なかなか落ちないお風呂の床の汚れ、気になりますよね。
そんなときに、おすすめなのが、
『オキシクリーン』での床掃除。
とても効果的に汚れを落とせるんですよ!
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はい、お風呂の床でも、オキシ漬けする方法があります。
ただ、『失敗した』という人も、けっこういるんです。
そこで今回は、
- お風呂の床をオキシクリーンで浸けおき掃除する方法
- お風呂の床の『オキシ漬け』掃除で失敗するのはなぜか
- オキシ漬けができない場合の掃除方法
について解説します。
ぜひ読んで、お風呂の床をピカピカにしてくださいね!
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お風呂の床をオキシクリーンで浸けおき掃除する方法は?
お風呂の床をオキシ漬け掃除する手順
ではさっそく、お風呂の床をオキシクリーンの浸けおき掃除できれいにする方法を見ていきましょう。
準備するもの
床のオキシ漬け掃除で使うものは
- お風呂の排水口の蓋(なければ、排水口の直径より大きいビニール袋)
- オキシクリーン
- 洗面器
- ブラシ
- 手袋
- バスシューズ
- 必要に応じて、マスクやゴーグル
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床のオキシ漬け掃除のときは、床にお湯を溜める必要があります。
排水口をしっかり塞げるように、なるべく排水口の蓋を用意しておいてください。
排水口の蓋は、100均でも買うことができます。
排水口の蓋がない場合は、ビニール袋を用意してください。
また、柄の短いブラシを使う場合は、念のためマスクとゴーグルを着けることをおすすめします。
掃除の仕方
step
1排水口を塞ぐ
まず、排水口に蓋をして、床にお湯を溜められるようにしましょう。
蓋がない場合は
- 排水口の上にビニール袋を置く
- 水をたっぷり入れる
- 水を入れたら、空気を抜きながらビニール袋を絞り、口を縛って閉める
という方法で、ビニール袋を蓋代わりにすることができます。
袋の中の空気はできるだけ抜いてください。
空気が入っていると、ビニール袋が浮いてお湯が漏れてしまう可能性があります。
こちらの記事では、キッチンシンクの蓋の代用品について書いています。
お風呂の排水口にも応用できる方法があるので、参考にしてくださいね。
関連記事:【簡単】シンク排水溝の蓋や栓に代用できる日用品を紹介!
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2オキシクリーンの液を作る
次に、オキシクリーンの液を作っておきましょう。
洗面器に40~60℃くらいのお湯を入れ、オキシクリーンを入れて良く混ぜ、溶かします。
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オキシクリーンの分量は、
お湯4Lに対して付属のスプーン1杯、または大スプーンの『ライン2』
です。
溶かすときは、必ずお湯を使ってください。
オキシクリーンの洗浄力を高めることができるからです。
混ぜるときには、やけどをしないように気を付けてくださいね。
メモ
オキシクリーンを直接床に撒く方法もありますが、まんべんなく床をきれいにするなら、洗面器などで一旦溶かす方法がおすすめです。
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3床にお湯を溜め、オキシ液を撒く
シャワーで床にお湯を流し、深さ1cmくらいまでお湯を溜めます。
溜まったら、洗面器に作ったオキシ液を流し込みましょう。
なお、オキシクリーンはアルカリ性の洗剤です。
肌に直接触れさせないためにも、必ずバスシューズを履いて作業してください。
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4浸けおきする
オキシ液を床に流したら、そのまま浸けおきします。
浸けおきの目安時間は、20分です。
汚れがひどい場合は、浸けおき時間を長めにしてみてください。
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5汚れを落とす
浸けおき時間が終わったら、排水口の蓋を外してオキシ液を流します。
その後、ブラシなどで汚れをこすって落としてください。
細かい凸凹に入り込んだ汚れは、古い歯ブラシなどでこすると良いですよ。
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6水ですすぐ
最後に、床全体を水で念入りにすすぎましょう。
オキシクリーンの洗い残しがあると、肌に付いてしまう可能性があります。
隅々まで、まんべんなく丁寧に流してくださいね。
これでお風呂の床のオキシ漬け掃除は完了です。
オキシ漬け掃除の注意点
お風呂の床をオキシ漬け掃除するときは、
- ゴム手袋やバスシューズを使って、オキシ液が肌に付かないようにする
- 換気扇を回したり窓を開けたりして、換気をしながら掃除をする
- 金属や大理石など、アルカリに弱い素材でできているアイテムを置いている場合は、オキシ液が触れない場所にどかしておく
- 熱めのお湯を使うときは、足や手にかからないように注意する
以上に注意してください。
オキシクリーン単体で体に害のあるガスが出たりすることはありません。
でも念のため肌に付かないようにし、換気をしながら掃除をしてください。
短い柄のブラシを使ってしゃがんで掃除をするときは、飛沫が呼吸器や目に入らないように注意してくださいね。
また、オキシクリーンはアルカリ性なので、
アルカリに弱い素材に付くと、変色したり傷んだりしてしまいます。
金属や大理石などでできたアイテムを床に置いている時は、オキシ液が触れない場所にどかしてから掃除をしましょう。
オキシクリーンの分量や浸けおき時間の長さは?
お風呂の床をオキシ漬けするときのオキシクリーンの分量や浸けおき時間は、
分量
⇒お湯4Lに対して、スプーン1杯(大スプーンなら『ライン2』、液体の場合はキャップ1杯)
浸けおき時間
⇒20分
以上が、公式サイトによる目安です。
先にも書いたように、汚れがひどいときは
- オキシクリーンの分量を少し多めにする
- 浸けおき時間を長めにする
としてもOKです。
ただし、目安より多い量を使いたい・長く浸けおきしたい場合は、自己責任でやってください。
また、浸けおき時間は長くても6時間以内にとどめておきましょう。
注意
お風呂の床のメーカーがアルカリ性洗剤を使った掃除を推奨していない場合も、オキシ漬け掃除は自己責任になります。
気掛かりな場合は、オキシクリーンを使っても良いかどうか、メーカーに確認してください。
オキシクリーン漬け掃除で失敗するのはなぜ?
お風呂の床のオキシクリーン漬け掃除は、実は失敗することもあります。
ここからは、失敗の原因と対策について見ていきましょう。
一番多い原因は『床にお湯を溜められない』
床のオキシ漬け掃除の失敗で一番多いのは、
床にお湯を溜められず、浸けおきしている間に液が流れてしまった
ということです。
お湯を溜められないのには、
- 排水口をきちんと塞ぐことができていない
- 完全に塞ぐことができない構造の排水口である
という原因があります。
排水口をしっかり塞げなかった
『排水口を十分塞げないために液が流れてしまった』という失敗をするのは
水を入れたビニール袋で蓋をした場合にありがちです。
水を入れたビニール袋での蓋は、完全な蓋にならないこともあります。
先にも触れたように、排水口に合う蓋を用意しておいたほうが確実ですよ。
ビニール袋を使わざるを得ない場合は、
- ビニール袋を排水口に置いてから水を入れる
- 口を縛るときにしっかり空気を抜く
ということを守ってください。
掃除をする前に、お湯を溜められるかどうか一度試してみるのもおすすめです。
お湯を溜められない構造の排水口もある
中には『排水口に蓋をしたのに液が漏れてしまった』というケースもあります。
これは、床の排水部分が『排水口を塞いでも水が流れて行く構造になっている』場合です。
たとえば下の写真のように、排水口の回りに切れ込みがある構造の浴室があります。
この場合、蓋やビニール袋などで水を止めようとしても、切れ込み部分から水が流れて行ってしまうのです。
塞ぐとすれば粘土などでせき止めるしかありませんが、そこまですると後が大変です。
こういった構造の場合は、お湯を溜めずに掃除をしましょう。
お湯を溜められない場合の掃除方法
床にお湯を溜められなくても、オキシクリーンを使った掃除はできます。
- お湯4Lに対してスプーン5杯、または大スプーンのライン4の量で、オキシ液を作る
- 汚れた部分にオキシ液を撒く
- ブラシで軽くこすって、オキシクリーンを汚れた部分になじませる(もし粉っぽい感じがするなら、少しずつお湯をかける)
- そのまま5分くらい浸けおきする
- ブラシでこすって汚れを落とす
- シャワーで汚れやオキシクリーンをよく洗い流す
という手順で掃除をすればOKです。
お湯を溜めずに掃除をした時も、最後には念入りにすすぎ洗いをしてください。
その他のオキシ漬け掃除での失敗例
『お湯が溜められない』以外のオキシ漬け掃除での失敗には、
- 水垢を落とせなかった
- お湯ではなく水を使ったら汚れがあまり落ちなかった
という例があります。
それぞれ原因は
水垢を落とせない
⇒オキシクリーンはアルカリ性なので、水垢のようなアルカリ性の汚れを落とすのは不得意
水を使ったら汚れがあまり落ちなかった
⇒オキシクリーンは水では効果が弱くなる
ということです。
アルカリ性の汚れは、クエン酸などの酸性の洗剤を使うとよく落ちます。
それから、
オキシクリーンはお湯のほうが効果が高まるので、オキシクリーンで掃除をするときはお湯を使ってくださいね。
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まとめ
お風呂の床をオキシ漬け掃除する方法は、
- 蓋などで排水口をしっかり塞ぐ
- お湯にオキシクリーンを混ぜてオキシ液を作る
- シャワーで床にお湯を溜め、オキシ液を流して20分くらい待つ
- 排水口を開けてオキシ液を流し、ブラシなどでこする
- 水でよく洗い流す
ポイントは
- 排水口をしっかり塞ぐ
- 水ではなくお湯を使う
という点です。
床のオキシ漬け掃除でよくある失敗が、
『排水口が塞がらなくて床にオキシ液を溜められない』
ということです。
排水口が塞げないときは、オキシクリーン液を汚れた部分にかけて掃除をしましょう。
オキシ漬け掃除をするときは、
- 手袋やバスシューズなどを使う
- お湯でやけどしないように注意して作業する
- 換気をしながら掃除をする
- 金属や大理石など、アルカリに弱い素材でできているアイテムを置いている場合は、オキシ液が触れない場所にどかしておく
といったことに気をつけてください。
お風呂の床をピカピカにして、気持ちの良いバスタイムを過ごしてくださいね!