ガス代を節約するためには、『ガスをどれくらい使って、いくら払っているのか』をチェックしておくことは大切です。
そのために欠かせないのが、『ガスの検針票』です。
また、このガスの検針票には、ガスの使用量と請求額以外にも、大事な情報が書かれています。
ガスの検針票を、よくチェックすることは、本当に大切なんですよ!
ということで今回は、
- ガスの検針票はいつ来るのか
- 検針票の再発行はできるのか
- ガスの検針票の見方
について解説します。
記事では、プロパンガスの検針票について書いていますが、基本的なことは都市ガスでも同じです。
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プロパンガスの検針票はいつ来る?
まず、プロパンガスの検針票が来る時期や、来ない場合などについてお話ししましょう。
プロパンガスの検針票はいつ届くか
プロパンガスの検針票がいつ届くかは、ガス会社によります。
多くの場合は、検針日からその数日後くらい
と考えておいてください。
届き方は、検針の方法やガス会社のやり方によって違います。
検針担当者が訪問して検針をする場合
⇒検針の時にポストに投函
オンライン検針やスマートメーターなどでの検針の場合
⇒後日検針票が届く、メールで届く、利用者がガス会社の『マイページ』などで確認する
といった方法があります。
『検針日』はいつ?
では、『検針日』はいつかなのというと、
- 前回の検針票の『検針予定日』を見る
- ガス会社の会員ページなどで確認する
- コールセンターなどに問い合わせる
という方法で知ることができます。
検針日は、検針票からもある程度目星を付けることはできます。
例として、この検針票を見てみましょう。
この検針票の赤線を引いたところを見てください。
- 9月分の使用期間は、8月2日~9月3日
- 10月分の使用期間は、9月3日~10月2日
と書いてありますね。
ということは、
『だいたい毎月2日か3日あたりに検針に来ている』
と推測できます。
ただし、検針日は月によって1、2日ずれることもあります。
豆知識
訪問検針の場合、検針のルートや日程は、検針に回る効率を考えてガス会社が決めています。
なので、利用者側から検針日を指定することはできません。
プロパンガスの検針票が来ない場合
そういうときは、
検針員がポストに投函する、もしくは郵送で届く場合
⇒よく探してみる
メールで届く場合
⇒メールのフォルダを探し、見つからない場合は念のため迷惑メールフォルダなども確認する
サイトで確認する場合
⇒紙やメールでの検針票が発行されない可能性もある
まずは、一旦よく探してみましょう。
検針日を過ぎて数日たっていれば、だいたい検針票が届いているはずです。
それでもない場合や、明らかに届いていない場合は、ガス会社に問い合わせてみてください。
なお、『サイトで確認する形になっているが、紙の検針票がほしい』という場合は、紙の検針票を発行してもらえるかどうか、ガス会社に問い合わせてくださいね。
プロパンガスの検針票は再発行できる?
プロパンガスの検針票が再発行できるかどうかは、ガス会社によって違います。
ですからこれも、まずガス会社に問い合わせてください。
ただし、検針票と前月の領収証が一体になっている場合は、再発行できないこともあります。
領収証は、基本的に再発行できないからです。
でも、ガス会社によっては
- 会員ページなどで、使用量や料金を確認できる
- 支払い証明書などを発行してもらえる
ということもあります。
ガス料金の振込用紙をなくしてしまった場合
検針票とは少し違う話ですが、振込用紙をなくした場合についても、お話ししておきましょう。
料金の振込用紙をなくしてしまった場合は、なるべく早く、ガス会社に連絡してください。
でないと、支払いが間に合わなくなってしまいますからね。
振込用紙の再発行ができるかどうかは、ガス会社の判断によります。
場合によっては、『銀行振り込みしてください』と言われる可能性もあります。
なお、
口座引き落としなどでの支払いを選んでいても、ガス会社と契約した最初の月は振り込みで払う
ということは、よくあります。
その場合は、振込用紙が送られてきます。
引越し直後などだとバタバタしてしまいますが、振込用紙はなくさないように、気を付けてください。
プロパンガスの検針票の見方
では、次に検針票の見方を解説します。
検針票に書いてある内容や書き方はガス会社によって違いますが、
- どんな情報が書かれているか
- どんな項目をチェックと良いか
は、基本的には同じです。
プロパンガス検針票の基本的な見方
では、先ほどの検針票をもう一度見てみましょう。
契約者の情報
ガス検針票には、必ず
- 契約者の氏名
- 契約者の住所
- 『お客様番号』や『お客様コード』など、契約者の識別番号
などの、契約者の情報が書いてあります。
そうですね。
でも、契約者の情報が書かれているのは、とても大事なことなんですよ!
なぜかというと、
『どこの誰が使ったガスの検針票か』をはっきりさせる意味があるからです。
もし検針票に契約者の情報が書いていなかったら、これ、本当にうちのガス代なの?って思ってしまうものです。
ガス会社名や営業所名
これも、『書いてあるのは当たり前だけど大事な情報』です。
検針票は支払いにも関わる書類ですよね。
ですから、『どこの会社から発行された検針票か』も、はっきりさせておく必要があるのです。
万が一、ガス会社名のない検針票が来たら、必ず契約しているガス会社に問い合わせて、そのガス会社の検針票かどうかを確認してください。
1 メーターの指針
ではここからは、検針票の内容を解説していきます。
番号は、画像の赤い文字で示している部分です。
まず、1の『指針』について。
ここには、
当月指針
⇒今回の検針でのメーター数値
前月指針
⇒前回検針のメーターの数値
メーター交換までの使用量
⇒使用期間内にガスメーターを交換した時に、交換前のメーターの使用量が書かれる
前年同月ご使用量
が書かれています。
『当月指針』と『前月指針』からは、
当月指針 - 前月指針
で、『今回の使用量』を知ることができます。
そして、『前年同月ご使用量』は、『前年の同じ月にどれだけガスを使っていたか』です。
このデータがあると、前年との比較がしやすいですよ。
2 料金の内訳
次に、2の『金額内訳』を見てみましょう。
これは『請求予定金額の内訳』です。
この検針票では、『ガス料金 5,782円』しか書いてありませんね。
でも、ガス会社によっては
- 基本料金
- 従量料金(使用量×従量単価)
- 基本料金と従量料金の合計
- 消費税
と、内訳を詳しく書いてくれるガス会社もあります。
合計金額だけでなく、
基本料金と従量料金をしっかり分けて書いてくれるほうが明瞭で良心的と言えます。
さらに、必要に応じて、
- 警報機のリース料
- 延滞利息
- 口座振替割引額
- 前回の請求の繰り越し分
- 床暖房賃貸設備料
などが書かれます。
3 基本料金と従量単価
ここには、基本料金と従量単価が書かれています。
この検針票だと小さく書いてありますが、
基本料金と従量単価は、ガス料金を計算する時に必要な情報です。
確認するためにも、検針票に毎回書いておいてほしい情報ですね。
なお、あとで詳しく触れますが、
『基本料金も従量料金も書いてなくて、請求予定額も合計額だけ』というガス会社は、要注意です。
4 振替予定日
振替予定日とは、『この日に口座から料金を振り替えます』という日です。
支払い方法によっては、
クレジットカード払いの場合
⇒『クレジット払い』という記載
払込書による支払い
⇒払込期限
などが書かれます。
5 ガス会社からのお知らせ
この検針票には、ガス会社からのお知らせ欄があります。
ガス会社によっては、こういったお知らせの欄で値上げの通知をすることもあります。
検針票って、つい料金や使用量ばかりに目がいってしまいがちですよね。
でも、お知らせ欄にも、しっかり目を通しましょう。
6 前月分のガス料金の領収証
6の部分は、前月分のガス料金の領収証です。
- 契約者の氏名やお客様番号
- 使用期間
- 使用量
- 領収金額
- 領収金額の内訳
などが書いてあります。
この領収証の部分は、
- クレジットカードや払込書での支払い
- 口座振替でも、領収証を郵送にしている
という時には、記載しないガス会社もあります。
なので、『どうして書いていないんだろう?』と思った時は、ガス会社に問い合わせてみてください。
検針票の大事な項目
今回は一例として、あるガス会社の検針票を見てきましたが、検針票の書き方や内容は、ガス会社によっていろいろです。
例にはありませんでしたが、
『検針の時の保安点検の結果』
を書いているガス会社もあります。
ガス検針票の書き方や内容はさまざまですが、最低限大事なのは
- 契約者の氏名と住所
- 使用期間がいつからいつまでのものか
- 今回の使用量
- 今回のメーター指針と前回のメーター指針
- 請求予定金額
- 請求予定金額の内訳
- 基本料金
- 従量料金
- 振替予定日、払込期日など
が書いてあること。
つまり、
契約者に対して、料金の中身を明瞭に書いてくれることが大事なのです。
もちろん、わからないことがあったら問い合わせればOKです。
でも、問い合わせるまでもなく明瞭に書いてくれるほうが、良心的です。
こんな検針票のガス会社には要注意!
中には、
『使用量と請求金額くらいしか書いていない』
という検針票を出してくるガス会社もあります。
こういった不明瞭な検針票を発行するガス会社は、要注意です。
なぜかというと、
基本料金や従量料金が書いていない
⇒基本料金や従量料金をこっそり値上げされていても、気が付きにくい
ガスメーターの数値が書いていない
⇒使用量を水増しされていても気が付かない
というリスクがあるからです。
もっとも、さすがに使用量を水増しするようなガス会社は少ないですが、
残念ながら、中にはこっそり値上げするような悪質なガス会社もあるのは、事実です。
そういった悪質なガス会社を見抜く手掛かりにもなるのが、検針票です。
ですから一度、よくチェックしてみてくださいね。
良心的なガス会社を利用しよう!
検針票をいい加減に書いて、こっそり値上げするガス会社なんて、まっぴらごめん。
検針票を明瞭に書いてくれる、良心的なガス会社と契約したいものですよね。
そうですよね。
そこでおすすめなのが、『ガス会社変更サービスに相談する』という方法です。
ガス会社変更サービスでは、良心的なガス会社を紹介してくれます。
なぜ『良心的な』と言えるかというと、ガス会社変更サービスでは
- 不当な値上げはしない
- 一定以上の質のサービスを提供する
など、それぞれに審査基準を設けていて、その基準を守る約束をしたガス会社を紹介しています。
だから、良心的なガス会社と契約することができるのです。
そして、
ガス会社変更サービスを利用するとガス料金が安くなる可能性がある
というメリットもあります。
当然、家計が助かります。
ガス会社変更サービスは、相談から契約まで、全て無料。
『うちが契約してるガス会社、大丈夫なのかな…』と気になったら、気軽にガス会社変更サービスに相談してみてください。
関連記事:【2021最新】ガス料金を節約するプロパンガス会社変更サービス比較
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まとめ
ガスの検針票は、
- 検針の時に、ポストに投函される
- メールで届く
- ガス会社のサイトの会員ページなどで確認
といった方法で届きます。
もし
- 検針票が届かない
- 検針票や払込票をなくしてしまって、再発行してほしい
という時は、ガス会社に問い合わせてください。
とくに払込票を失くした場合は、早めに問い合わせてください。
支払いが期日に間に合わなくなってしまうのは、避けたいですからね。
検針票には、ガスの使用状況や料金などについて、とても大切な情報が書かれています。
それだけでなく、
ガス会社がどれだけ明瞭に、使用量や料金を伝えてくれるか
を知ることもできます。
ぜひ一度、ガスの検針票をよく見てみてくださいね。
そして、
検針票が何だか変だけど、このガス会社大丈夫?
と思った時には、ガス会社変更サービスに相談してみてください。
きっと、良心的なガス会社を紹介してくれますよ!