長年人々に愛されてきて、今も人気の高いキッチンウェアメーカー、『ルクルーゼ』。
ルクルーゼの鍋は、熱伝導性と蓄熱性が高く、料理が美味しく仕上がります。
『やっぱりルクルーゼは違う!』と言う人も多いんですよ。
良い鍋を使うときに気になるのは、手入れや焦がした場合の焦げの落とし方ですよね。
長く使い続けるためにも、手入れの方法を知っておきたいものです。
いえいえ、意外と簡単なんですよ!
ということでこの記事では
- ルクルーゼの鍋の手入れの仕方
- ルクルーゼの鍋の焦げの落とし方
について解説していきます。
ぜひ読んでくださいね!
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ルクルーゼの鍋の手入れの仕方は?
普段の手入れの方法
まず、一番大切な『日常的な手入れの方法』について見ていきましょう。
ルクルーゼの鍋の手入れで大切なのは、
『調理が終わったら、できるだけ早くきれいに洗う』
ということです。
汚れが付いたままにしておくと、ホーローの表面が少しずつ傷んで焦げやすくなってしまうからです。
ルクルーゼの鍋の洗い方
ルクルーゼの鍋の洗い方は
- 中性洗剤を付けた柔らかいスポンジで、やさしく丁寧に洗って汚れを落とす
- 汚れと洗剤を、水でよく洗い流す
- 鍋に付いた水分を拭き取る
これだけです。
普通の鍋や食器と同じなので、簡単ですね。
ポイントは、
- 必ず柔らかいスポンジを使う
- 水分を拭き取るときは、鍋の縁や取っ手の付け根なども丁寧に拭く
ということです。
注意
水分を取り除いたほうが良いからといって、
水分を飛ばすために火にかけてはいけません。
『空だき』になって、鍋を傷めてしまいます。
食洗器で洗う場合
ルクルーゼの鍋は、食洗器で洗うこともできます。
ただし、
- 他の食器などを入れず、鍋1つだけを入れて洗う
- 洗剤は中性洗剤を使い、研磨剤や漂白剤入りの洗剤を使わない
ということに気を付けてくださいね。
汚れが気になったら重曹で手入れを
普段ちゃんと洗っていても、少しずつ汚れが残って取れにくくなることもあります。
そんなときは、重曹を使って手入れをしましょう。
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やり方は
- 鍋に水と重曹を入れる
- 弱火で火にかけ、10分ほど沸騰させる
- しばらく放置する
- 冷めたら、中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗う
この方法で洗うときは、重曹水が入ったままで中性洗剤を加えて洗うと、汚れ落ちが良いですよ。
重曹で落ちない汚れにはクリーナーを使う
重曹では汚れが落ちない場合は、
ルクルーゼの専用クリーナー『ポッツ&パンズ クリーナー』の出番です。
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使い方は、
- 鍋に水分が付いているときは、乾いた布巾で丁寧に拭き取る
- 布巾やキッチンペーパーを湿らせる
- 『ポッツ&パンズ クリーナー』を10円玉サイズくらい出す
- 汚れた部分をこする
- 水かお湯でよくすすぐ
という手順です。
『ポッツ&パンズ クリーナー』は、必ず鍋が乾いた状態で使ってください。
濡れている場合は、布巾やキッチンペーパーなどで鍋に付いている水分をよく拭き取ってから使いましょう。
また、焦げが付いたまま『ポッツ&パンズ クリーナー』を使うと、表面を傷めてしまいます。
焦げが付いている場合は、先に焦げを取り除いてくださいね。
それから、『ポッツ&パンズ クリーナー』で磨くのは、『洗剤や重曹では汚れが落ちない』というときだけにしておきましょう。
あまり頻繁にクリーナーで磨くと、表面を傷めてしまう可能性があります。
手入れも『適度に』行うことが大切ですよ!
重曹やクリーナーで汚れが落ちない場合
重曹やクリーナーを使っても汚れが落ちなくなってしまうことがあります。
それはどんなときかというと、
ホーローの表面に傷が付いて汚れが入り込んだり、その汚れが焦げになってしまったりした場合です。
この場合は、公式サイトによると
ご使用に支障はございませんが、ホーロー面にかなりの負担がかかっておりますので、今後の使用方法において火加減など十分にご注意ください。
とのこと。
要するに、あきらめてくださいということです。
鍋は、きちんと手入れをしていても、ある程度汚れや傷が付いてしまうものです。
落ちなくなった汚れは、『鍋がよく働いてくれた証』でもありますよ。
ルクルーゼの鍋の手入れでやってはいけないこと
- クレンザー
- メラミンスポンジ
- 漂白剤
などを使うのは、おすすめしません。
クレンザーやメラミンスポンジを使うと、確かにそのときの見た目はきれいになります。
でも、研磨剤が入っているので、表面に傷が付きます。
その傷に汚れが入り込んで、落ちなくなったり焦げの原因になったりしてしまうのです。
漂白剤も、ホーローの表面に負担を掛けるので、焦げやすくなってしまいます。
ネット上には、ルクルーゼの鍋の手入れに漂白剤を勧める記事もありますが、筆者はおすすめしません。
もちろん、
- 金属たわしや亀の子たわし
- 金属製のヘラ
などの硬いものでこするのも、傷が付いてしまうのでNGです。
ルクルーゼの鍋が焦げた!焦げの落とし方は?
重曹を使って焦げを落とす
ルクルーゼの鍋が焦げ付いてしまった時も、重曹を使って焦げ落としができます。
- 鍋に水と小さじ2~3杯の重曹を入れ、よく混ぜる
- 蓋をして、一番弱い火力で火にかけ、沸騰させる
- 沸騰したら、そのまま10分くらい、極弱火で加熱し続ける
- 10分したら火を止めて蓋を取り、お湯は入れたまま、冷めるまで放置する
- お湯が冷めたら、お湯を入れたままで中性洗剤と柔らかいスポンジでやさしく洗う
- お湯を捨て、よくすすぐ
という手順です。
なお、火を止めて冷めるのを待つ間に、お湯をシリコンなどのヘラでそっと混ぜると、焦げが剥がれやすくなりますよ。
焦げ付きがひどいときは
焦げ付きがひどいと、1度重曹で煮沸しただけでは焦げを落としきれないことがあります。
その場合は、繰り返し重曹で煮沸してみてください。
少しずつ焦げが落ちてくるはずです。
決して硬いものでこすったり、漂白剤を使ったりしないでくださいね。
残った汚れはクリーナーできれいに
焦げを落としても、汚れが残ってしまうことがありますよね。
その場合は、『ポッツ&パンズ クリーナー』で汚れを取り除きましょう。
調べてみたのですが、『ポッツ&パンズ』以外に、『ルクルーゼの鍋を傷めずに汚れを落とせるクリーナーがある』という情報は見つかりませんでした。
専用クリーナーはルクルーゼの鍋に適した成分が入っているはずです。
なので、やはり専用クリーナーを使うのがベストです。
他のクリーナーを使うの場合は、自己責任になります。
もし『ポッツ&パンズ クリーナー』以外を使うなら、
- クリーナーの説明をよく読み、鋳物ホーローに使えるクリーナーを使う
- 目立たない部分で少し試してみて、変色や変質などがないことを確かめてから本格的に使う
といったことに注意してくださいね。
ルクルーゼの鍋をきれいに長く使うには
せっかくのルクルーゼの鍋、きれいに長い間使いたいものですよね。
そのために一番大切なのは、やはり日常の手入れです。
先にも書いたように
- 調理が終わったら、早めに中性洗剤と柔らかいスポンジで洗う
- 洗い終わったら、乾いた布巾で縁や細かいところまで、水分をよく拭き取る
ということを心がけてくださいね。
また、なるべく鍋の表面を傷めないために
- 調理をするときには、シリコン製や木製など、鍋を傷付けにくいヘラやお玉などを使う
- 基本的に弱火~中火で使い、強火にするときも長時間強火では調理しない
- 焦げが付いたら早めに取り除く
- 食洗器で洗うときは、他の食器などを入れず、鍋1つだけを入れて洗う
- 鍋を落としたりぶつけたりして衝撃を与えない
といったことに気を付けてください。
逆に
- 焦げ付きや汚れを放置する
- 強火で使う・空焚きをする
- 熱い鍋にいきなり冷水をかけるなど、急な温度変化にさらす
- 調理の時に金属製のヘラやお玉などを使う
- 食洗器で洗うときに、他の食器などと一緒に入れる
- 金属たわしやメラミンスポンジ、研磨剤や漂白剤入りの洗剤を使って洗う
- 落としたりぶつけたりする
といったことをすると、寿命を縮めてしまいます。
扱いに神経質になる必要はありませんが、きちんと手入れをし、丁寧に扱ってくださいね。
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まとめ
ルクルーゼの鍋の手入れは、
使った後の日常的な手入れ
⇒中性洗剤と柔らかいスポンジで洗う
汚れが気になってきたとき
⇒水と重曹を入れ、弱火で沸騰させた後、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗う
重曹でも落ちない汚れ
⇒専用の『ポッツ&パンズ クリーナー』で磨く
という方法でします。
『専用クリーナーを使うときは、鍋が乾いた状態で使う』ということを忘れないでくださいね。
鍋が焦げてしまった場合は
- 重曹で煮沸し、中性洗剤と柔らかいスポンジで洗う
- 焦げがひどいときは、重曹での煮沸を何度か繰り返す
- 焦げを落とした後に残った汚れは、専用クリーナーで落とす
という方法で焦げ落としをしましょう。
汚れや焦げがひどいからといって
- 金属たわし
- クレンザー
- メラミンスポンジ
- 漂白剤
を使うのは、鍋が傷む原因になってしまいます。
せっかくのルクルーゼの鍋です。
正しい方法で手入れをして長持ちさせ、美味しい料理を楽しんでくださいね!