捨てると、
- 悪臭や虫が発生する原因になる
- カラスなどが寄って来て、ゴミを荒らされてしまう
- 汚れが目立っていると回収してもらえず、回収場所に置いて行かれてしまう
という可能性があります。
悪臭や虫が発生したり、カラスがゴミを荒らしたりすると、不衛生です。
また、近所の人やゴミ収集をする人にも迷惑をかけてしまいます。
夏場は特に悪臭が発生しやすいので、きちんと洗って回収に出すようにしましょう。
回収の日をよく確認しよう
不燃ゴミやリサイクルゴミ、粗大ゴミは、可燃ゴミよりも回収の日が少ないことが多いです。
あらかじめ回収日をチェックしておき、指定の日に確実に出せるようにしておきましょう。
特に、『引っ越しの機会にフライパンを捨てる』という場合は、捨てそこなうと引っ越し先まで持って行かなければならなくなってしまいます。
余裕を持って捨てられるよう、準備してくださいね。
クリーンセンターに持ち込む場合
自治体で処分してもらう方法には、もう1つ、
『自分でクリーンセンターに持ち込む』というやり方があります。
クリーンセンターに持ち込みたい場合は、事前にセンターに問い合わせて、
- どういうふうに持ち込めば良いか
- 手数料がかかるかどうか
- 予約が必要かどうか
- 身分証明書などが必要かどうか
といったことを確認しましょう。
いきなり持って行っても引き取ってもらえないこともあるので、事前に必ず、センターに連絡してくださいね。
自治体のゴミ回収以外のフライパンの処分方法
フライパンを処分する方法は、自治体で回収してもらう以外にもあります。
それは
- ホームセンターなどのお店で引き取ってもらう
- メーカーに下取りしてもらう
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- フリマサイトやネットオークションに出品して売る
- 寄付する
といった方法です。
では、詳しく見ていきましょう。
ホームセンターなどのお店で引き取ってもらう
ホームセンターなどでは、お店によっては
- フライパンなどの金属を回収するボックスを設置している
- そのお店で買ったフライパンなら引き取ってもらえる
- そのお店で新しいフライパンを買う場合に、数十円くらいで下取りしてくれる
といったサービスをしていることがあります。
たとえば、
三保原屋本店
⇒期間限定で下取りキャンペーンをしていたという情報がある
島忠ホームズ
⇒フライパンを購入すれば引き取ってもらえる
ビバホーム
⇒ビバポイントカード会員限定で、フライパンを購入すれば引き取ってもらえる
という風にです。
ただし、引き取りや下取りをしているお店は、そう多くはありません。
なので、お店での引き取り・下取りを希望する場合は、
- 引き取りや下取りをしているかどうか
- 引き取りや下取りの条件
といったことを、お店に問い合わせてくださいね。
メーカーに下取りしてもらう
高級調理器具のメーカーでは、自社で販売している調理器具の下取りをしていることがあります。
もし同じメーカーの製品を買うのであれば、
- 下取りサービスをしているかどうか
- 下取りサービスが期間限定かどうかや、いつやっているか
- 下取りしてもらえる条件
などを問い合わせてみると良いですよ。
ただ、ざっと調べたところ、
下取りサービスをしているのは、2021年7月6日現在で、『ル・クルーゼ』くらいのようです。
また、一般的な価格のフライパンでは、メーカーで下取りしているという情報は見つかりませんでした。
今後、メーカーでの下取りの取り組みも広がっていくと良いですね。
不用品回収業者に引き取ってもらう
もし、
- フライパン以外にも、処分したいものがたくさんある
- 家具や家電などをまとめて処分したい
ということなら、不用品回収業者に頼むのも、良い方法です。
有料ですが、まとめて回収してもらえるので、早いし楽ですよ。
メモ
フライパンを1つだけ回収してもらうのは、あまりコスパが良くありません。
回収業者は、『他にも処分したものがある』というときに利用するのがおすすめです。
不用品回収業者の探し方
不用品回収業者を探すのに一番おすすめなのは
『自治体のゴミ処分のパンフレットなどに書いてある業者から探す』
という方法です。
インターネットで探す場合は、最低限
- 『一般廃棄物処理業の許可』を持っている
- 電話番号が固定電話の番号である
- 『市区町村名+一般廃棄物処理業許可業者』で検索して出て来たリスト(自治体が作成したリスト)に載っている
- 無料で訪問見積もりをしてくれて、きちんと見積書を作ってくれる
- 質問にも丁寧に応えてくれる
- 業者の電話番号で検索したときに、『この番号は迷惑電話』というコメントが出て来ない
という業者を選びましょう。
メモ
家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の『一般廃棄物処理業の許可』が必要です。
『産業廃棄物処理業の許可』や『古物商の許可』を持っていても、家庭のゴミは処理できません。
業者が持っている許可の種類も、よくチェックしてくださいね。
こんな業者には要注意!
絶対に頼んではいけないのは、
- 車で巡回して不用品引き取りをしている
- 突然『不用品はありませんか』と訪問して来た
- 『不用品を1つから買い取っている』『1つでもいいから売って欲しい』などと電話をしてきた
- チラシを配って宣伝している
- 空き地などで不用品回収をしている
という業者です。
なぜこういった業者に頼んではいけないかというと、
- 『無料回収』と言いながら、何かしら理由をつけて料金を請求する
- 不用品を車に積んだ後で、見積よりも多くの料金を請求する
- 回収を頼んでいない物まで持って行ってしまう
- 回収したものを不法投棄している
- 回収している間に家に入り込み、盗みを働く
などのトラブルが起きる可能性があるからです。
なので、業者については必ず、自治体の業者リストでよく調べてくださいね。
参考 不用品買取詐欺の手口を事例解説!電話で出来る対処法も紹介!
リサイクルショップやフリマサイト、ネットオークションなどで売る
もしフライパンが
- 新品未開封で使っていない
- 高級なフライパンで、ほとんど使っていない
といった状況なら、売れる可能性もあります。
売る方法は、
- リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらう
- フリマサイトやネットオークションで売る
- バザーやフリーマーケットに出す
です。
ただし、売ることができるのは
安いフライパンや普通のフライパン
⇒未使用・未開封の場合
1万円以上する高級なフライパン
⇒未使用品かほとんど未使用で、外観がきれいで傷や汚れなどがない
という場合に限ると考えておいたほうが良いです。
また、フライパンは、使わなくても少しずつ劣化していきます。
なので、『使わない』と決まったらできるだけ早く売った方が良いですよ。
寄付する
フライパンは、状態によっては寄付できる可能性もあります。
不要になった日用品などの寄付を募っているNPO法人などがあるのです。
たとえば、
- 生活困窮者の自立支援などのために、日用品の寄付を募っている
- 不用品を寄付してもらって、それをリサイクルショップに販売し、収益で生活困窮者や海外の孤児院などの支援に充てる
といった活動をしている団体があります。
注意
寄付をする場合は、寄付できる品目や状態の条件、ルールなどを必ず確認し、守ってください。
善意であっても、条件に合わない物や募集していない物を送るのはやめましょう。
寄付先の団体もよく確認しよう!
『不用品を募って、それを社会貢献に役に立てる』って、とても良いことですよね。
でも中には、不用品を売って自分たちが儲けようとするような詐欺団体があるのも、事実です。
なので、寄付先の団体をしっかり確認して、
- 大きな組織や有名な団体である
- 知り合いが活動しているなど、団体の状況が確認できる団体である
といった団体に寄付すると良いですよ。
特に、
- 電話やメールで寄付を募る
- メールで寄付を募る
- 寄付してほしいと訪問して来た
- 街頭で寄付を呼び掛けている
といった場合は、すぐに寄付を決めずに、団体の活動状況などをよく確認してくださいね。
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まとめ
使わなくなったフライパンの捨て方は、
- きれいに洗う
- 自治体のゴミの捨て方ガイドなどで、フライパンがどのゴミに分別されるかを調べる
- 自治体ごとの分別方法に従って捨てる
以上が、最も簡単な方法です。
その他にも、フライパンを処分するには
クリーンセンターに持ち込む
⇒持ち込みの仕方を事前に問い合わせる
不用品回収業者に引き取りを依頼する
⇒まともな業者かどうか、よく調べる必要がある
お店やメーカーで引き取りや下取りをしてもらう
⇒引き取りや下取りの条件は、問い合わせが必要
未使用や、使用回数の少ない高級フライパンなら、リサイクルショップやフリマサイトなどで売る
⇒フライパンの状態が良い場合に限られる
寄付する
⇒寄付先の団体や寄付の条件について、きちんと確認することが大事
といった方法もあります。
使っていないフライパンなら、売ったり寄付したりしてまた役立ててもらうのも良いですね。