浴室って湿気が多いので、どうしてもカビや汚れが付きやすいですよね。
特に掃除がしにくくて、汚れやカビが溜まりやすいのが
浴槽の『エプロン』の内部です。
でも、『面倒で、つい数年ほったらかし』という人も、けっこういるのではないでしょうか。
実は筆者もそうです…。

はい、筆者もそう思っていたところです。
ということで今回は
- 浴槽のエプロンを外さないで掃除する方法
- エプロンがない浴槽の掃除の仕方
- エプロンを外して掃除する方法
について調査しました!
ぜひ読んで、浴室の掃除に役立ててくださいね!
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浴槽のエプロンを外さないで掃除する方法はある?
そもそも浴槽の『エプロン』とは?
浴槽の『エプロン』という言葉が耳慣れない人も多いですよね。
そこでまず、『エプロン』について、ざっと説明します。
『エプロン』ってどこについているの?
浴槽の『エプロン』とは、
浴槽の側面に付いているカバーのことです。

エプロンの場所
浴槽によっては、一見カバーが付いているように見えないこともあります。
エプロンには
- 浴槽の保温力を高める
- 浴槽の見栄えを良くする
という役目があります。
エプロンが付いていない浴槽や外せない浴槽もある
全ての浴槽のエプロンが外せるわけではありません。
たとえば、
- ホテルのユニットバスのように、浴槽と床や壁が繋がっている
- 浴槽そのものが埋め込まれている
といった場合は、エプロンが付いていません。
また、
- 側面にタイルが使われていたりして、エプロンが固定されている
- エプロンを固定するねじが外せないようになっている
など、エプロンを外すことができない浴槽もあります。
でも、
- エプロンに取り外し方のシールが貼ってある
- エプロンの下のところに指を入れて持ち上げると動く
という場合は、外すことができます。
エプロンの内部は汚れが溜まりやすい
エプロンの内部は、
- 湿気が溜まりやすい
- カビが繁殖しやすい温度(20℃~35℃くらい)になりやすい
- 皮脂やアカ、石鹸カス、洗剤などが入り込みやすく、なおかつ外に出ていきにくい
- 内部に入った石鹸カスや皮脂、洗剤などがカビの栄養源になる
といった環境なので、汚れやカビが溜まりやすいです!
しかも、あまり頻繁に掃除しないですよね
ですから、カビも安心して繁殖できるのです。
エプロンを外さないなら外側を掃除するのが基本
- エプロンを外さずに掃除をしたい
- エプロンが外せない
という場合は、基本的には、エプロンの外側を掃除することになります。
手順は
- シャワーをかけて、水流で落ちる汚れを洗い流す
- お風呂用洗剤を付ける
- スポンジやブラシでこする
- 強めのシャワーで洗剤や汚れをしっかり流す
です。
さらに、カビが生えている部分は、
- カビ取り用洗剤を付けてしばらくそのまま放置する
- ブラシやスポンジでこする
- シャワーをかけて、汚れと洗剤をしっかりと洗い流す
という方法できれいにしましょう。
エプロンを外さずにエプロンの内部を掃除する方法
エプロンを外さずに内部を掃除する方法も、あります。
- 風呂場の排水溝にふたをし、さらにプラスチックの袋を排水溝カバーの下に敷いて、排水溝をしっかり防ぐ
- 浴槽に50℃くらいのお湯を張り、酸素系漂白剤を入れる
- 浴槽の栓を抜いて、酸素系漂白剤の入ったお湯をエプロン内部の床に流し込む
- しばらく放置してから排水する
- 浴槽にお湯か水を張って栓を抜き、床に行き渡らせてすすぐ
- 汚れがひどい場合や洗剤残りが気になる場合は、何度かすすぐ
という手順です。
ただし、この方法が使えるのは
- 排水溝を塞いでお風呂のお湯を抜くと、浴室の床にお湯が流れてくる
- 浴室の床が脱衣所の床よりも低くなっている
- 浴槽に酸素系漂白剤を入れても、追い炊き配管などに影響がない
という浴室・浴槽でのみです。
浴室と脱衣所の床がフラットな場合は、浴室の床に流れ出たお湯が脱衣所にも流れて行ってしまうので、やらないでください。
酸素系漂白剤を使って良いかどうかは、浴槽の取扱説明書で確認してくださいね。
また、この掃除の仕方だと
- エプロン内部の、お湯が行き渡らない上の方は汚れが残ってしまう
- こすり洗いをするわけではないので、十分に汚れが落ちない可能性がある
- エプロンの内部を乾燥させられないので、湿気も溜まってしまい、カビが生えやすい環境になってしまう
というデメリットがあります。
なので、
エプロンが外せるなら、やはり外して掃除をしたほうが良いです。
エプロンを外して内部の掃除をする方法

しっかり掃除
ここからは、エプロン内部の基本的な掃除方法を解説していきます。
準備するものと注意事項
まず、準備するのは
- ゴム手袋
- マスク
- ゴーグル
- 雑巾(水分を拭き取るためなので、2、3枚用意しておくと良い)
- ごみを取り除くためのキッチンペーパーやティッシュペーパー、新聞紙など
- 排水溝のごみキャッチャー
- 塩素系洗剤やカビ取り用洗剤
- スポンジやブラシ(柄の長いものがおすすめ)
それから、塩素系洗剤やカビ取り用洗剤を使うときは
- 必ず窓を開け、換気扇を回して、換気をしながら掃除をする
- ゴム手袋をはめ、マスクとゴーグルを着ける
- 種類の違う洗剤を絶対に混ぜない
以上を厳守してください。
エプロンの外し方
エプロンを外す前に、
- 排水溝にごみキャッチャーを付けておく
- 手が汚れたりケガをしたりしないように、ゴム手袋などをする
という準備をしましょう。
準備ができたら、エプロンを外します。
エプロンに外し方を書いたシールが貼ってある場合は、書いてある手順に従ってください。
手順が書いていない場合は
- エプロンがねじなどで固定されているときは、ねじなどを外す
- エプロンの下に指をかけ、少し持ち上げる
- そのまま手前に引く
大抵の場合は、これで外れます。
注意
- エプロンが外せないタイプ
- ねじなどが外せないようになっている
- ねじが回らない、エプロンが動かないなど、外れなくなってしまっている
といった場合は、無理に外さないでください。
無理に外すと、破損や水漏れの原因になりかねません。
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掃除の手順
エプロンを外したら、いよいよ掃除です。
- エプロンを外し、立てかけておく
- 50~60℃くらいの温度の強めのシャワーで、エプロンの内側と内部の汚れを洗い流す
- エプロンの内側やエプロン内部に塩素系洗剤を付ける
- ブラシやスポンジでこすって汚れを落とす
- 50~60℃くらいの温度のシャワーで、汚れと洗剤をよく洗い流す
- カビや汚れが残っていたら、スポンジやブラシで再度こする
- もう一度シャワーをかけて、洗剤や汚れをしっかり洗い流す
- エプロンの内側とエプロンの内部を雑巾で拭き、水気を取る
- 窓を開けて換気扇を回したまましばらく放置し、エプロンの内側と内部を乾かす
- エプロンを元のように取り付ける
これで完了です!
掃除をした後は、エプロンの内部をなるべく乾いた状態にすることが重要です。
いずれは湿気は溜まってしまいます。
それでも、少しでも湿気を減らしておくことで、カビの発生を遅らせることができます。
メモ
エプロンの内部を乾燥させるときは、サーキュレーターで風を送ると効果的です。
ただし、サーキュレーターを使う場合は
コンセントを抜き差しするときには、必ず乾いた手で行ってくださいね!
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エプロン内部の掃除はいつやるのがおすすめ?
エプロンの内部は、
- 梅雨入り前から梅雨に入った頃
- 9~10月の台風シーズンやその前
年2回くらい掃除するのがおすすめです。

そういうことです!
湿気が多いと、カビが生えやすいですよね。
つまり、雨の日が多くなる頃にすでにカビがたくさん生えていると、その分、増えるカビの量も多くなるのです。
エプロンの内部の掃除は、そんなに頻繁にやらなくても大丈夫ですが、
年に2回くらいは掃除するようにしましょう。
そして、10月から翌年の梅雨前の間に1回プラスできれば、なお効果的ですよ!
普段のお風呂掃除でカビを減らす方法
普段のお風呂掃除やお風呂上り前にちょっとひと手間かけることで、浴室内のカビを減らすこともできます。
どうすれば良いかというと、お風呂を上がる前なら
- 壁や床、浴室の椅子や洗面器などの小物をシャワーで洗い流す
- 布やスクレイパーを使って、軽く水分を拭き取っておく
- 浴槽にお湯を溜めたままにする場合は、必ずふたを閉めておく
風呂掃除のときは
- 天井を、アルコールを染み込ませた布やワイパーシート、スポンジなどで拭く
- 掃除が終わったら、浴室内の水分をなるべく拭き取っておく
- 風呂掃除の後、しばらく窓を開けたり換気扇を回したりして、浴室を乾燥させる
それ以外の時も、換気扇を回したり窓を開けたりして湿気を追い出し、浴室をなるべく乾いた状態にしておきましょう。
もちろん夜や留守中は、戸締りを忘れないでくださいね。
なお、換気扇を効率良く働かせるためには、換気扇の掃除も大切です。
特に換気扇から変な音がする場合は、換気扇の汚れやモーターをよくチェックしてください。
詳しくは、こちらの記事を読んでくださいね。
関連記事:浴室の換気扇がうるさい!異音がする原因と対処法を解説!
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まとめ
浴室のエプロンの内部には、汚れやカビが溜まりやすいです。
エプロンを外せる場合は、外して内部の掃除をしましょう。
また、エプロンを外さずに内部を掃除することも、
- 排水溝をふさいで浴槽のお湯を抜くと、床にお湯が出てくる
- 浴室の床が脱衣所の床よりも低くなっている
- 酸素系漂白剤を浴槽に入れても大丈夫である
という浴槽であれば、不可能ではありません。
ただ、外さずに内部を掃除すると
- 十分にきれいにできない可能性がある
- エプロンの内部に湿気が溜まりやすい
というデメリットもあります。
筆者としては、エプロンを外して掃除をするほうがおすすめです。
エプロンを外して掃除をするのは面倒ですし、中の汚れを見るのがコワい気持ちもわかります。
でも、えいやっと勇気を出して、掃除をしてみてください。
一度きれいにしたら、あとは年に2度くらい、湿気の多い時期に掃除をしましょう。
そうすれば、見たくないほどの汚れにはならずに済むはずですよ!