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電気ケトルの正しい使い方を解説!間違った使い方だとコスパ最悪

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『少ない量のお湯を、素早く、コスパ良く沸かしてくれる』ということで人気のあるアイテムが『電気ケトル』です。

 

ガスコンロより熱効率が良く、

カップ一杯程度のお湯なら、0.5円くらいで沸かせて、沸くまでの時間も1分弱

という機種もあります。

(電気代は電気料金にもよりますし、沸くまでの時間も機種によります。)

 

ガスオ
ガスオ
上手く使えば光熱費を節約できそうだけど、電気ケトルってどう使ったらコスパが良いの?

気になるところですよね。

 

ということで今回は

  • 電気ケトルの正しい使い方・間違った使い方
  • 電気ケトルのコスパの良い使い方とは?
  • 電気ケトルの選び方

について解説します。

 

ぜひ読んでくださいね!

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電気ケトルの正しい使い方・間違った使い方

電気ケトルの正しい使い方は?

電気ケトルの正しい使い方は、一言で言えば

『取扱説明書に従って使う』

ということです。

 

でも、これだけで終わらせても話にならないですよね(笑)

まず、基本的な『正しい使い方』について、特に注意したい点を見ていきましょう。

最低水量・最高水量を守る

まず、『最低水量』と『最高水量』についてです。

 

電気ポットに入れる水が多すぎたり少なすぎすると、

水が多すぎる

⇒吹きこぼれる

水が少なすぎる

⇒お湯が沸くころには蒸発してわずかな水になってしまったり、空だきになったりする

という可能性があります。

 

ですから、

最高水量は、ポットに書いてある量を守ってください。

 

そして、『最低水量』は特に記載されていないこともありますが、

目安として、『コーヒーカップ1杯以上』

と考えておくと良いでしょう。

 

ちなみに、ティファールの『アプレシア・プラス』の場合は、

水量メモリの一番下(0.5L)の線より少ない水量でも沸かすことができます。

ただし、水100ml以上(カップや湯飲み1杯分相当)でのご使用をお勧めしています。

引用 ラプレシア・プラス 取扱説明書

とのことです。

お湯を注ぐのは沸いてから!

お湯を沸かしている途中でお湯を注ぐと、お湯が飛び散ったりして、やけどする可能性があります。

お湯を注ぐのは、湯沸かしが完了してからにしましょう。

沸かすのは水だけ!

電気ケトルは、あくまでも『お湯』を沸かすためのものです。

 

水以外のものを入れて加熱すると、

  • 泡が立って内容物が吹き出したり湯もれしたりして、やけどする危険性がある
  • 内容物でケトルの中が傷んでしまう

など、事故や故障につながりかねません。

電気ケトルの間違った使い方とは?

電気ケトルの間違った使い方というのは、

  • 少量向けの電気ケトルを何度も使って、多くの量のお湯を沸かす
  • 水以外のものを温めるのに使う
  • 卵をゆでたり、食材をポリ袋に入れてケトルに入れたりするなど、調理器具として使う

といった使い方です。

 

最初の1つは、光熱費の面でコスパが悪い使い方です。

後の2つは、『故障しかねない』という意味でのコスパの悪い使い方です。

多くの量のお湯を沸かすのはコスパが悪い

電気ケトルは、あくまでも『少量のお湯を沸かす』ことに向いているアイテムです。

 

ですから、たとえば、

『10人分のお茶に使うお湯を、0.8Lの電気ケトルを何回も使って沸かす』といった使い方には、向いていません。

 

そういう場合は、コンロにやかんをかけるなり、電気ポットを使うなりしたほうが良いですよ。

電気ケトルに入れるのは水だけ

先にも書いたように、水以外のものを温めるのは、やけどや故障につながりかねません。

『ケトルに入れるのは水だけ』と覚えておきましょう。

 

お茶やコーヒー、スープ、ジュースなどを入れると、

  • 変色
  • 焦げ
  • 故障
  • 内容物が吹き出し、やけどする

といったことの元になりかねません。

ですから、液体であっても水以外のものは入れないでください。

 

ガスオ
ガスオ
水だったら、ミネラルウォーターや海洋深層水でも良いの?

良い質問ですね。

 

いろいろな種類の水についてですが、

水道水

⇒何の問題もなし

ミネラルウォーター

⇒大丈夫だが、ミネラル分が多いためにケトルの内部が汚れやすいので、こまめに手入れをする必要がある

海洋深層水

⇒完全に塩分が取り除かれているなら可能だが、塩分が入っているもの・塩分が取り除かれているかどうかわからないものは避ける

と考えてください。

 

塩分が入った海洋深層水がNGなのは、塩分でさびが出たり故障したりする可能性があるからです。

電気ケトルを調理器具にしない

電気ケトルを調理器具として使うのも、ケトルを傷めてしまう可能性があります。

 

電気ケトルで

  • 食材を茹でたり煮たりする
  • 食材をポリ袋に入れて電気ケトルに入れ、温める

といった使い方は、しないでください。

 

食材を茹でたり煮たりすると、食材のくずや汁などで内部を傷める可能性があります。

スープやお茶がNGなのと同じですね。

 

また、ポリ袋を入れると、蒸気孔がポリ袋でふさがれてお湯が出てきてしまい、やけどをするリスクがあります。

 

調理をしたいときは、『調理用ケトル』を使ってくださいね。

 

メモ

ネットでは電気ケトルに、食材を入れたポリ袋を入れて調理する方法も紹介されていますが、おすすめしません。

ケトルを故障させてしまったら、コスパが良いとは言えません。

 

電気ケトルのコスパの良い使い方

電気ケトルのコスパの良い使い方は

  • 必要な時に、必要な分のお湯を沸かす
  • 手入れをする
  • 用途に合った電気ケトルを選ぶ

ということです。

必要な時に、必要な分だけお湯を沸かす

電気ケトルの節約は、

『お湯を使うときに、使いたい量のお湯を沸かす』

ということが基本です。

 

特に、保温機能のない電気ポットを使う場合は、直前に沸かさないと、お湯が冷めてしまい、再沸騰させることになってしまいます。

再沸騰させると、その分の電気代がかかってしまいますよね。

 

また、沸かすお湯が多いほど、電気代もかかります。

ですから、電気ポットの容量より少なくても良いので、必要な分のお湯を沸かすようにしましょう。

手入れをする

電気ケトルのコスパを良くしておくには、

手入れをする

ということが、とても大切です。

 

特に、内部に着く水垢やカルキは、こまめに取り除くようにしましょう。

 

なぜかというと、水垢や水道のカルキなどが付くと、熱効率が悪くなってしまうからです。

熱効率が悪くなることは、その分電気代がかかることですよね。

 

それに、手入れをすれば、『電気ケトルを長く使える』という意味でもコスパが良くなりますよ!

使い方に合った電気ケトルを選ぶ

電気ケトルの選び方も、コスパに関わります。

 

たとえば、

粉ミルクを溶くために70℃のお湯をよく使う

⇒温度調節ができる電気ケトルだと、100℃まで沸かしてから冷ますより電気代がムダにならない

スープと食後のお茶のために、1時間くらいの間、熱いお湯を用意しておきたい

⇒1時間くらい保温できる機能がある電気ケトルだと、沸かし直すための電気代と手間が省ける

ということになります。

 

では、どんなことを考えて電気ケトルを選べばよいか、次のところで見ていきましょう。

電気ケトルの選び方

電気ケトルを選ぶときは

  • どのくらいの量のお湯を沸かしたいか
  • お湯が沸くのにかかる時間
  • どのくらい迅速に沸かしてほしいか
  • 保温機能は必要かどうか
  • 温度調節機能が必要かどうか
  • 安全性
  • 手入れのしやすさ

など、いろいろな要素があります。

 

では、それぞれの要素について、ざっと見ていきましょう。

電気ケトルの容量

電気ケトルは、だいたい0.6~1.2Lくらいの容量が一般的です。

(それ以上の容量だと、『電気ポット』が多いです。)

 

家族の人数での目安としては、

一人暮らし

⇒0.6~0.8L

2~3人家族

⇒0.8~1.2L

4~5人

⇒1.2L~

 

一人暮らしは0.6Lでも良いですが、筆者としては0.8Lがおすすめです。

人が来た時などにも、対応しやすいですからね。

そんなにお湯が要らないときは、少なめに沸かすこともできます。

お湯を沸かすのにどれくらいの時間がかかるか

電気ケトルは、電気ポットに比べてお湯を沸かすのが早いです。

 

でも、電気ケトルによっても差があり、

早い機種では、カップ一杯(140ml)のお湯なら、45~50秒くらいで沸かせるものもあります。

 

素早くお湯を沸かしたい人は、そういったスピーディーに沸かしてくれる機種がおすすめです。

逆に、『早く沸かす必要がない』という場合は、他の機能や安全性を優先すると良いでしょう。

保温機能は必要かどうか

先にも触れましたが、電気ケトルの中には、

1時間程度、保温できる機種があります。

 

食事が始まってから終わるまで、熱いお湯を用意しておきたい。

といったときは、保温機能のある機種を選んでください。

 

ただし、電気ケトルの保温機能は、1時間程度までのものが多いです。

『1日中熱いお湯を用意しておきたい』というときは、電気ポットを使ってくださいね。

温度調節機能が必要かどうか

電気ケトルには、温度調節機能が付いた機種もあります。

 

温度調節機能があると、

  • 飲み物の種類や好みに合わせて最適な温度のお湯を沸かすことができる
  • 100℃まで沸かさなくて済む場合は、その分電気代が節約できる

というメリットがあります。

 

お湯の温度にこだわってお茶やコーヒーなどを淹れたい人にはおすすめですよ!

安全機能

子どもや高齢者がいる家庭で使うなら、安全機能のある機種がおすすめです。

 

どういった機能があるかは機種にもよりますが

  • 空だき防止機能があり、お湯がないままスイッチを入れてしまっても安全
  • お湯が沸くとスイッチが自動的に切れるので、切り忘れがない
  • 電気ケトルが転倒した場合に、本体や注ぎ口からの湯もれを最低限に抑える
  • 二重構造になっていて本体の外側が熱くなりにくく、触ってもやけどをしない
  • 蒸気を外に出さない『蒸気レス』機能があり、蒸気でやけどをする心配がない

といった機能があります。

 

特に、タイガーの製品は6つの安全性能が備わっているので、安全性を重視する人にはおすすめですよ!

 

タイガーのサイト 電気ケトルのページ

手入れのしやすさ

電気ケトルをコスパよく使う方法の1つが、『手入れをする』ということでしたね。

となれば、手入れがしやすいことも、ケトル選びには大事な要素です。

 

どんな電気ケトルが手入れしやすいかというと、

  • ストンとした寸胴タイプ
  • 注ぎ口が広い

というタイプです。

 

ストンとした形なら、底まで手を入れやすく、洗うのも楽ですね。

 

注ぎ口は、細い機種と広い機種がありますが、これも広い機種のほうが手入れしやすいです。

ホコリが入りやすいことが気になるなら、使わないときには布をかけておくと良いですよ。

 

ただ、注ぎ口が広いと、『注ぐ時にお湯が飛び散りやすい』というデメリットもあります。

なので、自分にとって使いやすい範囲で『手入れしやすい』機種を選ぶと良いでしょう。

消費電力量は?

ガスオ
ガスオ
コスパの良い電気ケトルがほしいなら、消費電力量が少ないほうが良いんだよね?

大抵の家電製品はその通りですね。

でも、電気ケトルに関しては、

お湯を沸かすときに使う電力量は、機種が違ってもだいたい同じなのです。

ですから、電気代も大差はありません。

 

なぜかというと、

同じ量、同じ水温の水を沸騰させるのに必要な熱量は、どの電気ポットを使っても同じだからです。

 

電気ケトルの消費電力量の差は、ほぼ

消費電力量が大きい

⇒早くお湯が沸く

消費電力量が小さい

⇒お湯が沸くのに時間がかかる

という違いです。

 

なので、『節電』をポイントにして選ぶなら、『節電や省エネをアピールしている機種を選ぶ』というくらいになります。

 

でも、逆に言うと

『消費電力量にこだわらずに、使いやすい機種や気に入った機種を選べる』

ということでもありますね。

そもそも電気ケトルを使うのはガスの節約になる?

電気ケトルを使うことで、その分のガス代を節約できるかどうかは、

  • 電気料金
  • ガス料金

にもよるので、一概には言えません。

 

ただ、

  • プロパンガスは料金が高いことが多い
  • ガスコンロより、電気ケトルのほうが熱効率が良い

ということから、

『ちょっとの量のお湯を効率良く沸かす』ことに特化した電気ケトルのほうが、コスパが良く、エネルギーの無駄も少ないと考えられます。

 

他にも、『火を使わないで済む』という安全面でのメリットもあります。

だから多くの人に使われているんですね。

 

なお、こちらの記事では、プロパンガスとIH(電気)、どちらでお湯を沸かすのがコストが安いかを比較しています。

(かなり単純化した条件での試算です。)

関連記事:電気ケトルとガスコンロを比較!お湯沸かすのに節約できるのは?

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まとめ

電気ケトルは、とても手軽に使えて便利なキッチンツールですが、正しく使ってこそコスパが良くなります。

 

  • 水だけを入れる
  • 調理には使わない
  • 手入れをする

など、説明書に書いてあることを守って使ってください。

そうすれば、長持ちして、コスパも良く使えますよ。

 

一方、消費電力量でのコスパの差は、あまりありません。

お湯を沸かすのに必要な熱量は、どの機種でも同じだからです。

 

ですから、電気ケトルを選ぶときは

  • 容量や用途
  • 自分にとっての使いやすさや、ほしい機能(温度調節機能や保温機能など)
  • 安全性
  • お湯を沸かすのにかかる時間
  • 手入れのしやすさ

といった要素で選ぶと良いですよ。

 

そして、

沢山のお湯が必要

⇒電気ポットや、やかんで沸かす

一日中熱いお湯を用意しておきたい

⇒電気ポットで沸かし、保温する

というように、シチュエーションに合わせて使い分けると、コスパも良く、便利にお湯を使えます。

-プロパンガスの節約