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風呂自動の保温ガス代、4時間オンと追い焚き1回はどっちが安い?

風呂自動の保温ガス代、4時間オンと追い焚き1回はどっちが安い?について説明する女性

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お風呂が沸いたのは19時。最後の家族が入るころには23時で、風呂自動の保温はずっとオン。「すぐ入る」って、家族によってずいぶん幅のある単位ですよね。

  • 風呂自動をつけっぱなしにしているけれど、保温だけでいくらかかっている?
  • いったん保温を切ったら、冷めたお湯の追い焚き代のほうが高くならない?
  • 家族の入る順番を変えて、何時間以内に入れば追い焚きを減らせる?

入浴の間隔を短くし、待っている間はふたをする。そのうえで保温を切り、必要なときだけ温め直すと、ガス使用量を減らせる場合があります。保温時間を短くするだけでなく、お湯が冷める時間そのものを減らすのがコツなんです。

たとえば、プロパンガスで200Lのお湯を3℃温め直すと、税込の従量単価600円/m³、熱効率75%という仮定では約20円。同じ温め直しを毎晩2回から1回に減らせたなら、週の差は約140円になります。

ただ、保温中の小さな加熱と、冷めたお湯の追い焚き1回では、温める量が違うことも。検針票の単価と「何℃戻すか」で、温め直しの金額が変わります。追い焚きそのもののガス代の見方は追い焚きのガス代は高い?を整理した記事にもあります。

温度を見てから加熱風呂自動の保温は、ずっとガスを燃やしている?

ガスふろ給湯器の自動保温は、浴槽のお湯の温度を確認し、冷めていれば追い焚きする仕組みです。温度確認は約30分ごとですが、間隔は季節で変わり、フルオートでは入浴を検知して温める機能もあります。リンナイ公式の自動保温・ふろ機能の説明

30分ごとの温度確認でお湯が冷めていれば、加熱する仕組みです。保温を4時間オンにしても、加熱の回数や長さは、湯温・室温・浴槽の保温性・ふたの使い方で変わります。

お湯が十分温かければ加熱しない一方、冷めれば温め直す。だから、保温の1時間あたりの料金も家ごとに変わるんですね。

また、フルオートの自動たし湯でお湯が増えた場合は、その分の水道代と給湯のガス代も発生します。温め直しのガス代に、増えたお湯の費用が加わります。ふろ自動・追い焚き・たし湯のどれを使ったかで、比較する費用が違うんです。

検針票を一枚追い焚き1回のガス代を、自分の従量単価で出す

使うのは「1m³あたりの料金」

検針票や料金表にある従量単価は、ガスを1m³使うといくらかかるかを表す数字です。単価も計算結果も税込です。600円/m³は計算例の仮定で、実際の単価は契約によって変わります。

単価が見つからず、従量料金の合計とガス使用量が分かるなら、まずは従量料金÷使用量で、その月の平均を出せます。

説明用に、税込の従量料金が9,000円、使用量が15m³なら、9,000÷15=600円/m³。請求総額には基本料金や設備料金なども含まれるので、総額を使用量で割った数字は従量単価と異なるんですね。詳しい欄の拾い方は、検針票から従量単価を計算する方法に載せています。

使用量に応じて単価が変わる契約では、この平均と「追い焚きを減らした分に適用される単価」が違うこともあります。平均はざっくり試算用。節約額は、料金表で減った使用量に適用される単価によって変わります。

200Lを3℃温め直すなら、約20円の計算例

湯量が同じなら、戻す温度が大きいほどガスを使います。まずは37℃まで下がった200Lを40℃に戻す場面で計算してみますね。

  • 湯量:200Lを約200kgとして計算
  • 温度の上昇:3℃
  • LPガスの発熱量:24,000kcal/m³
  • 熱効率:75%と仮定
  • 従量単価:税込600円/m³と仮定

発熱量はガスを燃やしたときに出る熱の量で、LPガスは24,000kcal/m³です。熱効率75%は、熱のうちお湯を温めるために使える割合を置いた計算上の仮定。実際の効率は給湯器や運転条件によって変わります。LPガス振興センター「LPガスガイド2025年改訂版」冊子1ページ

温め直しのガス代≒湯量(kg)×上げる温度(℃)÷[発熱量(kcal/m³)×熱効率]×従量単価(円/m³)

この式では、水1kgを1℃温める熱を約1kcalとして扱います。75%は0.75にして入力するので、電卓では次のとおり。

200×3÷(24,000×0.75)=約0.0333m³
約0.0333m³×600円/m³=約20円

湯量200L・上昇3℃・熱効率75%なら、単価600円/m³で約20円、900円/m³で約30円です。自宅の税込単価が分かれば、600の部分を入れ替えて計算できます!

浴槽のお湯を温めるガス代の概算は、3℃程度なら数十円前後。電気代、たし湯の水道代・ガス代、最初のお湯張り代はそれぞれ別にかかります。配管から逃げる熱や運転中の放熱などでも実際の使用量が変わるんです。

「追い焚き1回」は、いつも同じ値段ではない

同じ200L・熱効率75%・税込600円/m³でも、温める温度で次のように変わります。いずれも上の式から出した概算です。

湯量と単価が同じ場合の、温度差によるガス代の違い
温める温度湯温の例ガス代の概算
1℃39℃→40℃約7円
3℃37℃→40℃約20円
6℃34℃→40℃約40円

「保温を切って追い焚きを1回にしたのに、6℃温めることになった」なら、その1回は約40円。節約額は、ボタンを押す回数と温度差の両方で変わるんですよね。回数と、各回に温める温度の両方で比べます。

4時間待つ夜と、続けて入る夜保温オンと追い焚き1回を、週のガス代で比べる

4時間保温オンと2時間以内まとめ入浴の追い焚き回数比較

家族4人が毎晩お湯を張る家なら、入浴予定によって温め直しの回数も変わります。湯量200L・熱効率75%・税込単価600円/m³は共通です。ふたを使い、湯量は変わらず、たし湯もしないと仮定します。温め直しのガス代に、最初の湯張りやシャワーの費用を足したものが、毎日のお風呂のガス代の総額です。

Aは保温を4時間オンにして、自動の温め直しが各3℃分で2回。Bは2時間以内に続けて入浴し、保温オフで必要な3℃分の追い焚きを1回。この回数と温度差は、比較のために置いた例です。

毎晩同じ使い方を7日間続けた仮定の比較。最初のお湯張り代は除外
比べる項目A:4時間保温オンB:2時間以内の入浴・保温オフ
入浴予定の例19時に湯張り完了、最後は23時に入浴終了19時に湯張り完了、21時までに全員入浴終了
1日の温め直し3℃分×2回3℃分×1回
1日のガス代約20円×2=約40円約20円×1=約20円
週の温め直し回数14回7回
週のガス代約280円約140円

この仮定での差は週約140円。単価が900円/m³なら、同じ使い方でAは週約420円、Bは週約210円となり、差は約210円です。

4時間保温する夜の加熱回数や、2時間以内に入浴する夜の節約額は、お湯の冷め方次第。週140円の差は、表の回数と温度差での試算です。実際の回数・温度差・湯量が違えば、表の金額も変わります。保温を切っても長く待たせれば、お湯はそのぶん冷めてしまうんです。

たとえば自動保温で1℃ずつ3回温める場合と、保温オフで3℃を1回温める場合は、この式ではどちらも合計約20円。回数が減っても、温める温度の合計が同じなら概算は同じになります。

家族を続けて入れると、温かいお湯を長時間保つための加熱を減らせる可能性があります。保温オフと入浴時間の短縮をセットで試すのは、このため。全員の予定を合わせるのが、電卓をたたくより難しいんですけどね。

何時間以内にまとめればいい?最初は「2時間」を試す

19時にお湯が張れたなら、21時までに全員の入浴を終える。まずはこのくらいの予定から試すと、4時間待たせる夜との違いを比べられます。2時間は家庭で試す目標で、追い焚きが必要かどうかは湯温次第です。

ふたをしていても2時間で約2℃下がる例があり、家族で続けて入るとお湯の冷める時間を短くできます。また、30分以上間が空くときは、自動を切るか保温時間を0にする使い方もあります。浴槽や室温で冷め方は変わるので、「うちは2時間で何℃下がる?」を確かめたいですね。東京ガス・リンナイ開発者による追い焚きと保温の使い方

2時間以内にまとめても温め直しが何度も必要なら、入浴間の待ち時間をさらに短くするか、ふたの使い方を見直します。帰宅が遅い人のために何時間も保温する夜は、途中で切って、入る前に必要な分だけ追い焚きする使い方を候補にできます。

切る前に、ここだけ確認保温の設定・湯温・残り湯で気をつけること

保温を止める操作は、機種の説明書で確認する

保温時間を短くする、0時間にする、ふろ自動を切る。使える操作は機種によって違います。「ふろ保温時間」「自動保温」の項目を探してください。説明書が手元になければ、リンナイの取扱説明書検索など、メーカーのサイトで型式から探せます。

追い焚きのあと、自動保温に戻る機種・設定もあります。わかすアプリから追い焚きした場合も、リモコンで保温時間が設定されていれば、そのあと保温が続くんです。温め直したあとの保温表示で、運転状態が分かります。ノーリツ「わかすアプリ操作ガイド」24〜25ページ

節約のために給湯器の電源プラグを抜くのは避けてください。寒い時期は凍結予防のヒーターやポンプを動かすために通電が必要です。保温の設定変更と、機器の電源を断つ操作は別ですね。リンナイ公式の凍結予防の案内

冷たいお湯や、熱すぎるお湯を我慢しない

20円の試算でも、優先するのは入る人の体調と寒さです。入る人に合わせて温め直し、入浴前に湯温を確かめます。追い焚き後は上下で温度差がある場合があるので、お湯を混ぜてから確認してください。リンナイ公式の入浴時の注意

循環口が出るほどお湯が減っているときの追い焚きや、入浴剤を使うときの扱いも説明書どおりに。湯量が200Lから変われば、温め直しのガス代も変わります。

「2時間以内」は衛生面の期限ではない

入浴を2時間以内にまとめ、温め直す温度差が減ると、ガス使用量も少なくなるんです。残り湯の衛生状態は、汚れや保管の状態で変わります。翌日以降に残り湯を使うかどうかには、お湯の汚れや機器のお手入れも関わるんですね。

お湯の交換や循環口・配管のお手入れは、使っている機器の説明書に従います。においや汚れが気になるときに、料金だけを理由に残り湯を使い続けるのは避けたいところ。衛生状態には、保温や追い焚きの時間に加え、お湯の汚れやお手入れの状態も関わります。

「すぐ」より時刻今夜から、保温時間と入る順番を3つの手順で決める

保温時間メモ・従量単価・入浴まとめの3手順

1.湯張り完了から、最後の入浴終了までをメモする

19時に湯張り完了、最後の人が出たのは23時。これなら、お湯を使う時間帯は4時間です。保温の設定時間と、実際にオンにしていた時間も書いておきます。途中で追い焚きしたら、その時刻も一緒に。

燃焼マークはシャワーや台所の給湯でも点くことがあるため、それだけで保温の回数を数えるのは難しいんですね。「追い焚きを押した回数」と「自動保温中の加熱」は、別々の記録になります。表示の意味は機種の説明書に載っており、30分ごとの温度確認と実際の加熱回数は、お湯の冷め方によって違うんです。

2.検針票の単価と、温め直す温度で概算する

検針票の税込単価を使い、湯量と温度差を式に入れます。浴槽用の温度計があれば、お湯を混ぜてから追い焚き前後の温度を測る方法も。リモコンの設定温度は温める目標で、今の浴槽のお湯の温度は冷め方によって変わります。

温度差が測れない日は、1℃なら約7円、3℃なら約20円、6℃なら約40円という上の例で比べられます。ただし、この金額は200L・税込600円/m³・熱効率75%の仮定。単価や湯量が違えば、式から出る金額も変わるんですね。

3.入れる人を続け、1週間で追い焚きが減るか確かめる

たとえば、19時から子ども、19時30分から次の人、20時から次の人、20時30分から最後の人。21時までに出る予定を共有し、間が空くときはふたをします。4人家族の予定例なので、各自の帰宅時間や体調に合わせて調整できます。

「次どうぞ」と声をかけたのに、洗濯物を畳み始める。あれ、今ですか。そういう寄り道もあるので、入る順番と、入る時刻の両方を決めておきたいところです。「すぐ」より「19時30分」!

食事や宿題、帰宅の都合で21時に間に合わない人がいれば、入れる人だけ先に続けて入る方法もあります。待つ間は保温を切り、遅い人が入る前に必要なら追い焚き。ふたの素材や保温性を確認したいときは、お風呂のふたの断熱効果と素材も参考になります。

1週間は、入浴が終わる時刻・保温オンの時間・手動の追い焚き回数・測れた温度差をメモします。変更前の1週間とも比べ、寒さを我慢せずに温め直しが減ったなら、その予定を続ける。減らなければ、待ち時間や保温設定を調整するのがよいでしょう。

月の検針票のガス使用量は、保温に加えて料理やシャワーなども含む合計です。請求額は、検針期間の日数や季節、シャワーなどの使い方でも変わります。1週間の入浴メモは、まず使い方を比べるための記録です。

同じ3℃でも料金は違う入浴時間を変えてもガス代が気になるときは

単価600円/m³の家と900円/m³の家では、同じ条件の3℃の温め直しでも約20円と約30円に分かれます。入浴予定を合わせても請求額が気になるなら、基本料金と従量単価が、地域の料金とどのくらい違うかも確認したいですね。

600円や900円の料金例も、実際の契約との比較には地域や使用量の条件が関わるんです。地域、使用量、税込・税抜などをそろえた比較は、プロパンガス料金が高いかを比較する方法で説明しています。

家族の「すぐ」を取り締まるのも、なかなか疲れます。入浴時間に無理が出るなら、続けられる範囲にすることと、契約料金を見直すことも選択肢です。

よくある質問

風呂自動の保温は、1時間いくらですか?

保温の金額は家ごとに変わります。ガス代は、実際に加熱した湯量・温度差・効率・従量単価で変わります。温度確認は30分ごとでも、加熱の回数・温度差によって20円より高くも安くもなるんです。

保温を切って追い焚きを1回にすれば、必ず安くなりますか?

冷めるまでの時間が長く、1回で大きく温め直すなら、こまめな保温と同程度になることもあります。入浴の間隔も短くして、温める温度の合計が減ると、ガス代も下がるんです。

家族全員、2時間以内に入らないといけませんか?

帰宅時間や体調に合わせて調整できます。2時間は試す目標で、お湯の冷め方は浴槽や室温によって変わります。入れる人だけ続けて入り、遅い人を待つ間はふたをして保温を切る、という使い方も候補ですね。

税込の従量単価が750円/m³なら、3℃の追い焚きは何円ですか?

200L・熱効率75%なら、200×3÷(24,000×0.75)×750=約25円です。同じ3℃の温め直しを1日1回減らせた場合は、7日で約175円の差。実際の節約額は湯量や温度差、料金の計算方法によって変わります。

足し湯と追い焚きはどっちが安いですか?

湯量が足りていて、少し冷めたお湯を温め直すなら、次の仮定では追い焚きのほうが安くなります。熱いお湯を足す方法は、足す水を温めるガス代に上下水道代も加わるんです。

たとえば、37℃のお湯200Lを40℃に戻す場面。足すお湯は60℃、給水温は15℃、水1Lは約1kg、比熱は約1kcal/(kg・℃)と仮定します。LPガスの発熱量は24,000kcal/m³、追い焚きと給湯の熱効率はともに75%、税込の従量単価は600円/m³、追加する水の上下水道合計単価は税込300円/m³という仮定です。

浴槽や配管への放熱がゼロで、お湯を先に抜かず、あふれずに均一に混ざる理想混合なら、必要なお湯は200×(40−37)÷(60−40)=30L。最終湯量は230Lになります。60℃はこの混合例で仮定した温度で、高温差し湯の温度は機種によって異なるんですね。

  • 追い焚き:200×(40−37)÷(24,000×0.75)×600=ガス代20円。湯量は200Lのままで、追加する水は0L、上下水道代の追加は0円。
  • 熱いお湯を足す方法:30×(60−15)÷(24,000×0.75)×600=ガス代45円。上下水道代は30÷1,000×300=9円で、合計54円。

この仮定では、追い焚き20円に対して、熱いお湯を足す方法は54円。差は34円です。同じ40℃でも、仕上がりの湯量は200Lと230L。もともとの湯量が少ない夜なら、たし湯にはお湯を増やせる利点があります。

自動たし湯で補充した分の水道代・ガス代や、運転の電気代は別にかかります。実際のガス使用量は、給水温、給湯と追い焚きそれぞれの効率、配管から逃げる熱でも変わるもの。浴槽が満杯であふれる場合や、先にお湯を抜く場合は、混ざる湯量と必要な追加量が変わります。

普通のたし湯と高温差し湯は、同じ機能ですか?

普通のたし湯は、ふろ設定温度のお湯を足して湯量を増やす機能です。自動たし湯は、お湯が減ったときに設定水位まで補充します。一方、高温差し湯は熱いお湯を足して浴槽を温める仕組み。循環式の追い焚きは、浴槽のお湯を給湯器に通して温め直します。

循環式の追い焚き機能がない高温水供給式の設備では、熱いお湯を足して温めます。リモコンの「追いだき」ボタンで高温差し湯をする機種もあるので、ボタン名だけだとややこしいですね。使える機能や温度は、機器の型式に対応した説明書に載っています。高温のお湯が出る付近には触れず、機種の注意事項に従い、入浴前にお湯を混ぜて湯温を確かめてください。

まとめ

風呂自動の保温ガス代は、実際に温めた量と温度差、単価で変わります。湯量・何℃温めたか・検針票の従量単価で概算します。200Lを3℃温め直す例なら、熱効率75%・税込600円/m³で約20円でした。

4時間の保温で各3℃分を2回温める夜と、2時間以内に入浴を終え3℃分を1回温める夜。この仮定では週約280円と約140円の差です。回数が減っても、温める温度の合計が同じなら概算も同じです。

続けて入る、待つ間はふたをする、必要なときだけ温め直す。家族の予定に合わせて、この組み合わせを試すとよいでしょう。「すぐ入る」が「19時30分に入る」になると、お湯を待たせる時間も具体的になりますね。

-お風呂周り, プロパンガスの節約