『お風呂にお湯を張るのに、前より時間がかかるようになった』
『お風呂にお湯を張った後、何もしてないのにいつの間にかお湯が減ってる』
なんてこと、ありませんか?
それはもしかしたら、お風呂のゴム栓が劣化して、水が漏れているのかもしれません!
ゴム栓は、長く使っていると劣化してひびが入ったりすることがあります。
劣化に気がついたら、早めの交換が必要です。
種類もサイズもいろいろありますから、迷っちゃいますよね。
ということで今回は
- 浴槽のゴム栓の種類や選び方
- ゴム栓の交換方法
について解説します。
ぜひ読んでくださいね!
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浴槽のゴム栓の選び方は?
お風呂のゴム栓の種類
まず、ゴム栓の種類についてチェックしておきましょう。
お風呂のゴム栓には
- ゴム栓の部分だけ交換できるタイプ
- 交換するときにはヒートン(浴槽の壁に鎖を取り付ける金具)を外して鎖ごと交換するタイプ
の2種類があります。
この2種類のゴム栓のうち、自分で交換できるのは、
- ゴム栓の部分だけ交換できるタイプの栓
- 鎖ごと交換するタイプの栓のうち、自分で交換して良いことが確認できる栓
です。
鎖ごと交換するタイプのゴム栓は、ヒートンの付け方によって
- ヒートンを浴槽の裏側から固定する必要がある
- ヒートンを交換するときに、水漏れ防止などの処置が必要になる
といったことから、自分では交換できない場合があります。
自分で交換しても大丈夫かどうかは、取扱説明書で確認するか、メーカーに問い合わせてくださいね。
浴槽ゴム栓のサイズはどうやって調べる?
自分でゴム栓を交換する場合には、サイズを確認する必要がありますよね。
サイズの確認で一番確実なのは、
浴槽の取扱説明書で、ゴム栓のサイズや型番を確認する
という方法です。
自分で測る場合は、ノギスなどを使ってミリ単位で正確に測る必要があります。
不正確だと、ゴム栓が排水口に収まらなかったり小さすぎたりして、使えないことがあるからです。
でも、
取説明書をなくしてしまっても、正確にサイズを測れなくても、合うゴム栓は探せます!
次の選び方のところで、解説しましょう。
ゴム栓の選び方
ゴム栓の選び方は、とても簡単です。
サイズがわからなくても合うゴム栓を選ぶ方法があるんですよ!
一番簡単な選び方
ゴム栓を選ぶときは
- 取扱説明書に書いてあるゴム栓の型番を確認して製品を選ぶ
- 古いゴム栓をお店に持って行き、お店の人に聞く
- 古いゴム栓をお店に持って行き、ゴム栓のパッケージに古いゴム栓を合わせて同じサイズの製品を探す
という方法がおすすめです。
これなら、自分でサイズが測れなくても大丈夫です。
そうです。
それに、ゴム栓は、パッケージにゴム栓のサイズを表すへこみが付いている製品が多いです。
古いゴム栓をそのへこみに合わせてみて、隙間なくぴったり収まる製品を探せばOKです。
ネット通販で購入する場合
ネット通販でも、ゴム栓は買えます。
でも、
- 取扱説明書でサイズを確認できる
- 自分で確実に正確にサイズを測れる
という場合以外は、ネットでの購入はおすすめしません。
サイズが正確でないと、合わない水栓を買ってしまう可能性があるからです。
せっかく買っても、合わなかったらがっかりですよね。。
なので、筆者としてはやはり『現物を持って行ってお店で買う』ことをおすすめします。
ゴム栓のサイズがまったくわからない場合
かなりのレアケースだとは思いますが、
『取扱説明書がなく、なおかつ古いゴム栓がボロボロになりすぎて、店に持って行ってパッケージに合わせることもできない』という場合は、業者に相談するのが一番確実です。
お風呂の排水溝のサイズから合うゴム栓を探し当てるのは、けっこう手間がかかりますから。
でも、そんなことにならないように、
浴槽のゴム栓を時々チェックして、ひびが入るなど劣化した様子があったら、早めに交換してくださいね。
もし交換したゴム栓が合わなかったら
買ったゴム栓が浴槽の排水口とぴったり合わない場合は、前に使っていたゴム栓のサイズが間違っていた可能性があります。
となると現物がないので、サイズは取扱説明書で調べるしかないですよね。
取扱説明書がなくてサイズがわからない場合は、メーカーに相談してください。
ゴム栓の交換方法
ここからは、ゴム栓の交換方法を簡単に解説しましょう。
ゴム栓だけ交換できる場合の交換方法
ゴム栓だけを交換できるタイプのゴム栓交換は、
- 古いゴム栓を、チェーンのリングから外す
- 新しいゴム栓をチェーンのリングに取り付ける
これだけでできます。
とてもシンプルですね。
チェーンのリングを開きにくい場合は、マイナスドライバーなどを使うと良いですよ。
ヒートンを外す必要がある場合
ヒートンを外して鎖ごと交換するゴム栓の場合は、
まず取扱説明書で、自分で交換できるかどうかを確認してください。
先にも書いたように、業者でなければ交換できない場合があるからです。
ヒートンがねじで固定されている場合の交換の仕方は、
- ヒートンのねじを外す
- 古い鎖を外し、新しい鎖を取り付ける
- ヒートンをはめ込み、ねじで固定する
鎖がリングで固定されている場合は
- リングを開いて古い鎖を外す
- 新しい鎖をリングに取り付ける
どちらも、そんなに難しい作業ではありません。
ただし、ねじを外すときは
- 排水口を養生テープなどでふさいでおく
- 排水口に古いゴム栓をはめ込んでおく
など、ねじが排水口に落ちないように、十分注意してください。
『ワンプッシュ水栓』の場合
浴槽の栓には、ゴム栓のほかにも『ワンプッシュ水栓』という種類の栓があります。
これは、ボタンを押して開閉するタイプの水栓で、ユニットバス(システムバス)でよく使われています。
ワンプッシュ水栓は、自分で交換することはできません。
- 栓の間から水漏れしている
- 排水栓のゴムパッキンが劣化して亀裂が入っている
- 栓や排水口の掃除をしても不具合がある
といった場合は、早めに業者に相談しましょう。
メモ
『排水栓が下がったまま、もしくは上がったまま止まってしまう』というトラブルの場合は、ある程度自分で対処できます。
- ボタンを押して栓を開け、栓をつまんでまっすぐ上に引っ張り上げて栓を外す
- 栓や排水口にごみなどが付いていないか、よく見てみる
- ごみなどが付いていたら、綿棒やつまようじなどで取り除く
- 栓を元に戻す
という手順です。
ゴム栓を交換するまでの間水漏れを止める方法
ゴム栓を交換するまでお風呂が使えないと、困りますよね。
そんなときは、ちょっとひと工夫して浴槽の漏れを防ぎましょう。
ゴム栓に亀裂が入っている場合
ゴム栓が劣化してひびが入っている場合は、
- ゴム栓にラップを巻く
- 排水口にラップを敷いてからゴム栓をする
という方法で、ひびの部分をラップで補って栓として使える可能性があります。
ただしこの方法を取るときは
栓を抜く時にラップが排水口に流れ込まないように、十分注意してください。
ビニール袋とスーパーボールを使う方法
古い栓が栓としてまったく使えない場合は、
ビニール袋とスーパーボールを使うことでも、栓ができる可能性があります。
- ビニール袋を、お風呂の栓をはめる部分の上に広げる
- 排水口の上にスーパーボールを載せる
という方法です。
お湯が溜まると水圧で袋とスーパーボールが固定され、栓のようになるのです。
スーパーボールは、排水口よりも少し大きいくらいのサイズが良いでしょう。
この方法を使うときも、排水のときにビニール袋が流れないように気をつけてくださいね。
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まとめ
ゴム栓の選び方は、
- 浴槽の取扱説明書でサイズや型番を調べて選ぶ
- 古いゴム栓をお店に持って行き、お店の人に聞くか、商品のパッケージに合わせてみる
という方法がおすすめです。
ゴム栓の交換も、難しい作業ではありません。
でも、ゴム栓を自分で交換して良いのは
- ゴム栓だけ交換できるタイプの栓である
- 鎖ごと交換するタイプのゴム栓のうち、自分で交換して良いものであることが確認できている
という場合です。
自分で交換できないゴム栓を無理に交換すると、
- 金具を外したは良いが取り付けられなくなる
- 金具の部分から水漏れしてしまう
といった可能性もあります。
自分で交換できないタイプの栓の場合は、業者に連絡して交換してもらってくださいね。
そして、ゴム栓は劣化してきたら早めの交換がおすすめです。
浴槽の掃除をするついでに栓もチェックして、ひびが入り始めているなどの劣化の兆候があったら、水漏れする前に交換しましょう。