家事が得意で、手際よく掃除ができる人って、ちょっと憧れますよね。
芸能界の家事名人といえば、『家事えもん』こと松橋周太呂さん。
そして、家事えもんさんが日テレの『損する得する人』で紹介した掃除法で話題になったのが
重曹を使っていろいろな場所の汚れを落とす方法です!
はい、簡単にきれいにできますよ!
ということで今回の記事では家事えもんさん紹介の
- ガスコンロの汚れを重曹で落とす方法
- やかんの焦げや汚れを重曹で落とす方法
- 『万能洗剤』の作り方と使い方
を紹介します。
ぜひ読んでくださいね!
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ガスコンロの汚れを重曹で落とす方法
ガスコンロに付いた油汚れや焦げ汚れは、デニム生地と重曹で落とすことができます。
重曹煮沸で五徳を掃除する方法
では、掃除の仕方を見ていきましょう。
まず、コンロの五徳からです。
メモ
この掃除方法は取り外し可能なバーナーキャップなどにも応用することができます。
用意するもの
- 重曹(水200mlに対して大さじ1杯の割合)
- 五徳が入る大きさの鍋(ステンレスやホーロー製)
- 要らないジーパンなどのデニム生地
- マイナスドライバー(狭い場所を掃除するとき)
- 布巾
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デニム生地を使うのは、ほどよく凸凹があって汚れが落としやすく、傷を付けることもないからです。
鍋は、アルミや銅の鍋は避けてください。
重曹のアルカリ性に反応して、変色や変質を起こすことがあるからです。
では、掃除の手順を見ていきましょう。
step
1鍋に入れる
五徳を外し、鍋に重曹と五徳を入れてから、水を入れます。
水を入れた後に五徳を入れると、水がこぼれることがあるので、
- 重曹と五徳
- 水
の順で入れてください。
step
2火にかける
鍋を中火で火にかけます。
沸騰してきたら弱火にして、5分煮沸します。
火が強すぎると吹きこぼれることがあるので、火加減に注意してください。
step
3浸けおきする
煮沸時間が終わったら火を止め、そのまま30分くらい放置します。
汚れがひどいときは、1~2時間浸けおきしましょう。
step
4残った汚れを落とす
煮沸と浸けおきで汚れは、だいぶ落ちているでしょう。
それでも残る汚れは
- デニム生地に重曹を付ける
- こする
という方法で落とすことができます。
狭い場所は、菜箸などにデニム生地を巻き付けてこすると良いですよ。
step
5洗い流して乾かす
最後に、汚れと重曹を水でよく洗い流してください。
洗った後は布巾で水気を拭き取り、よく乾かしてからコンロに戻しましょう。
これで掃除は完了です!
関連記事:焦げ付き五徳の汚れの落とし方(洗い方)を解説【つけおきで掃除】
ガスコンロの天板などの掃除方法
ガスコンロの天板など、外せない部品もありますよね。
外せない部品は
- 要らないデニム生地に重曹を付ける
- 汚れた部分を磨く
- 汚れが落ちたら布巾で重曹を拭き取り、さらに水拭きする
という方法で掃除することができます。
なお、コンロの天板などを掃除するときは、重曹の粉がコンロの内部に入り込まないように注意してください。
関連記事:IHの頑固な焦げや汚れの落とし方をわかりやすく解説【掃除】
やかんや鍋などの焦げを重曹で落とすには
やかんや鍋、フライパンなどの焦げを落とすときも、重曹煮沸をする方法が効果的です。
用意するもの
- 焦げが付いたやかんや鍋が入る大きさの鍋(ステンレスやホーロー製)
- 重曹
- デニム生地
手順は五徳と同じで、
- 大きい鍋にやかんやフライパンと重曹、水を入れる
- 中火にかけて沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし、5分ほど煮沸する
- 火を止めてそのまま30分ほど浸けおきする(焦げがこびりついている場合は、1~2時間浸けおきする)
- 浸けおきが終わっても焦げや汚れが残っている場合は、いらないデニム生地に重曹を付け、こすって落とす
- 焦げや汚れが落ちたら、水でよく洗い流す
やかんを鍋に入れた時に浮いてしまうときは、やかんの中に水を入れると良いですよ。
ただし、
重曹煮沸で汚れや焦げを落として良いのは、やかんや鍋が
- ステンレス
- ホーロー
など、アルカリ性に強い素材でできている場合だけです。
アルミや銅のやかんは重曹で煮沸すると黒くなってしまうことがあります。
素材を確認してから重曹を使ってくださいね。
関連記事:やかんの焦げ落としは重曹磨きが一番なの?最善のやり方を解説!
家事えもんが『損する人得する人』で紹介!『万能洗剤』とは?
家事えもんさんの重曹掃除術で話題になったのが、重曹で作る『万能洗剤』です。
コンロややかんなどの汚れは、この万能洗剤を使っても落とせます。
特別な材料も要りませんし、とても簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
重曹を使った万能洗剤の材料と作り方
万能洗剤の材料は
重曹
⇒50g
食器用中性洗剤
⇒50ml
焼酎
⇒25ml
作り方は
容器に材料を入れて、混ぜる
これだけです。
それは、重曹と食器用中性洗剤、焼酎には
重曹
⇒皮脂汚れを分解する・研磨作用で汚れを削り落とす
食器用中性洗剤
⇒界面活性剤が皮脂汚れや脂の汚れにくっついて汚れを引きはがす
焼酎
⇒焼酎に入っているアルコールが界面活性剤の力を強める
という効果があるからです。
万能洗剤の使い方
万能洗剤の使い方も、とても簡単です。
- 60℃くらいのお湯で3分くらい湯煎し、あたためる
- 汚れた部分に付ける
- 1分くらいおく
- ゴム手袋をした手でこする
- 汚れが落ちたら水かぬるま湯で洗い流す(洗えない場所は絞った布巾で丁寧に水拭きする)
- 水気を拭き取って乾かす
60℃くらいのお湯で湯煎するのは、効果を高めるためです。
汚れが軽い場合は、湯煎なしで付けてすぐこすっても大丈夫です。
万能洗剤はどんな場面に使える?
万能洗剤を使える場所は
- 浴槽タイルに付いた皮脂系の汚れ
- 電子レンジの中の汚れ
- 鍋やフライパンなどに付いた焦げ
- ガスコンロの油汚れ
- キッチンの換気扇の油汚れ
など、『油脂系の汚れが付いている場所』です。
重曹のアルカリ性はたんぱく質や油脂汚れを分解する作用があります。
だからキッチンの汚れには重曹が役に立つんですよ。
ただし、
- アルミや銅など、アルカリ性に弱い素材でできている物
- 中性洗剤や界面活性剤を付けてはいけないもの
- ピアノの鍵盤やワックスがけしてある床など、アルコールで変色・変質する物
- テレビの液晶画面など、水濡れに弱い素材でできている物
- こするとコーティングが剥がれてしまう物
には使えません。
変質や変色が起きることがあるからです。
メモ
この洗剤は『万能洗剤』と呼ばれていますが、
- 重曹と中性洗剤、アルコールの性質と合わない汚れ
- 重曹と中性洗剤、アルコールの汚れ落とし力を超えてしまった汚れ
には、効果は期待できません。
万能洗剤で落とせない汚れやかなり頑固な汚れには、汚れの状況に合った洗剤を使ってくださいね。
重曹を使って掃除するときの注意点
重曹を使って掃除するときには、
- 手袋をして掃除をする
- 重曹を使っても傷まない素材かどうかを確かめてから使う
- 重曹煮沸するときは、重曹は鍋を火にかける前に入れる
ということに気をつけてください。
必ず手袋をしよう!
重曹を使って掃除をする時は、必ず手袋をしてください。
重曹を素手で扱うと、肌荒れが出ることがあるからです。
特に
- 肌が弱い・敏感肌である
- アトピー体質である
- 長時間掃除をする
- 乾燥する季節など、肌荒れしやすい時期や状況である
といったときには、手袋を忘れないでくださいね。
掃除する場所の素材と重曹煮沸に使う鍋の素材を確認!
先にも触れましたが、重曹は
- アルミ
- 銅
- 大理石・人工大理石
- シルクやウールなどの動物性素材
など、アルカリ性に弱い素材の物には使えません。
掃除をする前には、掃除をする場所や煮沸に使う鍋がアルカリ性に強いかどうか、確認してください。
重曹を使っても大丈夫かどうかわからないときは、
- 目立たないところに重曹を少し付けてしばらく置く
- 変色や変質が起きないか様子を見る
という方法で試してから使ってください。
重曹煮沸で重曹を入れるタイミング
重曹煮沸をするときは、鍋を火にかける前に重曹と水を入れてください。
水が沸騰してから重曹を入れると、熱湯が急に噴き出すことがあるので危険です。
煮沸で掃除をするときには、火傷しないように注意してくださいね。
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まとめ
『損する人得する人』で話題になった、家事えもんさんの重曹掃除法。
その中のガスコンロの五徳ややかんや鍋の掃除方法は
- 鍋に重曹と五徳ややかんを入れて水を入れ、5分くらい煮沸する
- 30分くらい放置する
- 残った汚れをデニム生地でこすり落とす
- 汚れと重曹を水で洗い流す
という手順で行います。
ガスコンロから外せない部品は
- デニム生地に重曹を付け、汚れた部分をこする
- 布巾で重曹をぬぐう
- 絞った布巾で水拭きする
という方法で掃除しましょう。
重曹を使って掃除をするときには
- 手袋をする
- 掃除する物や場所の素材がアルカリ性に強い素材でできているかを確認する
- 重曹煮沸の時には、水の段階で重曹を入れる
といったことに注意してください。
そして、重曹と中性洗剤、焼酎で作る『万能洗剤』も、とても役に立ちます。
いろいろな場所に使えるので、ぜひ活用してキッチン周りをピカピカにしてくださいね!