おうち時間を楽しむのに、うってつけの趣味の1つが、『プラモデル作り』。
没頭してると、あっという間に時間がたっちゃいますよね。
プラモデル作りに活躍するアイテムの1つに、実は『メラミンスポンジ』があります。
『メラミンスポンジでつや消しをすると、プラスチック特有の質感を消すことができる』
ということから、ガンプラを始め、いろいろなプラモデルを作る時に使っている人がけっこういるんですよ。
ということで、この記事では
- メラミンスポンジでプラモデルのつや消しをする方法
- プラモデル作りでの、つや消し以外のメラミンスポンジ活用法
について、チェックしていきます。
ぜひ読んで、プラモデルをステキに仕上げてくださいね!
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メラミンスポンジでプラモデルのつや消しをする方法とは?
メラミンスポンジでプラモデルのつや消しをする方法
メラミンスポンジでのつや消しは、とても簡単です。
用意するものと、手順を見ていきましょう。
用意するもの
メラミンスポンジでの、つや消しに必要な物は
メラミンスポンジ
⇒100均の商品でOK。
新聞紙やシートなど
⇒メラミンスポンジのカスが出るので、汚れ防止に敷く
水を入れた容器
⇒タッパーなど、水が入れられるものなら何でもOK
手袋
⇒手荒れ防止のため
はい、そうです。
メラミンスポンジを素手で長時間使っていると、肌がこすれて手荒れすることがあるからです。
肌の弱い人は特に、きちんと手袋をして作業をしてくださいね。
つや消しの仕方
つや消しをする手順は
- メラミンスポンジを水に浸し、軽く絞る
- つや消しをしたい部分をこする
これだけです。
掃除に使う時と同じで、簡単ですね。
メラミンスポンジでつや消しをする時のコツ
メラミンスポンジで、つや消しをするときには、
- 掃除をするときよりも、スポンジに含ませる水を少なめにする
- スポンジが減ったりしたら取り換える
- ときどき水分を拭き取って、つやの消え具合を確認しながら作業する
というのがコツです。
本来メラミンスポンジは、水をたっぷり含ませて使います。
そのほうが傷が付きにくいからです。
でも、プラモデルのつや消しをするときには、プラスチックを少し削ることが目的です。
ですから、掃除に使うときよりは水を絞ったほうが良いでしょう。
それから、メラミンスポンジは磨いているうちに削れて減ったりヘタったりします。
そのまま使っていると磨きムラが出てしまうので、
『スポンジが減ってきたな』『弱ってきたな』と思ったら、交換しましょう。
そして、ときどき拭いて、磨き具合を確認してくださいね。
水分が付いていると、どのくらいつやが消えたか確認しにくいです。
なぜメラミンスポンジでつや消しができるのか?
それは、
メラミンスポンジは、プラスチックより硬い素材でできた細かい網のようなものだからです。
メラミンスポンジでプラスチックをこすると、表面が削れます。
つまり、サンドペーパーなどで削って、つや消しをするのと同じ仕組みです。
本来メラミンスポンジは、『プラスチックに使ってはいけない』とされています。
細かい傷が付いてしまうからです。
でも『細かい傷が付く』というデメリットを逆手にとることで、『プラモデルのつや消し』として使えるのです。
関連記事:メラミンスポンジでプラスチック製品をこすっても大丈夫?傷になる?
メラミンスポンジでつや消しをするメリット・デメリット
メラミンスポンジでつや消しをするのにどんなメリットやデメリットがあるのかも、チェックしておきましょう。
つや消しにメラミンスポンジを使うメリット
メラミンスポンジでプラモデルのつや消しをするメリットは、
- プラスチックらしい質感が消えて、見栄えが良くなる
- つや消しの塗装をするよりも簡単
- つや消しの塗料の厚みで可動箇所が動きにくくなったりしない
- つや消しの塗料を塗るとプラモデルを動かしているうちに剥がれたりすることがあるが、メラミンスポンジでつや消しをすると剥がれる心配がない
- メラミンスポンジは100均でも買えるので、つや消し塗装よりもコストが低い
- 色を塗りたくなったときにすぐに塗れる
といったことです。
一番の魅力は、『手軽で低コスト』ということですね。
お掃除用に用意してあるメラミンスポンジを使うこともできます。
また、つや消し塗装をした場合、後から色を塗るとなると、溶剤で塗装を落としたりする必要があります。
でも、メラミンスポンジでつや消しをしただけなら、そのまま塗ることができます。
つや消しにメラミンスポンジを使うデメリット
メラミンスポンジでのつや消しには、デメリットもあります。
- カスが出る
- 水でぬらすので、つやの消え具合を確認するためには水分を拭き取らなければならない
- 光沢を完全に消すことはできない
ということです。
メラミンスポンジでは、ある程度のつや消しはできます。
でもやはり、つや消しの塗料や研磨スポンジなどを使ったつや消しにはかないません。
仕上がりにこだわりたい場合は、
- つや消しのスプレー
- 研磨スポンジ
- サンドペーパー
などを使ったほうがきれいに仕上がります。
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つや消し用のメラミンスポンジもある
『やっぱりプラモデルにはプラモデル用のアイテムを使いたい』というのであれば、
プラモデル向けのつや消し用メラミンスポンジがあります。
たとえば、
GSIクレオスの『Mr.メラミンシート つや消し仕上げ用』。
この製品はプラモデルのパーツのつや消し用に作られていて、
- 掃除用のメラミンスポンジよりも耐久性が高い
- ハサミでカットして好きな大きさにして使える
- シートタイプとスティック同梱タイプの2種類がある
というのが特徴です。
気になったら、公式ページもチェックしてみてくださいね。
GSIクレオスの『Mr.メラミンシート つや消し仕上げ用』公式ページ
メラミンスポンジ プラモデル作りでは他にどんなことに使える?
メラミンスポンジがプラモデル作成に使えるのは、つや消しだけではありません。
他にどんな使い道があるのか、見ていきましょう。
ヤスリがけの跡を消す
メラミンスポンジでプラスチックをこすると、一見『傷』には見えないくらいの、とても細かい削りあとになります。
それを利用すると、
『ヤスリがけをした跡を、メラミンスポンジでこすって消す』
ということができます。
パーツを外した後の白化を処理する
プラモデルのパーツを外すと、ニッパーで切った跡が白くなってしまう(白化する)ことがありますよね。
この白化を消すのにも、メラミンスポンジは役に立ちます。
どう使うかというと、
残ったゲートの跡を金属ヤスリやサンドペーパーで削った後に、メラミンスポンジでこすってヤスリの跡を消す
という使い方です。
メラミンスポンジで直接白化を消すというわけではありませんが、きれいになりますよ。
はみ出た塗料を消す
細かい部分に塗料を塗ると、はみ出てしまうこともありますよね。
はみ出た塗料は、メラミンスポンジでこすることで消すことができます。
メラミンスポンジでこすると、塗料を削って落とせるからです。
塗料のノリを良くする
プラスチックにそのまま塗料を塗ると、塗料によっては弾かれてしまうこともありますよね。
また、ツルツルの部分に塗料を塗る時には、筆がコントロールしにくいこともあります。
そんなときは、
メラミンスポンジでプラスチックの表面をこすってから塗るのも良いですよ。
メラミンスポンジでプラスチックをこすると、表面にとても細かい凹凸ができます。
表面に凹凸ができることで、
- 塗料が弾かれにくくなり、ノリが良くなる
- 塗料を塗るときの筆がコントロールしやすくなる
という効果があるのです。
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まとめ
プラモデルのつや消しは、メラミンスポンジを使うと手軽にできます。
使い方も、
- 水で濡らし、軽く絞る
- つや消しをしたい部分をこする
と、掃除に使う時とほとんど変わりありません。
つや消しの塗料を使うのに比べて
- コストが安い
- 塗料の厚みで可動箇所が動きにくくならない
- つや消し塗料と違って、剥げる心配がない
など、メリットも多いです。
ただ、やはりメラミンスポンジでは完全につやを消すことはできません。
仕上がりにこだわりたいなら、つや消し剤などを使ったほうが良いですよ。
メラミンスポンジは、つや消し以外にも
- ヤスリ跡を消す
- はみ出てしまった塗料を消す
- 塗料を塗りやすくする
といった使い方ができます。
ぜひ上手に使って、プラモデル作りを楽しんでくださいね!