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プロパンガスのお風呂代、湯船とシャワーは何分で逆転?単価で計算

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  • 湯船に入りたいけれど、「毎日お湯を張ったらガス代が大変かも」と気になります。1回いくらか、分からないまま控えていませんか?
  • シャワーだけなら安いと思うものの、髪を洗って体を流していると意外に長い。何分で湯船と逆転するのでしょう?
  • 検針票には基本料金や従量料金が並んでいます。風呂一回分を出すには、どの数字を使えばいいの?

食後に食器を片づけて、給湯器のリモコンを押す。ガス代が気になる日は、押す前に「今日は湯船かシャワーか」と迷うこともあります。

検針票の従量単価から、湯船一回とシャワー何分が同じくらいか出せます。全国平均じゃなく、あなたの家の単価なんです。

湯船とシャワーの分岐は、浴槽の湯量÷シャワーの流量で計算できます。ただし、これはお湯張り分とシャワー分を比べる目安。湯船に入る日のシャワーや追い焚きは、この目安には入れていません。別途足してください。

見るのは単価欄検針票は従量単価だけ拾う

検針票やWeb明細に「従量単価」「従量料金単価」の欄はありますか?単位は円/m³です。

基本料金は、ガスを使わない月にもかかる固定分。お湯張りを一回増やした分だけ知りたいなら、ここは外して計算。請求総額を使用量で割ると基本料金まで混ざり、湯張り分より高く見えます。

単価の欄がなくても、基本料金込みの請求総額をそのまま使わないでください。従量料金の合計と使用量が別々に載っていれば、割り算で平均の従量単価が出ます。

使用量帯ごとに単価が変わる契約では、湯張りを一回足したときに当たる単価で計算します。平均単価と追加分で単価が違うこともあるので、料金表も確認を。

明細が税込なら、計算に使う単価も税込でそろえます。従量料金と別に原料費調整額が円/m³で載っている契約では、その月の分も単価に足してください。使用量に応じて動く欄なので、見落としに注意。

湯量と水温差で計算湯船一回のガス代を出す

使う数字は5つ。浴槽に張る湯量、元の水温、設定温度、給湯器の熱効率、検針票の従量単価です。紙に並べれば、式に入れやすい。

湯張りのガス使用量(m³)=湯量(L)×(設定温度−水温)÷(発熱量24,000×給湯効率)

湯張りのガス代=ガス使用量(m³)×従量単価(円/m³)

水1Lを1℃上げる熱量を約1kcalとして計算します。LPガスの発熱量は、全国LPガス協会「LPガスガイド2025年改訂版」の24,000kcal/m³を例にしました。給湯効率は0.85と仮定。経済産業省の資料によると、2022年度出荷分のガス温水機器の平均熱効率は85%でした。ただし、ご自宅の機種が同じ効率とは限りません。

浴槽の水量が分からないときは、給湯器の湯量設定を見るか、浴槽の容量を測ります。測り方は、浴槽に水を張って水位と底面積から概算するか、給湯器の湯量設定(リットル表示)を見るのが手早いです。浴槽の形や設定で実際に張る量は変わるので、ご自宅の湯量設定も確認を。

計算例は表のとおり。スマホの電卓で出せます。暗算で家族に披露しなくても大丈夫ですよ!

湯船一回の出し方(従量単価→湯量と温度差→ガス使用量→単価)
項目例の条件
浴槽の湯量200L
水温から設定温度まで15℃から40℃(差は25℃)
発熱量・給湯効率24,000kcal/m³・0.85
ガス使用量約0.245m³
従量単価500円/m³の場合約123円

200Lは計算用の例です。必要な湯量は、浴槽の形や湯面の高さで変わります。肩まで浸かる日と半身浴では、同じ浴槽でも違いますよね。

この約123円に基本料金、水道・下水道料金、保温や追い焚きは含まれていません。ガス単価が400円なら約98円、600円なら約147円です。検針票の単価に入れ替えると、ご自宅の概算になります。

実際の流量を使うシャワー何分でいくらになる?

シャワーの湯量は、流量(L/分)×使用時間(分)で出せます。毎分10Lを15分なら150L。思ったよりサッパリした式ですよね?

シャワーのガス使用量(m³)=流量(L/分)×時間(分)×(設定温度−水温)÷(24,000×給湯効率)

同じ水温15℃、設定40℃、効率0.85、単価500円/m³の条件なら、15分のシャワーは約0.184m³、ガス代は約92円。200Lの湯張り約123円より安く出ます。もちろん、15分という条件つき。

毎分10Lはあくまで例。節水シャワーヘッドや水栓によって流量が変わるため、実際に使う湯量を測るのが確実です。容器に30秒ためて5Lなら毎分10L。熱いお湯は、容器に触れる前に温度を確かめてください。

シャンプー中の「あとちょっと」は、時計を見ないと案外長い。まず一度だけ流量と自分のシャワー時間を測れば、いつもの湯量が分かります。毎回浴室で計測係をする必要はありません。

節水シャワーヘッドで流量がどう変わるかは、シャワーヘッドによるガス代の違いを調べた記事にもあります。

同じ湯温で比べる湯船とシャワーは何分で逆転?

お湯張り分だけとシャワーだけを比べるなら、分岐は意外と単純なんです。

分岐時間(分)=浴槽の湯量(L)÷シャワー流量(L/分)

200Lの浴槽と毎分10Lのシャワーなら、分岐は20分。単価500円/m³、水温15℃、設定40℃、効率0.85の例では、湯張り約123円とシャワー20分が同じ約123円です。シャワーが20分未満なら湯張り分より安く、20分を超えると高くなります。

湯船の日に体や髪を洗うためシャワーを5分使うなら、その50Lも上乗せ。この例では湯張り200Lと合わせて250L、シャワーだけの日との分岐は25分になります。湯船の日のシャワー時間で、答えが変わるんですよね。

単価と水温が同じなら、円に直す前に湯量で比べてよい。浴槽とシャワーの設定温度が違う日も、湯量だけで比べてよいでしょうか?温度差が違えば、同じ湯量でもガス代は変わります。

季節と給湯器も関係計算がずれるときに見るところ

水道水は夏より冬のほうが冷たくなります。同じ40℃に上げる場合も、冬はガスを多く使う計算。例の15℃は説明用の水温なので、季節が変わったら実際の水温に置き換えてください。

給湯器の効率は機種によって違います。0.85は計算例の仮定。効率が分かれば、取扱説明書や製品仕様の数値に替えましょう。LPガスの発熱量にも体積の基準条件があり、配管などの影響も受けます。請求額をぴたりと出す式ではない。同じ家のお風呂同士を比べる概算なんです。

追い焚きや保温を使えば、その分のガスも増えます。残り湯を沸かす費用や入浴間隔は、追い焚きのガス代を扱った記事でも扱っています。

設定温度で省エネ額がどう変わるか?東京ガス公式の1分クイズが短く見せてくれます。シャワーと浴槽の温度設定を比べる動画なんです。

東京ガス公式の1分クイズで、シャワーと浴槽の設定温度を見比べてみませんか?

動画の試算条件は、この記事のLPガス単価やご自宅の給湯器とは異なります。動画内の金額をそのまま当てはめることはできませんが、温度設定の考え方は参考になります。

月の上限から決める週に何回湯船へ入るか計算する

「毎日湯船に入りたいけど、月いくら?」なら、風呂用の予算から逆算できます。回数を減らす話は、その数字を見てからでも遅くありません。

週に何回湯船か(月の湯船予算→一回分の費用→回数)
  1. 検針票の従量単価を確認。
  2. 浴槽の湯量、設定温度、水温、給湯効率を式に入れます。
  3. 湯船に入る日のシャワーや追い焚きも加算。
  4. 湯船日用の月予算を一回分の費用で割れば、月の回数が出ます。

湯船の回数(月)=湯船日用の月予算÷(湯張り一回+湯船の日のシャワー・追い焚き代)

この月予算は「湯船に入る日」専用です。シャワーだけの日は別枠。そのうえで、月の回数を約4.3で割ると週あたりの目安になります。

湯張り200Lにシャワー5分を加えた例では、1回約153円。湯船日用に月3,000円なら約19回、週4回強です。シャワーだけの日は別枠なので、この回数には入りません。

お風呂全体の月予算にシャワーだけの日も含めるなら、その分のガス代を先に差し引いてから回数を割ります。水道料金は水量に応じて別に加算。家族で回数を相談するときも、「毎日禁止!」から始めるより、月いくらならいいかで話すほうが現実的じゃないですか?

子どものシャワーがコンサート付きで長引く日もあります。毎回ストップウォッチを持って浴室に立つと、家の中に妙な審判が誕生。毎日計測しなくても、週に一度、流量と時間を測ればいつもの使い方が見えてきます!

よくある質問

毎日湯船にお湯を張ると、プロパンガス代は高くなりますか?

湯量や従量単価、水温差で変わります。200L・水温15℃・設定40℃・効率0.85・単価500円/m³の例では、湯張り分は約123円。基本料金、追い焚き、シャワー分は別に計算します。

シャワーの流量が分からないときは、どう測ればいいですか?

目盛り付きの容器に30秒ためて、入った量を2倍します。5Lなら毎分10Lです。熱いお湯はやけどの危険があるため、容器に触れる前に温度確認を。

追い焚きの料金も湯張りの式で出せますか?

湯張りの式は水道水からお湯を作る場合の目安です。残り湯なら、浴槽の湯量と追い焚き前後の温度差を入れて概算できます。配管や給湯器の効率でも差が出ます。

夏と冬で湯張り代は同じですか?

水温が違えば、同じ設定温度まで上げる熱量も変わります。冬は水温が低いため、夏の条件で計算した金額より高くなる場合があります。

まとめ

プロパンガスのお風呂代は、検針票の従量単価と湯量、水温差、給湯器効率から概算できます。基本料金は一回分の計算に混ぜない、という前提です。

200Lのお湯張りと毎分10Lのシャワーなら、分岐は20分。水温15℃、設定40℃、効率0.85、単価500円/m³の例では、どちらも約123円です。

湯船の日のシャワーや追い焚き、水道料金は別計算。季節の水温や家族のシャワー時間でも金額は変わります。

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