ジメジメの季節に欠かせないのが『湿気対策』です。
シンクや洗面所の下、クローゼットなど、それから靴の中の湿気も気になるものですよね。
そんなあなたにおすすめなのが、
重曹を使った手作りの除湿剤です。
重曹には空気中の水分を吸い込む性質があるので、除湿剤として使えるんですよ!
ということで今回は
- 重曹で除湿剤や乾燥剤を手作りする方法
- 重曹除湿剤の置き方やメンテナンス
についてチェックしていきます。
ぜひ読んで、湿気対策に役立ててくださいね!
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重曹で除湿剤を手作りする方法
ではさっそく、重曹で除湿剤を作る方法を見ていきましょう。
用意するもの
重曹除湿剤を作るのに必要なものは、
- 重曹
- プラスチックやガラスなどの容器
- ガーゼや不織布などの通気性の良い布
- 輪ゴムや紐など、布を固定するもの
です。
容器は、
- プラスチックやガラスなど、アルカリ性に影響を受けない素材でできている
- 透明か半透明で、中の重曹の様子が見える
- 安定性があって、倒れにくい
という条件に合う物を選んでください。
重曹はアルカリ性なので、アルミや銅、大理石など、アルカリ性に弱い素材の容器は避けましょう。
加えて、
- あまり深すぎない
- 重曹が空気に触れる面がなるべく大きい
という形の容器がおすすめです
除湿効果を最優先にするなら、平べったい容器でもOKです。
ただ、あまり大きな容器だと場所を取ってしまうので、大きさや深さはスペースに合わせて選んでくださいね。
メモ
容器の代わりに
- 不織布の袋
- だしパックやお茶パック
を使ってもOKです。
重曹で除湿剤を作る手順
除湿剤の作り方は、とても簡単です。
- 容器に重曹を7~8分目くらい入れる
- 布をかぶせて蓋にする
- 輪ゴムや紐などで蓋にした布をしっかり留める
これなら、子どもと一緒に作ることもできますね。
また、
- 布を蓋にする代わりに、容器の蓋に穴を開けて使う
- 不織布の袋やだしパックに重曹を入れる
という方法もあります。
そういうときは、だしパックをきれいな不織布や薄い布で包んで口を縛ると良いですよ。
重曹の除湿剤のアレンジアイディア
重曹の除湿剤は、ちょっとアレンジを加えるだけでインテリアにしたり芳香剤を兼ねさせたりすることができます。
アレンジの仕方をいくつか紹介しましょう。
リボンや紐、おしゃれな布などを使う
簡単なアレンジ方法としては、
- 容器の蓋におしゃれなデザインの布を使う
- 布を縛るのに、リボンや麻ひも、ヘアゴムなどを使う
- 容器にマスキングテープやシールを貼ってデコレーションする
などがあります。
部屋の雰囲気と合わせたり、季節ごとに布やマスキングテープを取り換えたりすると、ちょっとしたインテリアになりますよ。
フェイクフラワーやオブジェを入れる
『もっとおしゃれにしたい!』という人には、
- 小さなフェイクフラワー
- 貝殻などのオブジェ
などを重曹の上に入れるのもおすすめです。
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ただし、重曹の上に何かを置くときは、
- アルカリ性で変色したりしない素材でできた物を選ぶ
- 重曹の表面が覆われてしまうと吸湿効果が下がるので、『少し置く』くらいにする
ということに注意してください。
また、あまり小さいオブジェだと、重曹を混ぜたり交換したりするときに取り出すのが大変です。
簡単につまんで出し入れできる大きさのオブジェを使うと良いですよ。
アロマオイルを入れる
『香りも楽しみたい』という人は、アロマオイルを使ってみましょう。
重曹にアロマオイルや精油を数滴たらして混ぜるだけで、良い香りの除湿剤を作れます。
ハッカ油を使うと、虫よけにもなりますよ。
関連記事:重曹とハッカ油で最強の消臭&除湿!ゴキブリ対策もできる【虫除け】
アロマオイルや精油、ハッカ油を使うときは、
- オイルが肌に直接触れないようにする
- 妊娠中の女性や持病のある人に使ってはいけないアロマオイルや精油もあるので、使うオイルの禁忌(してはいけない使い方)をよく確認する
- ペットがいる場所ではアロマオイルや精油を使わない
ということに十分注意してください。
妊娠中の人がいる場所でアロマオイルや精油を使いたいときは、医師に相談したほうが安全です。
ペットについては、猫や鳥、フェレットにはアロマはNGです。
中毒を起こしたり肝臓や腎臓に影響を与える可能性があるからです。
犬も『アロマは大丈夫』とは言い切れないので、使う前に獣医さんに相談してくださいね。
参考 アニコム損保『どうぶつとアロマテラピーとの相性について』
メモ
『原液で肌に付けられる』『ペットにも安全』などと謳われている精油もありますが、健康被害が出たケースもあるので、十分注意してください。
タッパーに入れるだけでもOK!
『とにかく簡単さを重視したい!』という人におすすめなのは、
タッパーに重曹を入れ、蓋はしないでおく
という方法です。
簡単なだけでなく、
- 重曹が空気に触れやすいので、湿気を吸わせやすい
- 重曹の交換がとても簡単
というメリットもあります。
ただし、
蓋をしない場合は、こぼさないように注意してくださいね。
重曹は靴用乾燥剤としても使える?
- 重曹を不織布の袋やだしパックなどに入れる
- 2個セットで作って、片方ずつ靴に入れる
という風にすれば、靴用の乾燥剤のようにして使うことができます。
セットにした2つを紐でつないでおけば、『片方なくしちゃった!』ということも防げますよ。
ただし、重曹にはシリカゲルなどの乾燥剤ほどの効果はありません。
しっかり乾燥させておきたい靴には、市販の靴用乾燥剤を使ってください。
除湿力を求めるなら市販の除湿剤を
重曹は空気中の水分を吸収してくれますが、『除湿効果が高い』とまでは言えません。
重曹の除湿力は、あくまでも『市販の除湿剤の代用になる』というくらいの範囲です。
しっかりと湿気を取り除きたいときや湿気がひどいときは、
- 市販の除湿剤
- 除湿機
を使ってください。
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トイレやクローゼット向きのコンパクトな除湿機もあるので、上手に活用してくださいね。
重曹を使った湿気取りの安全性と注意点
ここまで紹介したように、湿気対策には重曹がおすすめです。
自然で、しかも強力な湿気吸収力があるから、お家の中を快適にしてくれるんです。
でも、ちょっとした注意が必要なんですよ。
こちらも説明しておきましょう。
重曹使用時の安全対策
重曹を使う際には、いくつかの安全対策が必要です。
ここで、具体的にどんな点に注意すればいいのか見てみましょう。
肌への刺激対策
重曹はアルカリ性です。
したがって肌に直接触れると少し刺激を感じることがあります。
特に敏感肌の方は、取り扱う際は手袋を着用するとよいでしょう。
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目への刺激対策
重曹の粉が目に入ると、とても痛いです。
取り扱い時は顔から遠ざけるか、保護メガネを使用するなどの対策があると良いですね。
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子供の手の届かない場所への保管
子供が誤って口に入れないよう、子供の手の届かない場所に保管しましょう。
食用と掃除用の区別
重曹は料理にも使いますが、掃除用に使う重曹と食用に使う重曹があります。
ただ見た目は一緒なので、重曹は別々に保管すると安心ですね。
ラベルで明示的に区別するなどの工夫がおすすめです。
適切な使用量と混合物
重曹を他の物質と混ぜる際には、適切な割合と方法に従いましょう。
特に酢と混ぜる場合などは反応が激しいので、注意が必要です。
このように重曹の使用は非常に便利ですが、少しの注意が必要です。
でも、これらのポイントを押さえれば、安心して重曹を日常生活で使うことができるんですよ。
重曹の保存と管理
重曹の保存にはちょっとしたコツがあります。
具体的には以下のような点に注意してくださいね。
密閉保存
重曹は湿気を吸収しやすい性質があります。
だから開封後はしっかりと密閉することが大切です。
専用の密閉容器やジップロックなどを使って、しっかりと閉じましょう。
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湿度の低い場所での保管
湿度の高い場所では重曹の効果が減少してしまうことがあるので、乾燥した場所での保管がおすすめです。
他の調味料との区別
重曹はお料理にも使いますが、他の調味料と間違えないように、明確にラベルを貼ったり、専用の容器に入れるなどの工夫が必要です。
使用期限の確認
重曹にも使用期限があります。
長期間保存する場合は、使用期限を確認して、古いものから使うようにしましょう。
ちなみに、家計の節約にも工夫が欠かせませんよね。
例えば、プロパンガス会社を変更することで、毎月のガス料金を大幅に安くすることが可能なんです。
お財布に優しく、環境にも配慮した生活を始めてみてください。
私はコレで毎月のガス料金がグッとお得になって大助かりです♪
重曹以外の自然素材との比較
重曹はお料理や掃除、湿気取りに活躍しますが、他にも様々な自然素材が湿気取りに役立つんですよ。
それぞれの特性と用途に合わせて使い分けることで、さらに効果的な湿気対策が可能です。
ここでは、重曹と一緒に使える自然素材をいくつか紹介しましょう。
竹炭
竹から作られる竹炭は、多孔質の構造で湿気を吸収します。
お部屋の角に置くだけで除湿効果があるため、重曹と一緒に使うとより効果的。
しかも、見た目もおしゃれですね。
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シリカゲル
小さな袋に入ったシリカゲルも湿気吸収に役立ちます。
クローゼットや靴箱に入れると、カビの発生を抑制します。
食品の保存にも使えるので、重曹と併用することで、様々な場所での湿気対策が可能です。
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塩
実は、料理に使う塩も湿気を吸収する性質があります。
重曹と一緒に小皿に入れて置くだけで、湿気取りとして活躍します。
特に梅雨時には効果的ですね。
セダム
お部屋に飾る観葉植物として人気のセダムは、夜間に湿気を吸収する性質があります。
昼間に光合成を行い、夜に湿気を吸収するので、重曹の除湿効果と組み合わせると一日中快適になりますよ。
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このように、重曹と他の自然素材を組み合わせることで、各場所や用途に合わせた湿気対策が楽しめます。
自然素材だからこそ、お部屋のインテリアにもなじみ、心地よい生活空間を作るお手伝いをしてくれるんです。
重曹除湿剤の置き場所やメンテナンスは?
せっかく作った除湿剤、効果的に使いたいですよね。
ここからは
- 重曹はどんな場所の除湿に向いているのか
- どんな位置に置くのが効果的なのか
- 重曹除湿剤のメンテナンスや交換時期
について見ていきましょう。
重曹の除湿剤はどんな場所の除湿に向いている?
重曹で作った除湿剤は
- 下駄箱
- クローゼット
- 押し入れ
- トイレ
- 洗面台やシンクの下
などの閉じた空間、空気があまり動かない空間で使うのに向いています。
逆に、
- リビングや寝室、個室などの『部屋』レベルの広さの空間
- 浴室などの、湿気が多い場所
- 廊下や玄関など、空気の動きが多い場所
には向いていません。
重曹除湿剤が使えるのは、トイレくらいの広さが限界です。
広いスペースや空気の動きが多い場所の湿気対策をするときは
部屋
⇒除湿機を使う
浴室
⇒窓を開けたり換気扇を使ったりして、風通しを良くする
という方法で対策してくださいね。
廊下や玄関は空気の動きが多いので、よほど湿気が溜まる家でなければ除湿対策はあまり要りません。
下駄箱の中の湿気が気になるときに除湿剤を使えばOKです。
除湿剤を置く位置は?
重曹でも市販のでも、除湿剤は『なるべく下のほう』に置くのがおすすめです。
湿気を含んだ空気は下のほうに溜まるからです。
ただし、
- 赤ちゃんや小さい子ども
- 認知症などの病気がある人
- ペット
が触らないように注意してください。
掃除用の重曹でも、ちょっと口に入ったくらいなら体に害はありません。
でも、クローゼットや靴箱などの湿気を吸った重曹を口に入れるのは、あまり良くはないですものね。
除湿剤のメンテナンス
『メンテナンス』といっても、難しいことではありません。
重曹の除湿剤は、置いたら時々混ぜるようにしましょう。
そうすると、吸湿効果が長持ちします。
アロマオイルを入れている場合は、香りが薄くなったらアロマオイルを補充してください。
重曹を混ぜるついでにオイルを追加すれば、手間も省けますよ。
交換時期は?
重曹除湿剤は、『重曹が固まってきたとき』を目安に交換しましょう。
どのくらいの期間で重曹が固まるかは、その場所の湿度や重曹の量によって違います。
時々チェックして、固まってきたら交換してくださいね。
除湿剤に使った重曹は、掃除に使うと無駄なく活用できますよ!
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まとめ
重曹を使って除湿剤を作る方法は、
- 重曹を容器に入れるて、不織布などの通気性の良い布で蓋をし、ゴムや紐などで蓋をしっかり留める
- だしパックや不織布の袋に重曹を入れる
これだけなので、とても簡単です。
きれいな布やリボンを使ったり中に小さいオブジェを入れたりすると、ちょっとしたインテリアにもなります。
だしパックを使えば、靴の乾燥剤代わりにも使えますよ。
重曹除湿剤の効果的な使い方は、
- トイレやクローゼット、げた箱の中など、狭い空間で使う
- なるべく低い場所に置く
ということです。
プラス、
- 時々混ぜる
- 重曹が固まってきたら交換する
というメンテナンスも、忘れないでください。
重曹は除湿力が強いわけではないので、『市販の除湿剤の代用』と考えておきましょう。
しっかり除湿したいときは、市販の除湿剤や除湿機などを使ったほうが良いです。
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重曹除湿剤も市販の除湿剤も適材適所で上手に活用して、コスパよく湿気対策をしてくださいね!