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ガス炊飯器のガス代は高い?プロパンで電気より月いくら違う?

ガス炊飯器のガス代は高い?プロパンで電気より月いくら違う?

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仕事から帰って、おかずを作りながら炊飯器の残り時間をちらり。「ガスで炊いたごはん、おいしそうだな」と気になっても、プロパンの検針票を見ると手が止まりますよね。お米の値段に加えて、炊くお金まで増えるのは困ります。

  • ガス炊飯器で毎日炊いたら、ガス代はいくら増える?
  • プロパンでも、電気炊飯器より安くなるの?
  • 家族の帰宅時間がばらばら。保温まで含めるとどうなる?

プロパンのガス炊飯器が、電気炊飯器より必ず安いとは限りません。ガスの従量単価と燃焼時間で炊飯代が変わり、保温に電気を使う機種なら、その電気代もかかるんです。

ただ、1回の差と、買い替えにかかるお金は別の話。毎日炊く回数と保温する時間をそろえて月額を出すと、「味のために払える差か」「節約目的で買うには高いか」を考えやすくなります。

保温あり・なしを確認ガス炊飯器でも電気を使う?機種で違います

パロマのガス炊飯器「炊きわざ」の紹介動画です。

専用のガス炊飯器は、ガス栓につないで使う機器です。コンロに載せる炊飯鍋とは、ガスの消費量も使い方も違います。

しかも、同じ「ガス炊飯器」でも、炊く機能だけのタイプと、電気で保温するタイプがあります。炊きたてをすぐ食べるなら保温なしも候補ですが、夕飯が二部制になる家では保温をどうするかまで決めたいところ。

LPガス用の機種例と保温機能(仕様確認:2026年10月5日)
機種白米の炊飯量保温・電源
パロマ PR-09EF1〜5合電子ジャー保温なし。点火は乾電池
パロマ 炊きわざ PR-M09TR/TV0.5〜5合電気で保温。AC100V電源が必要

炊飯代の計算例は、保温なしのPR-09EFを使います。保温付きのPR-M09TR/TVを選ぶ場合は、炊飯中の電気代と保温代も含めて比較してください。

コンロそのものの買い替えも考えているなら、プロパンガスコンロとIHの光熱費比較も参考になります。専用炊飯器の費用とは、機器を分けて計算しましょう。

1回から月額までプロパンのガス代と電気炊飯器の電気代を比べる

炊飯代はガス代・電気代・保温代・本体代に分けて計算する図

ガスは「1.11kWで20分燃焼」と仮定すると約8.1円

PR-09EFのLPガス用は、ガス消費量が1.11kWです。ここでのkWは、燃やすガスの量を熱の単位で表したもの。電気の消費電力を表す値とは違い、電気代の式へそのまま入れる数字ではありません。

白米3合を毎日1回炊く家庭を想定し、計算用の燃焼時間を仮に20分とします。これは、この機種で3合を炊いた実測時間ではありません。LPガスの発熱量は約99MJ/m³、従量単価は税込600円/m³という前提です。

  1. 消費する熱量:1.11kW × 20分 × 60秒 ÷ 1,000 = 1.332MJ
  2. ガスの使用量:1.332MJ ÷ 99MJ/m³ = 約0.01345m³
  3. 1回のガス代:約0.01345m³ × 600円/m³ = 約8.1円

MJは熱量の単位で、1kWは1秒あたり1kJ、1,000kJで1MJです。機器が消費するガスから計算しているので、ここへ熱効率を掛ける必要はありません。

この約8.1円は、仮定した20分間ずっと最大火力を続ける、上限側の試算です。炊く量に合わせて火力を弱めれば使用量は減り、燃焼時間が20分より長ければ増えます。実際の1回分が必ずこの金額以内に収まるわけではありません。

もう一つ、炊飯ボタンを押してから食べられるまでの時間と、ガスが燃えている時間は別です。たとえば「炊きわざ」の白米コースは浸し・蒸らしを含めて38〜48分ですが、その間ずっとガスを燃やす計算にはできません。夕飯までの待ち時間は、丸ごとガス代になるわけではないんですね。

電気は「1回あたりのWh」で計算する

電気側は、象印のIH炊飯器NP-HG10(5.5合炊き)を計算例にします。エコ炊飯の1回あたりの消費電力量は172Wh。電気の目安単価を税込31円/kWhとすると、172Wh ÷ 1,000 × 31円 = 約5.3円です。

電気の31円/kWhは税込の目安単価です(2026年10月5日時点)。家計の計算では、契約プランの単価に合わせてください。

仕様表には「炊飯時消費電力1,230W」という数字もありますが、炊飯中ずっとその電力で動くわけではありません。1回分の電気代には、時間も含んだ172Whのほうを使います。

毎日1回・月30回なら、試算の差は約42〜123円

下の表は保温なしの比較です。ガスはPR-09EFを1.11kWで20分燃焼させる仮定、電気はNP-HG10のエコ炊飯172Whと31円/kWhで計算しています。ガスの500・600・700円/m³はいずれも税込の仮定単価で、地域の相場を示す数字ではありません。

ガスの従量単価を変えた場合の炊飯代(月30回)
LPガスの従量単価ガス1回ガス月30回電気月30回月額差(ガス−電気)
500円/m³約6.7円約202円約160円約42円
600円/m³約8.1円約242円約160円約82円
700円/m³約9.4円約283円約160円約123円

月額は、丸める前の1回分から計算しています。基本料金、本体代、設置費、乾電池代、電気炊飯器の待機電力は含みません。

ガスは燃焼時間を仮定した計算、電気はエコ炊飯の測定値なので、同じ米・水温・炊飯量をそろえた実測比較ではありません。たとえばガスの燃焼時間を15分に変えると、600円/m³で1回約6.1円まで下がります。炊飯メニューや量が変われば、電気の172Whも変わるでしょう。

それでも、単価が高いほどガス側の費用が増えることはわかります。「ガス炊飯器だから安い」で買う前に、自宅の従量単価を当てはめましょう。味に惹かれて選ぶのと、光熱費を下げるために選ぶのでは、納得できる金額も違いますよね。

帰宅時間がずれる家は4時間の保温を足すと、月額はいくらになる?

「すぐ帰る」の連絡から、なかなか始まらない二度目の夕飯。ごはんを温かくして待つなら、ガス炊飯器でも保温にかかるお金を見ておきたいところです。保温代まで無料にはなりません!

NP-HG10の保温時消費電力量は、1時間あたり15.1Wh。4時間なら、15.1Wh × 4時間 ÷ 1,000 × 31円 = 約1.9円を炊飯代に加えます。

保温なしのPR-09EFで炊いて、別の電気保温ジャーに移す組み合わせもあります。例としてタイガーJHG-A111(6合タイプ)の平均保温電力22Wを使うと、4時間で88Wh、電気代は約2.7円です。この22Wは室温20℃・満量保温などの条件での平均値で、実際のごはんの量や室温によって変わります。

ガス単価600円/m³、前の20分燃焼という仮定を引き継ぎ、両方とも炊飯後に4時間保温する計算例です。別ジャーへの移し替えは、温かいごはんをすぐ移す使い方を想定しています。

炊飯と4時間保温を合わせた費用例(電気31円/kWh、月30回)
組み合わせ炊飯1回4時間保温1日合計月30日
PR-09EF+JHG-A111約8.1円約2.7円約10.8円約324円
NP-HG10約5.3円約1.9円約7.2円約216円

この条件での差は月約108円。保温ジャーの値段や置き場所は別に必要で、保温電力の測定条件も機器同士でそろっていません。移し替えた釜とジャーを洗う手間も増えるので、私はそこまで含めて考えたいです。洗い物は、黙っていても十分ありますから。

電気保温付きのPR-M09TR/TVなら、別ジャーは不要です。ただし、最大消費電力185Wを「保温1時間の消費電力量」として使うのは違います。保温付きガス炊飯器の費用は、ガス代+炊飯中の電気代+保温の電気代です。購入前に、販売店やメーカーへ候補機種の炊飯1回・保温1時間あたりの消費電力量を確認してください。

本体価格の前にガス種・接続口・置き場所を確認する

ガス栓とホースでつないだガス炊飯器を置いたキッチン

気に入った炊飯器を買ってから「ここにガス栓がない」は、なかなかつらい展開です。箱を眺めても、ごはんは炊けません。

  • ガス種:プロパンの家なら「LPガス用」を選ぶ。都市ガス用の安い在庫と取り違えない。
  • 接続:PR-09EFはφ9.5mmのゴム管口、PR-M09TR/TVはガスコード接続。ガス栓側も含めて、適合する接続用品を確認する。
  • 置き場所:本体が収まる寸法に加え、取扱説明書の壁・棚との離隔距離や、ふたを開ける空間を確保する。
  • 換気・電源:燃焼中は換気が必要。電気保温付き機種には、コンセントも用意する。

ガスの種類が合わない機器は使えません。接続用品を手持ちのホースで済ませる前に、本体とガス栓の組み合わせを販売店へ確認しましょう。ガス栓の増設が必要なら、ガス会社に工事費も見積もってもらいます。

味の好みも購入理由ですが、「ガスなら必ず好みの味になる」とまでは決まりません。試食できる展示会などがあれば、普段食べるごはんと比べたいですね。炊き上がり時間は、浸し・蒸らしを含むかどうかもそろえて比べてください。

買う前に検針票を一枚自宅の単価で計算し、本体代まで比べる

「請求総額÷使用量」を従量単価にしない

検針票の「従量単価(税込)」欄を探します。単価が載っていなければ、ガス会社へ「ガスを1m³多く使うと、税込でいくら増えますか」と聞いてください。税抜表示しかない場合は、税込額も確認するのがおすすめです。

請求総額を使用量で割ると、基本料金や設備料金まで混ざります。その数字を1回分の炊飯代に使うと、高く見積もってしまうんです。

すでにプロパンを契約していて、契約内容や料金区分が変わらなければ、炊飯で増えるガス代は従量分です。使う量で単価や基本料金の区分が切り替わる契約なら、炊飯分を加えた後の請求額も確認してください。

  1. 候補機種のLP用ガス消費量と、燃焼時間を確認する。未確認の時間は仮定として計算する。
  2. ガス使用量に自宅の税込従量単価を掛け、月の炊飯回数を掛ける。
  3. 電気炊飯器は炊飯1回のWhで計算し、両方に同じ保温時間の費用を加える。

前のPR-09EF・20分燃焼の例なら、月30回のガス使用量は約0.404m³です。単価を100円/m³下げた場合、炊飯分の差は月約40円。仮に家全体で月10m³使い、全量に同じ100円の単価差が付くなら、従量料金の差は月1,000円になります。

炊飯だけを細かく節約するより、家全体の契約単価を見直すほうが、金額が大きくなる場合もあります。候補機種を決める前に料金も比べたいなら、プロパンガス料金の見直し・ガス会社の比較方法を確認してみてください。実際の差は、基本料金や設備料金も含めた見積もりで比べましょう。

本体価格差は、何年使えば埋まる?

購入費は、本体代に接続用品・ガス栓工事費・必要なら保温ジャー代を加えて比較します。炊飯器を替えることで毎月節約できる場合、本体価格差 ÷ 月の節約額 = 価格差を埋める月数です。設置費にも差があれば、分子へ加えてください。

たとえば購入・設置の合計差額が1万円で、毎月300円安くなると仮定すると、10,000円 ÷ 300円 = 約33.3か月、約2.8年。この期間は、単価も使い方も同じまま続いた場合の計算です。

毎月の光熱費が安くならない組み合わせでは、購入価格の差を光熱費の節約で回収できません。前の試算だけを理由に「ガスへ替えれば元が取れる」とは考えないでください。ごはんの好み、予約や保温の使い勝手に、その差額を払えるかで選ぶのも十分ありです。

ガス炊飯器のガス代についてのFAQ

プロパンだと、電気炊飯器より必ず高くなりますか?

必ずではありません。ガスの単価・燃焼時間・火力、電気側の炊飯メニューや契約単価で変わります。月額を比べるときは、炊飯回数と保温時間をそろえてください。最大火力で計算したガス代と電気のエコ炊飯の数字だけでは、機種の実際の優劣は決まりません。

ガス炊飯器の保温にもガスを使いますか?

PR-M09TR/TVは電気で保温します。一方、PR-09EFには電子ジャー保温機能がありません。候補機種の保温方式を確かめて、電気を使うタイプや別の保温ジャーを使う場合は、その電気代も加えましょう。

ガス炊飯器だけのためにプロパンを契約しても、同じ費用ですか?

同じではありません。新しく契約するなら、炊飯の従量分に加えて基本料金や、契約によって設備料金・設置工事費などが必要です。既存の契約へ炊飯器を追加する場合と分けて、月々の請求総額と初期費用を見積もってください。

まとめ

プロパンのガス炊飯器を選ぶなら、まず自宅の税込従量単価と、候補機種の保温機能を確認します。ガス代だけを見て買うと、電気保温や設置にかかる費用を見落とすことがあるんです。

  • PR-09EFを1.11kWで20分燃焼させる仮定では、単価500〜700円/m³で1回のガス代は約6.7〜9.4円。
  • 月30回の保温なし試算では、NP-HG10のエコ炊飯との差は約42〜123円。ただし、同条件の実測比較ではありません。
  • 保温する時間をそろえ、本体代・接続用品・工事費も加えて購入を判断する。

毎日のごはんですから、味も使い勝手も譲りたくないですよね。私は、数円の差のために洗い物が増えるなら、そこで一度考えます。

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