お風呂の排水溝(排水口)には、できるだけゴミを流したくないものです。
そのために排水口ネットを使っている人が多いですが、交換が面倒だったりもしますよね。
交換のために
ゴミだらけのネットに触るのが苦手…
という人もいます。
使ったほうが良いのか使わなくても良いのか、気になりますよね。
それに、排水口ネットよりも良い方法もあるかもしれません。
ということでこの記事では、
- お風呂の排水口にネットは必要なのかどうか
- ネットを使わないとすれば、どんな方法があるのか
についてチェックしていきます。
ネットの代用品も紹介するので、ぜひ読んでくださいね!
スポンサーリンク
お風呂の排水溝(排水口)のネットは必要なの?
では早速、排水口にネットが必要なのかどうかについて見ていきましょう。
なお、『排水溝』と『排水口』の違いは
排水溝
⇒水が流れる溝のこと(台所のシンクのワントラップや道路の側溝など)
排水口
⇒シンクや風呂場に付いている、排水が排水管に流れ込む入口
です。
お風呂やシンクの排水管の入り口も『排水溝』と呼ばれることがありますが、この記事では『排水口』で記載を統一しています。
排水口ネットは使わなくても良い
結論から言うと、
排水管に髪の毛やゴミが流れ込まないようにできるのであれば、ネットを使うことにこだわらなくて良い
ということです。
排水口のネットは、『排水管にゴミが流れ込まないようにする』ために使いますよね。
つまり
- ゴミが流れ込まないようにできれば、ネット以外の方法でも良い
- 極端な話、もし何も使わずに排水管にごみが流れ込まないようにできるなら、何も使わなくても良い
ということなんです。
排水口ネット以外には、どんな方法がある?
排水口のゴミ流れ予防には、ネット以外にどんな方法があるかというと、
- 元々排水口に付いていた目皿を使う
- 市販のゴミキャッチャーを取り付ける
といった方法があります。
目皿は、受け皿やネットに比べて目が粗く、ゴミが流れ込みやすいことが多いです。
|
ネットやゴミキャッチャーなどを使ったほうが良いですよ。
排水口にはネットを使うのがベスト?
それは
- ゴミの取れやすさ
- 掃除のしやすさや扱いやすさ
で考えるのがおすすめです。
たとえば、
- ネット交換の手間やネットを買うコストが気にならない
- ゴミだけを捨ててゴミキャッチャーを洗うより、ネットごと捨てるほうが楽
という人なら、ネットを使うのが合っています。
逆に
- ゴミだらけのネットを触るのに抵抗がある
- ネットの交換が面倒
- ネットにかかるコストを浮かせたい
- できるだけ物を使い捨てにしたくない
といったことであれば、ネット以外の方法を考えたほうが良いでしょう。
ただし、何を使うとしても、掃除や交換は必要になります。
ある程度の手間やコストがかかるのは、仕方ないことだと思ってくださいね。
『ネットも何も使わない』って可能?
ないわけではありませんが、筆者としてはおすすめしませんし、現実的ではありません。
排水口に何もつけないということは、当然『髪の毛やゴミもそのまま流す』ということになり、排水管が詰まりやすくなるからです。
排水口に何も付けずに流しても配水管を詰まらせないことができるとすれば、
- 髪がとても短いか、スキンヘッドである
- 髪を洗う頻度が低い
- 一人暮らしである
- 上の3つの条件がそろったうえで、こまめにパイプユニッシュなどで詰まり予防をすることができる
というときに限られます。
でも、パイプユニッシュを頻繁に使うより、ネットやゴミキャッチャーなどを使ったほうが、コストも手間も少なくて済みます。
何より、万が一詰まらせてしまったら、対処するのにかなりコストがかかりますよね。
ですから、やはりネットやごみキャッチャーを使ったほうが良いですよ。
|
ゴミとりネットの代用品を紹介!
では、お風呂の排水口ネットの代わりにどんなアイテムがあるか、紹介していきましょう。
どのアイテムも一長一短ありますが、100均でも買えるので、自分にとって使いやすいアイテムを見つけてくださいね!
なお、100均の排水溝アイテムについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
併せて読んでください。
関連記事:お風呂の排水溝ネットを紹介!ダイソーの髪の毛キャッチャーは使える?【100均】
髪の毛やゴミをまとめられるゴミキャッチャー
排水口に取り付けると、水流が渦を巻くように流れてゴミが中心にまとまるタイプのゴミキャッチャーがあります。
たとえば
- ウエルスジャパン『髪の毛くるくるポイ』
- レック『Ag+ まとまる! ヘアーストッパー』
- ダイソー『くるっとキャッチ』
- セリア『髪の毛集めて捨てる!!TORUNO』
といった製品です。
|
ゴミを捨てるときは
- ゴミキャッチャーを外す
- ゴミ袋の上でゴミキャッチャーを外して逆さにする(ゴミが落ちないときはトントンする)
というだけで捨てられます。
とても便利ですよ!
排水口にフィットしやすいゴミキャッチャー
シリコン製のゴミキャッチャーは柔らかいので、排水口にフィットさせやすいです。
たとえば
- Baker Boutique『シリコン製ヘアキャッチャー』
- レック 『FE ヘアーストッパー』
- ダイソー『『シリコーン 浴室排水口用ヘアキャッチャー』
- セリア『ヘアーキャッチ』
などがあります。
|
髪の毛を捨てるときは、自分で集める必要がありますが、構造がシンプルな製品が多いので手入れしやすいですよ。
金属製のゴミキャッチャー
金属製のゴミキャッチャーは
- 丈夫で長持ちする
- プラスチック製のゴミキャッチャーなどに比べてぬめりが付きにくい
という長所があります。
特に、銅製のゴミキャッチャーはぬめりが付きにくいです。
銅には抗菌作用があり、ぬめりの元になる雑菌が繁殖しにくくなるからです。
プラスチック製やシリコン製のゴミキャッチャーに比べて価格は高いですが、『ぬめりがイヤ!』という人にはおすすめですよ。
金属製のゴミキャッチャーには、例えば
SANEI ユニットバス用ヘアーキャッチャー(ステンレス製・銅製)
があります。
|
シールタイプのゴミキャッチャー
ゴミキャッチャーには、シールタイプの製品もあります。
目皿にペタッと貼って、髪やゴミが溜まったら剥がして捨てればよいので、ネットに比べて交換も楽です。
- カクダイ『お風呂の排水口シール』
- ダイソー『髪とりシート』
- セリア『ヘアーキャッチシート』
などがあります。
|
ただし、シートタイプのゴミキャッチャーには
- 100均で買ってたとしても、ネットよりもコストがかかる
- 貼った場所に粘着剤が残ってしまうことがある
というデメリットもあります。
その他の代用品
ここまでに挙げた以外にも、代用品として
- シンク用の排水口ネット
- オクラや玉ねぎなどの野菜が入っていたネット
- 鉢底ネット
などが代用品として使えます。
ただし、こういった排水口用でないアイテムは、あまり使い勝手が良いとは言えません。
野菜のネットも、野菜を買ったときしか手に入りませんよね。
なので、『ゴミキャッチャーを切らしたときに、あくまでも代用品として使う』くらいに思っておいてください。
ストッキングはおすすめしません。
目が細かすぎるために、すぐにゴミや石けんカスなどが付いて詰まってしまいます。
蓋は外したほうが良い? 排水口にゴミが溜まらないようにするコツ
排水口にゴミが溜まらないようにするコツは、なんといってもこまめに掃除することです。
- お風呂に入る都度ゴミを取り除く
- 特に髪を洗った後は、必ず取り除いておく
- 目皿やゴミキャッチャーをこまめにチェックして、汚れていたら洗う
ということを心がけてください。
そしておすすめなのが、
排水口の蓋を外しっぱなしにする
ということです。
確かにそうですね。
蓋をしておけば、ゴミが見えなくて見栄えが良いです。
でも、蓋を外しておくのには、
- 排水口の汚れ具合がすぐわかる
- 排水口の部分に湿気が溜まりにくくなり、カビやヌメリの元になる雑菌が繁殖しにくくなる
というメリットがあります。
汚れが目につきやすくなれば、こまめに掃除しようという気持ちにもなりやすいです。
筆者宅でも蓋を外しっぱなしにしてから、よく掃除するようになりました。
ぜひ試してみてくださいね。
スポンサーリンク
まとめ
『お風呂の排水口にネットを使ったほうが良いかどうか』は、
排水管にゴミや髪の毛が流れ込むのを防ぐことができれば、『ネット』にこだわらなくてOKです。
でも、
- 排水口にまったく何も付けない
- 目の粗い目皿だけを排水口に付ける
という方法は、ゴミが流れて排水管が詰まりやすくなるので、おすすめしません。
やはり、何かしらゴミをキャッチするアイテムを使ったほうが良いです。
ネット以外にも
- 水流で髪の毛やゴミをまとめられるキャッチャー
- ステンレスや銅製のゴミキャッチャー
- 排水口に貼るだけのシール式ゴミキャッチャー
などがあります。
|
掃除や交換の手間、ゴミの取れ具合などを考えながら、自分にとって使いやすいアイテムを使ってくださいね。
排水口をきれいにしておくためには、こまめな掃除が基本です。
汚れにすぐ気が付くことができるように、蓋を外しておくのもおすすめですよ!