IHコンロは火を使わないので安全ですし、掃除も楽なのが大きなメリットですよね。
でも、『使っているうちに、コンロに焦げが付いてしまった』なんてこともあります。
そういうこともあるんです。
焦げ付きをそのままにしておくと、見た目も良くないですし、落としにくいガンコ汚れになってしまいます。
早めに掃除をして、きれいにしたほうが良いですよ!
ということで今回は
- IHコンロに付いてしまった焦げや汚れの落とし方
- IHコンロの焦げ付きを防ぐ方法
について解説します。
ぜひ参考にして、コンロをピカピカにしてくださいね!
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IHコンロの焦げや汚れを落とす方法
IHコンロの掃除をする前に
コンロの掃除をする前には、
- IHコンロの電源を確実に切る
- IHコンロが冷めていることを確認する
この2つを必ずしてください。
電源が入りっぱなしになっていて、万が一、掃除中に熱くなってしまうと、危険です。
また、コンロが熱いうちに掃除するのも、やけどする危険性があります。
それから、
重曹やクレンザーなどを使うときは、手荒れ防止のために手袋をしましょう。
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ごく軽い焦げや汚れは簡単に落とせる
軽い焦げ付きや汚れなら、
- 汚れや焦げの付いた部分に水を付ける
- マイクロファイバークロスでこする
という方法で、簡単に落とすことができます。
マイクロファイバークロスは、繊維に汚れをからめとることができます。
日常的な掃除に使うのもおすすめですよ。
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ただし、マイクロファイバークロスは、熱に弱いです。
最初にも書いたように、IHコンロが冷めてから使ってくださいね。
また、肌の弱い人は、マイクロファイバークロスでも手荒れしてしまうことがあります。
敏感肌の人は、必ず手袋をして使ってください。
重曹で落とす方法
『焦げ付き汚れに重曹が効く』というのはよく知られていますよね。
IHコンロの焦げ付き汚れも、重曹を使うと効果的に落とせます。
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用意するもの
- 重曹
- 水
- ラップまたはアルミホイル
手順は、
- IHコンロの焦げの部分に、重曹を乗せる
- 重曹に少しずつ水をかけて、ペースト状にする
- 汚れがひどいときは、ラップをかけてパックし、5分くらい放置する(汚れが軽ければ、省略してOK)
- 丸めたラップ、もしくは丸めたアルミホイルで軽くこする
- ラップやアルミホイルが汚れたら、こする面を変えるか、新しく丸めてこする
- きれいになったら、布巾やキッチンペーパーなどで重曹をしっかり拭き取る
- さらに水拭きする
- 乾燥させる
です。
こするときは、円を描くようにこすると、汚れがきれいに落ちやすいですよ。
それから、重曹を十分拭き取れないまま乾くと、拭いた跡が残ってしまいます。
重曹を拭き取った後には、もう一度水拭きしておきましょう。
なお、アルミホイルで磨く時は、力を入れずになでるようにこすってください。
力を入れてこすると、傷が付いてしまいます。
メモ
重曹の代わりに
- クリームクレンザー(研磨率20%くらいのもの)
- スクラブ入りの歯磨き粉
を使っても、同じ方法で掃除ができます。
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セスキ炭酸ソーダを使う方法
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重曹と並ぶお掃除アイテムに、『セスキ炭酸ソーダ』があります。
このセスキ炭酸ソーダを使うことでも、焦げ落としができます。
用意するもの
- 水200ml
- セスキ炭酸ソーダ小さじ1/2
- スプレーボトル
- スポンジ
- 布巾
手順は
- スプレーボトルに、水とセスキ炭酸ソーダを入れて振り混ぜ、セスキ水を作る
- IHコンロの焦げ付いた部分にセスキ水を吹き付け、2~3分置く
- スポンジでこすり、焦げ付きや汚れを落とす
- 布巾で水拭きをし、汚れやセスキ水を拭き取る
- 乾燥させる
です。
セスキ炭酸ソーダには、重曹より強いアルカリ性があります。
重曹で落ちないときは、セスキ炭酸ソーダを使ってみましょう。
重曹+お酢の合わせ技
重曹だけで落とせないときのもう1つの方法に、重曹とお酢を使う方法があります。
用意するもの
- 重曹
- お酢
- 台所用洗剤
- ラップ
- 布巾
手順は
- 重曹1/2カップに台所用洗剤大さじ2を混ぜ、ペーストを作る
- 1に、酢大さじ1杯を混ぜる
- 泡が出てきたら焦げ付いた部分に塗る
- 上からラップで覆い、パックする
- 1時間くらい放置する
- ラップをはがして布巾でよく拭き取る
- 水拭きし、乾かす
重曹とお酢を混ぜると、酸とアルカリが反応して泡が出ます。
この泡で、汚れを浮かせて落とすことができるのです。
ガンコな焦げを落とす方法
ガンコにこびりついた焦げ付き汚れや、炭化してしまった汚れを落とすなら、
IHコンロ専用のクリーナーを使うのが、簡単で確実です。
IH専用クリーナーには
- 塗って使うタイプ
- スポンジタイプ
- ヘラタイプ
などがあります。
使い方はそれぞれのクリーナーによって違うので、
使い方や注意書きをよく読んで、正しい使い方をしてくださいね。
何年も溜まってしまったような焦げ付きやしつこい汚れが一度で落としきれないときは、クリーナーでの掃除を何度か繰り返してみてください。
時間と手間はかかりますが、何年も溜めてしまった分、落ちにくいのは無理もないことです。
根気よく掃除してくださいね。
メモ
ヘラで焦げを落とす場合は、IHコンロの焦げ落とし用のヘラを使いましょう。
金属のヘラなどでごしごしこすると、傷を付けてしまう可能性があります。
掃除するときはコンロの表面に傷を付けないように
IHコンロを掃除するときには、
なるべ傷を付けない方法できれいにすることが大切です。
なぜかというと、IHコンロの表面に傷が付くと、
- 傷が付いた部分に汚れが入り込み、落ちにくくなる
- 傷に入り込んだ汚れが、調理の時に熱せられて焦げになる
ということになってしまい、焦げ付き汚れが再び付きやすくなってしまうからです。
傷を付けないためにも、
- メラミンスポンジ
- 金属たわしや金属のヘラ
- 研磨率の高いクレンザー
といった物は使わないでください。
また、『焦げがあまりにひどいので、サンドペーパーで落とした』という人もいますが、サンドペーパーも傷を作ってしまいます。
焦げがひどすぎて自分ではどうにもならないときは、メーカーに相談してくださいね。
IHコンロの焦げ付きを防ぐ方法
IHコンロの焦げ付きの原因は?
焦げ付きの原因は、
- こぼれた調味料や料理の水分
- 鍋からの吹きこぼれ
- 鍋の底に付いた汚れ
- 調理中に跳ねた油
といったものがコンロに付き、調理のときの熱で焦げになってしまうことです。
使った後に水拭きしていても、汚れをすべて取り除けるわけではありません。
そのため、残った小さな汚れが焦げ付いてしまうこともあります。
『こまめにきれいにする』が一番の対策
IHコンロの焦げ付き汚れを防ぐ一番の方法は、
- 使った後には水拭きをして、できるだけ汚れを取り除く
- 1日の終わりにはアルカリ性の洗剤を使って掃除をし、1日分の汚れをきれいにしておく
ということです。
とはいえ、『洗剤を使っての掃除は、なかなか毎日はできない』ということもありますよね。
毎日できない場合は、2~3日に1度でも大丈夫です。
要するに、『汚れはこまめにきれいにする』ということが大切なのです。
調理をする以上、コンロが汚れることは避けようがありません。
でも、こまめに汚れを取り除けば、しつこい焦げになることは防げますよ!
『焼け焦げ防止マット』は焦げ防止に有効?
IHコンロの焦げ付きや汚れを防ぐアイテムに、
- IHコンロ焼け焦げ防止カバー
- IHマット
などと呼ばれる、マット型のアイテムがあります。
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でも、
筆者としては、IHマットの使用はあまりおすすめしません。
なぜかというと、
- コンロと調理器具が直接接触しないので、温度を正確に検知しにくくなり、過熱状態になる可能性がある
- 発火したり火災に至ったりする可能性が指摘されている
といったことからです。
ただ、『コンロが汚れるのを防ぐ』という点では、たしかに便利なアイテムではあります。
もしIHマットを使うのであれば、
- IHコンロの取扱説明書で、使用が禁止されていないか
- IHマットの使い方や注意事項、禁止事項
などをしっかり確認して、安全に使える製品を選び、使い方を守って使ってくださいね。
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まとめ
IHコンロの焦げ付き汚れは、
- マイクロファイバークロスで水拭きする(軽い焦げ付きの場合)
- 重曹と水を付け、ラップでこする
- セスキ炭酸ソーダを付け、2~3分ほど置いてからこする
- 重曹とお酢でパックをする
- IHコンロ用クリーナーを使う
といった方法で落とすことができます。
IHコンロの掃除をするときは、
- IHコンロの電源を切る
- IHコンロが冷めていることを確認してから掃除をする
- ゴム手袋をして、手の肌を保護する
ということにも気をつけてくださいね。
そして、IHコンロの焦げ付きを防ぐには、『日ごろのこまめな掃除』が一番大切です。
- 調理が終わったら、布巾で水拭きする
- 1日1度、アルカリ性の洗剤で汚れをしっかり取り除く
- 毎日洗剤を使っての掃除ができなくても、2~3日に一度は掃除をする
ということを心がけてください。
きれいなIHコンロで、気持ちよく料理を作ってくださいね!