『焼肉』って、家で手軽に楽しめるごちそうの1つですよね。
熱々の肉に好みのたれを付けて、家族や友人とわいわい食べるのは楽しいものです。
そういう話、よくありますよね。
でも、『フライパンで焼いたら必ずまずくなる』なんてことはありません。
焼き方のポイントを押さえれば、フライパンでも美味しく焼けるんですよ!
ということで今回は
- フライパンでの焼肉がまずい場合の原因
- フライパンで肉を美味しく焼く方法やコツ
について解説していきます。
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焼肉をフライパンで焼く
フライパンで焼くと焼肉がまずくなる原因
フライパンで焼いた肉が美味しくなくなってしまう原因として考えられるのは
- 肉の余分な脂が付いてしまった
- 肉を冷蔵庫から出してすぐ焼いたために、焼きムラができてしまった
- 焼く時に肉が重なっていたために、焼きムラができてしまった
ということです。
炭火で焼く時は網を使いますから、余分な脂は網の下に落ちますよね。
でもフライパンで焼く時は、脂がフライパンに溜まります。
その脂が肉に付きすぎると、あまりおいしくなくなってしまいます。
それから、冷蔵庫から出したばかりの肉は、表面と中のほうの温度が違います。
そのため、表面と中の方で火の通り加減が違ってしまうのです。
また、焼く時に肉が重なっていても、焼きムラができます。
重なった部分には、火が通りにくいからです。当たり前の話ですよね。
『ガスで焼くと水蒸気が出るからまずくなる』は本当?
そういう話、よくありますよね。
ガスの火は、たしかに水蒸気が出ます。
でも、これについては『個人の感覚や好みによる』と筆者は考えています。
『ガスで焼いても美味しい』という人も、『炭火のほうが断然美味しい』という人もいますから。
肉の種類によっても、ガスと炭火どちらが適しているか違う、ということもあるでしょう。
それに、肉が美味しく焼けるかどうかは、焼き方にもよります。
なので、『ガスで焼くと美味しくない』という話は、話半分くらいに聞いておくのが良いですよ。
焼肉を美味しく焼く方法は?
ここからは、フライパンで焼肉を美味しく焼く方法を解説します。
焼く前の準備
美味しい焼肉を食べるには、準備段階も大切です!
まず、使う道具や肉の準備について、見ていきましょう。
肉を焼くのに使うフライパンについて
焼肉に使うフライパンは、
- 鉄製
- ステンレス製
がおすすめです。
肉を焼くときは、フライパンが高温になります。
そのため、テフロン加工のフライパンだと、熱でフライパンが傷んでしまうことがあるのです。
肉の準備
焼肉に使う肉は、
調理の1~2時間くらい前、遅くとも30分前には冷蔵庫から出し、常温に戻しておいてください。
肉を常温に戻しておくと、肉全体の温度が均一になります。
なので、均等に焼きやすく、焼きムラができにくくなるのです。
また、冷蔵庫で冷えた状態の肉をそのまま焼くと、肉汁が流れ出て、うま味が減ってしまいます。
フライパンに引く油について
フライパンに引く油は、牛脂がおすすめです。
風味が良くなるからです。
そういうイメージ、ありますよね。
でも実際は、牛脂もサラダオイルもごま油もオリーブ油も、焼肉のためにフライパンに引くくらいなら、カロリーにあまり差はありません。
であれば、美味しくなるほうが良いですよね。
お店によっては肉を買うと牛脂がもらえることもあるので、お店の人に聞いてみてくださいね。
牛脂がない場合は、
- サラダオイル
- ごま油
- オリーブ油
を使うと良いですよ。
肉を美味しく焼く焼き方
ではいよいよ、肉の美味しい焼き方です。
手順は、
- フライパンを強火で十分に熱し、十分に熱くなってから肉を焼き始める
- 表面に焦げ目が付いた、もしくは肉の表面に肉汁が出てきたら、肉を裏返す
- 肉から余分な脂が出たら、キッチンペーパーなどで拭き取る
- 両面に焼き色が付いたら焼き上がり
となります。
では、焼き方のポイントを見ていきましょう。
ポイント1焼く前にフライパンをしっかり熱する
素早く火を通すためにも、フライパンは強火でしっかり予熱しましょう。
焼肉のコツは、『短時間で素早く火を通す』ということです。
低い温度で時間をかけて焼くと、肉汁やうまみが逃げてしまうからです。
肉を焼き始めるタイミングは、『肉を置いたらジュッという音がするくらい』です。
『ジュッ』と音がするくらいまで熱しておくと、肉をフライパンに置いたときに、表面がすぐに固まります。
表面が固まると、肉汁を閉じ込めて逃がさないようにすることができます。
ポイント2余分な脂は拭き取る
焼く時には、余分な脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら焼きましょう。
肉から出た脂をそのままにして焼くと、
- 肉がベトっとした感じになる
- 焦げやすくなる
など、美味しくなくなってしまうことがあります。
なお、一旦クシャクシャにしたアルミホイルを広げてフライパンに敷くと、アルミホイルのへこんだ所に余分な脂を落とせます。
ただ、その場合も、余分な脂は拭き取りながら焼いてくださいね。
ポイント3肉は重ならないように置く
肉を焼く時には、肉が重ならないようにしましょう。
肉が重なったまま焼いていると、火が通りにくい部分ができてしまい、焼きムラが出やすくなります。
また、肉に火が十分通らないと、食中毒のリスクも出てきます。
肉の量が多いときは、重ねずに、何回かに分けて焼いてくださいね。
焼肉をするときの注意点
焼肉をする時には、食中毒を防ぐために、
- 肉を焼く時に使う箸と食べる時に使う箸は、必ず別の箸にする
- 肉の中までしっかり火を通す
ということに気を付けてください。
生の肉には、食中毒の原因となる菌が付いていることがあります。
食中毒を防ぐには、きちんと火を通してから食べることが大切です。
特に、
- ホルモン
- 豚肉
- 鶏肉
- 成形肉
は、『中までしっかり火を通す』ということを意識して焼いてくださいね。
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まとめ
フライパンで焼いた焼肉が美味しくなくなる原因は
- 肉に余分な脂が付いた
- 肉を冷蔵庫から出してすぐ焼いたり、焼く時に肉が重なっていたりしたために、焼きムラができた
ということが考えられます。
であれば、余分な脂が付かないように、焼きムラができないように焼けば良いわけです。
そのためには、
- 肉は焼く前に常温に戻す
- フライパンをしっかり熱してから焼く
- 焼いている時に肉から出た余分な脂は拭き取る
- 重ならないように肉を置く
ということがポイントです。
さらに、
- 鉄かステンレス製のフライパンを使う
- フライパンに引く油に牛脂を使う
といったことで、より美味しく肉を焼くことができます。
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どれも、そんなに難しいことではありません。
ぜひ挑戦して、美味しい焼肉を楽しんでくださいね!