プロパンガスの節約

プロパンガスのCP価格とは?従量単価(料金)への影響を徹底解説!

投稿日:

プロパンガスの料金について調べている中で

『CP価格』

という言葉を見たことはありませんか?

普段のガス料金の話では、あまり聞かない言葉ですが、『価格』なんてついていると、なんだか気になりますよね。

 

実は、この『CP価格』、

私たちのプロパンガス料金にとても関係が深い

ものなんです。

『ガスの従量単価は、このCP価格に左右される』

と言っても過言ではありません。

とても重要な価格なんですよ!

 

そこで、この記事では、

プロパンガスの『CP価格』について、私たちが払うガス料金との関係も含めて

お話しします。

ガス料金に何が含まれているかなどもわかるので、ぜひ読んでくださいね!

スポンサーリンク

プロパンガスの『CP価格』って何?

日本のプロパンガスの4分の3は輸入

日本のプロパンガスの4分の3は輸入

プロパンガスの『CP価格』とは

『CP価格』とは、

サウジアラビアの国営石油会社『サウジアラムコ社』が輸入国と取引する時に取引先に通告する、プロパンガスの価格のこと。

 

『CP』は『Contract Price(契約価格)』の略です。

サウジアラムコ社では、

  • 原油の価格の動向
  • シエルガスなどの動向
  • サウジアラビアや他の国のスポット入札の価格

などから総合的に判断して、このCP価格を決めています。

とはいえ、スポット入札の入札価格は、公表されません。

また、『取引』と言っても、CP価格は、取引相手との交渉で決めているわけでもありません。

そのため、ある意味

『取引国に対して一方的に価格を通告している』

という面があります。

日本も、サウジアラビアからガスを輸入する時には、サウジアラムコ社から

『ガス1tあたり何ドルです』

と通告された価格で、ガスを買っているのです。

メモ

このCP価格には

  • 日本までのタンカーでの輸送費
  • 船会社などの保険料

は含まれておらず、為替の変動も反映されていません。

輸入価格から私たちのプロパンガス料金が決まるまで

CP価格は、プロパンガスを生産した会社から買う価格。

ですから、もちろん私たちのプロパンガス料金にも関わっています。

 

CP価格から私たちが払う料金がどのように決まるかというと、

  1. CP価格が日本に輸入されるプロパンガスの、入着価格(CIF価格)の要素になる
  2. CIF価格に、輸入元が卸売業者に売るまでに必要な費用が足される
  3. 卸売業者が小売業者に販売するまでのコストが加算される
  4. 小売業者が消費者にガスを売る時のコストが加算される

というプロセスを経て、私たちが払うガス料金が決まるのです。

 

『CIF価格』について

『CIF価格』とは、

『ガスが日本に到着するまでの価格』

のことで、

『Cost, Insurance and Freight(運賃と保険料込み条件)』

の略です。

その名の通り、

  • 価格(Cost)
  • 保険料(Insurance)…プロパンガスを輸送する船会社に何か起こった時の保険
  • 運賃(Freight)…原産国から日本までの積み込み費用や船賃

から、このCIF価格が決まります。

この3つの要素の中に『コスト』がありますが、このコストの中にはCP価格が含まれているのです。

 

CIF価格から消費者のガス料金が決まるまで

プロパンガスは、ガスが日本に到着した後も、いくつかの業者を経て私たちのところに届きます。

その間にも、いろいろな場面で管理費や人件費などがかかりますよね。

そのため、CIF価格にさらに

輸入した業者から卸売りまでにかかる費用…

内航運賃、管理費、設備費、保安費用、石油ガス税など

卸売り業者から小売業者に売るまでの費用…

充填所の費用、人件費、配送費、管理費など

小売業者から消費者に売るまでの費用…

人件費、減価償却費、保安費用、集金や検針の費用など

が加えられ、最終的に私たち消費者が払うガス料金が決まるのです。

CP価格が変動する要因

私たちが払うガス料金にCP価格が含まれるということは、

CP価格が変われば、料金も変わる

ということです。

では、どんな時にCP価格が変わるのでしょうか。

 

CP価格は、プロパンガスの需要によって変動します。

たとえば、例年春から夏にかけて、CP価格は下がっていきます。

これは寒い時期には、プロパンガスの需要が多かったのが、暖かくなると需要が減るからです。

 

でも、CP価格の変動は、需要の多い少ないによってのみ変わるわけではありません。

世界の経済や政治の情勢によっても、変動します。

 

たとえば、2008年9月には、『リーマンショック』がありましたね。

このリーマンショックの影響はとても大きく、世界の経済が落ち込みました。

そのことによって株価が下落し、石油需要も落ち込み、原油の先物市場からの投資マネーも引き上げられたのです。

原油価格も大幅に下落し、CP価格も下がりました。

 

また、2010年末には、中東や北アフリカで民主化運動『アラブの春』が起きました。

この民主化運動も原油価格に影響し、原油価格は上昇。

CP価格も上がったのです。

 

CP価格が変われば、当然私たちのガス料金も、それにつられて変動します。

このように、経済に直接関わる出来事だけでなく、政治や民主化運動など、世界で起こるいろいろな出来事が、プロパンガスの価格に関わっているのです。

『MB価格』もガス料金に影響する

ところで、CP価格と似たような価格の種類に、

『MB価格』

というのもあります。

『MB』はMont Bellevue(モントベルビュー)のこと。

『MB価格』とは、アメリカのテキサス州モントベルビュー市のプロパンガス基地での取引価格です。

アメリカで生産されたプロパンガス原料は、モントベルビューに集められます。

そして精製され、プロパンガスになるのです。

そのため、モントベルビューでの価格も影響力が強く、

MB価格はプロパンガスの価格の世界三大指標の1つ

になっています。

 

2017年以前は、日本国内のプロパンガスの料金は、CP価格に100%連動していました。

でも、2017年からはMB価格にも連動しています。

それぞれの価格に、どのくらいの割合で連動するかは輸入元ガス会社によりますが、2019年4月時点では、CP価格70%、MB価格に30%連動することが多いです。

ですから、ガス会社によっては、CP価格だけでなく、MB価格もガス料金に影響します。

CP価格・MB価格と原料調整制度の関係

プロパンガスでは、料金を決めるのに

『原料費調整制度』

を採用していることが多いです。

『原料費調整制度』とは、簡単に言うと

『その時その時の原材料費を価格に反映させる』

というやり方のことです。

 

たとえば、有名なアイス『ガリガリ君』は、2016年に、25年ぶりに値上げしました。

もちろん、アイスを値上げしない間にも原材料費は値上げしていたはずですよね。

でも、長い間企業努力で値上げしないようにしていたわけです。

 

一方、プロパンガスは

月単位でこまめに値上げしたり値下げしたりすること

があります。

なぜ値上げや値下げが頻繁にあるかというと、原材料費の変動を月単位で反映させるからです。

この原料費は、

  • 輸入価格(CP価格とMB価格)
  • 為替レートの変動

によって、毎月変わっています。

その毎月変わる原料調整費を、

プロパンガス原料の貿易統計価格の3か月間の平均に基づいて、2か月後にガス料金に反映しているのです。

『3か月の平均を、2か月後にガス料金に反映する』

というのは

  1. 4月、5月、6月の原料価格の平均を取る
  2. 7月、8月の間(2か月間)経過させる
  3. 9月に、4~6月の平均を反映させる

というやり方です。

 

これが『原料費調整制度』です。

 

原料費調整制度を採用するメリットは

  • 原料費が下がった時も価格に反映され、価格も下がる
  • 企業努力が及ばない部分での価格の変動を、公平に料金に反映することができる
  • 企業の効率化などの努力も透明化できる
  • 原材料費が大幅に高騰しても、価格の高騰はある程度抑制されるので、消費者が払う料金がいきなり大幅に上がるわけではない

ということです。

『企業は努力をしたうえで、努力が及ばない部分は価格に反映でき、消費者は突然の高騰から守られる』

という、双方にメリットがある制度なのです。

 

なお、大手のガス会社では、サイトに原料調整額を公表していることもあります。

ぜひ一度、見てみてくださいね。

原料調整額をチェックしておくと、万が一、不審な値上げがあった時に、気付きやすくなりますよ。

スポンサーリンク

まとめ

日本では、プロパンガスのほとんどを輸入に頼っています。

中でも多いのが、サウジアラビアなど中東からの輸入。

プロパンガスを輸入する取引で、サウジアラビアの国営ガス会社から通告される価格が『CP価格』です。

この『CP価格』に、

  • 為替レート
  • ガス会社によっては、『MB価格』
  • 日本までの輸送費や管理費
  • プロパンガスが日本に到着してから家庭などに供給されるまでの管理費や輸送費、充填費用など
  • プロパンガス会社の検針、点検、保安などの費用や人件費、減価償却費など

が加味されて、私たちが払うガス料金が決められます。

 

また、プロパンガスの料金は、原材料費の変動の影響を受けます。

変動と言っても、需要の時期的な増減や産出量によって変わるだけではありません。

世界経済や政治の動きなどによっても、変動するのです。

 

プロパンガスの料金は、私たちにとってごく身近なもの。

でも、そんなごく身近なガス料金も、世界としっかりつながっているんですね。

プロパンガスをオトクに節約ランキング

1位:ガス屋の窓口

『ガス屋の窓口』は、

他社を圧倒するサービス

が最大の魅力です。

追随を許しませんし、その上、

『安心してプロパンガス会社の変更手続きをお任せしても大丈夫!』

と太鼓判をおせるほど、しっかり対応してくれます。

アフターフォローもバッチリ!

対応エリア内にお住まいの人なら、

絶対におすすめです!

2位:エネピ

『エネピ』に依頼するだけで、

数多くのガス会社の見積もりを一括で入手可能!

この点が非常に魅力的です。

提携しているガス会社が多くあり、しかも、それら全てが

外部の調査機関による厳しい審査

をクリアしています。

変なガス会社にあたることがないようになっているのです。

口コミの評判もよく、当ブログでも安心してオススメできます。

3位:プロパンガス料金消費者協会

『プロパンガス料金消費者協会』の魅力は、なんといっても

対象エリアが全国

であることです。

『ガス屋の窓口』や『エネピ』でエリア範囲外であったのであれば、

『プロパンガス料金消費者協会』の利用をおすすめします。

外部調査機関のアンケートで1位を獲得し、実績と信頼性も高く評価されていますよ。

-プロパンガスの節約

Copyright© プロパンガスをオトクに節約するためのブログ , 2019 All Rights Reserved.