生ゴミ処理機は
- 生ゴミの量を減らせる
- 生ゴミが軽くなってゴミ出しが楽になる
- 生ゴミのにおいや虫の発生を抑えられる
など、多くのメリットがある家電です。
でも、やはり電気代やコスパは気になりますよね。
そうとも限りません。
ただ、コスパよく使うには、選び方や使い方も大切です。
ということでこの記事では
- 生ゴミ処理機の電気代はどのくらいかかるのか
- 一人暮らしで生ゴミ処理機を使った場合のコスパ
- 一人暮らしでコスパよく使える生ゴミ処理機の選び方
についてチェックしていきます。
ぜひ読んでくださいね!
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生ゴミ処理機の電気代ってどのくらい?
生ゴミ処理機の電気代は処理方式によって違う
生ゴミ処理機には、処理方式によって
乾燥式
⇒温風や熱で生ゴミの水分を飛ばして乾かす
バイオ式
⇒微生物に生ごみを分解させる(電気を使う機種とつかわない機種がある)
ハイブリッド式
⇒温風などで生ゴミを乾燥させたあと、微生物に分解させる
と、3つの方式があります。
処理方式によって、使う電気の量も違います。
どのくらい違うか、1か月の電気代の大まかな目安は
乾燥式
⇒1,000円くらい
バイオ式の電気が要らない機種
⇒0円
バイオ式で、自動攪拌機能や脱臭機能がついている高機能の機種
⇒400円くらい~
バイオ式で、自動攪拌機能に加えて脱臭機能などで電気を使うタイプ
⇒2,000~3,800円くらい
ハイブリッド式
⇒800~1,200円くらい
です。
実際の機種で比べると電気代はどのくらい違う?
それぞれの処理方式の電気代を、もう少し具体的に比べてみましょう。
だいたい同じくらいの大きさの生ゴミ処理機からピックアップして、
乾燥式
⇒Panasonic『リサイクラー MS-N53XD』
電気を使うバイオ式
⇒スターエンジニアリング株式会社『バイオクリーン』
電気を使わないバイオ式
⇒エコ・クリーン『自然にカエル』
ハイブリッド式
⇒株式会社伝然『ナクスル FD-015M』
の1か月の電気代を比較します。
なお、『バイオクリーン』は現在販売されていませんが、電気を使うバイオ式の製品が少ないため、参考に掲載しました。
リサイクラー MS-N53XD | バイオクリーン | 自然にカエル | ナクスル FD-015M | |
タイプ | 乾燥式 | バイオ式 (電気使用) | バイオ式 (電気不使用) | ハイブリッド式 |
消費電力量 | 800W | 170W | 0W | 60W(最大470W) |
1か月の電気代(目安) | 約1,230円 | 約1,000円 | 0円 | 約750円 |
1年の電気代(目安) | 約14,760円 | 約12,000円 | 0円 | 約9,000円 |
このように、基本的には
- バイオ式の電気がいらないタイプ
- ハイブリッド式
- バイオ式の電気が要るタイプ
- 乾燥式
の順にランニングコストが安いです。
メモ
実際の電気代は
- それぞれの製品の消費電力量
- 使用頻度
- 処理する生ゴミの量
- 契約している電気料金
などによって違います。
ただし、生ゴミ処理機はランニングコストだけで選ばないほうが良いです。
たとえば、電気を使わないバイオ式やハイブリッド式はランニングコストは安いですが、
電気を使わないバイオ式
⇒屋外に置く場合、ゴミを入れるたびに外に出なければならない
⇒臭いが出やすい
⇒手動で混ぜなければならない
ハイブリッド式
⇒価格が高い
⇒本体が大きく重量もある
といったデメリットもあります。
メリットとデメリットをよく考えて、自分にとって使い勝手の良い製品を選んでくださいね。
関連記事:生ゴミ処理機の乾燥式とバイオ式の違い!家庭用のおすすめはどっち?
生ゴミ処理機の電気代を節約する方法
ランニングコストの安い生ゴミ処理機を使うとしても、なるべく電気代は押さえたいですよね。
そのためには
- 出る生ゴミの量に合う処理機を選ぶ
- 生ゴミの水分をよく切ってから入れる
- 入れてはいけないものは入れない
- 生ゴミ処理機の規定量や処理量を守る
- 1日分の生ゴミをまとめて処理するなど、使う回数を減らす
- 処理した生ゴミはその都度取り出す
- 使わないときはコンセントを抜く
- 取扱説明書に書いてある方法で適切に手入れをする
といったことを心がけましょう。
また、
- モード切替ができる機種なら、生ゴミの量や種類に応じて使い分ける
- 予算が許すなら、生ゴミの状態を感知して自動的に出力を調整できる機種や、自動停止機能付きの機種を選ぶ
といったことも、電気代を抑える方法です。
一人暮らしの生ゴミ処理機コスパは良い?悪い?
ここからは、一人暮らしで生ゴミ処理機を使う場合のコスパについて考えていきましょう。
一人暮らしで生ゴミ処理機を使う場合のコスパ
生ゴミ処理機の『コスパ』は、購入費用やランニングコストだけで決めることはできません。
コスパの良し悪しは、使い方や『自分委にとってどのくらい便利で、生活が楽になると思えるか』にもよるからです。
たとえば、生ゴミ処理機にかかる月の電気代が1,000円だとして、
- ゴミの量を減らせる
- ゴミの臭いや虫に悩まされなくなる
- ゴミ出しの頻度を減らせる
- ゴミ袋の購入費用が節約できる
- ゴミ袋が軽くなる
といったことが1,000円+購入費用で実現できるのを『安い』と思える人にとっては、生ゴミ処理機はコスパの良い家電です。
逆に、生ゴミ処理機を買ってはみても、
- 生ゴミがあまり出ないので、めったに使わない
- 生ゴミ処理機の手入れが面倒で使わなくなってしまった
- 電気代が気になってあまり使わなくなってしまった
- 水気の多い生ゴミを入れる、処理量を超えた量を入れるなどの原因で、処理に時間や電気代がかかる
- 生ゴミの量に対して大きすぎる生ゴミ処理機を買ってしまい、ムダな感じがする
といった場合は、『コスパが悪い家電』ということになってしまいますよね。
『生ゴミ処理機を買って損した!』ということにならないためにも、先に書いたように
- 出る生ゴミの量に合う処理機を選ぶ
- 生ゴミの水分を切ってから入れる
- 生ゴミ処理機に入れて良い量を守る
- 取扱説明書に書いてある方法で適切に手入れをする
など、適切な選び方、使い方をしましょう。
一人暮らし向けの生ゴミ処理機とは?
基本的には
『コンパクトなサイズの乾燥式』がおすすめです。
一人暮らしなら、一日で出る生ごみの量はだいたい300~400gくらいです。
なので、処理量が700g~1kgくらいの機種で十分余裕があります。
乾燥式がおすすめなのは、
バイオ式
⇒集合住宅だと屋外に置く場所がない・臭いが出る可能性がある
ハイブリッド式
⇒一人暮らしには大きいし、価格が高い
ということからです。
もちろん、『一人暮らしだけど一戸建てで、屋外に置ける』『大きくて価格が高くてもいい製品を使いたい』といったことであれば、バイオ式やハイブリッド式でもOKです。
一人暮らしに合うコンパクトな機種でよく売れているのは、
島産業の『パリパリキューブライトアルファ PCL-33』です。
- 処理量が一人暮らしで出る生ゴミの量に合う
- 節電モードがある
- 運転音が静かで、夜中に運転させても気にならない
- 倒れた時の自動停止機能など、安全機能も備えている
- 臭い対策もしっかりしている
など、性能の良い生ゴミ処理機で、しかも値段もお手頃です。
『パリパリキューブライトアルファ』についてはこちらの記事で詳しく書いているので、併せて読んでくださいね。
関連記事:生ゴミ処理機パリパリキューブの性能を調査!口コミやコスパをチェック
試したいときは『レンタル』がおすすめ!
そういうときには、
『生ゴミ処理機をレンタルして、しばらく使ってみてから買うかどうか決める』という方法がおすすめです。
レンタルには、
- 自治体に、生ゴミ処理機を貸し出しているかどうか問い合わせてみる
- 『Rentio』などの家電レンタルサービスを利用する
という方法があります。
生ゴミ処理機を貸し出している自治体はあまり多くないようですが、まずは環境課などに問い合わせてみましょう。
家電レンタルサービスでも、扱っている業者と扱っていない業者があります。
こちらも、会員登録などをする前に問い合わせて、生ゴミ処理機を扱っているか確認してくださいね。
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まとめ
家庭用生ゴミ処理機の1か月の電気代の目安は、
乾燥式
⇒1,000円くらい
電気が要らないバイオ式
⇒0円
少し電気を使うバイオ式
⇒400円くらい~
自動攪拌や脱臭などの機能がついている高機能のバイオ式
⇒2,000~3,800円くらい
ハイブリッド式
⇒800~1,200くらい
と考えておいてください
生ゴミ処理機にかかる電気代をなるべく安くするには、
- 出る生ゴミの量に合う製品を選ぶ
- 生ゴミの水分をよく切って処理機に入れる
- 生ゴミ処理機の処理量や入れてはいけないものなど、使い方を守って使う
- 使わないときはコンセントを抜く
- 必要な手入れを適切に行う
といったことを心がけましょう。
生ゴミ処理機は、『一人暮らしには向かない』というわけではありません。
ただ、やはり『一人暮らしの生ゴミの量に応じた製品を使う』ということが大事です。
基本的には、700g~1kgくらいの処理量の機種を選ぶのがおすすめですよ。
生ゴミ処理機を上手に活用して、快適な生活をしてくださいね!