広告 プロパンガスの節約

プロパンガス、m³減でも料金増?都市ガスとの熱量差は約2.2倍

アイキャッチ

スポンサーリンク





引っ越し後、朝の味噌汁も夜のお風呂もいつも通り。それなのに、検針票のm³は減って請求額は上がった。検針票だけ見ると、算数が家出したような気分になります。そんな経験はありませんか?

  • 使用量の数字は小さくなったのに、請求額が上がって検針票を二度見。
  • プロパンの使用量を都市ガスの平均と比べて、「うちだけ使いすぎ?」と気になる。
  • 引っ越し前後のm³と円がちぐはぐで、どの数字を比べればいいのか分からない。

まず確かめたいのは、引っ越しでガスの種類が変わったかどうか。都市ガスからプロパンガスに変わると、同じ熱量分を使う条件なら、メーターに出るm³は約半分になります。プロパンは1m³あたりの熱量が都市ガスの約2.2倍なんです。

ただし、熱量の差だけでガス料金まで2.2倍になるわけではありません。同じプロパンガスを使い続けているのに請求が上がったなら、単価や基本料金など別の欄を見ます。お風呂の回数を家族会議にかけるのは、そのあと。まずガス種と請求期間を確かめましょう!

同じ1m³でも中身が違うプロパンの熱量は都市ガスの約2.2倍

検針票のm³は、ガスの体積を表す単位。同じ1m³でも、都市ガスとプロパンガスでは燃やしたときに出せる熱量が違います。

都市ガス13Aは約45MJ/m³、プロパンは約99MJ/m³が目安です。99÷45で約2.2倍。東京ガスの都市ガスとプロパンガスの比較と神奈川県LPガス協会の説明にも、この熱量差が載っています。

資料によって端数処理は異なり、2.23倍で計算する例も。ここでは検針票を比べる係数を、約2.2倍にします。

この倍率は「1m³あたりの熱量」の比です。家庭用コンロの火力やガス料金がそのまま2.2倍になるわけではありません。ここは引っかかりやすいところ。料金表は別に見てください。

動画:全国LPガス協会「密着・プロの厨房!」。都市ガス区域でLPガスを選んだ中華料理店の実例です。

都市ガスとプロパンガスの熱量・火力・料金の違いを詳しく比べるなら、熱量や料金を比べた記事もどうぞ。

同じ1m³でも都市ガスとプロパンで熱量が違うことを示す図

ガス種と日数をそろえる検針票2枚で引っ越し前後を比べる

引っ越し前後の請求書を並べるときは、m³だけでなく、ガス種と使用日数も見ます。スマホで検針票を拡大し、電卓も開く。家計の宿題みたいですが、見る欄は4つ。検針日まで覚えている人、家にいますか?

  1. ガスの種類:旧居と新居が都市ガスかプロパンか確認します。
  2. 請求期間:何日分の請求か確認。30日分と35日分なら、使用量は「m³÷日数」で1日あたりも比べてください。5日分の差を忘れて、家族のシャワー時間だけ問い詰めるのは早いんです。
  3. 使用量:ガス種が違う場合は、次の式で熱量をそろえます。
  4. 請求額:基本料金、従量料金、設備料金などを分けて確認。項目の名前や料金の仕組みは契約先で違います。

プロパンのm³を都市ガス相当にするなら「プロパンの使用量×約2.2」。都市ガスからプロパン相当にするなら「都市ガスの使用量÷約2.2」です。

たとえば、プロパンを10m³使った月は、熱量でそろえると都市ガス約22m³分が目安。反対に、都市ガス22m³ならプロパン約10m³相当です。10×2.2=22、ここは算数が大人にもやさしい式。

換算の考え方は、プロパンガスの消費量から熱量を換算する記事にも載っています。

15m³なら約33m³相当検針票の数字で料金例を計算

引っ越し前は都市ガス33m³、引っ越し後はプロパン15m³だったとします。プロパン側の請求額12,000円も税込の仮定。15m³に約2.2を掛けると、都市ガス約33m³相当です。熱量で見れば、ほぼ同じ量。ここまでは掛け算ひとつです。

15m³ × 約2.2 = 約33m³

都市ガスの金額は地域や会社、検針月で変わります。東京ガスの東京地区等・一般契約で2026年10月検針分を例にすると、33m³はB表。基本料金1,056円に、単位料金156.28円/m³を33m³分足します。

1,056円 +(156.28円 × 33m³)= 約6,213円(税込)

この単位料金は2026年10月分の政府支援値引き適用後です。料金と使用量の前提は、東京ガスの2026年10月検針分資料で確認できます。

この例では、使用量が33m³から15m³に減り、請求額は6,213円から12,000円に上がります。仮定内の差は5,787円。LP側の12,000円も東京ガスの料金も、実際の家庭の請求額ではありません。地域・契約・給湯器やコンロの効率・設備料金が違えば、金額は変わります。新居の請求を計算するときは、契約先の料金表を使ってください。

平均と並べる前に都市ガス世帯のm³と直接比べない

都市ガス世帯の「平均使用量」とプロパン家庭の検針票のm³を、そのまま並べても同じ条件の比較にはなりません。1m³あたりの熱量が違うため、同じエネルギー量を使ったか分からないからです。

都市ガスの平均よりプロパンのm³が多い・少ないだけで、「使いすぎ」とは決められません。

比べるなら、プロパンのm³を約2.2倍して都市ガス相当量に直します。平均値には地域、世帯人数、季節、給湯器の使い方なども混ざるので、「平均より上=使いすぎ」と判子を押すのは早いんです。

同じプロパンなら料金欄へ使用量が減って請求が増えたときに見るところ

旧居も新居もプロパンガスなら、都市ガスとの約2.2倍の熱量差は、請求が上がった理由になりません。同じ種類のガス同士だからです。

同じプロパンで請求が増えたときは、熱量換算より先に、検針日数・従量単価・基本料金・設備料金を確認してください。

従量単価は、ガス1m³あたりの料金です。契約によっては、使用量ごとに単価が段階的に変わる場合もあります。検針票の単価欄と、どの使用量帯に当たるかを一緒に確認してください。明細の項目が読みにくいときは、LPガス料金の明細の見方もどうぞ。単価を取り出す式は従量単価の確認方法に載っています。

使用量が同じでも、単価や固定費が変われば請求額は動きます。請求期間の日数や季節が違えば、使用量も変わるでしょう。前月と比べるなら、期間と料金表の両方を並べてください。

自宅のプロパン料金が地域や使用量に比べて高いか知りたいときは、プロパンガスの料金を比較診断する方法も参考になります。料金を見直すなら、プロパンガス会社の比較ページも確認できます。

同じプロパンなら請求期間・従量単価・基本料金・設備料金を確認する手順図

FAQ

プロパンガスは都市ガスより料金も2.2倍ですか?

いいえ。約2.2倍なのは、1m³あたりの熱量の目安です。料金は地域、会社、基本料金、従量単価、設備料金、支援値引きなどで変わります。

プロパンガス10m³は都市ガス何m³ですか?

熱量を同じにする目安なら、10m³×約2.2で都市ガス約22m³相当です。料金まで同じになる計算ではありません。

同じプロパンで使用量が減ったのに、請求額が上がることはありますか?

あります。従量単価や基本料金、設備料金、請求期間などを確認してください。熱量の約2.2倍という差は、都市ガスとプロパンを比べるときの話です。

まとめ

プロパンガスは、同じ1m³でも都市ガスの約2.2倍の熱量を持ちます。ガス種が変わった引っ越しでは、まず使用量を熱量換算してから料金表を見ましょう。

都市ガスの平均m³とプロパンのm³を直接比べると、使い方の差を読み違えます。同じプロパンなのに請求が上がった場合は、熱量差ではなく、請求期間・従量単価・基本料金・設備料金を確認してください。

ガス種が違えばm³を約2.2倍で換算し、同じプロパンなら従量単価と基本料金を比べてください。

-プロパンガスの節約