自宅で料理を作るなら必需品と言っても過言ではないのが、
『フライパン』
筆者も、朝ごはんのおかずはフライパン1つで済ませることがほとんどです。
フライパンも、いろいろな種類がありますよね。
素材やコーティングの有無、大きさやデザインなどなど…。
価格も、1,000円台から1万円を超すものまで。
せっかく買いたいなら、コスパの良いフライパンを選びたいものです。
でも、何をもって『コスパが良い』と思うかも、人それぞれですよね。
そこで今回は
『ガス火専用のフライパン』を中心に、筆者おすすめのフライパンを紹介します!
選び方も簡単に解説するので、ぜひ読んで、あなたにとって良いフライパンを見つけてくださいね!
使いやすいコーティング加工のフライパン3選
まず、多くの人に使いやすい、コーティング加工のあるフライパンから見ていきましょう。
なお、製品や価格の情報は、2020年6月23日現在のものです。
価格などが変わることもあるので、買うときには確認してくださいね。
軽くて耐久性あり! 北陸アルミ『センレンキャスト』
トップバッターは、『軽くて長持ち』が売りのフライパン、『センレンキャスト』です。
『センレンキャスト』の特徴
『センレンキャスト』の特徴は
- アルミ・マグネシウム合金を使っていて、軽い(26cmの製品で620g)
- 高密度4層構造と超硬質セラミック配合により、耐久性が高くなっている
- 鋳造製なので、熱による変形に強い
- 内面・外面に『リップルウェーブ加工』を施してあり、熱伝導性に優れ、かつ熱が均等に伝わりやすくしている
- 家庭用サイズ、深型、大型サイズなどがあり、バリエーションが豊富
- 価格もお手頃
ということです。
毎日の料理で使うなら、やはり『軽さ』も大事ですよね。
『センレンキャスト』はとても軽いので、腕の力に自信がない人や、高齢の人にも使いやすいです。
年配の人へのプレゼントにも良いかもしれませんね。
メモ
同シリーズにIH対応の製品があります。
『センレンキャスト』の価格
『センレンキャスト』の価格は、ガス火専用、26mのサイズの製品で
公式サイト掲載の定価
⇒4,950円(税込)
楽天最安値
⇒2,718円(税込)
Amazon
⇒2,800円(税込)
高性能ながらも、お手頃な価格で買えてリーズナブルですね!
傷が付きにくい! パール金属『軽いね ストロングマーブルフライパン』
有名なキッチンウェアメーカーの1つ、『パール金属』でも、いろいろなフライパンを出しています。
その1つが『軽いね ストロングマーブルフライパン』です。
『軽いね ストロングマーブルフライパン』の特徴
『軽いね ストロングマーブルフライパン』の特徴は
- 26cmサイズのフライパンでも625gという軽さ
- 内面に取っ手を付ける出っ張りがないので、洗いやすい
- 内面4層、外面3層のコーティングで汚れが落ちやすい
- マーブルコーティング(大理石を配合したコーティング)で傷が付きにくく、金属ヘラも使える
ということです。
コーティング加工のフライパンのメリットは、洗いやすいこと。
その一方で、『傷が付きやすく、金属ヘラが使えない』というデメリットもあります。
でも、『軽いね ストロングマーブルフライパン』は、マーブルコーティングによって、
- 普通のコーティングよりも耐久性が高い
- 食材がくっつきにくい
という、より使いやすいフライパンになっています。
金属のヘラも使えますよ!
メモ
『軽いね ストロングマーブルフライパン』には、IH対応の製品もあります。
『軽いね ストロングマーブルフライパン』の価格
『軽いね ストロングマーブルフライパン』の価格は、26㎝サイズで
楽天
⇒1,342円(税込)
Amazon
⇒通常のフライパンは取扱なし(深型26cmは1,700円)(税込)
となっています。
1,000円台で、コーティングが強くて軽いフライパンが買えるなんて、コスパ抜群ですね!
収納性抜群! ティファール『インジニオ・ネオ プレミアセット』
ティファールの鍋やフライパンと言えば、
取っ手を外して重ねて収納できる鍋やフライパン
が有名ですよね。
取っ手を外せると、収納だけでなく
- 鍋ごとテーブルに出せる
- 鍋ごとオーブンに入れて調理できる
- 鍋ごと冷蔵庫で保存できる
といったメリットもあります。
『インジニオ・ネオ プレミアセット』の特徴
『インジニオ・ネオ プレミアセット』の特徴は
- チタン・プレミアコーティングを施し、コーティングの耐久性を高めている
- 外面にエナメル(ホーロー)加工を施してあり、熱や傷への耐久性を高め、外観の美しさも長持ちする
- 調理に適した温度になったことを知らせてくれるマークが付いている
ということ。
それに加えて、『インジニオ・ネオ プレミア』シリーズは
- グランブルーやマホガニー、グレージュなど、色のバリエーションが豊富でおしゃれ
- 10点セット、9点セット、6点セットなど、セットの点数も選べる
- 単品で買うこともできる
という長所もあります。
おしゃれなフライパンだと、そのまま食卓に出しても見栄えが良いですよね。
メモ
『インジニオ・ネオ プレミアセット』には、同シリーズにIH対応の製品もあります。
ティファール公式サイト:取っ手のとれるフライパン・鍋のページ
『インジニオ・ネオ プレミア』の価格
『インジニオ・ネオ プレミア』の価格は、グランブルーの『セット10』で
楽天最安値
⇒13,981円(税込)
Amazon
⇒13.191円(税込)
です。
価格だけを考えると『高い』と感じるかもしれませんが、
- フライパン 22cm・28cm
- ウォックパン 28cm
- ソースパン 18cm・20cm
- バタフライガラスぶた 18cm・20cm
- シールリッド 18cm・20cm
- 専用取っ手1本
がセットになっているので、十分コスパが良いですよ!
本格的な鉄製フライパン2選
次は、鉄製のフライパンを2つ紹介します。
『鉄製のフライパン』の良いところは、熱の通りが良く、料理を美味しく仕上げられること。
それに、普通に料理をするだけで、鉄分を摂取することもできます。
美味しく作れて体にも良いなんて、おトクですね!
鉄製フライパン初心者にも扱いやすい! リバーライト『極JAPAN厚板フライパン』
鉄製フライパンは、『空焼きや油塗りが必要で手が掛かる』と言われますよね。
でも最近は、手間の少ない、手軽に使える鉄製フライパンも多いです。
その1つが、『極JAPAN厚板フライパン』です。
『鉄製のフライパンに憧れるけど、ちょっとハードルが高いな』と思っている人は、ぜひ検討してみてくださいね。
『極JAPAN厚板フライパン』の特徴
『極JAPAN厚板フライパン』の特徴は
- 使い始めの空焼き、使用後の油塗りが要らず、扱いやすい
- 表面に特殊処理が施してあり、丈夫で傷が付きにくい
- 油なじみが良く、料理が焦げにくい
- 蓄熱力があり、食材への熱の通りが良いので、焼き物も炒め物も美味しく仕上がる
- 初心者にも使いやすく、かつ鉄製フライパンユーザーにも支持を得ている
- 扱いやすく、長く使える
- 取っ手が木製で、手になじみやすい
ということです。
初心者にも鉄製フライパンに慣れた人にも好かれるなんて、すごいですね。
なお、『極JAPAN厚板フライパン』は、普通の鉄製フライパンより手はかかりませんが、
- 最初に使う前の『油慣らし』
- 毎回使う前の『油返し』
- 使い終わった後は温かいうちにお湯で洗い、水気をしっかり拭き取って保管する
などの手入れはしてくださいね。
そうすれば、長く使うことができます。
詳しくは、リバーライト公式サイト『取扱説明書』の『極フライパンを上手に使うために』を読んでくださいね。
メモ
『極JAPAN厚板フライパン』は、IHでも使うことができます。
『極JAPAN厚板フライパン』の価格
極JAPAN厚板フライパンの価格は、26cm(ガス火・IH対応)の製品で
楽天最安値
⇒6,995円(税込)
Amazon
⇒6,069円(税込)
です。
ちょっと高めかな?と思うかもしれませんが、長く使えることを考えれば、十分リーズナブルだと言えますよ!
日本が誇る南部鉄器! 岩鋳のフライパン
『日本の伝統的なものが好き』という人におすすめなのが、岩鋳のフライパンです。
17世紀から長らく愛されてきた伝統工芸品、『南部鉄』を使ったフライパンなんですよ!
岩鋳のフライパンの特徴
岩鋳のフライパンの特徴は、
- 重さと気密性があり、料理にしっかり熱が伝わる
- 油なじみが良く、料理が焦げ付きにくい
- 頑丈で長持ちする
- デザイン性が良く、そのまま食卓に出してもおしゃれ
- 伝統の『南部鉄器』を使っている高級フライパン
ということです。
シンプルながら粋なたたずまいのあるフライパンなので、デザインにこだわりのある人にもおすすめです。
ただし、鉄のフライパンですから、重みがあります。
また、最初に使う前の『ならし』や使う前後の手入れも必要です。
でも、『本格的な良い鉄製フライパンを使いたい』という人にはおすすめですよ。
メモ
岩鋳のフライパンはIHでも使えますが、揚げ物、天ぷらなどはIHでは調理できません。
岩鋳フライパンの価格
岩鋳のフライパンの価格は、24㎝の製品で
公式サイト
⇒6,600円
楽天最安値
⇒4,900円
Amazon
⇒5,466円
です。
これまでに紹介したフライパンよりは高いですね。
でも、本物の南部鉄器ですし、大切に使えばかなり長い間使えます。
となれば、このくらいでも十分リーズナブルでしょう。
個性豊かなフライパン2選
ラスト2製品は、個性的なフライパンを紹介します。
1つで多用途の万能フライパン! 和平フレイズ『レミパンプラス』
『レミパン』シリーズは、楽しい料理で話題の料理愛好家、平野レミさん監修のキッチンウェアです。
その1つが『レミパンプラス』。
料理がしやすいように、いろいろな創意工夫がこらされたフライパンなんですよ!
『レミパンプラス』の特徴
『レミパンプラス』の特徴は
- 焼く、煮る、揚げる、炒める、蒸す、炊くなど、さまざまな料理方法を1台でこなせる
- アルミ鋳造なので熱の伝わりが良く、食材に均一に手早く火を通すことができる
- 高耐久フッ素コーティングで、油汚れでも洗いやすく、コーティングも長持ちする
- 油が少なめでも食材がこびりつきにくい
- 内側のカーブが、フライパンを振って返しても食材が飛び出しにくいカーブになっている
さらに、蓋にも
- ワイドガラスで、蓋をしたままでもフライパンの中がよく見える
- 蓋が自立するので、蓋の置き場所を取らない
- 蓋を立てておいても、蓋の裏の水蒸気がこぼれにくい
- 蓋に蒸気孔が付いているので、吹きこぼれにくい
- 蓋の取っ手にマグネットが付いていて、ヘラなどの器具をくっつけておくことができ、カウンターなどに汚れが落ちにくい
といった、いろいろな工夫がこらしてあります。
蓋にお玉やヘラをくっつけるなんて、なんだか平野レミさんらしくて楽しいですね。
そしてレミパンプラスは
グッドデザイン賞
HCDベストプラクティス賞(最優秀賞)
人間工学グッドプラクティス賞(優秀賞)
を受賞しています。
多くの人に使いやすさが認められているんですね。
メモ
レミパンプラスは、IHでも使えます。
『レミパンプラス』の価格
『レミパンプラス』の価格は
公式サイト
⇒13,200円(税込)
楽天最安値
⇒18,556円(税込)
Amazon
⇒15,000円(税込)
となっています。
レミパンプラスに関しては、公式サイトで買ったほうがおトクですね。
かわいいイラスト入り! 和平フレイズ『ネコパン』
最後に、筆者が気に入ってしまったフライパンがあるので、紹介します(笑)
和平フレイズの『ネコパン』です。
『ネコパン』の特徴
『ネコパン』の特徴は、なんといっても
フライパンに猫の絵が描いてあることです。
猫好きの人なら、それだけで毎日の料理がちょっと楽しくなりそうですね。
『猫の絵が描いてあるだけでしょ?』と思うなかれ。
このフライパンの底の猫の絵を使って、『ネコパンケーキ』など、楽しい料理が作れるんですよ!
参考 和平フレイズ『今年の猫の日(2/22)は【お絵描きネコパンケーキ】に挑戦しよう!』
この作り方を応用すれば、いろいろなかわいい絵入りの料理が作れそうですね。
子どもたちにも喜ばれそうです。
そして『ネコパン』はフッ素樹脂コーティングがされています。
なので、食材が焦げ付きにくく、使った後の手入れも楽ですよ!
メモ
『ネコパン』は、ガス火専用の製品のみです。
『ネコパン』の価格
『ネコパン』の価格は、28cmサイズで
楽天最安値
⇒4,153円(税込)
Amazon
⇒2,174円(税込)
です。
フライパンの選び方
最後に、フライパンの選び方をざっとチェックしておきましょう。
フライパンを選ぶときのチェックポイント
フライパンを選ぶときには、
- どんな熱源で使うか
- サイズ
- 素材
- コーティングの有無
- 重さ
をよくチェックすることが大切です。
どんな熱源で使うか
フライパンを選ぶときに一番にチェックするのは、
ガス火で使うか、IHヒーターで使うか
です。
フライパンやなべは、必ず使う熱源に対応したものを選ぶ必要があるからです。
なぜかというと、
ガス火専用のフライパンをIHで使う
⇒エラーが出て調理ができない
IH用のフライパンをガス火で使う
⇒使えないことはないが、熱効率が悪い、コーティングが劣化しやすいなどのデメリットがある
という可能性があるからです。
『近い将来引っ越す可能性があって、引っ越し先でどちらの熱源になるかわからない』という場合は、『両対応』の製品にしておくと良いですよ。
サイズ
一般的に使いやすいフライパンのサイズは、直径24~26cmです。
4人以上家族がいるなら、28cm以上のサイズが良いでしょう。
また、フライパンは
小さいフライパン
⇒朝食などのちょっとした料理に
24~26cmくらいのフライパン
⇒炒め物や焼き物などに
深いフライパン
⇒揚げ物や、炒めた後そのまま煮る料理などに
など、調理に合わせて使い分けると、調理しやすいです。
3つくらい用意して、料理の量や調理方法によって使い分けるのがおすすめです。
素材
フライパンには、いろいろな素材の製品があります。
素材によっても使いやすさが違うので、どんな素材が良いかも要チェックです。
それぞれの素材のメリットとデメリットを、簡単にまとめておきましょう。
メリット | デメリット | |
鉄 |
|
|
フッ素樹脂加工 (テフロン加工) |
|
|
ステンレス |
|
|
アルミ |
|
|
セラミック |
|
|
このように、どの素材にも一長一短があります。
重さ
毎日のように使うフライパンですから、『重さ』も大事な要素です。
一番良いのは、
実際にお店で手に取ってみて、自分にとっての重さや動かしやすさをチェックすることです。
重さのバランスや手応えなどは、手に取らないと実感できませんものね。
フライパンを振って料理することがある人は特に、振りやすさを確認することをおすすめします。
ネットで買う場合も、同じくらいの重さの物を実際に持ってみると良いですよ。
テフロン加工のフライパンの安全性について
テフロン加工のフライパンのデメリットに
『高温で空だきするとガスが出る』
ということがあります。
先ほどの素材比較で読んで、気になった人もいることでしょう。
これについては、
あくまでも『空焼きや空焚きなどで、非常に高温になった場合』の話で、使い方を守って通常の調理をする分には、まったく心配いりません。
安心して使ってくださいね。
なお、鳥はテフロンで出るガスに敏感です。
使い方を守ればまず大丈夫ですが、鳥を飼っている人は念のため、
- 中火で使う
- 換気をしながら使う
- キッチンの空気が鳥のいる場所に流れて行かないようにして使う
ということに気をつけて使うことをおすすめします。
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まとめ
『フライパン』と一口に言っても、
- テフロン加工で焦げ付きにくく、手入れが楽
- 軽くて扱いやすい
- 取っ手が取れてコンパクトに収納でき、フライパンごとオーブンや冷蔵庫にも入れられる
- 鉄製でも手入れが楽で、本格的な料理ができる
- コーティングが強化されていて長持ちする
- フライパン1つでいろいろな料理ができる高機能
- デザイン性が高い
など、いろいろな製品があります。
いろいろな製品があると迷ってしまいますが、一番大事なのは
『重さや手入れの方法なども含めて、自分にとって使いやすいかどうか』です。
安くても、自分に合わなければ使いにくいですし、使いやすくて美味しく料理が作れたら、多少高くても『リーズナブル』って思えますものね。
使いやすいフライパンを見つけるためには、
実際の重さや振りやすさを確認するために、お店で手に取ってみることをおすすめします。
お気に入りのフライパンを見つけて、料理も食事も楽しんでくださいね!