家庭の中で最もガスを使う場面といえば、『お風呂』です。
特に冬場は水温が低くなりますし、お湯の温度が下がるのが早いことから、ガスを使う量も多くなりますよね。
そうですね。
ガス代を節約する方法はいくつかありますが、その1つに
断熱効果の高い素材のお風呂のふたを使う
という方法があるんです!
ということで、今回は
- どんな素材のお風呂のふたが断熱効果が高いのか
- お風呂のふたの選び方
についてお伝えしていきます。
ぜひ読んでくださいね!
スポンサーリンク
断熱効果のお風呂のふたはどんな素材のどういうタイプ?
最も断熱効果の高いお風呂のふたは?
最も断熱効果の高いお風呂のふたは、
アルミ樹脂複合板に断熱構造をプラスした、組み合わせタイプのふたです。
アルミ樹脂複合板は、断熱効果のある素材です。
アルミ樹脂複合板の保温力にプラスして、
- アルミ板の間に樹脂を挟んである
- 発泡スチロールやアルミを樹脂ボードの間に挟み込んである
- 樹脂板の間に空気層を作って断熱性能を高めている
といった作りになっている製品は、さらに保温力が高いですよ。
また、組み合わせタイプだと、隙間なくぴったりとふたをすることができます。
ですから、保温力を重視するなら、組み合わせタイプがおすすめです。
ただし、『組み合わせタイプのふた』の中には、プラスチックの板だけの製品もあります。
ですから、買うときには必ず
- 『アルミ樹脂複合板』を使っているかどうか
- 断熱材などが入っているかどうか
を確かめて選んでくださいね。
メモ
組み合わせタイプのふたは、『組みふた』『パネルふた』とも呼ばれます。
断熱効果は素材でも違う?
お風呂のふたの断熱効果は、素材によっても、ある程度違います。
おおまかには
保温効果の高い素材
⇒アルミ樹脂複合板・ポリプロピレン樹脂・ヒノキなどの木板
保温効果の低い素材
⇒プラスチック板
となります。
ただし、
保温性には、素材そのものだけではなく、構造も関わっているのです。
たとえば、同じプラスチック製であっても
プラスチック板だけのふたと、中に発泡スチロールなどの断熱材や、空気層を挟み込む構造になっているふたでは、保温性が違います。
ですから、ふたを選ぶなら
- 素材
- 構造
の両方をよくチェックしてくださいね。
ガス代節約になるお風呂のふたの使い方は?
ガス代の節約になるお風呂のふたの使い方は
- お風呂を出る時には必ずふたをする
- 保温シートと併用する
という使い方です。
家族が次々にお風呂に入るとしても、出る時には一旦ふたをしたほうが、お湯が冷めにくいです。
また、
- 次の人が入るまでに間がある
- 翌日はお湯を変えずに追い炊きでお風呂を沸かす
といった場合は、ぜひ、ふたと保温シートを併用してください。
お湯の温度が少しでも下がらないほうが、消費するガスの量が少なくて済みます。
お風呂のふたの選び方
お風呂のふたは毎日使う物ですから、
保温性だけでなく、扱いやすさや掃除のしやすさなども考えて選ぶことが大切です。
お風呂のふた選びの基本的なポイント
お風呂のふたを選ぶときに必ずチェックしておきたいのは、
お風呂のサイズとふたのサイズが合うかどうか
⇒ふたの保温力を生かせる・事故を防ぐ
素材や構造
⇒使われている素材や、断熱構造になっているかどうかなど
手入れのしやすさ
⇒折り畳みタイプやシャッタータイプは特に、溝の部分が洗いやすいかどうか要チェック
重さ
⇒軽いほうが扱いやすく、特に子どもや高齢者がいる家庭では、軽いほうが良い
安全性
⇒重いふただと落とした時にケガをする可能性があるし、割れやすい素材だと割れた部分でケガをすることがある
という点です。
特に、
『浴槽に合うサイズのふたを使う』ことは、保温のためだけではなく、事故を防ぐためにも、とても大切です。
サイズが合わないと
風呂のふたに隙間がある
⇒子どもやペットがのぞき込んで転落する
風呂のふたが大きすぎて、浴槽からはみ出ている
⇒ぶつかってケガをする
といった事故につながる可能性があるからです。
ふたのタイプ別のメリット・デメリット
ここからは、
- 組み合わせタイプ
- 折り畳みタイプ
- シャッタータイプ(ロールタイプ)
- 木製の風呂ふた
について、どんなメリットやデメリットがあるのか、見ていきましょう。
あわせて選ぶときのポイントも紹介します。
そうなんです!
『保温性を重視したら、重くて使いにくかった』『扱いやすさで選んだら、掃除が大変』
ということもあります。
ですから選ぶときには、できればお店で実物を見てください。
- どのくらいの重さか、実際に持ってみる
- 溝の幅や深さをよく見る
といった方法で確認して選ぶのが、最も確実ですよ。
スポンサーリンク
まとめ
お風呂のふたで、最も断熱性能が高いのは
アルミ樹脂複合板に断熱材や空気層を挟み込んだ、『組み合わせタイプ』のふたです。
アルミ樹脂複合板は、それだけでも保温力のある素材です。
それに断熱構造を加えた製品なら、保温力がさらに高くなります。
ただ、組み合わせタイプのふたには、
- 大きくて扱いにくい
- 重い
というデメリットもあります。
保温力は大切な要素ですが、それだけでなく
- 軽さ
- 扱いやすさ
- 掃除のしやすさ
といったことも考えて、『毎日の暮らしで使いやすいふた』を選んでくださいね。
折り畳みタイプやシャッタータイプのふたでも、保温力のある素材や構造の製品もあります。
そして、
お風呂の中に浮かべる保温シートを使うことで、さらにお湯の保温力が高まります。
保温シートは手軽に買えるので、ぜひ併用してください。
しっかりお風呂の保温をして、ガス代を節約しましょう!