プロパンガスの違い

プロパンガスと都市ガスとLPガスと天然ガスの違いをチェック!

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料理をしたりお風呂を沸かしたりと、生活のいろいろな場面で使う、

『ガス』

ガスには、いろいろな種類があります。

たとえば、都市ガスやプロパンガス、天然ガス、LPガスなど…。

どれもよく耳にする、おなじみの名前ですね。

でも、

「このガスの種類、いったい何がどう違うんだろう?」

って思ったことはありませんか?

身近にあって毎日何気なく使っているからこそ、なんとなく知らずにいることも、ありますよね。

 

というわけで、今回は

  • プロパンガス
  • 都市ガス
  • LPガス
  • 天然ガス

この4つのガスの違いについて、調べてみました

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天然、プロパン、都市、LP、4つのガスの違いは?

ガスボンベ

LPガスのボンベ

まず、この4つのガスの違いをざっくり説明すると

天然ガス 広い意味では、地下から出るガス全般のこと。

通常は、メタンガスなどの『可燃性天然ガス』のことをさす。

大手都市ガスがメタンガスのことを『天然ガス』と称していることもある。

LPガス プロパンやブタンなどを含んだ、液化された石油ガスのこと。

家庭に供給されるときは、ガスボンベを使う。

プロパンガス 普段『プロパンガス』と言う時は、LPガスと同じもののこと。

『プロパン』は液化石油ガスの成分の1つ。

都市ガス 液化天然ガスを原料に使い、ガス管を通して家庭に供給されるガス。

成分はメタンガスで、『天然ガス』と称されることもある。

という違いがあります。

では、さらにくわしく見ていきましょう。

『天然ガス』は地下から出る可燃性のガスのこと

『天然ガス』という言葉は、多くの場合、資源の名前として使われることが多いです。

広い意味での『天然ガス』には、

  • 不燃性天然ガス(火山ガスなど)
  • 可燃性天然ガス(メタンガスなど)

の2種類があります。

普段『天然ガス』と言う時には、

メタンガスなどの『可燃性天然ガス』のこと

をさしています。

この可燃性天然ガスを主な原料として家庭に供給しているのが『都市ガス』です。

そのため、大手都市ガス会社などが、都市ガスの原料であるメタンガスのことを『天然ガス』と呼ぶこともあります

当然ですが、地中のガスを直接家庭で使うことって、ないですよね。

なので、もし家庭のガスを『天然ガス』と言っている場合は、都市ガスのことでしょう。

プロパンガスとLPガスは同じ

表にも書いたとおり、『プロパンガス』と『LPガス』は同じものです。

『プロパン』とは、ガスの成分の1つのこと。

家庭に供給される『プロパンガス』は、このプロパンを多く含んでいるため、『プロパンガス』と呼ばれるのです。

でも、実際にはプロパンだけでなく、ブタンなどの成分も含んでいます。

 

一方、『LPガス』とは、

『液化石油ガス』

のこと。

LPは『Liquefied Petroleum』の略称で、直訳すると『液化された石油』となります。

この『液化石油ガス』の中には、プロパンやブタンなど、複数の成分が入っています

 

このように、

『プロパン』は成分名

『LP』はガスの種類名

となっているのです。

でも、普段『プロパンガス』『LPガス』と言う場合には、特に種類が違うわけではなく、同じものをさしています

ガス機器も、LPガス(プロパンガス)用であれば、共通して使うことができます。

家庭などで供給されるのは、LPガス(プロパンガス)か都市ガス

私たちが家庭などで利用しているガスは、

  • 都市ガス
  • LPガス(プロパンガス)

この2種類です。

 

この2つの一番大きな違いは

供給方法

です。

都市ガスは、ガスの導管を通して各家庭に供給されます

一方、LPガス(プロパンガス)は、ガスボンベに液体にしたガスを詰めたものを、各家庭に配っています

 

他にも、原料や料金制度など、都市ガスとLPガス(プロパンガス)には、いろいろな違いがあります。

では、どんな違いがあるのか、さらにくわしく見ていきましょう。

 

都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違い

ガスタンク

ガスタンク

では、都市ガスとLPガスの違いを

  • 供給方法
  • 原料と熱量
  • ガス器具
  • 安全性
  • 災害への強さ
  • 料金制度

について、それぞれみていきましょう。

なお、LPガスとプロパンガスは同じものなので、ここから先では『LPガス』と呼ぶことにします

都市ガスとLPガスの供給方法の違い

都市ガスとLPガスの供給方法が違うことは先にも書きましたが、もう少し詳しく説明しましょう。

 

まず、

都市ガスは道路の下に埋設されたガスの導管を通して、供給所から各家庭に供給されます

導管は道路の下に敷くので、ある地域に最初に導管を通すには、大規模な工事が必要です。

そのため、ある地域に都市ガスを導入するには、初期投資がかかってしまいます。

初期投資を回収するには、住宅がある程度の数、集まっていないと回収できません

なので、住宅などの多い地域でよく利用されており、『都市ガス』という名前もそこから来ているわけです。

また、導管がすでにある地域でも、新しい建物に都市ガスを通すには、工事が必要です。

住宅に都市ガスを引くのにも、工事が必要なので、設備費がかかります

その代わり、LPガスのようにボンベの輸送やそのための人件費などはかかりません

 

一方、LPガスの場合は、

ガスボンベに液体にしたガスを詰めて供給します。

各住宅にそれぞれガスボンベが配られ、そこから室内にガスを引きこみます。

なので、大規模な工事も必要なく、初期投資が安く済むのです。

ガスの導管がいらないので、郊外や山間部など、住宅があまり集まっていない地域でも供給しやすいのが、LPガスの特徴の一つです。

ただし、ランニングコストとして、ガスボンベの配送や検針などのコストがかかります。

でも、導管を引くよりはずっとコストを抑えられるのです。

また、お祭りの屋台など、今までなかった場所で使いやすいのも、LPガスの長所です。

都市ガスとLPガスの、原料と熱量の違い

都市ガスとLPガスでは、原料が違うため、熱量も違います。

都市ガスは、

メタンガスが主成分の、液化天然ガスが原料

です。

このガスは空気より軽く、-162℃で液体になり、液体になると体積は600分の1になります

熱量は、ガスの種類にもよりますが、だいたい、1㎥あたり11,000Kcal

 

一方で、LPガスはというと、

プロパンやブタン、プロピレンが主成分の、石油液化ガスが原料です。

比重は空気より重く、-42℃で液体になり、体積が250分の1になります

熱量はだいたい、1㎥あたり24,000Kcalです。

 

熱量で見ると、LPガスは都市ガスの倍以上あることになります。

でも、実際に料理などにガスを使う時には、そんなに火力の差はありません

なぜなら、都市ガスのコンロはLPガスのコンロより火の出る穴が多いからです。

どちらでも、安心して使ってください。

都市ガスとLPガスではガス機器が違う

先ほど、

『都市ガスのコンロはLPガスのコンロより穴が多い』

と書きました。

つまり、

都市ガスとLPガスでは、コンロなどの機器も違うのです。

なぜ違うかというと、都市ガスとLPガスでは、ガスの成分や発熱量が違うからです。

ガス機器はそれぞれに、ガスの成分や発熱量に応じて、使いやすいように作られています。

なので、LPガスから都市ガスに乗り換えた、またはその逆の場合は、ガス機器を買い替える必要があります

 

さらに、都市ガスはガス会社によっても、ガスの種類が少しずつ違います

なので、それぞれに対応したガス機器を使わなければなりません

引っ越したり、ガス会社を乗り換えたりした時にも、機器が使えるかどうか確認し、合わない場合は買い替えや、機器の調整をしてください

 

LPガスはというと、

家庭用であれば、会社によって成分が違うということはありません

なので、ガス機器も共通して使うことができます

 

都市ガスとLPガスの機器をどこで見分けるかというと、ガス機器にはこのようなラベルが貼ってあります。

ガス機器ラベル例

ガス機器ラベル例

これは一例ですが、このようにラベルには必ず『適合するガスの種類』が書いてあるので、よく確認してください。

 

なお、使うガスに合っていないガス機器を使うと、

  • 一酸化炭素中毒になる危険がある
  • 異常点火で、やけどなどの危険がある
  • 機器が故障する

といったように、重大な事故につながる可能性があります。

ガス機器は、必ずそのガスに合ったものを使ってください

都市ガスとLPガス、安全性の違いは?

安全性については、都市ガスもLPガスも、同じように安全に使えます

LPガスは、昔はガスボンベの破裂など問題もありました。

でも今は、ヒューズコックやマイコンメーター、警報機など、安全機器の取り付けが徹底されています

そのことにより、今では、プロパンガスの事故件数は都市ガスと、ほとんど変わりありません

また、プロパンガスの事故件数には、屋台などイベント会場での事故も含まれています。

それを考えると、一般家庭での事故件数は、都市ガスより少ないと言えるくらいです。

 

一方、都市ガスも、ガス警報器やマイコンメーターなどの安全装置が設置されています。

また、阪神大震災をきっかけに、ガス導管の耐震対策も進んでいます

ガス管も定期的に点検や整備をしているので、安全に使うことができるのです。

都市ガスとLPガス、どっちが災害に強い?

比較的災害に強いのは、LPガスです。

なぜなら、各家庭にボンベの形で設置されているので、災害などがあっても、安全が確認できればすぐ使えるからです。

また、避難所や仮設住宅などへのガスの供給にも、柔軟に対応できます

 

一方、都市ガスも、ガス導管の耐震対策は進んでいます

しかし、道路の下に導管があるため、万が一、地震などで導管が何ヵ所も破損したりすると、復旧には大掛かりな工事が必要で、時間もかかります

都市ガスとLPガスでは、料金はどう違う?

LPガスは、都市ガスより料金が高くなりがちです。

ただし、

LPガスも、業者をよく選べば、都市ガスとあまり変わらない価格で利用できます

LPガスを使う時は、料金をよく比較して業者を選ぶことが大切です。

 

都市ガスもLPガスも、料金の計算方法は

基本料金+従量料金

のところが多いです。

ただし、LPガスの場合は、『基本料金』の中に、ガスの容器やメーターなどの設備費や、保安や検針の費用が含まれています

つまり、設備費を分割して、基本料金に含めて払う形になっているのです。

一方、都市ガスの場合は、設備費は導入時に払うことが多いです。

『初期投資はかかるけど、月々の基本料が安くなる』

という仕組みです。

 

もう一つ、LPガスが都市ガスより高くなりがちな理由としては、

自由料金なのに、価格競争が起こりにくい

ということがあります。

プロパンガス業界には

『顧客を取り合わないために、価格競争をしない』

という、業界内の暗黙のルールがあるのです。

業界全体が、なるべく多くの利益を得るためなのですが、そのために、安さを宣伝して顧客を呼び込むことも、あまりされないできました。

しかし、2017年には都市ガスが自由化。

また、価格や価格の決め方に敏感な消費者も、増えています。

そういった刺激を受けて、今後、LPガス業界の中でも価格競争が活発になり、安く提供してくれるLPガス業者も増えてくると良いですね。

実際、LPガスを使う人が多い関東地方では、価格競争も起こり始めています。

 

都市ガスとLPガスの違いのおさらい

ここまで書いてきた

『都市ガスとLPガスの違い』

を、ざっと表にしてまとめてみました。

都市ガス LPガス
供給方法 地下に埋設されたガス導管を通して、各家庭に供給。

導管が地下にあるので、導入には工事が必要。

初期投資もかかる。

ガスボンベに詰めて、各家庭に供給。

屋外のボンベから室内に引き込むので、工事が小規模で済み、初期投資も安く済む。

使えるエリア ガス導管が埋設されている地域でないと使えない。 ガスボンベが設置できれば、どこでも使える
原料・成分 天然液化ガスで、主成分はメタンガス。 天然石油ガスで、主成分はプロパンやブタンなど。
熱量 11,000Kcal/1㎥ 24,000Kcal/1㎥
ガス器具 都市ガス用のものを使用。

ガス会社によって成分や熱量が変わるので、器具を変える必要がある。

LPガス用のものを使用。

ガス会社が変わっても器具は共通して使える

安全性 マイコンメーターなど、安全機器が取り付けられている マイコンメーターなど、安全機器が取り付けられている。

以前より事故件数は減少。

災害への強さ 耐震対策がされている。

ただし、万が一導管が破損すると、復旧には時間がかかる。

安全が確認できればすぐに使用再開でき、復旧が早い。

避難所などへのガス供給もしやすい。

料金制度 基本料金+従量料金が主流。

そのほかに、導入時には設備費がかかる。

基本料金+従量料金が主流。

ただし、『基本料金』には保守点検や検針の費用、設備費などが含まれている。

料金について補足 2017年に自由化されたが、以前の規制料金が残っている所も多い。 都市ガスより料金が高いことが多い。

ただし、業者によっては都市ガスとあまり変わらないか、都市ガスより安く利用できるので、ガス会社をよく選ぶことが大切

都市ガスとLPガスでは、このように様々な違いがあります。

そして、それぞれのガスの中でも、いろいろな事業者がありますから、価格を含め、それぞれのメリット、デメリットも考えながら選ぶと良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?

天然ガス、プロパンガス、LPガス、都市ガスと、いろいろなガスがありますが、主な違いとして、

  • 天然ガスは、可燃性の天然ガスをさすことが多く、都市ガスの原料でもある
  • プロパンガスとLPガスは同じもの
  • 都市ガスは、地下のガス導管を通って供給されるガス
  • LPガス(プロパンガス)はガスボンベで供給される

ということが、わかったかと思います。

 

そして、都市ガスとLPガスは、どちらも家庭などで使われるガスですが、供給方法やガス器具、料金などさまざまな違いがあります。

すでに書いたように、都市ガスを使うには、その地域にガス導管がないと使えません。

なので、ガス導管がない地域では、LPガス一択になってしまいます。

でも、もし選べるなら、それぞれの特徴やコストなどをよく考えて選ぶと良いですね。

LPガスも、業者が多いので、料金などをよく比べて、利用しやすい業者を選んでください。

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