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お湯を沸かす時のガス代と電気代の料金コストを比較チェック!

お湯を沸かすコストはどちらが安い?

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毎日何かしらで、『お湯』を使いますよね。

お茶を入れたり、ゆで物をしたりする時にも沸かしますし、お風呂やシャワーでも、お湯を使います。

 

ところで、家庭で使うエネルギーには、ガスや電気がありますが、

『お湯を沸かす』時には、ガスと電気、どちらのほうが料金が安く済むのでしょうか?

 

できることなら、なるべくコストの安い方法で沸かしたいものですよね。

 

ということで今回は、

  • お湯を沸かす時のガス代と電気代のコストはどちらが安いか
  • お湯を沸かすコストを減らす方法

についてチェックしていきます。

ぜひ読んでくださいね!

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お湯を沸かす時にかかるガス代と電気代のコストは?

今回は、

  • 従量単価486円のプロパンガス
  • 従量単価290円のプロパンガス
  • 従量単価130.69円の都市ガス
  • 夜間料金で、17.78円/kWhの電気

の4つで、お湯を沸かす時のコストを比べます。

プロパンガスの従量料金を2パターンで比較するのは、プロパンガスの料金には、かなり幅があるからです。

 

なお、コストの比較は、あくまでも試算です。

実際にコンロや電気ポット、給湯器を使う場合は

  • 契約しているプロパンガス、都市ガス、電気の料金体系や従量単価
  • 気温や水温などの、環境による条件
  • コンロや給湯器の使い方や設置場所の環境
  • コンロや給湯器の熱効率や性能

など、いろいろな要素によって、ガス代や電気代は変わります。

 

なので、この記事での計算結果は『大まかな目安』として考えてください。

 

お湯を沸かすのにかかるコスト比較キッチン編

ではまず、キッチンで料理などのためにお湯を沸かす場合を想定して、比べてみましょう。

 

キッチンでお湯を沸かす場合、一番コストが安いのは?

お湯を沸かすコストは、実際にはガスや電気の料金によっても違います。

 

今回は一例として、

  • プロパンガスは従量価格486円(東京都平均)と290円(適正に近い価格)の2種類
  • 都市ガスは従量価格130.69円
  • 電気は、東京電力の『スマートライフプラン』の深夜料金で、17.78円/kWh
  • 18℃の水を100℃まで温度を上げる(水の量は1L)
  • ガスコンロやIHコンロの熱効率、調理器具の熱伝導率などは省く

という条件で比べてみました。

 

結果は

1位:従量単価290円のプロパンガス&都市ガス

2位:従量単価486円のプロパンガス

3位:電気

 

『プロパンガスは高い』というイメージがありますが、

従量単価が290円のプロパンガスが、都市ガスとタイ

という、意外な結果となりました。

 

ただし、この結果は、

  • プロパンガスのほうは都市ガスの2倍強の熱量がある
  • プロパンガスの料金が安い

という要因があってのことです。

 

プロパンガスの料金によっては、電気よりも高くなる場合があります。

 

プロパンガス、都市ガス、電気でどのくらいの差がある?

では、実際どのくらいの額になったのか、計算した結果を見てみましょう。

 

従量単価/1kWhあたりの価格水1Lを沸かすのにかかる料金
プロパンガス486円約1.65円
290円約0.98円
都市ガス130.69円約0.98円
電気19.88円約1.69円

 

なお、夜間に電気代が安いプランでは、昼間の料金が高めになります。

ですから、昼間にお湯を沸かす場合は、今回の計算結果より高くなります。

 

関連記事:電気ケトルとガスコンロを比較!お湯沸かすのに節約できるのは?

 

今回の計算方法

今回、どういう計算をしたのか、紹介します。

 

まず、計算の前提として

  • 水1Lを18℃から100℃まで上げるのに必要なカロリーは、82Kcal
  • プロパンガスの1立方メートル当たりの熱量は、24,000Kcal
  • プロパンガスの1立方メートル当たりの熱量は、11,000Kcal
  • 電気1kWhあたりの熱量は、860Kcal

ということがあります。

 

ここから必要なガスや電気の量を出すには、

お湯を沸かすのに必要なカロリー量 ÷ ガスや電気の1単位当たりのカロリー

という計算なので

必要なプロパンガスの量

⇒0.0034立方メートル

必要な都市ガスの量

⇒0.0075立方メートル

必要な電気の量

⇒0.095kWh

となります。

 

料金は

使うガスや電気の量 × 1単位当たりの料金

なので、

従量単価486円のプロパンガス

⇒1.65円

従量単価290円のプロパンガス

⇒0.98円

従量単価130.69円の都市ガス

⇒0.98円

17.78円/kWhの電気

⇒1.69円

ということです。

 

電卓があれば簡単にできる計算なので、ぜひ自分の家のガスや電気の料金で計算してみてくださいね。

 

お湯を沸かすのにかかるコスト比較給湯器編

給湯器のランニングコストは、どれが一番安いんだろう?

給湯器のランニングコストは、どれが一番安いんだろう?

次に、給湯器でお湯を沸かす場合について見てみましょう。

 

電気、プロパンガス、都市ガスそれぞれについて、

  • 従来型の給湯器
  • エコジョーズ(ガス向けの給湯器)
  • エコキュート(電気のヒートポンプ式の給湯器)

の年間コストを比較したところ、

1位:エコキュート(電気)

2位:都市ガスのエコジョーズ

3位:プロパンガス従量単価290円のエコジョーズ

 

そして、4位以下は

  • 4位:都市ガスの従来型ガス給湯器
  • 5位:プロパンガス従量単価290円の従来型ガス給湯器
  • 6位:電気温水器
  • 7位:プロパンガス従量単価486円のエコジョーズ
  • 8位:プロパンガス従量単価486円の従来型ガス給湯器

となりました。

 

ガス給湯器と電気給湯器の比較

では、それぞれの給湯器のコストが具体的にいくらくらいなのか、見ていきましょう。

 

  • 東京都在住
  • 4人暮らし
  • 都市ガスの従量単価は、130.69円
  • プロパンガスの従量単価は、486円と290円
  • 電気料金プランは東京電力のスマートライフプラン(昼間25.8円、深夜17.78円)

で比較したところ、こうなりました。

 

エネルギー給湯器の種類ランニングコスト(年間)
プロパンガス

(従量単価486円)

従来型ガス給湯器130,653円
ガス給湯器(エコジョーズ)110,134円
プロパンガス

(従量単価290円)

従来型ガス給湯器85,247円
ガス給湯器(エコジョーズ)72,776円
都市ガス従来型ガス給湯器78,341円
ガス給湯器(エコジョーズ)62,400円
電気電気温水器約10,2,000円
エコキュート29,212円

メモ

電気温水器以外は、三菱電機の『給湯光熱費簡単シミュレーション』による試算。

電気温水器については、エネチェンジ『電気温水器の電気代はどれくらい?高い電気代の節電方法もあわせて紹介!』より引用。

 

エコキュートは、空気中の熱を使ってお湯を作る『ヒートポンプ式』の給湯器ですが、

さすが、ダントツの1位ですね!!

 

そして、どうしても不利になりがちと思われるプロパンガスでも、

適正価格のガス料金でエコジョーズを使えば、都市ガスの普通の給湯器よりも安くなる可能性がある

と言えます。

 

プロパンガス同士で比べると、

従量単価196円の差で、従来型ガス給湯器では年間約45,000円以上、エコジョーズでも約37,000円の差です。

 

なお、『適正価格』については、こちらの記事で解説しています。

関連記事:プロパンガスの料金が高いか比較診断するオススメの方法を紹介!

料金比較の方法も解説しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。

 

給湯器選びは初期費用も考えて!

エコキュートのランニングコストは、かなり魅力的です。

でも、ここで見落としてはいけないのが、導入にかかる費用です。

 

3人から4人向けのもので初期費用(工事費込み)を比べてみると、目安として

一般的なガス給湯器

⇒追い焚き機能付きでだいたい15万円くらい~

エコジョーズ

⇒25~40万円くらい

エコキュート

⇒45万円~

と、このくらいかかります。

エコキュートは性能が良いですが、導入費用が高いですね。

 

また、エコキュートには

  • 空気中の熱を使ってお湯を作るので、使用電力が従来の電気給湯器の3分の1くらいで済む
  • タンクの水はいつでも使える(ただし、飲むときは煮沸が必要)
  • 『非常用水栓』のついた機種なら、災害の時にも貯湯ユニットのお湯を使える
  • 深夜電力の安いプランで契約し、深夜電力の時間帯でお湯を沸かせば、光熱費を節約できる

というメリットがある一方で、

  • お湯が出るまでに、ガス給湯器よりも時間がかかる
  • 湯切れを起こす可能性がある
  • 定期的にタンク内の掃除が必要
  • 低周波音が出るので、設置場所に注意が必要。
  • 深夜電力の時間帯以外にお湯を沸かすと、電気代が高くなってしまう
  • お湯の使用量が少ない家庭では、元が取れるまでに時間が掛かったり、元が取れた頃に寿命が来てしまう可能性もある

といったデメリットもあります。

 

なので、実際に購入や導入を検討する時には、ランニングコストだけでなく、

  • あなたの家庭で契約している電気やガスの料金
  • 住んでいる地域の特性(たとえば寒冷地など)
  • 家族の人数やお湯の使い方

などを考えながら、じっくり検討してくださいね。

 

光熱費を減らしたいなら

シャワーももっと節約できるかも?

シャワーももっと節約できるかも?

ガス代を減らすのに一番おすすめの方法

プロパンガスは、どうしても料金が高くなりがちですが、都市ガスが使えない地域ではプロパンガスを使うしかないですよね。

 

でも、コストをかけて都市ガスやオール電化にしなくても、

ガス会社変更サービスを使って、安くて良心的なプロパンガス会社と契約する

という方法で、プロパンガスの料金を下げられる可能性はあります!

 

ガス会社変更サービスでは

  • ガス料金やプランについての相談
  • 適正価格で、しっかりサービスを提供するガス会社の紹介
  • ガス会社変更手続きの代行(新しいガス会社が代行することもある)
  • ガス会社変更サービスを通してガス会社を乗り換えた後の、料金保証

などのサービスを、無料で受けることができます。

 

ガス会社変更サービスを利用すれば、自分で1件1件ガス会社に問い合わせたり、勧誘を断ったりする手間もかかりません。

 

もちろん、どれくらいガス料金を安くできるかは、

  • 今現在のガス料金
  • 地域の特性(山間部や離島などだと、どうしてもガス料金が高くなりがち)
  • その地域のガス会社の状況

などによります。

 

でも、ガス代を節約したいなら、ガス会社変更サービスの利用を検討して損はないですよ!

 

まずは、何ヶ所かのガス会社変更サービスで料金シミュレーションをして見るのがおすすめです。

料金シミュレーションは個人情報を入れなくてもできるので、気軽に試してみてくださいね。

関連記事:プロパンガスの料金が高いか比較診断するオススメの方法を紹介!

関連記事:enepi(エネピ)でガス代を安くする!ガス会社を比較する方法を解説!

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ガス代を減らす裏技

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お湯を沸かすエネルギーを節約する方法

プロパンガス、都市ガス、電気のどれでお湯を沸かすとしても、なるべく光熱費は押さえたいものですよね。

 

お湯を沸かすために使うエネルギーを節約するには、

  • 使うお湯を、できるだけ少なくする
  • 無理のない範囲で、お湯の温度を下げる

この2つが大切です。

ではその方法を、いくつかご紹介しましょう。

 

キッチンで使うお湯の光熱費を節約する方法

キッチンでお湯を使うのには、主に

  • 料理のためにお湯を沸かす
  • 洗い物でお湯を使う

という場面ですね。

 

お湯を沸かす時には

  • コンロに合った鍋ややかんを使う(IHコンロならIH対応のもの、ガスコンロなら、ガス対応のもの)
  • 熱効率の良い素材の鍋ややかんなどを使う
  • 鍋でお湯を沸かす時には、蓋をする
  • 鍋ややかんの底から、ガスの火がはみ出ないようにする
  • 給湯器のお湯を鍋ややかんに入れて、お湯を沸かす
  • 洗い物は、新聞紙などで汚れを拭きとってから溜め洗いする

といったことが、節約につながります。

 

給湯器のお湯を使ってお湯を沸かしたほうが良いのは、コンロより給湯器の方が熱効率が良いからです。

キッチンでのガス節約術

関連記事:プロパンガスを節約したい!一人暮らしのガス代が高い原因をチェック

 

お風呂で使うエネルギーを節約するには

家庭のガスを一番消費する場所が、『お風呂とシャワー』。

お風呂場での省エネは、光熱費節約のカギとも言えます。

 

お風呂で使うガスや電気を減らすには

  • 節水シャワーヘッドを使う
  • お風呂の保温シートやふたを活用して、追い焚きの回数を減らす
  • お風呂には、家族で時間を合わせて、間を開けずに次々に入る
  • 体や髪を洗う時に、シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止める
  • お風呂やシャワーの設定温度を1℃下げる
  • シャワーの時間を短くする
  • お風呂の窓に寒さ対策をして、お湯が冷めにくいようにする

などの方法があります。

 

ポイントは

  • お湯の使用量を減らす
  • 温度設定を低めにする(ただし、無理はしないこと)
  • 熱を逃がさないようにする

ということ。

特に節水シャワーヘッドは、一度つけてしまえば普通に使っていても節約になるので、おすすめですよ!

関連記事:プロパンガスで毎日お風呂やシャワーに入るといくら?追い焚きもチェック

関連記事:プロパンガス給湯器の節約方法を解説!つけっぱなしのほうが安い?

関連記事:お風呂の寒さ対策!浴室の窓を断熱するおすすめの方法を解説!

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まとめ

お湯を沸かすのにかかるコストを比べると、コンロにしても給湯器にしても、

  • 都市ガス
  • 電気

が有利です。

プロパンガスは、料金設定が高めなことも多いので、どうしても高くなりがちですよね。

 

とはいえ、ガス代を安くするために都市ガスにしたり、エコキュートを入れたりするのも、コストがかかります。

 

でも、適正料金のプロパンガスであれば、

場合によっては、都市ガスや電気給湯器にひけを取らないコストで済む可能性も、十分あります。

 

それならば、

  • プロパンガス会社を乗り換えて、ガス料金そのものを安くする
  • できる範囲で、熱効率や性能の良い給湯器を使う
  • ガスの使用量がなるべく少なくなるようなガスの使い方をする

というほうが、現実的ですし、何より楽でしょう。

 

プロパンガス会社を変えるのも、ガス会社変更サービスを利用すれば、とても簡単で安全です。

ガス会社を変えて料金を下げて、さらにお湯の使い方などで節約すると、よりガス代を減らせますよ!

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